緑色の足音
朝の匂い
バジルを摘んで
魂が冷めないうちに
ソースにしましょうか
お気に入りの瓶
小さな外国船に
妖精の船長
世の中の
すべて
全部を
詩や歌で
語り切れると
けして思う ...
詩を何遍書こうとも
ただ一度の
セックスにはかなわない
彼女の陰唇が
俺の陰茎に絡みつき
脳味噌に
稲妻が走 ...
社会性をぶっ壊したあとに残るのが野生性なんですか
野生性をぶっ壊したあとに残るのが社会性なんですか
理性をぶっ壊したあとに残るのが本能ですか
本能をぶっ壊したあとに残るのが理性ですか
こい ...
{引用=カチューシャ/かわい/や/わかれ/の/つら/さ}
A
カチューシャ/はエカテリーナの愛称。
かわい/い女の子と出会った。彼女の名はエカテリーナ。カチューシャと呼んでくださいといった。 ...
砂の時計をひっくり返し、3分待ったらふたたび汗にまみれてきっと目覚めるだろう。階下で眠る私の家族を起こさぬようにそうっとタオルをとってふたたび夢にそなえる。祈りを言葉にかえてとなえる。
...
黄昏は雪の精が溶ける
爪を立てて
死んでゆく
そして水になり川になり
海になり
そして
星になる
そして
朝になる
太陽の微笑みを
遮る雲の波は
小さな白い花ビラ ...
その夜見た夢の中では
終始一睡もできなかった。
真っ青な大空の下で
気が遠くなっていた
真っ青な大空の下で
空中ブランコのイスにすわっていた
ブランコが大きく揺れるから
私の ...
なんだかめんどうくさいので休みを取った
用もないのに休みの休み
それで・・・
映画を見た「天気の子」
こないだ予告編を見たら絵がきれいだったから
前作はつまらなかったのに
それで見 ...
天国を目指して歩くふたり
今夜は満月だな
森全体が巨大な影絵だよ
ほら見てごらん
ミントの影だって
虎のようじゃないか
そう言って
小さなミントをからかった
ねえお兄ち ...
夏がきましたよ。蝉!(叫ぶむすめ)。
都立高校の窓から吹奏楽の演奏が落ちてくる。七月盆が終わって、売れ残った竜胆と蓮の葉。
水をはじいて光を跳ね返すような色の濃い夏の花たち。一年半とすこし働い ...
色とりどりの帽子で
睡蓮の葉を跳ねていく
波紋がぶつかり合って
カエルの背中にも響く
空木の真っ赤な花びらが
風に拾われて踊ってる
紫の帽子が黄色い帽子を誘う
ピンクの帽子は ...
朝のような
首すじだから
遠くから見つめている
階段をのぼっているだけなのに
人生だ なんて言っていいのか
自由と自由の間に
履物をそろえる
わたしを取り去った世界とは
ど ...
宇宙の公園にいるみたい
あなたのまわりに
星だけが浮いている
すいこまれてしまいそう
あなたは優しくささやいた
ずいぶん待たせたね と
その言葉だけで
私はふるえがとまらない
...
眠れぬ夜はニベアの満月踊る
寂しさ忘れたら独り言で安らげなくなる
だって
ここは
打ち水
塗れの 蜘蛛の巣から近い墓場
だらだらTシャツを干したら
「千と千尋の神隠し」
が 神隠し ...
肌に髪に瞳に
映し纏ったあらゆる色を
脱ぎ捨てて
君は
真夜中の姿見に還る
それは潮の香り
それは海の遠鳴り
遥かわだつみに生まれた
嵐の激情に
抱かれる瞬間を待つ
無 ...
砂で顔を洗うような
痛みに慣れて来る頃
後悔が染みる
胸の奥でさえ
騒がしい夏の
夜空へ向かう
明日を忘れさせる
魔法の時に
終わりが来るから
背伸びをしたい
肌にくっ ...
夕方のにおい
泡と爪
捨て置かれた
水たまりの径
光を隠す蜘蛛の巣から
小さな蛾が何羽も生まれ
造りかけの橋が墓になるまでの時間を
ゆうるりとゆうるりと埋めて ...
喫煙者は自死を選ばない
喫煙者は自死を選ばない
喫煙者は自死を選ばない
シトラスの葉から
落ちないように
無重力の赤ちゃんが歩く
柑橘類の血を吸って成長する
妖精が蜜をたくわえた花を
森に咲かせて待っている
蝶は知っているだろうか
妖精は教えるの ...
やたら同情されて
善の象徴みたいに言われ始めたら
ちょっと引いて見た方が良い
というのが私の考えなのね
調子にのってると
どんでん返しがあったりするから
相対主義者のくせに
絶対 ...
ところで名前は何ていうの
僕はミントって言うんだ
ハッカ畑で生まれたんだって
ミントは
きっと前世は美しい
お姫様だったと思うよ
お姫様?
そうさ神話のメンテだったの ...
静けさが鼓膜に当たる
しとん。と打ちつけるひとりの音
風に耳をつけるたびに聴く
傍らに佇むような誰かの鼓動
暗やみを角膜が吸い込む
ひたん。と拡がるひとりの気配
窓辺に佇むと街灯が眩し ...
長いあいだ 恋もせずに
眠っていた
営みがいとなまれ
物語は癒着しきって
開かれず 湿った頁を
ほそい指が捲るとき
できるなら まだ
起きたくはなかった
長いあいだ 恋 ...
反省が将来の行動に関して
なんの有効性もない場合がある
なんとなれば将来同じ暴虐を繰り返すための
口実になっている場合がある
私なんてほんとに嫌な奴だったし
と言った時、 ...
肩で風きって社長より給料もらって
ヤクザの親分みたいに
気前いいことして気持ちよくなって
調子こいてやばいことしといて
偉そうにウソついてバレそうになって
ビビったからっ ...
結婚して
娘が二人生まれた
上の娘は幼稚園にはいり
幼稚園を卒業した
小学校に入り
小学校を卒業した
中学校に入り
一年の終わり頃から
学校へ行かなくなった
正確には
...
なにをそんなに
我慢してんだ
見りゃわかるよ
何がしたいのかすぐわかった
わかったから
そんなことぐらいしか言えないんだ
きみはいたそーだ
痛いし苦しいし
もう嫌になっちまって ...
周辺の木々が溶け込んでいるせいで、夜の闇は微かなグラデーションを描いていた。かつては堅牢だっただろう鉄の門は、血を被ったみたいに赤く錆びて、左側は門柱に繋がる可動部分のところから壊れて落ちていた ...
心の罪は
どうしようもなくて
冷たい風が吹いている
そのとき失った人の名前は
この街の駅のプラットホームに
うずめておいたよ
なんといったか
どうしようもなく
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の朝
丘白月
自由詩
1
19/7/26 7:38
どんなにもがいても
TAT
短歌
0
19/7/26 4:22
令和だもんな
〃
自由詩
0
19/7/26 4:16
コミュニケーション・インポテンツ
竜門勇気
自由詩
0
19/7/26 2:57
復活唱歌(一名、カチューシャの唄)
ああああ
自由詩
0
19/7/26 2:15
砂時計
〃
自由詩
1
19/7/25 23:41
作りたての笑い声
秋葉竹
自由詩
5
19/7/25 22:32
その夜
こたきひろし
自由詩
3
19/7/25 22:03
休みの休み
はだいろ
自由詩
3
19/7/25 21:48
猫と財布 4話
丘白月
自由詩
0
19/7/25 20:49
バタをごってり、うす切りトマト
はるな
散文(批評...
6
19/7/25 20:10
ルピナスの妖精
丘白月
自由詩
0
19/7/25 18:33
首すじ
昼寝ヒルズ
自由詩
5
19/7/25 17:23
宇宙で待つように
丘白月
自由詩
2
19/7/25 6:45
小さな不幸せ
ふじりゅう
自由詩
0
19/7/25 0:52
姿見
両性具有
自由詩
0
19/7/24 23:13
8号線
ミナト 螢
自由詩
0
19/7/24 22:29
病みめぐり 夜ひらめき
木立 悟
自由詩
0
19/7/24 21:01
タバコをやめて3ヶ月
徘徊メガネ
自由詩
0
19/7/24 20:55
あなたは蝶だった
丘白月
自由詩
0
19/7/24 20:05
斜め上から見る
花形新次
自由詩
0
19/7/24 19:11
猫と財布 3話
丘白月
自由詩
0
19/7/24 18:10
ことばだけが夏に欠ける
かんな
自由詩
6
19/7/24 16:58
物語
はるな
自由詩
8
19/7/24 9:39
反省の効用
りゅうさん
自由詩
0
19/7/24 7:02
低脳の哀歌
函館ドラゴン
自由詩
0
19/7/24 5:24
何の前触れもなく
こたきひろし
自由詩
3
19/7/24 1:10
itaqa neesea
竜門勇気
自由詩
0
19/7/24 0:06
月の下、ふたつの孤独
ホロウ・シカ...
散文(批評...
0*
19/7/23 22:20
ねがい、その心の扉に風が吹くなら
秋葉竹
自由詩
7
19/7/23 22:17
967
968
969
970
971
972
973
974
975
976
977
978
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
3.64sec.