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世界の四隅まで
呼吸の音が染み渡っている
君の耳にも届くだろうか
この交響曲
生き物達は静かに とても静かに
生き死にの分裂を繰り返している
潮の満ち干きのようなその静かな喧騒を
愛 ...
夕焼けが 淀んだ雲と 腐れ合う
出土せねば欠土とし学者母の墓前へ
閉じられた形跡のない倉へ続く道
こうも容易く陽動されては虹の赤へ
段差為すべきこと為し静かな養老院
阻む樹液 交響楽団 森を出 ...
女は 11月
凍える土地で
生まれた
きょう
そら はたかく
凍える女 の
暮らしているところま
で
まるっきり
みず と
そら とを
隔てるものがない
そ ...
A!ワイフェンバッハの暗示がアル!亜湿度のアシッドネオンの廻天ト!
*leunon(草花ニ)
瞑想プディッシュに活ケル(ト音の)ピアニ花-駆るジュー夢、Ar
浴槽でのSuiな迷走譜 独唱ト ...
あなたは私が
強い女だって言うけど
ニコニコしてるだけで
強くなんてないんだよ
私だって
泣きたい時があるんだよ
私だって
抱きしめてほしい時があるんだよ
私だって
不安な時があ ...
ベランダは東向きだから
朝はとても眩しいよ
彼ね
厳しい審査の結果
高得点で合格しないと見せないよ
足の親指を齧ったあとの
くりん、とキャット半回転
もう ...
夕方 帰り道
裏口のドアを開けて夕暮れの中外へ踏み出すと
あっという間に自分のまわりを浸していく冷えた空気
吐き出す息は白い いつの間にか冬
不意にセーターとコートにまもられた二の腕が寂し ...
母が癌で去って六日目に父が倒れた。
病名は白血病だった。
父は門限や勉強に、容赦しなかったので一時確執のような物も
生まれた事も有り頑固で頭の固い父だと思っていた。
その父が入院したの ...
メロスが走っていた頃
大半のメロスは
走ってなかった
セリヌンティウスが王に囚われていた頃
大半のセリヌンティウスは
自由に街を往来していた
少年の青白く細い指は
ページをめくり続け ...
魚達が僕を見ている
ここはどこ!?
苦しくない冷たくない
海流に運ばれて
あてもなく
真っ暗だ…
発光魚の光で
淡く ...
全然、
上手に泣けない
上手に笑えない
上手に話せない
上手に愛せない
だから
君に傘をさして
あげる
君がぬれないように
上手にさして
あげる
おれの部屋にはブラックホールがあって靴下やらボールペンやら小銭やら車の鍵なんかが時々入ってしまって出てこないので非常に困るのだけれどこないだその穴を覗いたらなんか黒っぽいものがモゾモゾひっかかっている ...
いいかい?諸君!
僕は整列した彼らの前でお説教
確かに変化に乏しい日常生活を過ごすうちに
時としてスリルを求めたい時だってあるだろう
世間の荒波に揉まれてみたい広い世界を見 ...
うつむいているきみのかわりに
あしのゆびをかぞえてあげる
うつむいているきみのかわりに
みずたまりのふかさをはかってあげる
うつむいているきみのかわりに
こいしをきれいにならべてあげる ...
庇から零れた一滴
微かな時間を奪われて
誰も気付かぬ苦笑い
皮肉を孕んで頬濡らす
眼鏡に張り付く七色が
淀みを儚く映し出す
娼婦の囁く愛の歌
路上に輝くガラスの破片
雨音と詠う ...
夜を忘れたら月は太陽になるかしらと君
かしら 凛とした語気が受話器の楕円に沿ってひびく
夫婦なんて空気みたいなものらしいよ
の 君からの応答 螺旋を逆に辿るために
どんな言い訳もオヨビデナイ ...
遅すぎたかもしれない出会い
僕は遠回りしすぎた
時刻票なんてみてなかったから
終電に乗り遅れた
歩いて帰らなければならない
誰もいない深夜の曲がりくねった道
それでも
...
伝え逃したさよならを いまも此処で
渦巻く感情を吐き捨てられないまま
抱きしめたはずの感触と温もりに
いつの間にか離別が影を落とす
もう遅いからと言い聞かせて
尚も反発す ...
少年は粘土でイカの化け物を作った。
「これは何?」と先生が訊くと
「バケモノイカ!」と言って、
あまっていた粘土をイカの化け物にぶち当てた。
ふっ飛ばされたイカの化け物は、
隣にあった「潜水 ...
シリウスが綺麗になったから
息子と一緒に
夜の海へ出かけた
星の匂いが鼻をつく
息子の手には
骨董レベルの携帯が握られていて
それは
息子の母親の持ち物だった
...
{引用=ああ
君は赤い
僕は目をつぶって
一気に吸いこむ
ああ
唇よりも赤い
冷たい空気と巻きこんで
無秩序にえぐる
声、声、
ああ
夕日よりも赤い
...
僕が以前働いていた特養で十三年生活していた
身寄りのない K {ルビ婆=ばあ}ちゃんの告別式が老人ホームで行われた日の夜
他施設との懇親会が行われ、
僕は「はじめまして」とテーブルについて
「 ...
演じるのにはどうしても
ナイフとフォークが必要なのであった
手づかみで食べた赤いカルネの味
女優は決して忘れない
目をつぶれば鼻を突らぬく
沈黙の香り
その ...
登校中の夢想
田んぼにはまった。
授業中の夢想
先生に怒られた。
休み時間の夢想
あ、次理科室だ。
給食中の夢想
あ、全然食べてない。
掃除時間の夢想
...
闇の中で息を潜めていた種子たちは今
ざっくりとメスを入れられた裂け目から
差し込む光に晒され
処女膜のような薄さで
その突き破られる一線の痛みを待ち望み
震えて耐えている
数々の果 ...
ある歌をききながら考えます。
雲を想像します。なにかできるのでは。
洗面所へいき、顔を何度も洗います。変わらなければ
ある歌をききながら、小ささや、孤独、無力感さえ。
田舎っぺだけど
私は知ってるよ。
明け方の空の蒼さも
雪の白さも
川の水の冷たさも
田んぼの蛙のなきごえも
都会っ子だけど
私は知ってるよ。
街の便利さも
...
赤い髪をした女の子が近寄ってくる
手にはちいさなかばんを持って。
そのなかから手にとってぼくに見せるのは
お菓子でも、お金でもなくて
ちいさなちいさな言葉の書かれた紙
昔、希望とかyesとか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
少年は舌を指差している 2
槙田雪
自由詩
4*
05/11/18 16:06
交響曲
第2の地球
自由詩
6
05/11/18 15:55
不倫
hiro
川柳
2
05/11/18 14:21
二行空行
黒川排除 (...
川柳
2
05/11/18 14:14
放射冷却
森川マサハル
未詩・独白
3
05/11/18 14:01
LANA#6
六崎杏介
自由詩
2*
05/11/18 13:43
ホントの私
夏川ゆう
自由詩
1+
05/11/18 13:32
猫の結婚記念日
銀猫
自由詩
11*
05/11/18 13:09
かえりみち
藤谷杏子
自由詩
1
05/11/18 9:40
回想
しらいし い...
散文(批評...
14*
05/11/18 9:18
指
たもつ
自由詩
11
05/11/18 8:47
盲目の魚の為のソネット
たかよし
自由詩
1
05/11/18 5:48
傘
043BLU...
自由詩
6
05/11/18 4:17
「ぶらっくほーる」
shu
散文(批評...
1
05/11/18 3:56
冒険者たち
やまかつ
自由詩
4
05/11/18 2:50
うつむいているきみの
〃
自由詩
1*
05/11/18 2:16
温い雨
松本 卓也
自由詩
3*
05/11/18 2:03
きみと別れると決めた夜の覚え書き
窪ワタル
自由詩
7
05/11/18 2:02
星の降りそそぐこの街で
炭本 樹宏
自由詩
7
05/11/18 1:58
decresc.
キナコ
自由詩
1
05/11/18 1:57
彼こそ天才!
プテラノドン
自由詩
2*
05/11/18 1:26
シリウス
蒸発王
自由詩
5*
05/11/18 1:11
ていねいに四角い紙(ラブレター)
簑田伶子
自由詩
7*
05/11/18 0:16
白い花に囲まれた寝顔 〜 K 婆ちゃんに捧ぐ 〜
服部 剛
自由詩
11+*
05/11/17 23:58
女優
むらさき
自由詩
1*
05/11/17 23:25
夢想
成実
自由詩
1+
05/11/17 23:16
「石榴」
shu
自由詩
1+
05/11/17 23:12
ある歌をききながら
加藤 ココ
自由詩
3
05/11/17 22:56
田舎っぺと都会っこ
成実
自由詩
0
05/11/17 22:52
30
大小島
自由詩
0
05/11/17 22:25
6503
6504
6505
6506
6507
6508
6509
6510
6511
6512
6513
6514
6515
6516
6517
6518
6519
6520
6521
6522
6523
6524
6525
6526
6527
6528
6529
6530
6531
6532
6533
6534
6535
6536
6537
6538
6539
6540
6541
6542
6543
加筆訂正:
ボージョレ・ヌーボー
/
恋月 ぴの
[05/11/18 7:07]
一部削除
滑落
/
たりぽん(大理 奔)
[05/11/17 23:46]
冒頭と最後を推敲。
7.22sec.