くらげに刺されて
手がしびれ、
正座をしていて
足がしびれ、
肘をぶつけて
腕がしびれ、
血を抜いて
唇がしびれ、
眼が合って
心がしびれ、
ニュースを観ていて
頭がしびれ、
...
暖かい闇が
降りてきて
お帰りなさい
と
呼ぶ声
お布団の中には
たくさんの小人
目を閉じて
深呼吸
この体は
わたしのもの?
ほどけてゆく
でろでろ
でろりん
泥沼のなか
まっすぐな姿勢で、書きなさい。
こんな忠告とともに、身体の歪みを矯正して
くれる機械があったら、私はそれに従うだろ
うか。椅子の背もたれの部分に備えつけられ
たセンサーが、座っている者を背 ...
霧の底は不思議の国である。霧は谷間を埋めて川のように流れる。霧の上に表れている山のいただきは雪に覆われている。霧の流れは谷間の果ての崖にふつかって上昇し、山の斜面を薄いレースのカーテンのように覆うが、 ...
ぼくが
みぎひざをいためたら
すかさず
ひだりひざをいためてみせる
ぼくが
あたまに
未破裂の動脈瘤をつくったら
すぐに
6センチの脳髄膜腫を
つくってみせる
きみの負けん ...
シャンプーハットをかぶる男の髪が、
全部抜け落ちてしまえばいいのに―と、
ドリスは星に願った。次の日、その男が
頭を掻くと髪がごっそり抜け落ちた。
ドリスは彼が風邪をひかないように
毛糸の帽 ...
その公園にはたくさんの小僧がいる。
「ハナタレ小僧」に「ヨダレ小僧」
「お漏らし小僧」に「汗かき小僧」のせいで
地面はビッショビショ!
芝生が枯れるわ臭いわで、たちの悪い動物園みたい。
人足 ...
僕の魂は丸いサイコロのよう―
生まれた時は四角だったが、
成長するにつれ丸くなっていった。
そしていよいよ丸くなったサイコロは
「何歩進め」などと伝えることなく転がり続ける。
きっと砕け散る ...
ちょっと後押ししてほしかっただけなの。
何がしたいかなんて、本当はもうとっくに決まっていたのだから。
不意に訪れる眩暈のなかで
わたしの奥から
声 でも うた でもない 音 がする
無意識に産み落とした空のタマゴは
曇りの日に次々と孵化し
電子の情報に
右脳と神経を肥大させては
...
すべての組織が生まれ変わるこの体
わたしはわたしであってわたしではない
思い出を亡くしてしまえば失ってしまえば
生き物であったとしても わたしにはあらず
体から零れていく思い出の欠片たちを ...
みんな、おいらたちを忘れてるだろ〜
でも、律義な性格だからバッチリエナジー送るよ!
保存はWindows:右クリックして保存 Mac:コントロールキー+クリックだ!
浮遊するのは 短い 手である
切り取られている それらは
いなくなった 僧侶であり
僧侶の 泥の数珠である
浮かび上がるのは 指先である
アスファルトの 教義に
道徳の 邪 ...
ぼくたちは
生まれたときから
本能なんて
ぶっ壊れてるから
いつでも
発情してる
目が合えば
それだけでもう
何もかも
どうでもよくなる
動物よりも
動物的で
ケダモノよりも
...
私が持っている鍵を使って
あなたの心に入り込む
でも今は
鍵穴が新しくなり
私の鍵では入れなくなった
私への想いがなくなった証拠
使えなくなった鍵は
捨ててしまおうか
私の ...
風にゆられてザーザーザー
刈られていくぜバッサバサ
釜ん中に入れられて グルグルぐると回わされる
サッパリしたぜ おいらたち
今から 祭りだ お祭りだ!
ワクワクしながら水ん中
ポ ...
日本には四季それぞれの味わいがある。
ぽかぽか 陽だまりの春が好きな人
太陽ギラギラ 花火が綺麗な夏が好きな人
紅葉に心洗われる秋が好きな人
白銀の頬の冷たくなるような寒さの冬 ...
こな雪がつもった
前髪につもった
この大都市で
吐息がきこえた
君の
吐息がきこえた
流星のように 突然 君は訪れた
罪と歓喜に 灼かれながら
その夜 世界を夢見る永遠者の 憧れ が
人ゆえの この白熱の炎 であることを 私 ...
{ルビ蒼水面=あをみなも}浮かび流るる赤き葉も沈みたゆたう淡き葉も秋
紅葉を閉じ込めている秋の川浮かぶ{ルビ椛=もみじ}も沈む椛も
3歳の夏にわたしは赤ちゃんを産んだのだった
やわらかい栗毛を愛おしいと思った
乳母車はわたしの筋力のなさをあざ笑ったが
幸せな光はいつもわたしの頭上で放たれていた
母親になる幸せを誰に ...
想うだけで
心があたたかくなる
そんな人が
私にはいるから
大丈夫
まだがんばれるよ
飲みすぎたアルコールとともに吐き出した
苦しみも 悲しみも 寂しさも
苛立ちも 憤りも何もかもが
それはもう呆気なく
それはもう大きな渦となって
便器の穴から消えてゆく
吐き出した ...
道で見掛けた
名前も知らないあの人は
明らかに物憂い表情
すれ違いざま
それを少し和らげている
上品な残り香を眼で感じながら
少しばかり憶ってみる
あの人は
心に疼きを抱えているの ...
鎮静剤入りの点滴を
一滴づつ見てる
死にたい 死にたい
どうしょうもなく空虚だ
縛られた両手
尿道にはバルーンのチューブ
洗浄された胃
活性炭で黒くなった舌を見た
こいつを ...
幼き頃
大事なおもちゃは全部弟に取り上げられた
母に話してもお兄ちゃんだからがまんしなさいと言われた
よく妹をいじめて遊んだ
そのころの楽しい思い出が僕には全然ない
家庭の ...
「グットナイト」
全て流れていったみたい
時は人々を押し流し
何時しか
悲しみと安らぎの海に着く
確かにそこにいた生命
もう何処にもいない・・・
泣 ...
僕を見捨てないというならば
どうか
温かい言葉と
優しい抱擁をください
僕を切り捨てるというならば
どうぞ
冷たい非難を投げかけて
この首筋を力の限り握り締めてください
星々の明るさが際立ちます
夜気がひんやりと
澄み渡るらしく
星々の明るさが際立ちます
されど
星々はつねに燃えているのであって
なんの労苦もなく輝くものなど
在りはしないのであって
...
リョウ『豚』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=54209
hyro『out from a door』
http://po-m.com/forum/sh ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
反応
FUBAR
未詩・独白
4*
05/11/15 23:11
暖かい闇
チアーヌ
自由詩
1
05/11/15 23:00
優しい機械
岡部淳太郎
自由詩
10*
05/11/15 22:29
霧の底の国
殿岡秀秋
自由詩
3
05/11/15 22:04
負けず嫌い
草野大悟
自由詩
4*
05/11/15 21:56
『ドリス、優しくて』
プテラノドン
自由詩
2*
05/11/15 21:19
「公園」
〃
自由詩
2*
05/11/15 20:38
丸い、サイコロ
〃
自由詩
1*
05/11/15 20:00
ぷっしゅ
Cl
自由詩
1*
05/11/15 18:35
カラ
銀猫
自由詩
10*
05/11/15 18:21
きらきら
アマル・シャ...
自由詩
3
05/11/15 18:21
夏のエナジー送りたい!
たりぽん(大...
携帯写真+...
8*
05/11/15 17:03
浮遊した土葬
奥津強
自由詩
9*
05/11/15 16:55
発情
大覚アキラ
自由詩
1
05/11/15 16:43
心の鍵
夏川ゆう
自由詩
9
05/11/15 16:34
コメつぶダンス
hiro
自由詩
3
05/11/15 16:31
季節が変わる
renchu
自由詩
3*
05/11/15 15:23
初雪
米倉瑠学
自由詩
4
05/11/15 14:39
Mortality(または 「炎の夜」)
まどろむ海月
自由詩
3*
05/11/15 12:31
流秋
一代 歩
短歌
2*
05/11/15 11:10
初産
むらさき
自由詩
8*
05/11/15 9:27
大丈夫だよ、あなたがいるから
春日野佐秀
自由詩
8*
05/11/15 9:05
笑う
恋月 ぴの
自由詩
15*
05/11/15 7:58
触発
FUBAR
自由詩
2*
05/11/15 5:30
発作的衝動
たかよし
自由詩
2
05/11/15 4:56
半生記
炭本 樹宏
未詩・独白
5*
05/11/15 4:52
さよならは言わない
たかよし
自由詩
1
05/11/15 4:07
懇願
水島
自由詩
2*
05/11/15 3:11
霜月
千波 一也
自由詩
14*
05/11/15 3:10
ギルド批評05/11/15
黒川排除 (...
散文(批評...
3
05/11/15 2:58
6507
6508
6509
6510
6511
6512
6513
6514
6515
6516
6517
6518
6519
6520
6521
6522
6523
6524
6525
6526
6527
6528
6529
6530
6531
6532
6533
6534
6535
6536
6537
6538
6539
6540
6541
6542
6543
6544
6545
6546
6547
加筆訂正:
*木枯らし一号*
/
かおる
[05/11/15 13:25]
二連目二行削り、それに伴い助詞と文章の並びを変えました。
冬蝉
/
窪ワタル
[05/11/15 10:12]
若干改稿しました。
豚
/
虹村 凌
[05/11/15 4:54]
誤字修正
7.18sec.