鳩が歩く
平和を探し

鳩がついばむ
平和を整え

鳩が近づく
平和を確かめ

そんなこと
歯牙にもかけない
人間だから
安心かもね

鳩はさまよう
平和をさまよう

...
彼女は水色の服ばかりを着ていた。
キャンバスには、青と白の水彩画。
それは何? って聞いたら、
「空」って。
他には何か描かないの? って聞いたら、
「いいえ」って。

低血圧で低血糖。 ...
あなたを巡って歴史は動いた

傾国の美女というのだろうか?
あなたの最初の夫、浅井長政は
兄の信長によって滅ぼされ
次に嫁いだ柴田勝家は
羽柴(豊臣)秀吉によって
自害に追い込まれている ...
  

夕焼けのポケットさん

まだ公園も整備されてなくて
材木置き場で資材主の目を盗んで遊んでた頃
もうお家へ帰ろうかという時間に
畑から帰る吉じいは子供達を集め
動物の真似をさせて ...
己の肉を削ぎ落とし平然と泳ぐ
あの人たちの刃は
余程よく研がれているのだろう。

捨てられた、肉片。その腐る様、
鮮やかに、グレイッシュの。
あるじから存在を否定された、
小さな瑕のある ...
もしもこの雨が
痛みを強くする
ものだとしても

ブラックコーヒー
苦くシメた胸
盾になるような
武器が欲しかった

ひとりでは寂しい
電車の中で
窓と巡るのは
四角い思いさ
...
息を吐くまでには3秒もかかるまい。
産みおとすのに比べれば、猶更たやすい。
ただ、

しかし
その両方ともが、生きていく自然である。


理不尽なほどの
イキ込みも

不条理なま ...
冷蔵庫にお土産のマグネット、大群。
小さな磁力で日本各地から集まってきた。
甘い声が誘う先には砂糖の山
群がる人々はもうアリンコで
僕もこれからあの中へ混じるのだと
考えるだけで鳥肌が立つ

明日の方角を指示していた円盤は
いつの間にか壊れて
今頼りになるのはこ ...
私の花はミツバチしか知らない
黄昏は早くやって来て
夜を置いて去っていく
寂しくてたくさん花を吊るす
私と踊ってくれませんか
輪になっていつまでも
辛い涙が枯れるまで
鳥も
空ばかり飛んではいられない
羽根も疲れるから
地上に降りて休ませなくては
ならない

鳥も
いつまでも生きてばかりはいられない
生き続けていたら
羽根も
羽根に付随する本能や ...
音楽史上、最も有名なエピソードの1つ
貴女ークララとロベルト・シューマンとの恋愛、結婚
そして夫亡き後のヨハネス・ブラームスとの謎の関係

数年前、僕は貴女が主人公の映画を観た
オープニング ...
新年の挨拶終えてホッとする毎年同じこと繰り返す

近所との繋がり薄いこの時代一昔前が何か言いたそう

広い川海が近くに見えている潮の香りが川原に染み込む

白基調の明るい部屋に身を置いた真 ...
あゆみに子供が生まれて
お母さんは「おばあちゃん。」と
呼ばれるようになりました。

雨が降り終わり
余計な寒さを感じていた一月の半ば
お父さんが何も言わずに遠くへと逝ってから早5
年。 ...
ころん・ころん。と揺れる小さな頭

母の背中でねんねを始めた頃合で
父はそっと孫を抱き上げ
つつーっ。とタレ堕ちそうな顎周りの涎を
愛用の手拭いでさっと拭き取る。

すーっ。すーっ。と寝 ...
玄関の前で斜めになってカメムシが死んでる
斜めになって題名を叫んでいる
詩は叫ぶものとは
言いたかぁないが
耳に突き刺さる
詩は突き刺さるものとは
言いたかぁないか
聞こえるものは
し ...
目の前を
私の中の諦めが
口笛吹いて歩いているよ

どうとでも
なれとまごころ傷つけて
すれ違う恋、なんてバカなの


ドアを開け
そちらの夜を覗いたら
まるで十字に ...
ぶらっと寄らないかあの店へ
忘れられないひとが待っているかもしれないから

すずなり横町とライブハウス
本多劇場と誰も歌わないあのうた

ロングバケイションとお気にいりのロケーション
計 ...
オリオン座の足もとで
邪魔にならぬよう寄り添って
無限の空を散歩する
私は嬉しくて跳ねる
嬉しくてたまらないのだ
ただ側にいられるだけで
ただそれだけで幸せ
チグリス川に星が一つ
ユーフラテス川にも星が一つ
同時に落ちて
双子と知らずに泳ぎだす
二つの川は海で結ばれ
二匹の魚は出逢った瞬間
二人の人魚になった
アフロディーテが
リボンを ...
眠れない夜のオフィーリア、
貴女は死に向かって歩む?

{ルビ水面=みなも}に映える白詰草には、
僕たちの{ルビ記憶=おもいで}が散りばめられて。

貴女は、夜へと歩き去るオフィーリア、
...
ねじばなの咲く土手にすわって、
 わたし、むこうを向いていたの。
 
ローカル線の電車が駅に、
 すべりこんで、鳴らす警笛……
 
ええ。2両しかない電車で、
 雲のようにながれてゆく。 ...
ふわっと地面におりてきて、
 着地。
 
ああ、ここに貝殻があるわ、
 と手にとって、
 
お日さまにかざして、
 すかしてみる。
 
貝殻は、貝殻だわ。
 わたしも誰かにとっての ...
端っこまでクリームの詰まったクリームパン。
そういう幸せが、君の人生に沢山ありますように。
もうかなり昔のこと
僕はあなたの住んでいた部屋
お墓を訪ねたことがある

そのとき、あなたのお墓の前で
僕はこう祈った
『クラシック音楽、あなたに関わるこの仕事を
僕の一生の仕事、天職と ...
誰かがいて
誰もがいなかった

隠れんぼのように
取り残された
神社の鳥居に
ブランコはない

バチが当たるのか
風が当たるのか

日常のノイズ
白く飛ばした
青春はまだ
...
きみとぼくは警察に追われている
ぼくは強盗をしたらしい
きみはその手引きをしたらしい
派手なカーチェイスがあり
奇跡的な突破があり
きみとぼくは南国の
テーマパークにどうにか
辿り着 ...
もう
これいじょう私を

厚化粧で
着ぶくれさせないで

そんな言葉
誰にも伝わるわけない

そんな
仮装行列で詩にしないで
海と空をうつした写真を逆さにすると
水の球がみえてくる
全ての検札がこれで済めばいい

非常階段の裏を踏んで
ただひたすら空へ
かけ降りていきたい時がある
汚れたままでいます
あの人がくれたキスがなくならないように
顔も洗わず、シャワーも浴びずに
太陽を浮かべてくれた貴方
演奏されたリクエスト曲は「明日への架け橋」
一緒に聴いた歌の意味も分らず ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
TwoRiv...自由詩3*19/10/8 20:05
僕は彼女の手を握っていたla_fem...自由詩6*19/10/8 18:29
お市の方に日比津 開自由詩219/10/8 18:25
夕焼けのポケットさん~コメットさんAB(なかほ...自由詩119/10/8 17:58
収集癖自由詩0*19/10/8 17:39
銀河鉄道ミナト 螢自由詩219/10/8 15:32
いつの間にか歴史ハァモニィベ...自由詩019/10/8 14:50
マグネットクーヘン自由詩5*19/10/8 12:34
蟻地獄卯月とわ子自由詩119/10/8 8:42
ラッキョウの妖精丘白月自由詩019/10/8 8:13
空があるから飛ぶんでしょうかこたきひろし自由詩219/10/8 7:04
クララ、貴女に会いたい日比津 開自由詩319/10/8 4:59
白基調夏川ゆう短歌219/10/8 4:46
いなくなったあとで梓ゆい自由詩019/10/8 3:08
ほほえみ自由詩219/10/8 2:59
もっと私に詩を書かせて次代作吾自由詩1219/10/8 1:11
恋の真理の扉秋葉竹短歌619/10/8 1:01
すずなり横丁の夜 に捧ぐ梅昆布茶自由詩1019/10/8 0:16
うさぎ座丘白月自由詩219/10/7 21:26
魚座自由詩019/10/7 19:29
etudela_fem...自由詩3*19/10/7 16:49
自由詩3*19/10/7 16:45
自由詩4*19/10/7 16:44
クリームパンクーヘン自由詩13*19/10/7 12:17
ブラームスへ日比津 開自由詩319/10/7 12:06
ノイズミナト 螢自由詩2*19/10/7 8:49
ファタジェトジュ後期自由詩119/10/7 8:24
言葉が言うには丘白月自由詩219/10/7 8:09
空白ぽりせつ自由詩4*19/10/7 8:00
汚れまみ自由詩4*19/10/7 5:51

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