0時を過ぎたら現れる
深夜組の君に逢いたいがため
貴重な睡眠時間を削って姿を探す
確証もなければ
確立もそれほど高くない
約束などあるはずもなく
連絡を取る術も持たない
いっそ、と素直に ...
真面目に生きたって

何も報われやしない


赤信号で止まってる奴は

ひったくられて

通り魔に刺されて

飲酒運転の車につっこまれて

死ぬんだよ
動物や昆虫どうしは
言葉がなくても通じ合う
食べ物は洗わないし
調味料もいらない
服がなくても耐えられるし
娯楽がなくても退屈しない
そう、自殺なんて考えない

それはもしかして
人 ...
一晩中浴びた
ビートでバラバラになっちゃった
からだの破片を
いつもの鞄に押し詰めて
歩く四条通りは
ビニール袋が散乱していて
海かと思った

始発が出る時間だけど
まだ今日が来てい ...
メンソール 紫煙に滲む蒼月の 喉を犯せり 罪とばかりに

音塊の 爆音ほどき 我は見し 烈しきリフの 愛撫さざなみ

土曜日の午後2時半の日溜まりの 陽炎たちて麩菓子ほおばる
ときおりすぎて
ゆるんでゆく
ほどけては
また もちなおしながら
むすび なおす
くりかえし
くりかえす

わたしは
そんなにつよくはないから
ふと、とおくをみて
しかい ...
蝋燭の
仄かに灯した明かりだけで
読みたい物語がある


閉ざされた雪山の麓の
貧しい村の物語

痩せた土壌では穀物も育たず
日照りの夏と実らぬ秋を経て
魂の芯まで凍える冬を迎 ...
眠りから覚めるのに遅すぎて
半日を棒に振る
後悔するけど
寝不足が解消して
自分に必要だったのは
休息だったと
気がついて
ちょっとだけ元気になる

夢から覚めるのに遅すぎて
半生 ...
虚ろな顔だ
巨大な白い顔が僕の頭上を覆うので

口のなかから もう一つ頭を取り出して
紐に括り付けながら空に昇ってみた。


巨大な顔は回転しながらただ泣き叫ぶばかり


視界に広 ...
小鳥には季節が1つありません 彼らの羽の色にまぎれて




ぼくの好きなあの季節なら放置したサドルが先に知ってしまった


音楽の授業で歌う君が代の歩みで雪が降り出していた


...
滋賀県大津市にある、びわ湖ホール(中ホール)にて。

ひいきの俳優さんめあてで、見に行く。
都立高校の卒業式の君が代。
校長、伴奏の音楽教師、社会科教師、他それぞれ。

裁判の判例がた ...
あぁ…どうしよう

僕は本気で君を

好きになりそうだ

困ったぞ!!

宝物は手に入れた時から

つまらないガラクタ

遠い山は美しいけど

直接 登ったら

ただ苦 ...
空が
すべってくるのを
まっている

雨 も
雪 も
白い雲 も
お日様 も
{引用=僕らって何億個もの細胞を失う為の焼却炉だね
                          ピッピ}

                                


天 ...
「すき」

「だいすき」

「・・・ごめんね?」

「あなたがすきです」

それと、最後にもうひとつ。

「小指の先だけでいいんです。
 わたしのこと、考えてくれました?」

...
冬の始まりを告げる座標に
押されるよう
ふたつの影が仰向ける

チラと微かな瞬きは
右と左で繋げた手を
冷たく濡らして

吐く息だけに色をのせ
その儚さに
ふと きみが
いなくなるような気がして
握っ ...
昼下がりに 風はなく

すすき野原の 道をいく

老人が一人 沼の水面を

ちょい、と眺めると

さかなのかたちの 葉っぱが 

ちゃぽん、といった 

老人は去ってった 
...
ある日 いつものように 行ってきますと家を出た 家族が

突然 何らかの 理由により 死の淵をさまよってしまったら

どうしますか?

すべてを 医療者に 委ねなければならず 私たちは
...
立ち去った形跡を残すためなのか

かんだ鼻紙を一つ置いていくのはよしておくれよ

今日これで2度目だよ


道に迷わないためとは考えられない

だって家の中に一粒ずつ鼻紙が

ち ...
 そうやってまた 頭かかえて
 諦めてるくせに 変われないのだと
 嘆くのだろうか あなたは
1ヶ月だけ、

彼と同じ年になる

その間は

甘えてもいいよね?

年上だからって

強くないんだ、私
約束を残せない
こころの道行きを
{ルビ現在=いま}の寂しさを埋めるため、と
ほほをよせ
せがんだひと
秒針の刻む音で測る体温


明日への確かな足取りよりも
ぬくもりがほしい
今 ...
いいとしして駄菓子屋に入って
こどもたちにまじって綿菓子を買って
カライきみをあじわった後は
これで昨日をわすれてみようって

手にとったそれは
冗談みたいに軽くて
あとじゅうえん、あと ...
雪が降って 真っ白になった。今年は 暖かな冬だといいのになぁ.。
いつもより遅い訪れ 根雪にはならなかった今日の日に ほっとするのは
わたしだけなのかな?
過ぎて行く日々に 寒さも 厳しさも迎え ...
春までの道のりを
手探りするきみの指で
うたは束の間、白く結晶する

凍れる河と
色褪せた山並みと
特急列車の行方を挟み
わたしの前で野分の一陣はわらう


今日も約束の書けぬ手紙 ...
色の抜けてしまった部屋
一人で静かな不安定

案外几帳面な冷蔵庫の中や
案外不揃いな洗濯物の干し方
そんなことさえ愛しい

お日様の光は残酷だ
朝が濡れ
渇いたのどに
ゴクゴクと
...
一緒にご飯を食べようというから
着ていたコートも脱がずに
慌ててまた、路地へ出た

老夫婦のいとなむ定食屋では
旅の話をした
遠いところに旅に出たいとは思わない
今が旅だから
あなたは ...
羊毛のコートを、僕にくださいますか?

腐りかけのパンを抱きしめて、

高級洋服店の前で、

おなかが空いたけれど、

今はとりあえず、

あの猫が、凍死しないように。

羽毛 ...
陽は 時折り射して 窓辺には秋の花を置いて

見ています

それは 低く通り過ぎてゆくので
花は おじぎをしては 見上げるのですけれども
丁寧に また おじぎをします

暮れてゆきます ...
嘘つきだった君を剥がしてあげよう


昼間のシャツは
白すぎたんじゃないか
夕飯のサラダは
潔すぎたんじゃないか

嘘つきだった君を剥がしてあげよう



すべてを明け渡し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ネット恋愛自由詩2+05/11/21 0:02
赤信号を渡れ自由詩1+*05/11/20 23:59
進化論イオン自由詩005/11/20 23:58
明け方に歩く駅までの道むらさき自由詩2*05/11/20 23:55
【緒言】真子短歌3*05/11/20 23:47
こころ の わだち玉兎自由詩205/11/20 23:46
冬物語落合朱美自由詩14*05/11/20 23:25
夢寝坊イオン自由詩1*05/11/20 23:23
虚ろな顔佐藤伊織自由詩1*05/11/20 23:17
w - (inter) (hite)ピッピ短歌11*05/11/20 22:20
11/20 歌わせたい男たち 観劇メモ逢坂桜散文(批評...1*05/11/20 21:32
生身の女たかよし自由詩105/11/20 21:32
そら色のすべりだいLEO携帯写真+...14*05/11/20 21:15
Aquilo本木はじめ短歌9*05/11/20 21:06
言いたいこと、言えなかったこと逢坂桜自由詩0*05/11/20 21:05
midnight blueLEO自由詩4*05/11/20 21:04
プテラノドン自由詩1*05/11/20 20:56
突然renchu自由詩4*05/11/20 20:46
神田華神さんアザラシと戦...未詩・独白4*05/11/20 20:29
そうやってまた・・くるす自由詩0*05/11/20 20:27
Happy BirthdayANNA自由詩105/11/20 19:47
黒い翼をくださいたりぽん(大...自由詩905/11/20 19:13
ある晴れた日にわたがしを買うhaniwa自由詩1*05/11/20 18:09
味噌煮込み饂飩が恋しい季節です ひより未詩・独白8*05/11/20 17:52
六花のうた銀猫自由詩19*05/11/20 17:37
「おかえり」を君に薬本 祝人自由詩105/11/20 17:35
揚げ出し豆腐とセブンスターうめバア自由詩805/11/20 17:26
コート仲本いすら自由詩205/11/20 16:25
陽は暮れて みかん ひより未詩・独白4*05/11/20 16:23
彫刻家の夜千波 一也自由詩16+*05/11/20 15:32

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加筆訂正:
神田華神さん/アザラシと戦うんだ[05/11/20 20:36]
追加
黒い翼をください/たりぽん(大理 奔)[05/11/20 19:49]
改題
5.63sec.