世界のどこにいてもあなたは間抜け
世界のどこにいてもあなたは愚か
世界のどこに降りてもあなたは場違い
自分から進んで逃げる人なんて
でも あなたの悲しみは少しだけわかる
愛されないこと ...
雲は流れて風も流れて
川の流れも永遠で
見つめるものすべて
自然の中洲の真ん中で
私は立って見渡している
細い弓が夜空に浮かぶ
目を閉じたように静かに
生まれたばかりの月は
ゆ ...
走る姿は
一編の詩だった
私は
これからも
その詩を繰り返し
繰り返し
口ずさむ
あなたがいなくなった
深い緑の芝生の上で
夜空のように存在している
幻として君がほほえむ
夏が澄んでく 青がひろがる
あなたの代わりにおとなになった
朝が来なかったら
夜を愛してしまうだろうか
月に恋して
眠ることを忘れて
もうなにも怖くなくて
ただ星を眺めていればいい
星の子が金粉のように
私を包んで笑ってるから
...
早朝 四時半
少しは剥げたサイクリングロード
いつものように まだ眠い
後ろから追い越しされて
目が覚める
でも追い越したくない
全く人気(ひとけ)もないけれど
私と同じ ようやく目 ...
私は予感している
生きていることが
どんなに苦しく
つらく
情けないことだとしても
生きている生命は
それだけで尊いのだと
私は予感している
悲しみに暮れた
この生命でも
必ず喜び ...
ストレスが溜まることなく生きている世の中の渦に巻き込まれない
都会から離れた場所で暮らす日々自然の声に耳をかたむける
寒々と海岸沿いの道歩く考えている内容が寒い
何もない田舎の町はた ...
黄色い蝶が止まり
羽ばたいて蜜を吸う
いや違う
あれは花
黄色いリボンの麦藁帽子で
妖精がちょこんと座ってる
宇宙が見える真夜中の空で
雨の井戸を掘る妖精
乾いた畑にはしぼんだ ...
ティッシュのような毎日を配って
水を飲み
汗を拭いて
赤い屋根の 濃紺の影が灼熱の四つ角をひんやり濡らす 一軒家の
ドアーに爪先をはさみ入れた
靴幅の隙間に
斜めに顔を近づ ...
初めてのデートは
向かい合って座って
ラベンダーカルピスを飲んだね
だけど照れくさくて
横ばかり向いて
窓の外ばかり見てたね
どこまでも続く海のような
ラベンダーの畑を
...
あなたはシャボン玉
公園で噴水を見ていた
いつでも二人の場所だった
今日は一人きり
噴水を見てる
池の底には楓の葉が
貝殻のように沈み
赤く輝き
紅葉の海に変える
噴 ...
焦がれるものがなくて焦がれる
どうにもならなさが哲学だったなんて
正常なんだよ、私こそが!
それをサッカーとかにぶつけられなくても
スマホゲーム依存でも
胸張って行き ...
エトロのペイズリーが
好きなひとだった
なにからなにまで
ペイズリー
ぼくにも
買ってくれた
ペイズリーの
二つ折れ財布
とっても長くも ...
最果てを知る形而上の声
むつび合う因果の指
君は
光と影を刻印した
その半神の体を
迷い込んだ月夜の湖に
優雅に揺蕩わせている
甘く疼くカタルシスの咬痕
仄暗い五欲の潮流
...
フェリー乗ってる感じで高速をゆく
彼女に彼ができたみたいで
胸にずきって風が吹くんだ
フェリー乗ってる感じで高速をゆく
つまらない奴の方がモテる
壁に背中おしつけて涙 ...
一生この煙草を吸っていくのだと
決めるような出来事を
経験してこなかったからだろうか
身体のあちこちがやわらかく
まだ幼虫のようだ
目が覚める
一日に何度も目が覚める
長く眠れずに
...
無言で落ちる砂
死に急ぐように落ちる砂
華麗に輝きながら落ちる砂
二度と戻らない時を過ぎ去り
見る者の心の隙間に溜まっていく
ああなんという早さで
落ちる時のカケラよ
私はそ ...
鉄頭
さかさま頭にて
カクカクとよく歩きしが
階段からは転げ落ち
頭・体分離してなお
下半身は正常
機械的欠陥として
ぎっくり腰的ではあるが
放屁状にて
ジェット推進により
かまわ ...
天井を決めた
小さなお守り
心で揺れてる
理由をスキップ
何も生まれない
時間の中に
閉じ込められたら
割って出掛けよう
天井を落とす
底のない夢に
組み立てるものは
名 ...
愛してると言う言葉に埋もれる本質
どろどろに溶けすぎてただの涙になってる
誰の言うことも わたしの言うことさえ聞いてはくれない
“わたし”が不安だと泣く
それぞれの形があるとか言うけれども
...
月夜には妖精になって
窓をすり抜けて
会いに来ると言って
あなたは笑う
手をつないで
同じ星を探して
花に話しかけて
妖精がいると言って
あなたは笑う
遠い水平線の果てを ...
今いるところから
一歩も踏み出せないのは
お前に何の才能もないからであって
他の誰のせいでもない
クソみたいな泣き言に
いつまでも付き合ってくれるのは
クソみたいな連中だけで
そんな ...
誰か呼んでる
私を呼んでいる
葉の音
羽の音
風の踊り場のような森
光をためる小川
柔らかな太陽
優しい月のような太陽
津波のように
...
その雨は
もう降らないとあきらめる
もう降り止んだかとあきらめる
魚屋の前ではきっと
夕焼けが足り
ないなんて俯くだろう
そして今
空から降りるチンダルの光のはしご
指を零 ...
苦しみの吐息に
吐息を返しては
沈黙を掌に掬い
いたわっている
理解は出来ず感じることしか出来ない
砂粒ほどの些細な重みが
僕に付着して堆積していく
払いのけることもなく
ある ...
山の斜面の墓地を巡り抜けて
今朝 風は女を装う
澄んだ襦袢が電線に棚引いて
蝶たちは編むように縫うように
ぎこちなく鉈を振るう
季節の塑像が息を吹き返す前に
キジバトの影が落ちた
泣 ...
「もう、なんでだろう
歴史は繰り返すって言うけど
生きているのが嫌になりますよね
死にたいくらいです」
「そんなこと言わないでください
その、歴史が繰り返すとい理由を
知りたいと ...
置き去りにされた筆は
黴びて、いいにおいを放ち
窓の隙間から吹き込んでくる青空は
甘く舌に転がりこんでくる
永遠を誓うように
誓われた永遠はキャンパスの上で
苦しみにのたうち回り
...
今日もまた
救急車は人を轢いて走っていく
(世界の平衡は保たれた)
人々はそうつぶやいて
その光景に安心する
サイレンは平和の象徴
彼らはそう信じて疑わない
私は現実にた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あと何回の通り雨
Kay Bu...
自由詩
1
19/7/30 21:30
自然という愛
丘白月
自由詩
0
19/7/30 20:54
喪失
花形新次
自由詩
0
19/7/30 20:18
歳をとらない彼女の歌を聴いている
水宮うみ
川柳
1*
19/7/30 20:00
星の子
丘白月
自由詩
2
19/7/30 18:57
自転車通勤
千 円
自由詩
5
19/7/30 17:07
予感
渡辺亘
自由詩
0
19/7/30 10:49
田舎
夏川ゆう
短歌
3
19/7/30 4:59
きゅうりの妖精
丘白月
自由詩
1
19/7/29 22:05
シュー イン ザ ドアー
末下りょう
自由詩
2*
19/7/29 21:21
ラベンダーの妖精
丘白月
自由詩
0
19/7/29 20:39
虹の卵
〃
自由詩
0
19/7/29 18:31
どういう状況下
木葉 揺
自由詩
1
19/7/29 12:21
二つ折れ財布
st
自由詩
2
19/7/29 8:35
オルカ
両性具有
自由詩
0
19/7/28 23:23
フェリー
函館ドラゴン
自由詩
5
19/7/28 22:21
起床
Seia
自由詩
1
19/7/28 22:03
砂時計の妖精
丘白月
自由詩
0
19/7/28 21:41
鉄人
マサヒロK
自由詩
0
19/7/28 21:32
欠品
ミナト 螢
自由詩
0
19/7/28 21:04
しあわせ
りこ
自由詩
1
19/7/28 20:20
あなたを感じて
丘白月
自由詩
0
19/7/28 20:02
明日から働きなさい
花形新次
自由詩
0
19/7/28 18:54
種が先か花が先か
丘白月
自由詩
3
19/7/28 18:23
雨上がり
AB(なかほ...
自由詩
1
19/7/28 15:05
悲しみもなく
帆場蔵人
自由詩
3
19/7/28 14:21
水源地
ただのみきや
自由詩
2*
19/7/28 14:02
あの世図書館
イオン
自由詩
0*
19/7/28 13:26
置き去りにされた筆の言葉
印あかり
自由詩
11
19/7/28 12:49
サイレン
TwoRiv...
自由詩
1*
19/7/28 11:29
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
加筆訂正:
水源地
/
ただのみきや
[19/7/28 21:03]
数か所訂正
水源地
/
ただのみきや
[19/7/28 17:27]
修正しました。
水源地
/
ただのみきや
[19/7/28 17:25]
誤字修正しました。
3.58sec.