自称詩人に
詩の才能はもちろん
作詞の才能も
作曲の才能も
ダンスの才能も
ありゃしない
あったら
自称詩人である訳がない
例え一時の流行だったとしても
世の中を席巻するには
...
疲れ切った身体に
染みる歌が
寒さよりも早く
こっちに座る
使い古した
勇気のチャンネルを
一人でずっと
回して来たんだ
生きるために
タイマーをかけること
この先も続く
...
人の力ではどうしようもない出来事に
さらわれた
行方不明の親族の亡骸が
骨だけになってしまったけれど
見つけた
帰宅した
そのように 見ていた
私は
七日間の旅立ちに巣立ちに ...
美しい本と空と地面があった
あるいてあるいて
夜空や
咲いている花を
吸い込んでいくと かさかさになったこころが
嬉しがっているのを 感じた
雨の日には 本を読んだ
子どもらのあそぶ
...
空にはやさしい雲がかかり
ぼくはストックをつかいはたして
ためいきをついたりしています
ぼくのなかに刃がないか検証してそれでも
缶チューハイを飲んだりしています
ぼくの知り得ない事っ ...
街は正解と不正解が犇めいていたし
真実は虚構になぎ倒されてもいた
いっさい血は巡らない空の下には
寒気の壁が立ちはだかって
人は誰もしあわせな気持ちを手に入れられない
それでも欲望の ...
眠るひとのいない
ベッド、手摺りには水漏れが、と
書かれていて、シーツには髪の毛が
いっぽん、半ばしろい枝毛のかなしみ
もう増えないであろう
壁や箪笥の上の笑顔や
家族の群れ
灯り ...
わたしの椅子に
誰かが座っていたから
夜の浜辺に座っている
冬の日本海が
風邪をひいたように
ぐずっているから
ハーモニカを吹いてやる
いつまでも吹いてやる
なぜなぜ泣くの ...
彼女は恋愛依存症からセックス依存症に転移していた
だからと言って
彼女の品性を誰が咎められるだろう
彼女は単純に心の渇きを粘膜の快楽に委ねようとしているだけだ
愛情なんて見えないものを追い ...
シルクを着ること
ミルクを飲むこと
居留守を使うこと
実務は措いてて
急務は忘れて
フィルムを準備して
玄関先の電話が鳴って
せわしい声に胸を押されて
私たちは出かけることとなった
...
神よ、シオンでは
あなたに讃歌が捧げられ、
エルサレムでは
いま誓いが果たされます。
主よ、聖霊よ、
わたしの祈りをお聞き届けください。
雲から月が顔をだす
...
ちょうどよい
たとえばそれは、3日後のカレーだったり…
7篇ほどの短篇だったり・表紙だけ眺めては
ちょうどよい
やっぱり時間だ・・・・・・夕闇に埋もれる前の幻影
...
海が薄暗がりのなか
世界を満たす溶液のように
広がり
わたしは
裸で泳いでいく
貴女の不在を知りながら
貴女の声の余韻に包まれ
宛もなくただひたすらに
切断された記憶の奥へ
...
街中に溢れる騒音に嫌気がさして
少し離れてみても付いてくる
午前四時
どれだけ剥がせばいいのか
雨上がりの一月の夜空は
とても静かに、とても澄みやかに
夜明け前のパレード
と ...
この水槽は
他と比べたら広いものなのだろう
けれど
この限られた自由の中で
泳ぎ回る僕は悲しい
美しい姿をしていても
僕は水が無ければ生きていけない魚で
君の目を楽しませても
それ ...
ひたひたと湿り気を帯びた風が前髪を揺らしている
地肌にまとうスワジランド製の毛並みは
大脳真皮質の保護という役目を終えて
政治家をイミテーションする
我執をはらむパッケージとして
リングサイ ...
特別今夜は
楽しい想い出にと
広げたテーブルクロスを
断ち切るように
冷たい電話
「好きなこ、できた」と
「ゴマかすのは嫌だ」と
正直な声の響くスマホを置く
あああ、この手から ...
さとる君が
あい
と書く
愛 哀 相 藍 eye
さとる君が書く(あい)は
愛だというけど
僕は(あい)の中に
藍と哀と相とeyeをみつける
逢と合もみ ...
「ねぇ、だから、顔って裸なのよ」
「そうだね」
「顔にも下着があったらいいなぁ
下着付けて化粧完了って」
「そうだね、大変だものね」
「ねぇ、もう、寝坊してどうしようもない時
その ...
針
時計の
針
どうぞ
ご勝手に
どうぞ
変わればいい
変わりたい人は
変わればいい
その時代の
心のカタチを
あなたに
教えてあげようと
思ったけれ ...
僕の言葉にはいつだって、君が潜り込んでいる。
君だけじゃない。今まで出会った人たちの思いが含まれている。
たくさんの人の、たくさんの気持ちが混ざり合うことで、僕は言葉を書けている。
複数の楽器の ...
好きと嫌いの二つの感情
お互いを強く意識してしまうのが自然だよね
好きだらこそ
それを相手に悟られたくないって思いに支配される事もあるし
嫌いだからって
それを相手に見透かされたくはない ...
はじめて書いた文字は
まどかの「ま」だった
うれしかった
母がほめてくれたから
不思議の国のアリスを読んでもらって
気に入った言葉を
画用紙に集めて色を塗った
コタツに入 ...
「そうなん?」
て
急に意見を
...
勝手にやっとけとも言えない
風邪なら休まなきゃいけない
か弱きひとが罪を重ねる
それは理不尽?
それは普遍?
それともよくある不公平?
歩いていると落とし穴が
...
あなたがたはちゃんと選んでいるのかい
空白を叩くサジ加減を吟味しているのかい
骨から削りだしているのかい
厚削りだからよく煮出そうとか
中華だから野菜は繊維に沿って切栽しようとか
景色をどん ...
クソみたいな戯言を
毎年毎年
公衆の面前に晒す意味なんか
どこにあるんだ、あ?
なめてんじゃねえぞ、このやろう!
そんなことやってる前に
手取り月50万ぐらい
稼いで来いや!
...
私が詩を嫌いな理由
私は詩が嫌いだ
内的理由はさんざん書いた
外的理由は万能だから
原発推進派の吉本隆明氏が明確に詩のベクトルを
表向き芸術に向けたのは
学生紛争で利用されたと理解 ...
一角獣が来ないかなあ、と思っている
全部解決するのになあ、と思っている
さっきから突っ立って待っている
一向に来ないので待ちくたびれている
乙女じゃなきゃだめかな、と思っている
確かに年を取 ...
在るもの在るもの
ゆっくりと静止し佇む
夕暮れ時、
宇宙の巨大な静かさ
降って来る降って来る
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
米酢元気
花形新次
自由詩
2
19/1/21 20:14
YELL
ミナト 螢
自由詩
1
19/1/21 13:37
冬空蝉物語
朝焼彩茜色
自由詩
7*
19/1/21 12:28
置手紙
田中修子
自由詩
17
19/1/21 10:58
ぼくはもっと無知になって
梅昆布茶
自由詩
6
19/1/21 10:56
氷の壁が
こたきひろし
自由詩
3
19/1/21 6:35
無題
帆場蔵人
自由詩
5
19/1/21 4:23
行き場のない夜に
〃
自由詩
4
19/1/21 4:17
風の吹かない荒れ野
こたきひろし
自由詩
2
19/1/21 0:13
アジアの純真 ふうに
オイタル
自由詩
1
19/1/20 23:04
シグナル―月の手紙―
ペペロ
自由詩
5
19/1/20 22:09
ちょうどよい
ナンモナイデ...
自由詩
4*
19/1/20 21:35
欲動(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
19/1/20 21:21
嘘
島
自由詩
1
19/1/20 20:40
さかなひとり
卯月とわ子
自由詩
4
19/1/20 19:43
最新の手紙
ドライ運河
自由詩
1*
19/1/20 15:43
●お料理教師の失恋●
足立らどみ
自由詩
1
19/1/20 15:16
あい
世界世紀
自由詩
2*
19/1/20 14:54
顔ブラジャー
イオン
自由詩
2*
19/1/20 14:00
針
犬絵
自由詩
4
19/1/20 8:03
ありがとう
水宮うみ
散文(批評...
1*
19/1/20 7:47
正と負を抱えているんです
こたきひろし
自由詩
3
19/1/20 7:45
誰に弓を習ったの?
mizuno...
自由詩
15
19/1/20 2:07
「そうなん?」
TAT
短歌
2+*
19/1/20 0:09
シグナル―分水嶺―
ペペロ
自由詩
3
19/1/19 23:46
コネチカット
ドライ運河
自由詩
2*
19/1/19 23:26
ある修道女の言葉
花形新次
自由詩
2
19/1/19 22:51
私が詩を嫌いな理由
足立らどみ
自由詩
1
19/1/19 21:52
一角獣
やまうちあつ...
自由詩
4*
19/1/19 18:53
推移3
ひだかたけし
自由詩
5
19/1/19 17:34
969
970
971
972
973
974
975
976
977
978
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
加筆訂正:
/
雨へのダブリュー
[19/1/20 23:33]
町→街
3.87sec.