駄々をこねて発酵させてオーブンで焼いて食べた。
君は呆れて家を出ていったから、一人で黙々と食べた。
新しい仕事に馴染めそうになく
ハッタリを言ったり健康食品をやったり
錠剤2錠と常在菌
電卓で桁外れな数値を叩き出したり
結婚式を病気の治療だと信じて
彼女に渡されたゼクシィをじっくり読んだり ...
僕は夜明けをあまり知らない
けれど夕暮れならたくさん知っている

薔薇いろから菫いろへとグラデーションする夕暮れ
金色の雲が炎えかがやく夕暮れ
さざ波のような雲が空を湖面にする夕暮れ
不吉 ...
これからは人生のアディショナルタイムだと
そう思って最後のチャンスを全速力で駆け抜けましょう
ゴール直前で息絶えようとも
悔いることのないように
そんな文面の年賀状が届いた
ただ空回りして浪 ...
31
そのときはじめて
おじいの顔つき変わって
おかえりいいうた気がした


32
なあんお前
それぐらいのボルト交換もでけへんのか
飯は喰ったんかいな


3 ...
冷たい円柱を抱えている
これ以上は何を避けても
足を付く場所へ辿り着けずに
浮いたり沈んだりしながら
表面を撫でるシャボン玉が
割れてもまだ残る煌きを
誰かに見せるために傷付いた
寂しさ ...
あたたかい色の
太陽の
朝、

心臓は
針金で
編んだ
さみしさの色をしている。


すっかり
青ざめた
希望は、
真実の蛇の姿を晒して
ゆらゆらと怯えながら揺 ...
そこにいて、あそこにいて
あちらにもこちらにもいる夕ぐれ
夕まぐれ、ぽつりと川の中洲に
陽が落ちている、ぽかんとしている

誰もが知っていて誰も知らない
歌を烏が知らないよ、と歌う
なん ...
坂道に
水の流れ、
大量に 
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人

君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ...
ショッピングモールにある
スターバックスは行列だった
店員さんは慌ただしく
注文をとる係と
ドリンクを作る係と
仕上げて渡す係とに別れて
効率よく動いていた
照明はあえて明るすぎず
影 ...
足踏みオルガンの
空気が少し抜ける音
いつも私が座る事が多い

買い替えてと言えば
捨てられてしまいそうで
言い出せなかった

赤トンボはいつも
あのオルガンに止まってた
...
空が握手をした
昼と夜の歴史的和解

世界が呼吸を始めたのは
忘れ物を思い出した君が
今笑ったから

天候曇り
雲量は十

尊重すべき
涙を踏みとどまる自由

もう一人で大丈 ...
分厚い硝子瓶の表面には精巧な細工が施されていた、じっと眺めているとそのうちに、想像上の神殿の回廊にでも迷い込んだかのような気分になりそうな気がした、おそらくは花瓶だったのだろうそれは、なにをいけら ... 見あげれば(見し人)おぼろに竹林のみち

注)
推敲中、、、
カッコを付けてみました。
{引用=窓}
梢に残された枯葉一枚
干乾びた想いの欠片
命はすでに記憶もない

生者の心は生乾き
過去と重ねて今を見る
いっそ綺麗に散ったなら


鴉が乗ると電線がゆれた
墨で描 ...
未来日記(2020年1月13日)

見あげれば(見し人)おぼろに竹林のみち

宮沢賢治も好きな林檎と言えば、青森県産が有名。

ブックメーカーに寄ると2020年1月13日の
全国高校サッ ...
不思議と不可思議とでは不可思議の方が不思議度数は高いです。
こんな嘘を堂々と言い切ってしまう僕の神経が何よりも不思議です。
東京の場末の酒場でボックス席に座った。
俺は未成年だったが、社会勉強のいっかんだった。
そこへ連れて来てくれたのは俺の雇い主だった。

まだ何も知らない若造に「遊びのいろは」を教えるつもりだっ ...
わたしの瞳は小さい

つまりはそういうことで
人の気持ちがわからないから
優しい人からも、恨まれたりしていそう

静かな冬のお寺に
昔よく遊んだお地蔵さまがおひとり
孤独を怖れない、石 ...
昨夜遅く何のまえぷれもなく
母親があらわれた

彼女と最後に会ったのはいつだったか
彼女と最後に別れたのはいつだったか

薄情にもそれを忘れてしまった
十年か二十年か、それさえも分からな ...
どこかに欲しいものがある気がした
名前も答えも無記名のまま
テストに書いたら0点だった
夢や進路を決めなきゃならなくても
コンビニのレジには並べずにいて
どこにも欲しいものが無い気がした
...
およそ現世の悪を詰め込んだ名称  
あなたのみる あたいの影

あたいのみる あなたの影

たった一人の観客しかいない影絵芝居

 
高音の反響は 
悪魔たちを招集する 絶望の神の宴
  生贄の女たちが叫ぶ 歓喜と恐怖の波長

 極低音の響き ゆるんだはらわたをゆするのは
 夜更けの広大な倉庫に集う 怪物たちの排気音

...
日本語を間違えている

「純」と付けば

混ざってはいけない

献立に洋食なんだ

ガッツリ洋風が占める



たぶん「店の内装が」

純和風でこだわったんだ

...
涙、溢れて
記憶は麻痺し

思い出せない、
いったい何があったのか

)幼いままの愛娘、
)夢で踊り飛び跳ねて

眠薬片手に
横たう今宵、

涙、溢れて
記憶は死に絶え

...
花にも悪巧みをするというイメージを恵んで下さい
綺麗なまま汚される恐ろしさから逃がして下さい
言葉にも休日を下さい
無言という世界を情報過多の今にどうか与えて下さい
思い出に付箋を下さい
忘 ...
「あの美しい富士山のてっぺんに
 円盤を停めるのも悪くないなぁ」
「はい、隊長」
「よーし、我々宇宙人の征服作戦は
 まずあの日本から開始する
 おい、資料を見せてくれ」
「はい、隊長」
...
根拠のない発言で
生活環境を情報汚染し
理論のない閃きで
文化文明を皮肉る

そのクチが
ゴミを巻き散らかしても
そのゴミで喜ぶのもゴミだから
問題はないらしい

テレビに出て高収 ...
ジャズを聞きながら
君に手紙を綴っていたら
知らぬ間にアルファ波が
出ていたらしい

気がつくと
時計の針の30分が
あっという間に過ぎていた

願わくば
退屈で長い1日よりも
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
駄々クーヘン自由詩4*20/1/13 13:50
アップルパイ、俺は一人で食べるから奥畑 梨奈枝自由詩420/1/13 11:55
夕暮れ見本帖塔野夏子自由詩5*20/1/13 11:42
年賀状Lucy自由詩2*20/1/13 10:08
フラグメンツ カタログNo.31~60AB(なかほ...自由詩6*20/1/13 8:35
深海ミナト 螢自由詩020/1/13 8:09
いさぎよい色づかいの蛇秋葉竹自由詩820/1/13 7:10
日暮れに口をあけてる帆場蔵人自由詩4*20/1/13 3:13
迷子ひだかたけし自由詩620/1/12 21:09
ほうじ茶クリームフラペチーノmmnkt自由詩2*20/1/12 20:38
空耳の夢丘白月自由詩320/1/12 19:31
曇天の星TwoRiv...自由詩9*20/1/12 18:07
アンダーカヴァー・オブザナイトホロウ・シカ...自由詩1*20/1/12 16:24
見あげれば(見し人)おぼろに竹林のみち足立らどみ俳句0*20/1/12 14:41
点の誘い・線の思惑 一ただのみきや自由詩3*20/1/12 14:19
りんごジュース(即興ゴル投稿、タイトルこうだたけみさん)足立らどみ自由詩120/1/12 13:18
不思議クーヘン自由詩2*20/1/12 12:54
詩にうつつを抜かしてなかったからこたきひろし自由詩220/1/12 10:43
立見春香自由詩520/1/12 9:36
詩にうつつを抜かしているこたきひろし自由詩420/1/12 9:26
青春の公式ミナト 螢自由詩020/1/12 9:13
スポーツ界丘白月自由詩020/1/12 7:27
影絵芝居殿上 童自由詩120/1/12 3:49
地下室の明滅いねむり猫自由詩220/1/11 22:29
純和風の洋食屋木葉 揺自由詩320/1/11 22:13
忘却1ひだかたけし自由詩520/1/11 20:38
見つけられないものきみのてを自由詩120/1/11 19:27
銀行振込日本征服作戦イオン自由詩2*20/1/11 18:54
クチゴミ自由詩020/1/11 18:52
純粋な時間服部 剛自由詩720/1/11 18:35

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