妖精は数えている
何度あの月が
私を越えていったか
金星だって知っている
夜明けに何度あの妖精が
枕元で涙を拭いてくれたか
あの頃は愛が生まれたばかりで
毎日が輝いていたから
...
空を切取って
心の中に貼ってみる
鳥になりたいと思ってた
大好きな人に
いつでも逢えるように
風をたくさんポケットに詰めた
真っ赤な野バラが凍る
月あかりの中で
蝋燭のように燃 ...
ますます中国ウイルスが広まっています
皆さんの周囲は如何ですか?
中国ウイルスの感染者はいますか?
私の周囲にはまだいないです
もういてもおかしくないんですが
「はい、私は中国ウイルスの感染 ...
少し泣いたように微笑むのは
幸せが消えるのが怖いから
ユキと呼んで振り返る人が
今日は君だけだと良いな
空から降るものはどうして
無くなってしまうのか教えてよ
いつか君と同時に溶けそうな
...
挟んだ栞を抜いた時に
鍵を回すような
音を立てて物語が始まる
決まった台詞じゃ
足りないくらい
人の心は本よりも厚く
だからこそ読み続けていられる
僕等は借りてきたように
生きる言葉を ...
前向きな気持ちになれるリゾート地停滞気味な運気は上がる
近道は工事中で使えない瞬間移動出来れば最高
菜の花が集まり黄色眩し過ぎ風を黄色に変える幻
決まった道ゆっくり歩き散歩する頬触る ...
わたしはさいきん
けずりぶし
いえ、最近じゃなく
常時そうなんです
ふりかけられては
振り落とされては
そこが あつかろうが
さむかろうが
おどっている
おどらされている
...
あっちこっちで撃たれまくって
欠損だらけで細くなった体が震えてる
馬鹿なんだから
笑えよ
それだけでも救われる気がすんだよ
毒づく夜だ
...
青いケーキはおいしいかい
寒の戻りだったよ 今日は
昨日も 勘が戻っていなかったし
競馬は当分自粛しなきゃね
昨日まで元気にぶーんぶーん やってた
ハエも自粛しちゃったのか
...
教室の窓が開けられ
春の匂いの風が
冬の空気を追い出す
窓辺に並べられた
小さな鉢に小さな願いが
込められている
妖精の透けて光る
白いワンピースが踊る
音楽室からピアノが聴こ ...
襖をいくつも越えて
床の間に飾られた
ロウバイの黄色い花が
寂しい部屋に
春の匂いを浮かべる
広い部屋を背中にして
眩しい太陽を浴びながら
二羽の鳩を見る
つめたい風の中に
...
海に雪が降る
静かな波の上を
流れて染みこんでいく
砂金の砂時計のように
海の底に雪が降りつもる
サカナたちは
光の粒をみつめてる
冬の海の底
人魚は雪をあつめて
空を思 ...
春風が つよくふいても
なびかないで立っているのに
触ればそのぶん減っていく
きみの 強さと弱さ
コンクリートと
まぶしさ を
並列に考える
どうして永遠が
...
沈黙か饒舌と言ったら
明らかに
君の前では饒舌を駆使している
まあ 知ってはいるんだけど
ここまで生きていれば
それなりに 場数は踏んできたから
思うようにいかないもどかしさは
自分 ...
遥かなる文明の端っこに腰掛けているのです
なんだか大切な靴も失くしてしまいそうで
雨も止んだようなのにぽつねんと一人で腰掛けているのです
忙しい新聞記事を時々は読みたいとおもいます
3 ...
モノに囲まれ暮らしている
ただただ沈黙を守っているモノ達
わたしの部屋にただ在るモノ
それぞれに魂が宿っている
銀河系を漂っているかのように
決められた距離を保ち存在している
捨てられる空 ...
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す
捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ...
二七度目のクラクションのあとの殺人事件、三十代のサラリーマンは運転席で生涯の幕を閉じられた、みぞれ交じりの雨が降る二十二時のことだった、アスファルトに流れた血液は真っ先に車道脇の排水口へと姿を消した、 ...
私は不能となる
あなたに接触する時
何もかも忘れて
滂沱の涙を流すしかなくなるのだ
飛び込める場所もないけど
誰かのホイッスルに反応して
パンにジャムはもう塗らないよ
変わっていく自分の心が
傘を広げるように弧を描くと
もう二度と会わない人になるけど
間違えたらそれでも良 ...
季節の変わり目、肘の内側にアトピーが少し出る。
新しい季節への扉を開けて、アトピーが少し顔を出す。
夕暮れの電車で賢治を読んでいる 換骨奪胎 世界を騙せ
朝が来て頭に楕円を今日も描く There are two colors in my head.
本当は待ってるんでしょ教室がテロリスト ...
流行り出した疫病の雨風に
情報の川が氾濫
氾濫した川に
押し流されたデマ
不安に露呈したのは人間の弱さ
ウイルスよりもはやく感染が広がっていく
新型新型新型
新型だから怖い
...
ギフはそれでも男の子だ。今日の午後に何があっても。
瓶の壁を
静かに登る泡
幾つも
幾つも
ためらいながら
少しずつ
飲むか、
と言うと
欲しい
と答える
グラスへ注いで
渡す
ありがとうと
小さな声
あなた ...
青空が凍っていた
あの硬い空は
鳥がくちばしで突けば
割れて落ちて来ただろう
青空が凍っていた
あのクラゲのような月は
雨が降れば
泳ぎだすだろう
青空が凍っていた
あの石の ...
ツララの向こうに
丸い卵のような月がいる
ゆっくりと一滴
落ちて砕ける光
月の色と星の色
眠る花と涙の色
透明なくもりのない世界
最初に水素が生まれ
私 ...
細い枝に寒いねと言いながら
まるくなって頬をつけ合い
仲良く並んで咲いている
女の子がおはようと言って見上げる
ずいぶん大きくなったね
妖精が優しく声をかける
ちいさな頃は傘を差せ ...
感情が漂白され
漂流していくこの時空を
速くなったり遅くなったり
緻密になったり大雑把になったり
なんて自由自在に運ぶ移行
魂の打つ突発的な躍動
変拍子や裏拍に
コレハナンダ?
新 ...
こぽこぽと水の音がする
気泡とともにどこからか湧き出てくる
そんな風景を思い浮かべ
(妄想しながらカタカタと)
水の音の行き先に思いを馳せ
有限であるのだろうけど
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の散歩
丘白月
自由詩
1
20/3/17 22:13
冬の幻想
〃
自由詩
1
20/3/17 22:13
中国ウイルス
花形新次
自由詩
0
20/3/17 21:45
微笑みは雪のように
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/17 19:15
扉
〃
自由詩
2
20/3/17 8:41
散歩
夏川ゆう
短歌
3
20/3/17 5:37
けずりぶし
唐草フウ
自由詩
9*
20/3/17 0:11
暗転(やけ気味の)
かば
自由詩
0
20/3/16 21:37
寒の戻り
ナンモナイデ...
自由詩
7*
20/3/16 21:19
クロッカスの妖精
丘白月
自由詩
2
20/3/16 21:09
平安時代
〃
自由詩
1
20/3/16 21:08
冬の海
〃
自由詩
1
20/3/16 21:08
春風
はるな
自由詩
2
20/3/16 19:31
うかがいしれない
彰
自由詩
1
20/3/16 19:26
腰掛け
梅昆布茶
自由詩
8
20/3/16 19:12
モノ
あおいみつる
自由詩
4
20/3/16 19:11
土塊(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
20/3/16 18:28
長い自殺みたいな正義に囚われたやつらの顔を見てみなよ?
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/3/16 15:39
忘れないでね
渡辺亘
自由詩
0
20/3/16 15:21
方向音痴
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/16 13:17
アトピー
クーヘン
自由詩
2*
20/3/16 12:45
3学期の天使
山犬切
短歌
0*
20/3/16 8:53
疫病が流行り出して
こたきひろし
自由詩
2
20/3/16 6:24
ギフと。
もっぷ
自由詩
1
20/3/16 6:01
泡、あるいはテンペスト
大村 浩一
自由詩
6
20/3/15 22:51
冬の青空
丘白月
自由詩
1
20/3/15 20:38
夢をみていた
〃
自由詩
1
20/3/15 20:38
木瓜の妖精
〃
自由詩
1
20/3/15 20:37
ポップ・フィールド(改訂再録)
ひだかたけし
自由詩
3*
20/3/15 19:53
紙飛行機
かば
自由詩
1
20/3/15 19:36
885
886
887
888
889
890
891
892
893
894
895
896
897
898
899
900
901
902
903
904
905
906
907
908
909
910
911
912
913
914
915
916
917
918
919
920
921
922
923
924
925
4.36sec.