栃の木狂う様を見て色めく花のかしら
書く各の板踏みならし心に塞き止める
此花のいろどりを曇らせることのない
ように手直し、夜中、
友の寝息と話し声駆け巡るなか
える字の板にカタカタ ...
その包むような声を聞いて泣いてしまうのは
弱っているからだと気付いて


爪を一枚だけはがして
あなたの前に差し出して
そして 泣けば
その白い指が僕を
殺してくれると思っていて
...
枯葉を踏むように
ことばを

かさかさと
私たちの記憶の下で
何かが
くだけ散っていく

それは
再生への営みと
私たちは知っている

枯葉を
振り向いたりしないのは
そん ...
寒い夜でした

北の空に

銀の尾を引きつつ

お星さまが流れて

行きました

願い事一回目

夢は死に

お星さまは消えたのです

そんなに長いお願い事でも

...
さよなら、少年。

君と君の友達の輪から
僕が誰にも気づかれないまま抜け出していた午後も
それに気づいた午後も
まるで青と光が零れるばかりの
残酷な天気だったね、世界は




...
国道に掛かる歩道
午前四時に佇む僕の
肩に降りかかる雨は
思うより冷たくもなく

疎らに通り行く車
水飛沫を避けて歩く
十一月の雲を眺めても
滴が落ちてくるだけで

長い土曜の終わ ...
うた が ひろがる

やみ の なかへ

おと は ゆさぶる

やみ の すべてを

ことば は しめす

やみ の かなたを

それでも

うた は

ひかり では  ...
なつかしいかいがらに
つめこまれた やみのなかで
いまも おまえは
うたっている

しろいほねのうた
うたっている

わたし わたしは
だれですか

おまえ おまえは
どこにい ...
寒い夜に
誰も相手にしてくれない
誰もマッチを買ってくれない

女は暖まろうとマッチを1本擦ると
炎の中から声がした
「おまえは我侭だからみんな近寄らない」

もう1本擦るとまた声がし ...
ほうむりさられた ことば
いしのへやのなかから
とつとつと とりあげて
いま ここで
ただ ならべる

ときと ひとと よる
みずは ながれる

あさは まだ
こない
覚えててもらえてた

これほど嬉しいものはない

『365分の1の確立だったw』

って あなたは言うけど

『BIG引き当てた気分だw』

って あなたは言うけど

それでも ...
 「仕事 お疲れ様(^^)」

   『疲れてないよw』

って いつもの返事

 「そう返ってくると思った笑」

そんなやりとりが ささやかな 幸せ。
「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」
「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」「るる。」
「るる。」「るる。」「るる。」「 ...
///////////////////// ////////////////
//////////////////// /////////////////
///////////////////  ...
側に居るみたいにふぅっていられれば、いいね。
手を繋ぐのに約束はいらない、ね。
何を迷うんだろう、ね。

心の中にそぉっと忍びこんでいければ、いいね。
大事な事を思い出しそうな気がす ...
そう

帰りが遅くなると
決まってあの角で待っててくれた
なんでかマフラーと手袋持って  

『ちょっと用事あったから』って照れくそうに






嬉しかったん ...
寒くなってきたね

塩化リゾチーム

塩酸メチルエフェドリン

リン酸ジヒドロコデイン

風邪薬の有効成分

くすくすっ

ほこほこの肉まん

食べたいね
ヘッドフォンから流れでる星を聴く白む空に祈る午前5時



昼過ぎの日ざし出窓の水槽でスプリングして七色プリズム




空の手前でカーヴしてはくりかえす「はなれたくない」ロケット旋 ...
通り道に たおれていたら
ぞろぞろ やってくる 
異形のものたちに
ふみつけられて すこし
げんきに なるのである
老人ホームの廊下にぽつんと置かれた
老婆の横たわるリクライニング

動かない首をギブスで固定され
閉じた瞳を{ルビ顰=しか}め
入浴の順番を待つ

「{ルビ今日=こんにち}は」

...
見つめ合ってみたの
なんの得にもならないって
わかってはいたけれど
亀のお尻はかわいいねって
言いたかっただけ
夕暮れ時に
かち合ったのが
運のつきね
家屋は言葉のように
優しく朽ち果てていた
時間があればそこかしこで
両親は笑顔を絶やさなかった
幸せな玄関ホール
その壁には今でも
兄と私の指紋が残されていて
静かに機械の匂いが ...
一、

せんせい、と
あたしの声が響くたび
澄んだ空気が
ゆらり
あでやかに揺れる
それに気付いて
目の奥のどうようを
れいせいな
おとなのまなざしで
隠すひと

その距離は ...
平日のまっ昼間に
後背位をしたあと
快速電車にのったら
となりに孔雀がきて座った

言いたくないけど
むかいの椅子も
となりの車両も
ぜんぜん空いているようなのになあ
孔雀はなんだか ...
ばおばぶ ばおばぶ

奇妙な形の樹木の名前を呟きながら
帰り道は足元しか見ないで大急ぎで帰る

ばおばぶ ばおばぶ

自動改札で定期が向こう側に吐き出されるよりも素早く
改札を通り抜け ...
部屋の電話線は
きっと
つながっているのです
耳をそえると
懐かしい雨音まで
聞こえてきます


ロウソク工場の煙が東へ流れて
小さな雑草の黄色い花が
激しく雨粒に
たたかれてい ...
卵が呼吸している
産声を内に潜めながら
類ない曲線で肋を明るく丸めて
{ルビ縁=ふち}を暗く発信し
ゆるやかな衝撃で交信するので
次元はゆらぎ鳴いている

重ねてきた年齢に
皺を深く刻 ...
ただ愛したから欲しただけなのです
それは
貧乏でも裕福でも体が動かなくても
愛してしまえば

地の底に沈んでしまいそうなほど
相手を思っても
「お金」というものが押し流すのです
相 ...
あちゃ、方向性間違ったかも。 羽のついたボールが
キャッ、キャッ
といいながら落ちてきた

「ほらね僕にだって飛べるんだ
鳥になったんだよ」



「あのね、それは飛んでるんじゃなくて
落ちてるのよ。 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
快晴夜チQ自由詩205/11/15 2:15
被食欲田島オスカー自由詩305/11/15 1:48
秋ゆきuminek...自由詩8*05/11/15 1:40
「流れ星」たかよし未詩・独白105/11/15 1:36
さよなら、少年。tondem...自由詩005/11/15 1:01
午前四時松本 卓也自由詩4*05/11/15 0:35
うたこむ未詩・独白1*05/11/15 0:32
いまも未詩・独白2*05/11/15 0:11
マッチ売りの女王イオン自由詩6*05/11/15 0:07
ことばこむ自由詩2*05/11/14 23:51
私にとって特別な日空 春色自由詩1*05/11/14 23:28
ブラックサンデー自由詩2*05/11/14 23:21
るる。ふるる自由詩5*05/11/14 23:05
斜めに降る雨の中の白い自由詩2*05/11/14 22:59
詩卵/thema Pure☆自由詩2*05/11/14 22:55
・・・・。柚姫自由詩005/11/14 22:16
寒いたかよし未詩・独白005/11/14 22:07
【短歌祭参加作品】 追伸 : さがさないでください望月 ゆき短歌1405/11/14 21:30
そろもん(黄昏時の話)みつべえ自由詩705/11/14 21:02
茨の冠服部 剛自由詩9+*05/11/14 20:35
梟と猫チアーヌ自由詩205/11/14 20:09
優しい機械たもつ自由詩3105/11/14 19:56
少女舞台かや自由詩13*05/11/14 19:26
孔雀ZUZU自由詩505/11/14 19:03
ばおばぶ大覚アキラ自由詩505/11/14 18:09
回線の断層たりぽん(大...自由詩605/11/14 18:06
化身こしごえ自由詩7+*05/11/14 17:06
そのまなざしは君のものアマル・シャ...自由詩5*05/11/14 17:03
困った時の格言1汰介未詩・独白205/11/14 16:14
なんでもできるはずだけど初代ドリンク...自由詩6*05/11/14 15:17

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