カーブミラーに映されている神社は
かつても
これからも
一度も存在しない
*
残された靴を
一室に全て保管してあるという
棚には老若男女の区別なく
薄墨色をした ...
(オペラ全幕を観なくとも
この3分足らずの間奏曲を聴けば
一つの物語を創作できる)
哀愁に満ちたフルートの音色が
どこからか聞こえてくる
波乱万丈の生き様の中で
訪れた束の間の休息
...
夜明けに除光液の匂い、どこからか。
夜がせっせと濃紺のマニキュア落としてる。
風に叱られた旅人が
背を向けた空は
どこまでも追いかけてくる遠ざかる空
色の無い窓めがけて
覗くように聴こえてきた音と音と音と、
その音達の、遠き想い出
いつしか、
ひっ ...
八方美人は疲れるので
どこかで嫌われていてもわたしが楽なのがいい
どこかで嫌われていても届かない場所へ
意外とあなたは
考えていないようで
そういった顔で
意外とまわりを見てることを言 ...
知っている
世界で一番きれいな
この街の
うす青いそら
庭の金木犀が咲いている
この春
大きくなりすぎてしまって
邪魔になってしまった
枝を切ってしまったのだけど
私 ...
柔軟剤が甘く香る場所を
避けるようにして葉が落ちてゆく
横顔でしか言えなかったことは
きっと誰にも伝わらないだろう
制服の黒に埋もれるトンネル
シャープペンシルの芯が折れると
繋げ ...
だれもいない実験室に雪がふる
可能性ゼロにはなれずに暮らしてる
良いことがなんにもなかった日のココア
薄ピンク色 愛を乞ういろを なでる ひたすらに
ああ、知っているよ まっすぐに
舌から垂れていく粘膜は都市を浸食していきますね。崩落していく花の詰められた箱から解放されて飛び立つ夜の白鳥の夢で ...
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい
寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい
不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという
喧騒からはなれ
...
貴方の為に存在するものならなんでもいいの
そのテーブルのマグカップでも構わない
わたしが貴方の役に立つのなら
わたしが貴方に必要とされるなら
代えがきくような存在では居たくないって
貴方 ...
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく
)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
...
三日月のブランコから靴飛ばす。
履き潰したオールスター、流れ星となれ。
秋の思惟が
コスモスの群れ咲く上を流れている
うす青く光りながら
ゆるやかに流れている
それは誰の思惟なのか
知らない……ただ秋にふさわしく
さびしげにうす青く光って
ゆるやかに流れ ...
イチゴ、大好き!!!
みなとちゃんは、まだ2歳の女の子
小さな体で、パクパクパクパク
イチゴ1パックを食べ尽くしそう
お父さん、お母さんが
『1つ、ちょうだい!』
といくらお願いしても ...
本当に心底悲しい時
ひとは涙を流さない
我々は夜の森を知っている
我々は価値のない恐怖をしない
よくぞここまで豊かに実ったものだ
頭を垂れる稲穂
頭を垂れる稲穂
頭を垂れる稲穂
カカシに乗るカラス
...
アルミ弁当箱の中で折れた
白い腕と脚には触れないでね
痛みが通り過ぎて楽になれば
心を守るのは包帯よりも
明るい色のリボンが美しい
鏡に映る姿を確かめて
踊る時間は蝶のように結ぶ
...
なんてこった
太陽風が地球の大気を吹き飛ばす
それが満月の日
月まで届いていやがるんだという
だから月には
百万年前の地球の酸素が眠ってる
この悲しみもつぎの満 ...
名前が欲しい
あなたは普通じゃないんだよ
あなたは異常なんだよ、と
定義してくれる名前が
日々感じる違和感や
上手くいかない物事を
正当化する為に
紙 ...
雨がやっと止んだ
久し振りの晴れ間に何をしよう?
映画「雨あがる」にあったように
足止めを喰っていた旅を
再開するのが良いかも知れない
まず気鬱をすべて取り除いて
心も晴れやかにしたい ...
少年は翼の影に咲く
駒回しのトレサビリティ
孤独は髪振り乱して
服が風に歌っている
砂ぼこり舞っている
僕は翼のうえに立つ
少年は翼の影に咲く
駒回し ...
左目の鴉は月に帰り
右目の鴉は海を埋める
冬 青 銀 冬 青 銀
径のかけらが 径に散らばる
服は水に濡れ 黒くなってゆく
黒くなってゆく黒くなってゆく
臓物が背か ...
これはめでたい!とおもったことをなんでも!
例
できた!(彼女が/彼氏が/逆上がり/ダイエット)
当たった!(スロット/占い/懸賞/予想)
合格した!(学校/免許)
茶柱が!(枕元に如来 ...
降る夜の白熱灯の儚さよ人生アドリブだけと限らず
つらい時いつも会いにいく銀杏樹の秋を語れぬ今日は切り株
日々、瞬きのシャッターを切り続ける。
現像の出来ないネガ、心底に降り積もる。
匣 猫佐 Necoské Xhako
肉袋 義眼 Guigan Nyqbucro
處理場 ヨウコ Yoko Shoriba
★
深川 ナイフ Knife ...
瓶を
割ってね、
憂さ晴らしを
した。
憧れが
さまよって
愛が
凍ったから
好きは好き
だったよ。
脱兎のように
なっちゃったよ。
でもね、
でも、 ...
人の視線や
街のサイレンが
神経を尖らす
コンパス回し
中心のズレた
指輪のままで
鏡のない世界へ
行きたくなる
例えばそこに
森があるとしたら
外した指輪を
頭上に乗せ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
通り魔たち 2
春日線香
自由詩
3
19/10/24 17:29
カルメン 第3幕への間奏曲
日比津 開
自由詩
3
19/10/24 12:49
除光液
クーヘン
自由詩
4*
19/10/24 12:31
I' m from ・・・
ハァモニィベ...
自由詩
3*
19/10/24 8:34
八方に先手を打って
かの
自由詩
2
19/10/24 7:34
金木犀の花咲く庭
秋葉竹
自由詩
7
19/10/24 7:21
頬杖
ミナト 螢
自由詩
1
19/10/24 6:38
ないではない
水宮うみ
川柳
2*
19/10/23 17:59
かぎ編針で刺す
田中修子
自由詩
5*
19/10/23 15:57
2019・秋
あおいみつる
自由詩
10
19/10/23 15:23
届かない愛の掃き溜め
卯月とわ子
自由詩
2
19/10/23 15:19
残響
ひだかたけし
自由詩
12*
19/10/23 14:43
オールスター
クーヘン
自由詩
2*
19/10/23 12:23
秋の思惟
塔野夏子
自由詩
1*
19/10/23 11:06
イチゴ、大好き!!!
日比津 開
自由詩
4
19/10/23 10:58
悲嘆
HAL
自由詩
7*
19/10/23 9:32
夜の森
幽霊
自由詩
0
19/10/23 6:52
光
ミナト 螢
自由詩
2
19/10/23 6:49
月で呼吸
函館ドラゴン
自由詩
5
19/10/23 6:03
名前が欲しい
たいら
自由詩
1
19/10/23 6:02
秋、一雨ごとに
日比津 開
自由詩
2
19/10/23 2:25
トレサビリティ
函館ドラゴン
自由詩
0
19/10/22 21:13
わかれ わかれ
木立 悟
自由詩
3
19/10/22 20:32
これはめでたい!
会議室
19/10/22 18:49
すみれ日記
もっぷ
短歌
1
19/10/22 14:51
〃
〃
短歌
1
19/10/22 14:26
ネガ
クーヘン
自由詩
8*
19/10/22 12:42
群像
墨晶
自由詩
2*
19/10/22 11:42
『瓶割屋』
立見春香
自由詩
5
19/10/22 7:45
魔法
ミナト 螢
自由詩
2
19/10/22 6:30
963
964
965
966
967
968
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971
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974
975
976
977
978
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
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1000
1001
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1003
3.38sec.