いまさらで
死ぬの生きるの気が引ける
恋の終わりって遠くを見るよね
旗をふれ
白く正しく潔く
あすはこの手でさわれない恋
酔ってみた
ほんのり赤いほお撫でて
酔 ...
うれしくてうれしくて
とてもさみしげな青空を背景に
ひとりバカみたいに
笑ってる
とおい記憶をたよりに
あの海へ行けるのか
子どものころなんども行った
あの夢の中
のろいなど
...
茂みから覗く瞳に偽りはないけれど、誰がそれを信じるだろう。
瞳から涙がとめどなく流れてゆく。
何もかも失った訳ではないけれど、愛するといったところの愛とは一体何なのだろう。
信じるも ...
真っ白い壁に毛細血管のような亀裂が植物の成長を早回しで映すフィルムを思わせる速度で広がっていく、それを夢と呼ぶことはもうやめた、どんな名前をつけたって、それが俺の眼前で起こっていることには間違いが ...
iPhoneの待ち受けを水族館で撮ったくらげにしています、ひと夏。毎日まいにち暑いけれど見るたびに気分だけは涼やかです。できればタピオカミルクティーなんか飲んで彼氏とデートがしたかった。けど年齢的にキ ...
満月の夜に妖精を見た
風の精と踊る葉は光り
粉雪のように揺れ
私に降りそそぎ
こっちの国へおいでと言った
明日になればきっと忘れる
今夜だけ私は妖精になる
白い光りに溶け ...
扇風機がまわる まわる
風車のように まわる
地球のように 天体のように
くるくると まわる まわる
風をおこし 夢見るように
まわる まわる
まわり 立つ
止まれば たおれる
May ...
猫は猫背のくせに凛としている。
昨日の恋を悔いたりせずに。
あれかやし季語のない身をふるわせて
いくつも嘘をみのがしました
ただ足を動かしてさえいれば
前へ進めると思っていたんだ単純に
格好悪くていい
ゆっくりでもいいから
ここから抜け出したかったんだ
右足の次は左足
順番に足を前に出すだけ
転ばないよう ...
毎日嫌韓ヘイト報道けっこう
ほっときましょ、それが彼らのしたいことなんだからさ
毎週市民エネミー選定リンチけっこう
ほっときましょ、それが彼らのしたいことなんだからさ
そんなことが、 ...
いつものようにとなりに座る
夕焼けのなかさよならをした
時はゆっくりふたりを変える
すべてのような恋をしていた
おにヤンマを捕まえて
その片方の足に糸をくくりつけて
飛ばした
それは
ほんの遊び心だった
子供の頃の
無邪気だったから
その残酷さに
何も気づかなかった
そうこうしてい ...
冬の弾き方を、だれか教えてほしい。
夏の奏で方を、だれか教えてほしい。
青空にたなびく白い五線譜は
燃え盛る黒い夜を呼ぶ
重爆撃機が描く交響曲
ぐずつく雲のはこぶ雨の匂い ...
パリの妖精
第8話「マドレーヌ寺院の妖精」
マグダラのマリアの手に
丸くなって眠る妖精
窓もない巨大な空間
天井からランプが吊るされ
祈りの言葉がただよう
今日の ...
足音を拾い集めて
紫の花にして吊るす
雨の歩く枝は細く
浴衣の髪に一輪
待ちぼうけの黄昏
デュランタの実は
夕日の色を塗られ
蟻が妖精に熟す日を聞く
後ろから影がすっと
私を ...
廃墟化した団地に蝉しぐれが木霊し
紫外線にへこたれない夏草が生い茂る空き地
眼をやれば月見草が微笑んでいる
幸せも 不幸せも 絶望も 希望も
混濁し合いながら曖昧な執着へと向か ...
今を、静けさが支配している
静けさは私という不安を抱き留めている
私は静けさのなかで震えている
静けさのなかですべては始まるから
静けさがすべてを支配するから
私は吐きそうになりなが ...
ストローをしつこく噛んだ。
絶対に許さん、と言わんばかりに。
雲を詰めて創る
うさぎのぬいぐるみ
長い耳に付けた
虹のリボンは蝶結び
余った虹のリボンを結ぶ
空色の長い髪に
あの人が好きだと言った
虹のフレンチボウ
入院中のあの子 ...
ときに 言葉は
無力な吐息
ときに 言葉は
無神経な凶器
ときに 言葉は
こころ温める 熱
ときに 言葉は
魂を舞い上げる 風
こみ上げる
言葉たちの渦
極まれば ...
驟雨が街を過ぎ
それから爽やかな風
陽の光が差し
窓の外から深く青い空
この大地で
たくさんの戦いがあって
たくさんの人が消えた
ああ 思い出したくても
決して思い出せない
...
玄関は男女の冬物のコートでいっぱいだった
ぼくは小間使いにコートを渡すとネクタイの結び目を直した
客間からはテンポの速いピアノ独奏音が響いている
爪先立ちで足音を忍ばせながらぼくはドアを開けた
...
いまはすべてのきみの時間が追憶となった
岸辺に鳴るのは水音か、山鳩か
梢をわたる空の風
爽やかな驟雨が降っている寂しい初夏の日
窓を閉めなければならなかった
雨が窓枠を内、寄木造の床と肘 ...
カチカチ 歯と鳩 カウントマシーンが音をたてる
台風がそれた朝の
まだ肌寒い堤防によせかえす波をカウントして ガラスの水滴を震わせて回る数字
鳥と虫とドローン 飛行機をみつけては指で隠す ...
人生は夏休み
蝉時雨
地上に出てから数十年
蝉も羨むような
立派な抜け殻になりました
徹底的に激しい
台風が去ったあとの
フェーン現象にも似た
ダブルで迷惑な感じ
嫌 ...
パリの妖精
第7話「シャンゼリゼの妖精」
永遠につづく野辺は
死後の楽園エーリュシオンの園
魂は光の虫になり
果てのない世界で飛び回る
ラダマンテュスに命じられ
妖精 ...
父の父、それはソフ。
それならば、父の乳のこと、なんて呼ぶ?
もしかして:ソヘ
父の乳のこと、
ちゃんと考えたことがあるかい。
誰もがそれを見たことがあるのに
考えてないふりを ...
地袋の上で眠り
記憶の雨漏りを
住処とする
血を吸った蚊
障子戸の隙間から
転生の池へ飛んで行く
色褪せた畳は
サボテンのよう
乾いた針が足の裏に咲く
煮出したば ...
今日、仮退院の道すがら
アスファルトでひっくり返り息絶え絶えの
蝉が次々と現れた
彼らはもう鳴くことはかなわず
ただ両脚を空にこすり合わせ
未だ熱を発散させながら
来るべき終わりを待っ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恋する旗《改》
秋葉竹
短歌
5
19/8/23 7:10
潮騒
立見春香
自由詩
7
19/8/23 5:19
遺書
メープルコー...
自由詩
1*
19/8/23 1:19
赤く渇いたシュルレアリスム
ホロウ・シカ...
自由詩
0
19/8/22 22:20
携帯海月/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外
こうだたけみ
自由詩
1*
19/8/22 20:28
夏の夜の幻想
丘白月
自由詩
1
19/8/22 17:43
まわる
あおいみつる
自由詩
2
19/8/22 13:59
猫
クーヘン
自由詩
4*
19/8/22 12:06
あれかやし
はるな
短歌
1
19/8/22 8:21
徒
たいら
自由詩
1
19/8/22 6:37
疲れちゃった
りゅうさん
自由詩
0
19/8/22 4:27
またね
水宮うみ
自由詩
3*
19/8/22 3:51
美しいものが
こたきひろし
自由詩
5
19/8/21 23:42
四季を悟るにはどうしたら?
高原漣
自由詩
1*
19/8/21 23:19
マドレーヌ寺院の妖精
丘白月
自由詩
0
19/8/21 20:38
デュランタの妖精
〃
自由詩
0
19/8/21 20:35
月見草
あおいみつる
自由詩
3
19/8/21 18:06
叫び
ひだかたけし
自由詩
5*
19/8/21 14:37
ストロー
クーヘン
自由詩
1*
19/8/21 12:18
妖精とぬいぐるみとリボン
丘白月
自由詩
1
19/8/21 7:22
沈黙
玉響
自由詩
1
19/8/21 2:05
赤壁の風
Giovan...
自由詩
4*
19/8/21 0:41
響き
パウロ
自由詩
2
19/8/20 21:36
ピアノ
〃
自由詩
2
19/8/20 21:35
カウントスタッフ
末下りょう
自由詩
4*
19/8/20 21:20
自称詩人の夏、夏の自称詩人
花形新次
自由詩
0
19/8/20 20:38
シャンゼリゼの妖精
丘白月
自由詩
0
19/8/20 20:34
父の乳
にゃんしー
自由詩
1*
19/8/20 19:38
サボテンの妖精
丘白月
自由詩
2
19/8/20 19:19
今日、仮退院の道すがら
ひだかたけし
自由詩
4*
19/8/20 15:31
878
879
880
881
882
883
884
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
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905
906
907
908
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910
911
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913
914
915
916
917
918
3.93sec.