そこには深い井戸があって
井戸の側には渋柿の木があった

渋柿は渋を抜かなければ食べられない
それなり手間がかかり
時間もかかるから

季節が来て
たわわに実を付けても
それが災いし ...
夢。南海の島の超高層ホテルに泊まる。窓を開けて風を入れる。ホテルの傾斜と麓の漁師町と、広大な海原が一望できる。独身旅行で大変だったので暫く部屋でだらけようと思う。ずっと遠くで空と海の境界を見極めようと ... 天袋にしまわれていた

臍のを

私を産み落とした人の

面影に繋がる

ひからび

しがらみ




産まれてからずっと

寂しくて

カーテンから ...
この子を一緒に授かる
相手と出会うことができた
何度も恋を失ってきたのは
そのためだった

この子が生まれる時まで
生き延びることができた
何度も存在を否定されたのは
危険な道を避ける ...
静かだ
ああ 静かだ
やっと夜の深まり
落ち着く己の神経が
闇の奥処に潜む
何かに触れる

のっぺらぼう

何処までいっても
平坦な始原の異様、
茫漠と広がる匿名性


静 ...
遠くへ行ってはいけないよ
ゆっくり行くんだよ
雲のお母さんは
小さな雲を心配そうに見送った

雲の子とカラスは
街へ出かけた

あの赤い雲は何?
あれは綿飴だよ

すごいよ口から ...
あのう すいません
悲しみって燃える塵ですか
それとも燃えない塵ですか

どちらでもないですよ
悲しみは塵じゃありません
悲しみは壁を越えていく力の父です
そしてひとと世界への想いやりの ...
恋と愛はヒトツか――

コガレ コガサレ モヤサレテ

ヒトメ シッタガ ユエニ コロサレテ

ミハ シカバネ トカスモ

ココロハ コイ コイ ジゴクユキ

純粋な あまりに ...
僕たちの声を僕らが聴いている

あなたへの恋にわたしは従うよ

樹みたいに綺麗な色でそよいでる
秋が廻ってきた。
炊事をする兄の掌が楓になる。
母の一年忌ももうすぐ。
行方不明小1女児の
大規模捜索が打ち切られたというが
我々は大事なことを忘れてはいないか?
そう、我々には
あのスーパーボランティアのおじいさんという
切り札があるではないか!
おじいさん ...
いまから約四百年前
ちょうど今頃の季節に
徳川家康率いる東軍と
石田三成等の西軍が
天下を争った

もっと古くは壬申の乱で
後に天武天皇となる大海人皇子が
天智天皇の子、大友皇子の軍を ...
8000m上空から
台風の目に
自称詩人を落とすことで
勢力を弱体化出来ると
自称気象予報士で
元都知事次男の
遺死歯羅余死頭魅氏(58)が
6:54分頃発表し話題となっている

台 ...
何処にもいかないでね。
そばに居てね。

君の{ルビ心=ことば}が全てだったのに
どうして置いていくの

何処にもいない僕が笑うのは
優しい思い出の世界にしたいから


いっそ忘れ ...
父親をののしる声が響く
父親は慣れた表情で導いてゆく

少し前を慣れたフリした私が歩いている
冷房消したら亡霊も消えた。
夏が終わると部屋が広く感じる。
家に帰る時は言葉もなく
今は庭の紫苑を摘むばかり

忘れないでと妖精が言う
思ってあげてと妖精が言う

月光の下で私は摘む
静かな光が
背の高い紫苑を越えて
小さな風と一緒に
...
そこは見わたすかぎりの平原
誰もいない
誰も来ない

その平原のまんなかに
円い緑の丘
そしてその上に観覧車
誰もいない
誰も来ない
のに
ただ静かに回り続けている

観覧車は ...
ぶどうの粒を
潰して戻らない

それは昨日の
命の音だけが
弾けて飛んでく
種みたいな夢

指の真ん中で
舐めて笑った

転がるうちに
皮を脱いだのなら
振り返るなよ
きっ ...
あの夜の彼の涙をみてた星

十年も経てば未来が今になる

太陽のような黄色い傘をさす
恋割れた 悲しい夜は
ひとふたり つみによごす
このむねの 黒さがいやで
牛乳を むねにこぼすの

牛乳を よるのむからさ
かまわずに 消えてほしいの
かいわない 冬の静か ...
遥か遠くでまた台風が発生した
一週間かけてこっちに向かってくるらしい

海水の温度が高いから勢力まして
来るらしい

何でもそうなるかは
理解出来てない

それはテレビの構造を全く知 ...
欠けているものを持っていた
人より過分に持っていた

幸福のレベルゲージが
あがらないのはそのせいかな

欠けている月の明かりに
夜が浮かび上がる

夜中に目を覚ましてしまうのは
...
マジでどうかしちまった
あぁイカれたよ

頭の中でヒトラーとマザー・テレサがSEXしてる
それで産まれた赤ちゃんをミキサーにかけて、そのベイビーシェイクを俺が飲み干すのさ!
お前も一杯どう ...
うずうずうず、のみこまれそうになる
うずうずうず、ぐるぐるまわる

ながされる、くるくるまわる、
どこにいく、わからないまま、わからないまま、
ながされる、くるくるまわる、
どこにいく、わ ...
すべてが終わったと思ったのは
ありえない夢を見て憐憫な感情と
寂寥感に押しつぶされた朝

傘もさせない晴天の空の下
会社に向かう電車の中で
再び閉じたまぶたに夢を願ったとき

過去と現 ...
嗚呼
此処は夢の中なのだと気がついて
脱ぎ捨てるように目が覚めた

はて
どんな夢だったか

あそこに置いてきた私の抜け殻は
憑き物がなくなった今
あの場所でどうしているだろう
好きなだけ
あなたを見てるだけ
離れて声を聞いているだけ

私の心は感じさせないの
すれ違うだけで
空気を一つ共有するだけ

こんなに近くにいても
たぶん私達って
宇宙の星くら ...
赤とんぼが
たぶん今年最後の

赤い色も褪せて
落ち葉のように
ふわりと
降りてくる

もう空に戻れない
自分がどこから
やって来たのかも
忘れているだろう

空で生まれたと ...
例えば

人間の寿命が ずっとずっと長くて

体の成長も衰えも もっと緩やかであったなら

貴方ともう50年くらい 一緒に居たかった

愛してる 愛してる

そう言いながら 貴方の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
愛は惜しみなく奪わないこたきひろし自由詩219/10/10 6:28
夢のツイートなけま、たへ...散文(批評...019/10/10 2:06
臍のをあるみ自由詩1*19/10/10 1:22
ギブ安堵テイクイオン自由詩3*19/10/9 23:31
闇の奥ひだかたけし自由詩519/10/9 21:39
雲の子丘白月自由詩219/10/9 21:31
分別塵HAL自由詩9*19/10/9 20:22
怪談 純粋経験ナンモナイデ...自由詩5*19/10/9 19:34
水宮うみ川柳1*19/10/9 18:49
令和元年の秋ナンモナイデ...自由詩4*19/10/9 18:48
再臨花形新次自由詩119/10/9 17:51
関ヶ原日比津 開自由詩119/10/9 17:38
メディアの報道花形新次自由詩019/10/9 17:37
約束水知鴇都自由詩119/10/9 15:49
地下鉄のホームにて木葉 揺自由詩219/10/9 15:39
亡霊クーヘン自由詩7*19/10/9 12:44
シオンの妖精丘白月自由詩019/10/9 12:00
夢見る観覧車塔野夏子自由詩1*19/10/9 11:56
マスカットミナト 螢自由詩119/10/9 8:50
太陽のような水宮うみ川柳1*19/10/9 7:58
牛乳を むねにこぼすの秋葉竹自由詩1119/10/9 7:09
ふたたび台風がゆるせないこたきひろし自由詩319/10/9 5:28
夜中に目を覚まして自由詩319/10/9 4:47
ジャック・オー・ランタンの中で幽霊自由詩119/10/9 1:53
うずうずNF自由詩219/10/9 0:54
何もかもの背中プル式自由詩419/10/8 23:51
夢の抜け殻水知鴇都自由詩219/10/8 23:42
片思い丘白月自由詩219/10/8 22:22
冬を知らずに自由詩019/10/8 21:10
例えばの話し赤椿自由詩219/10/8 20:46

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