半透明な指で追いかける
光に射たれて消えた感覚が
雪道で拾う手袋みたいに
新しい関節で話してる
空の穴を心で支える
椅子の上に立ち
飛んでいく光の列を見ると
はぐれた命の印をつけ ...
否応なく
孤独にならざる得ない暮らしのなかでも
悲しいのは
孤独に慣れてしまう事
そんな風に書かれた本を読んだ事がある
あれはたしか
孤独に暮らしていた
アパートの夜
完璧に幸 ...
神社から夕陽を眺め赤く染まる溜まった邪気が燃やされていく
山奥の総合公園完成し老若男女楽しめる場所
広島市背の高いビル増えてきた高さばかりに気を取られ過ぎ
商店街シャッター通りになる ...
あたしの体をはんぶんこにして
あんたにあげるから
あんたもあたしに
体をはんぶんこにして頂戴
あんたと体をひとつに
かさねる度に切ないくらいに
そう思ってしまうよ
あたしの心はん ...
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やいゆえよ
らりるれろ
わをん
「ゐゑ」無かった。
わーをーん
がぎぐげご
...
ミァ、ミァ
ミァ、ミァ
ミァ、ミァ、ミァ、ミァ
ミァ
不和不和も
ひらがな変換
ふわふわと
そら
柔らかく
わたゆきは
ふる
**
むにゃまゆは
もふもふまくら
ふわふわの
もうふ被って
何がなんやら
...
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん
イブの乳房で音がする
アダムを殺して
ガタガタ震えてる
金の指輪を捨てなくちゃ
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん ...
ハンドサインで
助けを求めた
サインの意味も
知らないまま
宇宙中の
はるかどこかに居るはずの
僕の親玉に
サインを送る
見放された仔の
無力と絶望
彼方からく ...
マツモトキヨシの片隅に
僕のマツモトが売っていた
僕のマツモトのはずなのに
どこかちぐはぐで僕には馴染まなかった
僕のキヨシは売っていなかった
僕の、どころか、
普通のキヨシすら売っていな ...
凍結した大地
彷徨する雄の白熊
雌の匂いを頼りに
年に一度の交尾求め
蒼白い氷壁の上
雌雄は獰猛に唸り
出逢い対峙スル
選択の余地はない
生き残って来た自然
彼らの ...
山が燃えている
だれにも危害を加えず
火を使わずに山は燃えている
煙だけが上がる
複数の山から同時多発的に
白い粒子を立ち昇らせる
遠くあの山では
山から発せられる煙と雲が溶け合い
標 ...
時は、11月30日夜の11時
彼女が私に突然の別れを告げた。
ほかの彼氏ができたのだった。
闇と孤独の中に私をひとり残していってしまった。
別れを宣告された瞬間、淡々と聞いてい ...
芽生えの春は朧げな記憶
夏の花火は盛んに燃え尽き
北国の秋は儚く散り急ぎ
何度も訪れたはずの冬の中で
別れの痛みに初雪が冷たく積もりました
お風呂場のタイルの柄、初めてちゃんと見た。
名もない小花たち、湯気の向こうに咲いていた。
お地蔵さまがほっかむりをかぶったと見に来たが昼の光に雪解けのあと
雪から雨に変わったせいかコンビニから出たら俺の傘がない
空が黒いし降るか降るなと傘を持って電車に乗る 駅を出たら雪
天秤に空箱と救急箱
犬がひたすら骨を噛んでいる
嵐の中の船室
窓が聞かすように騒ぎたてて
蝋燭の火が揺れてしまう
どうしても待ちきれず
宝箱に憧れる空箱はカタカタ震える
犬がひた ...
かくれた次元に秘密がある
いな
神により
かくされた次元と言うべきか
そこはまるで
海のように
数々の波たちの
住みかだった
ある波の振動数に共鳴して
この世界の粒 ...
あとがきのような
夕方に残す
手紙の最後を
迷っているから
インクの匂いが
蜜柑と混ざり
便箋の端を
濡らしてしまう
瞳の色だ
嘘も言い訳も
全て包んで
濁りを煮立てて
...
死ぬくらい
体は酷く疲れていた
のに
神経はやたら昂っていた
午前二時を過ぎていた
市営公園の駐車場に停めた車の運転席で
うつらうつらしていた
明日も仕事だ
工場で働く
...
忘れていた感覚になりましょう
覚えていることまで成長しましょう
ぼくが好きになった彼女の宗教が
街角で話しかけてくる
きみが好きなものをまずは捨ててみようね
きみが嫌いなものも一緒に、同 ...
僕が家で留守番していると
君も透明になってそこにいる
確かに君は遠くの病院の診察を受けに行ったが
それでも君は透明になってそこにいるのだ
君は目に見えないし
君は微笑まないし
君は ...
楽しい詩は、何度読んでも、楽しいのに
古本屋で昭和の商業詩誌を探し求めてみれば?
既に「現代詩は死んだ」と宣っているからね。
最近は詩だけの棚を置いている本屋が少ない。
平成からマイナーだ ...
雨上がりの午後だ
通りを歩いていく 思いは
季節替わりの冷たい風の中
そして 僕は 駅前に出る
新しい会社に入った 僕は
もうどのくらいたったのだろうと口にする
この街で 僕は何か ...
わたしの間に箸が挟まれていて、
それが素麺をつかもうと懸命に身体を動かしている夢を見た
目が覚めると私は左手の箸で素麺を摘まみ取ろうとしていて、
あるか知れない数条の麺をさがしつづけていたの ...
無音の夜
椅子を引くと
机の下から
白い骨壺の
カタカタと鳴る
「寂しいのか」と尋ねると
鳴る音、一際激しく
なり
無音の夜
ますます深く広がる
と、
足許でカタ ...
イルーガルな魔法に手を染めて粘度の高い夜の海に漂っている―眼球の裏にはバッタが棲みついて視神経を齧るたびに貫くような痛みが走る、きみに送った手紙にはたいしたことは書けなかった、それは意地と言えば意 ...
枝の手がほどけ落ち
葉は種を守るように
幾重にも重なり冬を越す
冬ざれの向こう岸には
もう雪の精が待っている
みんな眠るのを待っている
朝になれば木霊が六華を生むでしょう
...
明日という未来に行けるから
風の一秒に止まる唇が
時の壁を破るまで透き通り
どんなものでも心が見えるほど
近づきたくなると信じてる
空と海に青が流れたのは
互いの袖を結んでいるから
似たような愛で引っ張り合っ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
流星群
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/3 8:30
命が軋む
こたきひろし
自由詩
3
19/12/3 6:28
商店街
夏川ゆう
短歌
0
19/12/3 5:06
はんぶんこにして欲しい
こたきひろし
自由詩
1
19/12/3 4:37
「あ」と言ったら「あ」の嫌いな、いうえおに襲われないための対 ...
足立らどみ
自由詩
1
19/12/3 3:22
Iam 猫 (ミァ、ミァ)
〃
自由詩
0*
19/12/3 3:08
即興ゴルコンダ(仮)ふわふわ(お題は白さん)
〃
自由詩
0
19/12/3 1:30
かり〜ん くり〜ん かりんくりんこりん
秋葉竹
自由詩
4
19/12/3 0:17
最後の仔
シホ.N
自由詩
2*
19/12/2 23:16
マツモトキヨシ
たもつ
自由詩
4
19/12/2 21:06
他者
ひだかたけし
自由詩
3*
19/12/2 20:05
この陰鬱な空の下では
mmnkt
自由詩
2
19/12/2 19:54
愛別離苦
viraj
自由詩
1
19/12/2 14:51
雪景色
まみ
自由詩
2*
19/12/2 13:53
タイル
クーヘン
自由詩
2*
19/12/2 12:49
雪待ち三首
這 いずる
短歌
1*
19/12/2 11:49
空腹の船室
幽霊
自由詩
1
19/12/2 8:55
神によりかくされた次元
st
自由詩
3
19/12/2 8:39
足掻き
ミナト 螢
自由詩
2*
19/12/2 8:37
思椎の森で化石になってしまった
こたきひろし
自由詩
3
19/12/2 7:28
彼女の時間。
竜門勇気
自由詩
0
19/12/2 4:29
留守番
葉leaf
自由詩
2
19/12/2 3:31
楽しい詩は、何度読んでも、楽しいのに
足立らどみ
散文(批評...
1*
19/12/2 1:52
渋谷の曲がり角
番田
自由詩
1
19/12/2 0:59
迷い箸
阪井マチ
自由詩
2
19/12/1 23:30
骨壺
ひだかたけし
自由詩
1
19/12/1 22:09
(だから、あなたに会うたび、ラプソディを打ち鳴らすよう)
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
19/12/1 21:57
冬ざれの向こう岸
丘白月
自由詩
0
19/12/1 20:19
生きているだけでいい
〃
自由詩
0
19/12/1 20:11
esper
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/1 19:22
968
969
970
971
972
973
974
975
976
977
978
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
加筆訂正:
寒風
/
這 いずる
[19/12/2 8:45]
誤字修正しました。
3.44sec.