真夜中
雪の解ける音で
目が覚めた
窓を開けると
まだ小さな
『春』が
窓枠に腰掛けて
せっせと雪を食べていた
時々
喉に詰まらせて
せき込むので
背中をさすりな ...
封じ込めたい
想いだけでは
精製できない
透明な水結晶
純粋でない核 宇宙との狭間
命を拒む冷気 気圏 ...
時間や記憶といったものが
脳の細胞と一緒に死んで逝く
日常という砦の中、ゆっくりと無用のものが死んで逝く
長く細い真っ直ぐな畑道を、一団の黒い行列
黒いレースのベール、透けるよ ...
すべてが虚しい
その原因は僕が何一つ手に取ろうとしないから
何か一つ手に取ればそれが大事になって守ろうとするはず
なんだっていい
何か大事なものをこの手で守りたいとさえ思えれば
この虚し ...
Farewell Party
色つきチョークの粉が舞う
ツイスターもなにもわずらわしくて
音も立てずに逃げだした
雪が頬照らして
しんしん静かな世界
ドアからあなたたちが出てき ...
干からびたトカゲが転がっていた
人の目は流れ往く
移り行く日々の慌ただしさに
呼ばれる姿もくすんでいった
やがて生々しい悲鳴だけ
コンクリイトに染み込んだ
いつまで生きていた
...
頭が千切れて揺れる
固まって固まってまっててまってて
お腹がすいた
そろそろ
真夜中のほうこう
しずかにしてねここは
ねおん
ごろん
ふろう
...
紅い花が落ちました
ゆっくりゆっくりと
白紙の様な白雪の上へ
音もなくゆっくりと
踏み潰されて行きました
くしゃりと小さな音を立てながら
黒ずんだ足跡に染まった紅は白紙に埋まり ...
ふしぎに しずかな
いまの ここで
めを とじて
みずを おもう
くろく あおく ひろがる
よるの すいめんを
おもう
うみのことも
かわのことも
おもう
てに ながれ ...
死んだ子どもの 残したものは
青く 青く 書かれた言葉
死んだ子どもの 残したものは
瑠璃色ににじむ 水彩画
死んだ子どもの 残したものは
祭り囃子の 笛の音
死んだ子どもの ...
もちろん 夢だとか
期待だとかいったものからは
さめないほうがいい
実は 何もかも見えていても
見えないふりで
熱中していたほうがいい
だから
それができるときは
そうしていた ...
あそべ あそべ
こねこと あそべ
くつひも びいだま
ねこじゃらし
あそんだ かずだけ
かるくなる
あそんだ かずだけ
しろくなる
ねむれ ねむれ
...
ほんをよむ
うたをよむ
ほしをよむ
かぜをよむ
さきをよむ
ふみをよむ
がくをよむ
ありをよむ
いしをよむ
あいをよむ
ときをよむ
しおをよむ
たくさんよむ
なんでもよむ
...
コッポラ:ミゼット、最近よく眠れないって言ってたでしょう。
牛乳あっためたから飲んで。
ミゼット:あ、うん、ありがと。
テーブルの上にいつものカップが二つ。
縁の欠けたのがミゼッ ...
じいさん
また戦争のはなし
チョコレート
ぼくは
イメージを喰らう
足のうら
火の雨が降る
ひゅうって
紅い空
熱くて
真っ黒な死体
水のない川
ぷかぷか流れる ...
椅子を差し出されるのが私の存在なのであった
笑われるのが私の存在なのであった
名前を呼ばれるのが私の存在なのであった
振り返られるのが
盗み見されるのが
聞かれるのが
妬まれるのが
叩か ...
あ(貴女を)
い(いつまでも)
し(幸せに)
て(照れるけど)
るる るる るる
るる るる…る(流浪する魂)
幸せな人を見るのが好きだ
あなたがうれしいと 私もうれしくなる
幸せな人を見るのが好きだ
優しいあなたを見ていると 優しくなれる
幸せな人を見るのが好きだ
昨日泣 ...
ジョー
チャンピオンになって
灰になったジョー
{ルビ灰燼=かいじん}に帰した六十年の理想
僕はクーラーのついた部屋
閉じ篭って
嘘っこの汗をかき
自分のために詩を書いている
今 ...
永遠が永遠じゃなくなるのは
心から永遠を望んだ瞬間(とき)
心から永遠を望んだ瞬間(とき)
永遠は終わりを告げる
空が飛んでいる
空が飛んでいるので全ての羽が浮上する
見つめることはいつだって透きとおる
見下ろせば ものの在りかはかなしい
重力の堆積が歴史で出来ているなら
ぼくらの言葉は足跡のように ...
彼らはその肉の産地が
わかっているようだったが
わかっていたんだなと
気付くまでに
俺は缶ビール一本を飲み干していた
俺の脳は密林育ち
どんな鳥もつまり
羽のあるデ・ジャブーにしか見 ...
空ばかり流れる雲なら
風の中を流れる雲にしてしまえ
地球上で悩み多きなら
いっそ心の中に
地球を入れてしまえ
くるくる回る
ピタと止まる
生きているから
小さくても感じます
繋がるのはカラダだけじゃなく
その手になりそうなトコロも
高くなりそうな鼻のトコロ
長くなりそうな足のトコロ
あるか ...
はじめて
部活をさぼって
あなたとデート
ドキドキしてたのは
さぼったから?
それとも
あなたに?
その昔
刑場へ向かう道程で咎人はこの橋の上に立ち
己の最期の姿を川面に映したと云う
インチキな占い師に
「貴女の前世は罪人でした」
と 言われて以来占いはやめた
この善良な ...
拭う毛糸の糸が絡み合い
少しづつ動けなくなる
前のそれに届かずに
それを大切に思う
もう少しの糸をちぎる
足元に散らかった私の靴の中にそれが入る
玄関を開けると
部屋は真っ暗 ...
友達以上の
ラリーが続く
初心者の振りして
ロブ上げるから
そろそろスマッシュ
決めてよね
雪の降る中
寂しさを吹き飛ばして
のほほんと煙草を吸う貴方に
敬意を表します
雪の降る中
…、所で火付けられますか?
貴方はバンザイをしている故に
いえ、気になさらず
雪の降る中
春にはない命 ...
おふろ に はいって ふわふわ
ふわふわ は だいすき
いいかおり が する
でも
おふろは だいきらい
ふわふわ ふわふわ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の味覚
蒸発王
自由詩
5
06/1/22 0:47
結晶という方法
たりぽん(大...
自由詩
6*
06/1/22 0:27
薔薇の葬列
草風
自由詩
1
06/1/22 0:25
眠れない夜・1
和泉 誠
未詩・独白
1
06/1/22 0:08
ふる雪
小宮
自由詩
3*
06/1/22 0:08
トカゲの一生
本村K
自由詩
1*
06/1/22 0:02
ねおんごろん、ふろう
捨て彦
自由詩
0
06/1/21 23:46
椿
ala
自由詩
2
06/1/21 23:45
水
こむ
自由詩
3*
06/1/21 23:40
てのひらに
〃
自由詩
0
06/1/21 23:34
これから
〃
未詩・独白
2*
06/1/21 23:30
こねこ
〃
自由詩
1
06/1/21 23:24
よむ
かぜきり
自由詩
2*
06/1/21 23:15
夜の人形遊び
ミゼット
未詩・独白
1*
06/1/21 23:12
隅田川
馬場 こうい...
自由詩
4
06/1/21 22:53
存在
蒼木りん
未詩・独白
3
06/1/21 22:51
るる…
たかよし
自由詩
0
06/1/21 21:56
〜Rose〜微笑み
阿麻
自由詩
11*
06/1/21 21:27
僕は嘘っこの汗をかいている(連詩)
便乗鴎
自由詩
1
06/1/21 21:08
永遠
朱華
携帯写真+...
5*
06/1/21 21:02
鳥瞰図
tonpek...
自由詩
29*
06/1/21 19:27
刻まれてゆくデ・ジャブー
純太
自由詩
5*
06/1/21 18:01
雲ばかり
〃
自由詩
4*
06/1/21 17:59
小さい蓮のハナシ
maumi
自由詩
3*
06/1/21 17:28
放課後
くろ
自由詩
0*
06/1/21 17:17
面影橋
落合朱美
自由詩
20*
06/1/21 17:10
.
当麻完二
自由詩
0
06/1/21 16:35
0(ラブ)ゲーム
やから
自由詩
1*
06/1/21 15:33
お寒い中で
HEDWIG
携帯写真+...
3
06/1/21 15:17
ふわふわ
仲本いすら
携帯写真+...
3*
06/1/21 15:08
6401
6402
6403
6404
6405
6406
6407
6408
6409
6410
6411
6412
6413
6414
6415
6416
6417
6418
6419
6420
6421
6422
6423
6424
6425
6426
6427
6428
6429
6430
6431
6432
6433
6434
6435
6436
6437
6438
6439
6440
6441
加筆訂正:
夜の人形遊び
/
ミゼット
[06/1/21 23:13]
改行を修正
7.79sec.