2019年6月12日
創作のような世界では、何でもありはつまらない。
人と人の関係は、説明困難なところがあるけれど、
未熟な自分が、しっかりと次の半歩を進む為にも、
加害者と被害者の関係は ...
四車線の
道路の真ん中で丸い木が揺れ
葉を擦らせて薄い音を出す
男性同士が手をつないでいて
なんとなく初々しかった
電車では倒しそびれたシートに座り
ボックス席でもないのに向かい合う
座 ...
みんなへ挨拶するみたいに風が笑った
何者かになりたかった。
でも自分には無理だと見限った私がいた。
夢を見るには心が老いていた。
夢を見ることを捨てた私の後ろ髪を、夢を見たかった私が引張る。
私はいつまでも未来に生きら ...
お金じゃ買えない、掛け替えのないものを、私はきみから貰ったんだよ。
絵筆ではなく
言葉のペンでするスケッチ
現実からかけ離れた場所に椅子を置いて
そこに身を委ね
手には大学ノートではなく
スマホを持ってる
頭の中で思索を巡らしていたら
そこからみ ...
白いブラウスの襟を
真っ直ぐに戻す時は
紙ひこうきみたいに
指先から離れて飛ぶ
空に少し傷跡を残す
翼が迷った代わりに
私の唇で閉じていく
思いも願いも込めて
音のない最終滑走 ...
子供が
空を飛んでいた
いや
飛んでいたというよりは
屋根から滑空していた
大きなカマキリに似た生き物を背中に乗せ
そこから記憶はなく、始まりは窓を開けていた
家庭用プリンタから ...
「無知は無罪じゃない、有罪なんだよ?」
と言ってわたしを責めたかつての友人に、
「自分が無知であることに無知だから
あなたも有罪ね」
と今の自分なら言える。
...
庭の木も街路樹もすっかり
葉が落ちさり手をひろげて
雪を待ちかねてざわざわと
さぁ、おいで、雪よ、おいで
歌いながら風を掬い夜を掬い
全身で冬の夜空を受け止めて
君は僕の手をひいて ...
未知なるは不幸のなかに居るときに
その事に気づいていないんです
今夜に限らずわたしはひとりで寝る
いつものこと そういつものこと
ドアノブを触ったのがあなたなら
緩ん ...
俺はいつでも
時限式の爆弾をこめかみに隠している
作ったのは間違いなく俺自身だが
どれぐらいで爆発するのかは全く判らない
シリアスに活動している
シリアスに活動していると
時々そういう ...
これは瀆神に非ず 篤信の祈りなり。
さる罪深き女が
陶酔と法悦に見出した
祈りの散文である。
故にこの書に法則は無く 拘束も無く
また侮辱を受けるに値しない。
ダビデの子よ ...
溜め息で割れるほど壊れやすい
チョコレートの鏡は青春みたい
甘く溶けていく間に消えて
胃の中で重さを感じるから
戻ることのできない後悔を
虫歯が痛み出して始めるの
あの人の笑顔 ...
冷えた月。今年最後の満月が現れた二日後には数え切れないほどの星が流れたね。あれ、みんなふたごなんだってよ。手と手をとってキャラキャラ笑って。箸が転んでもおかしいってやつだ。お年頃なんだね。じゃあ落とし ...
*
貧しい子どもたちのモノクロの微笑み
冬の頼りない日差しに委ねる頬
悪意は悪意のままでだけ美しい
信じることと騙されることが同義となった今
焦点は暈されたまま
クシャクシャ ...
ゲツヨウは玄関を掃き
カヨウは火の元周辺を
スイヨウは水回り中心
モクヨウは床を磨いて
キンヨウは家計の管理
ドヨウニチヨウは予備
月火水木金土日のホシ
コクコクと過ぎゆく月
メク ...
怒りをこめて
空が鳴っている
人のせいかは分からない
ただ無性に空が怒っている
もうずっと晴れていない
空が晴れないと
この土地は敗北したように沈む
こんな姿は見たくないと
私は部屋に ...
ふと顔を上げ
車窓から外を覗くと
無数の屋根が並び
その暴力的な密度に
くるしい
と思わず呟いたあと、
顔なんて上げなければよかった
次の駅
降りて、溶ける身体を去り
改札を出る
幸福について考えるとき
幸福はいつも
私というものを
嫌と云うほど 突きつけてくるのです
幸福になりたい
ため息みたいに口について出てくる言葉
だけど 一体何がどうなれば
幸福と ...
結露は結露る気分でなくとも結露らずにはいられない質。
結論として結露が結露っているのは結露らざるを得ない為。
負け犬のように生き来た私にはたしかなものはこの南瓜だけ
年末の日曜日
昼から呑みながら適当に
部屋の整理をしていたら
...
光に照らされ 透けて見える川底
流線型の魚影が うつくしい
フォーメーション
薄雲が川に陰りを与えると
失われた魚の影
代わりに現れたのは 鱗の煌めく魚たち
わたしは、だれとも 会 ...
まだ6時前だが
ぼくはカウンターのいちばん手前の椅子を引く
マスターが早かったね と言いながら
ぼくのアーリー・タイムスのボトルを出してくれ
磨かれたオン・ザ・ロック用のグラスがひとつカウ ...
この星の
誰も知らない
空き地で、
独り泣いてる
人を見つけた
唇を閉ざす桜の花びらが
あなたへ届けるハガキの
切手になるまで愛せるから
渇かないように
濡れないように
私を祈った季節を越えて
ジップロックの中で生きても
口づけに舞うほど強く ...
人ってさ
誰しも三つ持ってるよね。
一つは体
もう一つは心
そして最後に
かけがえのない
命ってやつ
何を今さら言ってんの
そんなの当たり前じゃないか
そんな事言わないで
...
恋人にもらった架空の靴で街を歩こうか。
(逐われる度に痛むんだ心臓が)
精神を病めば幽霊が見られなくなるんじゃないか?
(湿地で恋を叫びながら踊る人間たち)
かつての人は豹変する。
...
おばしまに乗る月は
妖精のスカート
葡萄色の瞳
月の吐息は朧にかかる
レンゲ畑は美しい雪の下
雪のミツバチはあなたの面影
月光を集めて飛んでいく
妖精のうしろ姿が見える
月 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
前夜
足立らどみ
散文(批評...
1
19/12/23 21:22
かわいい領域
mmnkt
自由詩
1
19/12/23 19:59
そういう風
水宮うみ
自由詩
0*
19/12/23 17:16
選択
中原馨
自由詩
1
19/12/23 16:56
かえない
水宮うみ
自由詩
1*
19/12/23 11:31
抽象と具象、そして写生
こたきひろし
自由詩
6
19/12/23 7:12
eternal place
ミナト 螢
自由詩
2*
19/12/23 7:05
重力に影響を及ぼすほど空気の成分が違う星
Seia
自由詩
3
19/12/23 0:21
当然
佐和
自由詩
1
19/12/22 23:28
冬を歩く幻想
帆場蔵人
自由詩
4
19/12/22 23:21
あまり
佐和
短歌
1
19/12/22 23:03
バッド・ニュースばかりのページは確かに何かを掻き立てるものさ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/12/22 21:49
エゴ・エリス ―前置き
PAULA0...
自由詩
0*
19/12/22 21:31
少女の鏡
ミナト 螢
自由詩
1*
19/12/22 19:55
星月夜/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
19/12/22 19:19
201912第三週詩編
ただのみきや
自由詩
2*
19/12/22 19:19
コクヨウ/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
1*
19/12/22 19:16
空が鳴っている
mmnkt
自由詩
2*
19/12/22 17:55
ある日
いっと
自由詩
0
19/12/22 17:47
戯れ言と云われても
涙(ルイ)
自由詩
2
19/12/22 16:36
結露
クーヘン
自由詩
1*
19/12/22 13:05
すみれ日記
もっぷ
短歌
0
19/12/22 11:46
古い写真
TAT
自由詩
5
19/12/22 11:09
だから会いたくない
るるりら
自由詩
9*
19/12/22 10:36
SAD BAR
HAL
自由詩
5*
19/12/22 10:04
この星の
足立らどみ
短歌
1
19/12/22 9:23
唯
ミナト 螢
自由詩
0
19/12/22 8:20
命お前がある限り
こたきひろし
自由詩
2
19/12/22 7:51
架空の靴
阪井マチ
自由詩
2
19/12/22 1:34
美しい舟
丘白月
自由詩
1
19/12/21 22:57
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937
加筆訂正:
201912第三週詩編
/
ただのみきや
[19/12/22 22:17]
誤字脱字修正
3.75sec.