街灯灯る深夜の通り
できそこないの自分には
ふさわしい
迷子の猫が鳴いている
宴を終えたサラリーマンが
鼻歌まじりにとおりすぎる
いつもいつもおもってること
秘密 ...
コタツで寝て、何が悪いの。
「風邪ひくじゃん」って言うけど、
ぁたぃバカだから風邪なんかひかないもんねーだ。
コタツあったかくてキモチいーじゃん!
ベッドなんて寒いじゃん。
...
この気持ち
如何表して良いのか
言葉など遥か越えた所で
あなたと出会った
そしてありきたりになってしまう
「ありがとう」
でも略してる
「ずっとずっとありがとう」
...
空白く
肌柔く
風吹雪き
髪解き
今宵
春の宴
凍える塊
解き放たんと
絡み燃ゆ
心露わに
身に刻むは
淡い桜
色の香
...
悔いなんてなにもない
なんてどうでもいい嘘をついた
その部屋は冬の海のように
優しく揺れ続けている
雪に咲いたあの花の名前を
結局思い出せないままだった
君は時計とともに僕の部屋へ来て ...
旅立ちの朝のまどろみの中
青空の月のような夢に
頬を流れる涙は誰のためだろうか
もう内容を覚えてないのに
この部屋を懐かしく感じるのはなぜだろう
大好きな本や窓からの景色
宝石箱の水晶の欠 ...
にゃにゃにゃんにゃー(気持ちいいねー)
にゃにゃ、にゃにゃんにゃー(つか、重いって!)
2006年の寒波
窓の外で
え?
7人死んだ?
こんな都会で?
ぼくはほら、Tシャツで生きてる
窓の{ルビ中=うち}で
息の根も凍る−38℃
窓の外で
え?
寒さで ...
あなたを思うことが
こんなにも苦しいなんて
やさしいあなたの声で
あたしの名前を呼んでほしい
夜がつめたくなる前に
あたしの名前を呼んでほしい
苦しくて
せつなくて
...
こんなさびた暗いアパートに
なぜぼくは住まなきゃいけないんだろう
カスバの女をよく歌っていると
父さんに言ったのは母さん
その歌を二階の女の人は
今日は歌わず階段を降りてきた
...
海を見た
海を見ていた
昨日のこと
一昨日のこと
それはあったこと
それともなかったこと
過去を過去として
それは言葉を介在して生まれる
創られた過去
生み出された時間
認識は言葉 ...
静寂に染まった
うなだれた頭を持ち上げて
死んだ魚の目をしていた
ムラサキ色の眼光
ヒト気の無い道端に転がっていた
オクラの缶詰と一緒
卒業の日、A君が言った
みんな繋がっている ...
剣と盾
アナタはどっちを選ぶ
破壊を繰り返し殺戮の
レクイエムを流す剣と
心を守り自分を守り
自分を否定し何事にも
否定を繰り返す盾か
剣と盾どっちとも
...
空がこんなに青いからって
自分を責めることはないさ
世間が眩しいからって
君がいないほうがいい
なんてこともない
握り締めた土くれには
君の跡が残る
降りしきる生死の中
涙 ...
これから明けていくというのに
どんな闇より深い
口笛が
聞こえる
とぎれがちになるのは
灯台が
瞬くから
そして波が
騒がしい
そう、音が
熱をともなって
肌を
突きぬ ...
玄関のドアを開くと
右手の壁に一枚の絵が{ルビ掛=か}かっていた
六十年前
I さんが新婚の頃に過ごした
緑の山に囲まれた海辺の村
二十年前
定年まであと一年を残して
急病で世を ...
何回挫折したかな
人生なんて何が起こるか分からない
病気になった時は本当に晴天の霹靂だった
そんなことあるものかと思っていたから
仕事も辞めて
自分で生きてゆけなくなって
前後不覚になるま ...
その公園では立ち枯れて百年の昔
霞む象 連れ去られていくのはわたし
焼けたトーストごと母の血を噛む
軒しつらえる無数のケーブル吐く氷塊へ
太字五本線農道脇で息する場所
焼 ...
そこに滴る血を舐めよ
その血は鳥の名
アオを呼ぶ鳥
それは忘れられた冬の匂い
手のひらを濡らすその血
その血は星の名
瞬く恒星
それは既に無い ...
出逢いとは、場面とは一瞬のモノ
一度が終わってしまえば二度とは縁を結ばない儚いモノ
だから一瞬一瞬全てはきっと完璧なのだ
一度過ぎてしまえば二度とはない儚さ
しかし、その儚さ故の完璧さ ...
その指先に
凍れる紅をさし
頬の産毛を粟立たせ
きみは
街なかの雪に泳ぐ
手のひらで固めた結晶は
赤い目を探すうち
もはや雪でなく
氷の透明に変わっている
そんなにも ...
此処から落ちたときに拾った景色
愛に飢えていた
埃を被った玩具の城
それでいい
それでいいや
愛の無い世界は
道端に寝転んでいて
溜息をこぼしては
人はそれを踏み潰して
...
わたしの背中と
あなたの背中のあいだに
まいにち
いっさつずつの
本をならべてゆきたい
楽しいおもいでも
悲しいおもいでも
みんなみんなすてきな表紙の
本にしたてあげるの
本がな ...
戦い という 言葉の 次元のなさよ
意味 のない 詩軍の 銭湯で
笑わされたのは 傲慢さ
「ああ、俺にはミッションがあるんだ。爆破、爆破、俺のペニスを爆破さ。何故って、エロくなりたくないんで ...
太陽が顔出した
ぼくらはまだ夢の中さ
それでも時は流れている
確実に少しづつ
登校中に道ばたに咲いた
綺麗な花を見つけました
だけどその花には名前もない
花だ ...
すでにぼくは再起不能に
おちいっているんだ
しゅがない
神の領域に踏み込んでだ
その場所はどこだったっけ?
覚えていないや
ブレーキいっぱい踏み込んで
止まろ ...
十把一からげな速報を
薄型液晶で
まじまじと聞く
増築された
新聞に
にこやかな容疑者が
載っている
母は
やわらかな続報を
待ち望んで
スピーカーに耳を
あてる。
...
何事も神の如くの一言の「残念ですね」君立ち去りぬ
わたし したわ
たわし
何事もひそやかにゆく
使われることで歪みつづけてみちゃう
天然記念物みたいなたわし
ありのままね
わたし
たわし
したわ
こことそこを繋げ
リンクす ...
黒に近い深緑から
白のうたが聞こえていた
たくさんのものを失って
望まぬちからを得た最初の日
こんもりとした光のかたまり
まるく息づく色はほどけて
指を撫で
指と指 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
こころにいつも花束を
炭本 樹宏
自由詩
2
06/1/21 1:17
バカは風邪ひかない
まなみ
自由詩
3*
06/1/21 1:14
受信
ANN
自由詩
1
06/1/21 1:00
春を想いて
ノクターン
自由詩
2*
06/1/21 0:49
往診
霜天
自由詩
11
06/1/21 0:24
少女の旅日記(true end)
ススメ
自由詩
1
06/1/21 0:06
ひなたぼっこ
uminek...
携帯写真+...
6*
06/1/20 23:51
ボーダーライン
馬場 こうい...
未詩・独白
1
06/1/20 23:26
ここにいるよ
ユメミ リル
自由詩
2*
06/1/20 23:24
夜に咲く花
純太
自由詩
6*
06/1/20 23:22
5分前の世界
紫音
自由詩
1*
06/1/20 23:18
缶詰
本村K
自由詩
1*
06/1/20 22:29
剣と盾アナタはどっち?
こめ
自由詩
5
06/1/20 22:22
僕は思うから
アマル・シャ...
自由詩
11
06/1/20 22:01
残闇の口笛
たりぽん(大...
自由詩
12
06/1/20 21:56
妻の背中
服部 剛
自由詩
9*
06/1/20 21:45
挫折志願
ジム・プリマ...
自由詩
2*
06/1/20 21:37
うそきみどり
黒川排除 (...
川柳
3
06/1/20 21:36
畏れ
ミゼット
自由詩
1*
06/1/20 21:33
瞬き
ala
自由詩
1
06/1/20 21:28
紅と雪うさぎ
銀猫
自由詩
11*
06/1/20 21:25
幸せ自慢
本村K
自由詩
1*
06/1/20 20:58
ブックエンド
ZUZU
自由詩
4
06/1/20 20:27
エロくなりたくないんでね
奥津 強
自由詩
5*
06/1/20 20:26
太陽の唄
こめ
自由詩
2
06/1/20 20:05
誤作動
〃
自由詩
1
06/1/20 20:02
ステレオ(3)
仲本いすら
自由詩
2*
06/1/20 19:33
小さな泉の純粋一途を朗らかに哄笑う
比呂正紀
短歌
2
06/1/20 19:29
わたし たわし したわ
tonpek...
自由詩
4*
06/1/20 19:18
夜と源
木立 悟
自由詩
3
06/1/20 18:00
6403
6404
6405
6406
6407
6408
6409
6410
6411
6412
6413
6414
6415
6416
6417
6418
6419
6420
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6422
6423
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6425
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6430
6431
6432
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6434
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6436
6437
6438
6439
6440
6441
6442
6443
加筆訂正:
妻の背中
/
服部 剛
[06/1/20 23:44]
4連目「海辺の家々」を「海辺の村」に訂正しました。
7.97sec.