椿の葉が真白な石のように
陽の光を受けて輝いている
濃いピンクの花は
お正月から蜂を待っている
朝のお墓で
祖父に手を合わす
声は出していないのに
言葉がポコポコと出てきて
声を ...
感情が歩けないまま暮らしてる
あの海へ静かに向かう白い雲
欲しいもの沢山あって、悲しくて
きみの紙ひこうきが未だ刺さってる
命より重いもの、愛より深いもの、死より絶望的なものを多孔質の部屋へと注ぎ込み、漂う生の圏域からはぐれて二人影を重ねる。生活は表層において美しく、淵において数限りない汚濁する流れと交わっている。おはよう ...
人生は川のようで、
いつしか大海に合流していく。
神とひとつになれるのなら、自由など何の問題にもならない。
真の楽しみは、楽しみを超えたところにある。
悟りとは、自分が好きなこ ...
YESとNOの間に生まれた
ふたりの気持ちに栞を挟んで
折れることのない角を祈った
あなたと私が出会わなくなり
月も星も飾りみたいで
道は誰にでも優しくするの
曖昧でいることで強く ...
そう、
僕たちはいつも現場にいる
破片
最低の言葉遣いをする低脳だ
たとえ親が死んでも現場にいるし
無縁菩薩の教えなんてしらないし
5百ミリリットルのお茶が欲しいなんて
誰に ...
ドアをあけると天気雨
さぁ行こうかじっとしていようか
見上げるとうっすら虹が
描く頭のなか心のなか
ひととき呆然虹色に染まり幸せの予感
雨はつうつう降っているけれど
さぁ出かけよう歩いてい ...
俺って
私って
芸出作品?
神様の創ってくれた
だからイケメン
だからイケウーメン
だから俺ってかっこよくて爽やかで
だから私って化粧品なんていらないくらいの美貌なの
悪い ...
もし
おのれの本能と欲望のままに生きられたら
生きてしまったら
間違いなく犯罪者になってる
なっちまう
ある日逮捕されて
身柄拘束されて
...
ベルトの穴のように落ちても
地下へ潜って繋がる通路が
ゲーセンの出口みたいに広がり
景品になった気分で歩く
あちこち見ながら指差されるまで
誰かのために動いて来たから
包装紙で ...
まだ空は暗い
誰もが待ち焦がれている
それは確かにそこに在る
星が見えれば上出来だよ
それ以上を求めちゃいけない
けれど誰も欲を抑え込めない
空が明るくなるあの瞬間を求めて
この暗が ...
去年は
シロクマの
きぐるみで
過ごしました
今年は
そのシロクマのきぐるみに
黒い絵具で
柄を描きたした
パンダのきぐるみで
過ごそうと
決めました
来年は
クチバシ ...
さだめなき世に
年古りて
なにひとつ
新しくもない
年がまたくる
十二月
三十一日
午後十一時
五十九分
五十と
五秒
冬の雨が
雪にかはり
廃屋の時計が ...
沈黙の夜に耳を澄まし
星の歌を聴く
こぼれ落ちる音を
部屋の天井にピン止めする
布団からそっと覗けば
ここは夢の待合室
最後に見た海は
寒桜の隙間
白い泡が飛んで散る
追いかける花びら
ウミネコが咥えていく
水平線の空
雲を割り降りてくる
オレンジ水晶の柱
ピンの折れたオルゴール
星を ...
冬の風は少し固い
庭の薔薇は頬の色
妖精が落とした花びらは
降り積もる雪の栞となり
あなたの愛のように読まれる
晦日の夜に
透空遥か、星瞬き
シリウス、ベテルギウス、プロキオン
冬の第三角を壮大に結び
除夜の鐘待つ街を照らす
燦々と光ふるふる新年に向け
透空遥か、星々の輝く
昨日、毎年書いている、
「年の瀬」の詩を書こうと思ったのに、
書かなかったら、
もう詩の中心が逃げてしまっていて、
今日はもう書くことがない。
来年は給料も下がり、
ボーナスも出る ...
猫は
年の瀬も
明日の天気も
知らない
柔らかな毛は
小さな穴でも抜け出し
低く飛ぶ虫とあそび
羽が舞い上がると
あっさりあきらめて
ふらりと出かけては
いつの間にか帰り
自 ...
街灯の明かりが夜の川に映って
暗さに境界はなくなり
港のような気配を漂わせている
この寒さに犬は足早で
さっさと用を足し
散歩を短く済ませようとする
何もしない家から出ない年末年始
無職 ...
頭上にはきらめく星に満ちた夜空があり
その夜空へと向かう銀の螺旋階段があった
その螺旋階段を
のぼってゆく二人がいた
それもワルツを踊りながら
くるり くるりと
軽やかに優雅にのぼって ...
木漏れ日よりも冷たいから
慣れるのも早い都会の暮らしで
瞼の重さに振り回されて
夜の長さが一人で歩いた
さよならは何故
終わってしまうのか
もしもこの雨が痛みを
強くするもの ...
もう寒くないのに
この冬は寒くなかったのに、
雪を待ってるなんて、バカばかり
あの日は、待っていたけれど
ただの風邪のように鼻水を
すすりながら、心も
カビないのは寒い ...
光溢れるこの午後を
旅人は行く、
白波飛沫浴び
見知らぬ漁村の
裏庭を
冬薔薇の香に包まれて
旅人は行く、
光のなかへ
隣家の屋根から翼のような雲が見える
朝の微睡みから覚め
膝に居座る悪夢が霧散するまで
蛹の時間
軒の氷柱の光の粒は
瞼につめたいやわらかな真珠
木々の梢を半ば強引に愛撫する風
その風に ...
今この場所から離れていく
飛行機や新幹線のように
全てを持っていけないから
思い出に変えて胸にしまうんだ
時が経てばあの日の涙も
私を飾ったリボンみたいに
滑り台を作り未来へと進む
...
遠く
豫豫 ハインリッヒ
アタ粉的エトヴァス
椅子になる
蝦蟇老いて
誰よりも
さかしま
還らない ( 元には )
+2
整理日記說に似る日 ...
スカッとしない毎日に
いらっとする日々
ふらっと入った店で注文した拉麺
不味い
それでも勿体ないからすすってたら
グラッときた
が
地震は大したことなかった
よかった
ラッキー
そ ...
ひれは重たく
ベタベタと揺れ
きらめく鱗は無数の眠りと
食事の数
水面のそばでぐるりと大きな丸を描き
頭から深く
やがてすべてが暗がりの中
残された波紋が
一、二、三、四、 ...
明るい銃弾の色をした
めざまし時計が横たわっている
埃を布のように被って
孤独を基調として
さみしさに囚われ人は揺れる
時計の叫びにさみしさはない
小さな物のはっきりとした孤独は
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
墓参り
mmnkt
自由詩
0
20/1/1 20:04
歩きかた
水宮うみ
川柳
2+*
20/1/1 15:42
一年間
葉leaf
自由詩
1
20/1/1 15:05
生まれてきて幸福でした。
viraj
自由詩
2
20/1/1 13:35
栞
ミナト 螢
自由詩
2*
20/1/1 13:32
冬籠り
梅昆布茶
自由詩
10
20/1/1 11:00
大晦日の虹
灰泥軽茶
自由詩
2
20/1/1 10:22
自惚れの戯言なんて
こたきひろし
自由詩
2
20/1/1 8:55
黒く塗りつぶせない
〃
自由詩
2
20/1/1 8:07
新宿
ミナト 螢
自由詩
2
20/1/1 7:53
空白
卯月とわ子
自由詩
2
20/1/1 4:06
きぐるみ
まいこプラズ...
自由詩
2
20/1/1 1:10
行く年くる年
石村
自由詩
11+*
20/1/1 0:11
夢の待合室
丘白月
自由詩
1
19/12/31 23:07
星のかき氷
〃
自由詩
1
19/12/31 23:05
アンネフランクの思い出
〃
自由詩
1
19/12/31 23:03
晦日の夜に
ひだかたけし
自由詩
3
19/12/31 21:53
年の瀬2019
はだいろ
自由詩
1
19/12/31 21:21
足音もなく
もちはる
自由詩
1
19/12/31 20:48
大晦日
mmnkt
自由詩
0
19/12/31 20:43
星空への螺旋階段
塔野夏子
自由詩
2+*
19/12/31 20:38
ホームシック銀河
ミナト 螢
自由詩
1
19/12/31 16:52
雪を、待つ
秋葉竹
自由詩
4+
19/12/31 16:02
旅人
ひだかたけし
自由詩
1
19/12/31 13:18
201912第五週詩編
ただのみきや
自由詩
3*
19/12/31 12:08
リボン
ミナト 螢
自由詩
2
19/12/31 8:49
Organ
墨晶
自由詩
0
19/12/31 8:46
虚無と日常
こたきひろし
自由詩
3
19/12/31 7:13
その夜
三月雨
自由詩
1
19/12/30 23:46
めざまし時計
mmnkt
自由詩
1
19/12/30 18:07
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
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907
908
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910
911
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913
914
915
916
917
918
加筆訂正:
201912第五週詩編
/
ただのみきや
[19/12/31 12:46]
数文字削除修正
201912第四週詩編
/
ただのみきや
[19/12/30 18:10]
誤字脱字さらに修正
3.73sec.