生きていることに疑問を持つことはない

 当然のこと 当たり前のことだから

 悩み 苦しみ もがき続け

 欲望が際限なく沸き起こる

 生きることに能力を使い果たせば

...
391

  咲くな
      まだ散るな


392
そうしたら今でもって
僕らは僕らに戻って
月はまた月になる


393
えん っていうのかな
すぐに ...
今日は薄曇りのそら
部屋の隅のシクラメンが元気をくれる

ルーティーンには縛られたくない朝
シナモンティーでトーストを

型にはまった生き方なんてつまらないのに
いつの間にか繰り返す趣味 ...
叶わなかった人を呼ぶ名前に
瞼を腫らす涙が
膨らんだ蕾のような思いを
逆さまにしたままぶら下がってる
まつ毛の上の蜃気楼に
擦り抜けてしまう人の身体を
いつかは触れて覚えていたいよ
永遠 ...
明日が待てない僕の足

進んで 進んで

掴んだのが君の腕だった

見つけた希望に

気付くことのできない鈍感さを

君は鼻で笑ったけれど

あの時の僕は

明日に執着して ...
コーラ、その黒い炭酸飲料が
泡をたて、音をたて
カフェインをわたしの脳内へと誘う

その1つ1つの泡の中には
きっとわたしの中の
鬱憤、憤り、怒り、悲しみが
こもっているのだよね

...
空っぽのパーティーの肉料理
こんもりとぶ厚い太腿

276,000回のキッスと
体裁のよいオードブル

雑誌のポケットにしまわれたゴシップ記事
インデントされたままの挨拶文みたいなラブレ ...
 
 
木立ちを抜けていくのが
私たちの木立ち
だからすっかり抜けてしまうと
教室がある
先生は、と先生が言うと
先生は、と復唱する私たち
やがて始業のチャイムが鳴り
つまりそれは
...
だだっ広い雪原の片隅
柏はカラカラと葉を震わせ、
息苦しさを覚えるほどに白い小径を
雪焼けした子供たちが駆けていく。

 チリリ
    チリリ

  チリチリ
      チリリ
...
雨が降っている
今年の冬は雪が降らない
鼻から空気を吸い込む
冷たくて
頭が洗われるような感じ
心なしか目もシャキッとする
きれいだ
口から空気を吸い込んでも
分からないだろう
鼻は ...
眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの子供らの激しい絡み合いか

展開され焼き付けられるその光景

草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた包帯の ...
この街にも いつの時代にも
優しさを宿した瞳は見つめている

みんな人だから
その心の傷口をつつむように
ひとこと優しい言葉を
投げかけたいと
そう思っている

きっと

混沌と ...
お寿司のネタは常にネタバレをしている。
シャリの上にて堂々とネタバレをしている。
朽ち果てて老いて行く
この骨肉をひきずり歩く日々

肉体があるから
しんどい
この幕屋をいでて天に行きたい
主のふところに抱かれて休みたい

弱さ 愚かさ 罪深さに泣くとき
近くにい ...
何かが終わる人も始まる人も
無条件に襲われた風を結んで
肩から掛ける鞄を持っている
初めて身体が側にあることを
ひとりになって分かるまでは
花の形が匂いを近付けて
だるまさんのように転んで ...
プレパラートと実験室
ハサミの形をしたコウモリが
逃げ出した。
そいつは
闇に馴染みながら、
すいすいと夜を裂いた。
研究者たちは
議論するばかりで
探し出そうとは
しなかった。
...
デートの日急な用事で駄目になる雨降りそうな心の景色

僕は今冬と春の間にいる中途半端な生ぬるい風

神楽見て昔の景色見え隠れ殻を破ったスーパー神楽

桜から魅力が溢れ出ていると周りから聞こ ...
                    掌篇
 
 程なく、真夜中だった。
「ねえ 寺院の{ルビ鐘=クロッシュ}が こんな遅くに」
「蜂起だ 外は危険だ」
「みんなどこへ行こうとしてるのかし ...
忘れられない最終の恋を
たいせつな思い出にするなんて
自己愛が強すぎる女みたいで
ちょっと引いてしまう

陽はまた昇るから
新しいまっさらな真っ白な心で
前を向いて恋をしたって、いいんだ ...
つづら坂のてっぺんが赤く燃えて
曲がり角のそれぞれに暗がりが生まれる
それがくねくねと蛇のように眼下の町へ
影法師が一組
手前の角の煙草屋の暗がりからあらわれて
穏やかな夕日にそっと目を ...
オフェーリア
って誰って聞きながら
シャツを着る
君のことだよ
って聞こえたかどうか
ってぐらいの朝

唐橘って
何のことだよって
容プラ出しながら
悪い気には ...
風の啼く方へ
耳を澄ますと
それは風ではなく
死にかけたじいさんの呻き声だった

───一事が万事そんな感じだ

いつの間にか
線香臭い空気が
ジワジワ周囲に
まとわりつくようにな ...
テレビで紹介されていた中華の店の
たまたま近くにいたので
楽しみにしながら
地図を見ながら行ったら
定休日だった

真っ赤な見た目なのに
そこまで辛くないらしい
ラーズー麺なるものを
...
蒼い夜底の真ん中
白壁の沈黙、ふと途絶え

薄い格子戸開ける女の白手
手招き三度、ゆらゆら揺れる

傷だらけの幼子の抱擁
骨組み晒し、癒されぬまま

格子戸の向こうに開ける界
二体 ...
昼が翻る。

靴が覆る。

夜が、甦るときに。
ひとつの風景の動きが
瓶に詰められてゆるやかに
はっこう、していく

風景は酵母となり詩情とざわめき
月明かりが窓から注がれて神々の手が
攪拌を始めれば乳白色の神話の海になる

言葉に ...
僕が女の子だったら
君はともだちになってくれる?
僕が男の子だったら
君はともだちになってくれる?

僕が大人だったら
君はともだちになってくれる?
僕が子供だったら
君はともだち ...
風が語りかけます
という詩的なフレーズからも
白い饅頭しか連想できない
埼玉県民の悲しき性に
想いを巡らせつつ
北風に逆らってペダルを漕ぐ
世の中とちょっと
気が合わないだけの今日
あっ
腰の骨が
ポッキッと折れた
神経が暴れる
立つことも這うことも
激痛が走る

大混乱に
つぶれた骨が怒鳴る
「愚か者!
 粗末にするな
 言い訳は聞かぬ
 折れた骨は 戻 ...
この地上に生きていることでさえ
リスクをとらねばならない
哀しいけどこれが現実
人生にはどうしようもなく
哀しいことやつらいことがある
だからこそ
人に寄り添う哲学が必要
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
生きていることが佐白光自由詩020/1/23 0:24
フラグメンツ カタログNo.391~420AB(なかほ...自由詩4*20/1/22 19:51
空の色あおいみつる自由詩2*20/1/22 11:13
明日の行方ミナト 螢自由詩120/1/22 8:11
明日へ向かう僕の昨日卯月とわ子自由詩220/1/22 8:09
泡の味都築あかり自由詩020/1/22 6:37
パーティー梅昆布茶自由詩820/1/21 23:26
教室たもつ自由詩920/1/21 21:40
硝子のてんとう虫は凍空を飛ぶ自由詩120/1/21 21:22
鼻サウナmmnkt自由詩120/1/21 20:51
露呈(改訂)ひだかたけし自由詩820/1/21 18:55
きっとあおいみつる自由詩2*20/1/21 14:26
ネタバレクーヘン自由詩8*20/1/21 12:30
主よあおいみつる自由詩120/1/21 12:08
春の歌ミナト 螢自由詩2*20/1/21 8:22
[:urban legendプテラノドン自由詩420/1/21 7:09
魅力夏川ゆう短歌220/1/21 5:22
憎悪に似た朝墨晶散文(批評...1*20/1/21 4:03
お鍋のなかみ立見春香自由詩520/1/21 3:44
つづら坂wc自由詩420/1/21 0:17
OKAB(なかほ...自由詩2*20/1/20 23:53
タピオカ論争花形新次自由詩120/1/20 23:08
らーずーめんmmnkt自由詩120/1/20 22:26
夜底ひだかたけし自由詩4*20/1/20 20:51
明日水宮うみ自由詩3*20/1/20 17:37
風景を食む帆場蔵人自由詩6*20/1/20 17:27
wisdomsed竜門勇気自由詩020/1/20 16:20
今日風Tsu-Yo自由詩420/1/20 15:49
骨の説教もちはる自由詩120/1/20 14:43
断片渡辺亘自由詩020/1/20 13:13

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