高齢者の運転は危険だよって
母から車のキーを取り上げた
買い物に行けなくなっても
母は文句ひとつ言わない
ただ
バッテリーが弱るから
エンジンだけはかけてやってと
小さな声で頼まれた
...
西日で
黄色くはじける街は
水彩絵の具で描かれた空を
背負っている
窓から見える線路を
新幹線が走るたび
部屋の中がキラっと光る
反射する光で
列車が光のように速いのだと
...
海に潜り
息を全部吐き切って
胚を空にすると
体は砂底まで沈む
水が冷たくなって
辺りが暗くなって
とても怖いんだけど
そこで仰向けになって
見上げる海面の
美しさと言ったら ...
人のいっしょうは
苦の集積
だって本で読んでしまった
たしかにそうかもしんないな
だけど
誰も好きこのんで
苦しみをかき集めたりは
しない訳で
それならそれで
苦しみを楽しみ ...
さよならって言葉の意味はわからないけれど
なんだか悲しい
さよならって言った人に手を伸ばしたくなる
肩が痛い
もうずっと以前から痛かったような気もするし
肩が特に痛いことを日記に書き留めておこうと思った時ぐらいからは
丸一か月は過ぎた
色々対策を試みてみた
少し良くなった時もあり
悪 ...
スマホを持つ流れで、自然とラインをインストールし、活用するに至っているが、
あれは何なのだろうか。
確かに、1通3円するメールを何度も交わすよりか便利だけど、
メールのやりとりで上手くいく恋が、 ...
おじいさんのシャツは、淡い色のワインレッド。青空の下で、しかめっ面。もしかしたら、そのシャツが似合わないと言われたのかも。気に入って買ったのに、嬉しくて持ち帰ったのに、「似合わないよ」って、言われた ...
秋の始まりの日に、僕は思い出と思い出とを仕分けしている。記憶と幸福とを峻別する。何が答えで何が問いだったのかを分からないから。神さまは時どき贈りものをくれるよね、僕たちの手のうえに。それがたとえ、失 ...
糸切り歯で糸を切ってみた。
ほんの少し、素直になれた気がした。
昨夜食べた若鶏のグリルが消化されない
一人なのに四人テーブルへ通されたため
分身の術で私、私、私、私だけの団らん
結局胃袋は一つだからキツかったね四皿
ディズニーアニメのアラジンに出てくる
...
詩
「あるなんでもない日」
空を白銀のかんざしが通りすぎてゆく
光と風とささやきを残して
ぼくは学校の屋上から彼らを撃った
どうしてそんなことをしたの
月曜日が嫌い ...
クリスマスツリーは目立ち魅力あり人が集まり街は賑やか
寒い冬そう思いつつ暖かいそんな日もありリズムが狂う
恋人と寄り添い歩くクリスマス街全体が愛を囁く
大晦日今年最後の日を過ごす重々 ...
ストランドビーストはオランダの砂浜に居て
風を食べて生きる
自力で歩行する
尾もしなやかに動かす
風が強いと自ら危険を察知して
ハンマーで砂に体を固定するという能力まで持つ
人が乗 ...
小さな手で耳朶を摘まんで
鼻の先で羽ばたき
じっと目を合わせる
少しだけ泣いてたんだ
心配させたね
身体がとてもね
大きく広い葉だった松が
あんな細く針のような
葉になってしまうほ ...
逢えなくても
想いは過去形にはならない
いつか想いも自分自身も
空気に消えて飛んで行く
私の心の羽根一枚に
そっと触れて満月の森で
手のひらに置いたまま
星の軌道に包まれて眠る
羽 ...
古道の木陰に
小さなろうそくが咲く
陽の雫が木々を抜けて跳ねる
お地蔵の背中には神代文字
旅人がミゾソバを摘んで
妹の髪に挿して微笑む
ヒミコによく似合う花だね
妖精が言った
アマ ...
泣いて
哭いて
ひたすらないて
これでもかってぐらい 哭いて
僕は わらった
夕焼けの君は泣いていた
何が悲しくて?何に心打たれて?
夕焼けの君は震えていた
何が恐くて?何が悔しくて?
夕焼けの君は涙を浮かべてこう言った
「もう大丈夫」
夕焼けの君を見て ...
痴漢でも
よっぽどの特殊でなければ
ブスに触りたいとは思わないだろう
だから女性専用などと
範囲を広げなくても大丈夫
自分のことを美人だと思う人が
乗るようにすれば良い
いや、違うな ...
崖の上のムヒョンの弟子なんだから
ムンだって
じぇいんじぇいん白じゃないと
容易に想像がつくだろ
正にダークサイドオブザムーンジェインが
見えてきた訳だ
ムンも大統領クビになったら
...
(ああ、秋の空は露草を集めて染めるのですよ)
(あれこそまことの青ですわねえ)
天からつゆくさが降る、
つゆくさ、つゆくさ、
地が青に染まる、
つゆくさ、つゆくさ、
どこかで鈴がちりり ...
真夜中に音がする
引き出しからだ
起きてそっと確かめる
羅紗バサミの刃が開いている
力を持て余していたのか
鈍く光り出番を待っている
シャキリシャキリと
衰えていない音
亡き父は
...
あの雲に名まえをつければ、
消えてゆくまえに、あの雲の名をおぼえていられる?
ちょうど街の影にかくれてゆく前の、
消えてゆくまえのあの雲に。
赤い、いいえ、朱色、いいえ、オレンジ、 ...
凪ぐとき……
風の凪ぐ声がきこえ、
くうきが底にとけ出してゆく。
夕闇という名前のもとに、そこへ、
わたしたちの忘れていた思い出を想いだすために。
荒ぶとき……
...
毛糸のマフラーを
出した日は
尻尾を振って
空気を撫でるよ
誰かが食べてる
ポテトチップスを
落ち葉と間違え
空に飾った
温かいものが
まだここにある
冷たい風さえ
呼吸 ...
私はもうすぐ失恋します。
多分。
期待すれば傷つくので、
こういう心構えをするしかないのです。
あぁ、あぁ、10年ぶりに
あぁ、あぁ、恋をして、
冷静でいられますか?
いていいんですか? ...
菜箸のまま食べる晩ご飯。
君は急な残業が入ったそうです。
まっ黒くて
長い長い肢が きょうも
地面から 抜ける
親不知の速さで
(季節 だ)(季節 だっ た ) (った)(ったーーーーーーーんn
湿り気を編み込んだ ...
たくさん泣いた
たえられなくて
夜まで泣いた
他人みたいになって
たくさん泣いた次の日も
朝から風が吹いていた
酔いを残した胸の中
むやみに風が吹いていた
帰らぬものの足元に
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
錆行く声
ガト
自由詩
11*
19/9/4 0:13
ひかりごう
〃
自由詩
1*
19/9/3 23:57
光の窓
〃
自由詩
6*
19/9/3 23:55
目を瞑ると
こたきひろし
自由詩
2
19/9/3 23:43
あとあじ
リィ
自由詩
1*
19/9/3 23:22
平穏
Lucy
自由詩
4*
19/9/3 21:43
line
杏っ子
自由詩
0
19/9/3 19:37
「空とシャツ」または「青とワインレッド」
la_fem...
自由詩
3*
19/9/3 17:07
秋の始まり
〃
自由詩
2*
19/9/3 17:05
糸切り歯
クーヘン
自由詩
1*
19/9/3 12:00
投票鬼/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
19/9/3 10:52
<詩「あるなんでもない日」、「白き神の抱擁」、「婚礼」、「カ ...
タカンタ、ゴ...
自由詩
1
19/9/3 7:44
クリスマス
夏川ゆう
短歌
2
19/9/3 5:11
進化する孤独
Lucy
自由詩
4*
19/9/2 22:49
松の妖精
丘白月
自由詩
2
19/9/2 21:21
妖精のゼリー
〃
自由詩
2
19/9/2 21:17
ミゾソバの妖精
〃
自由詩
0
19/9/2 21:16
雨は降るだけ降っては晴れて虹を出した
千幸
自由詩
1*
19/9/2 21:09
夕焼けと僕
TwoRiv...
自由詩
3*
19/9/2 21:02
美人専用車両
花形新次
自由詩
0
19/9/2 20:35
予感
〃
自由詩
0
19/9/2 20:20
露草つゆくさ
福岡朔
自由詩
5
19/9/2 19:44
羅紗バサミ
もちはる
自由詩
2
19/9/2 19:28
etude
la_fem...
自由詩
4*
19/9/2 16:21
凪ぐとき/荒ぶとき
〃
自由詩
4*
19/9/2 16:20
AO
ミナト 螢
自由詩
0
19/9/2 16:07
失恋の準備体操。
杏っ子
自由詩
1
19/9/2 15:51
菜箸
クーヘン
自由詩
2*
19/9/2 12:52
風を縫う(なつ)
唐草フウ
自由詩
5*
19/9/2 8:13
たくさん泣いた
オイタル
自由詩
3
19/9/2 6:04
964
965
966
967
968
969
970
971
972
973
974
975
976
977
978
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
3.73sec.