なんとなく感じる 不安  このまま年老いて 死んでいきそうな 不安
欲を満たしたいという 欲  なんとなく流れてゆく 時間
たまらなく 何か 悲しみに近い 不安

どうして 何も考えずに 不安 ...
ことばにできる愛のことば
それは わづか
想いの中でぐるぐるぐるぐる
どこへ行ったらいいのかも分からず
回り続ける渦の数と比べれば
ことばにできる愛のことば
それはわづか

生きるため ...
宙に浮かぶゼラチンでできた風船の中で
身体を大の字にして踏ん張っているボクがいる
人から見れば自由に空を飛んでいる
でも風だけが知っている行き先
降りてみたい土地が視界に入っても
...
世界をつくっただれかさん

こんな俺にも
きっちり終わりがある
ありがてえけど迷惑さ

こんな俺でも
セブンスターが吸える
うまいけど確実に毒だ

だれかさん 放任主義にもほどがあ ...
膝のこぶには
小鬼が棲んでいて
はたちの誕生日に
こぶを切り開いて
出てきたの。

こんにちは
10年間お世話になりました
膝の中はとっても
ぽかぽかだったよ
僕は今から旅にでます ...
(下記の文章中には話の流れ上、性的な表現が多数含まれます。18歳未満の方はご遠慮頂いた方がいいかもしれません。)

 今から15年も前の話である。
 私はその頃、大阪の堺市にある大病院の研修医を ...
それは主張する誰かのための
すでに去り際の匂いと聞いて
そこで僕らは降り止まない話を
目的も置き忘れた夢の覚める際を
緩み始めた自信とともに消費して
今日もまた柔らかい部屋に
柔らかい床に ...
その日
チカテツが「おかわり」と言ったので
駅員さんはバケツいっぱいの鬱憤をチカテツに与えた
そうやって今日が特別だってことを体に教える
チカテツは震えながらそれを
お腹いっぱい食べた

...
人が嫌いな君と
人を信じない私

それでもなぜかお互いを頼っている
寄り添うことはないけど些細な話しで
深く潜る事しないで笑い合えていた

椅子一つ分離れて座り合う
横に手を伸ばせ触れ ...
 

はるかあとおくうのお かぜのおむこおにい
きてきいのおおとのお

ちり〜ん



ゆうおじさんのリヤカーが通り過ぎる

ゆうおじさんのリヤカーには
ぽるしぇ
と書いて ...
お酒を飲まされて
家の前まで送られてきた

フラフラと布団に入るが
体の奥がジンジンして眠れない

自分の欲望と自分を取り巻く人達の欲望が
ギトギトに混じり合って体の中で渦を巻く
乱れ ...
一人では 歩けない
二人でも 歩けない

ああ、だけど
会いたかったよ、新宿
十代で家を出て
キャバ嬢とかやりたかった

紅茶の湯気ふわふわ
「通貨が統一になるんですって」と
パン ...
朝焼けの海も
だれかの夢のなかで揺れている
朝の一瞬の呼吸も、昼過ぎの時間が止まったそらのいろも
深夜二時のどんな陳腐な一秒にもかないはしない
夜は 自身が夜であるということだけで
僕にそう ...
林檎を見ています。

一つの瑞々しさをはらんだ林檎、それは歌います。
その歌は軽快なリズムでもって林檎の命、林檎がかつて実っていた木、沢山の仲間たち、
花であった時代、訪れた虫たち、そのきらめ ...
遠くから届かない声をあげて
魂の一部を切り取った涙
いつの間にか掻き消えて
誰の目にも触れない
寂しい場所に佇んでいた

僕が思うよりずっと
弱々しく伏せっていて
小さな言葉を振り絞っ ...
救われようとしているのだろうか
言葉を使ったり
遮断したり
歌を思い出したりして
救われようとしているつもりなのだろうか

あるいは
同じところをぐるぐると行ったり来たりしているだけで
...
凍えの夜に
面相筆で刷いた薄雲が
星座に風を満たし

十字に居並ぶ太古の紋様は
くっきりと現在を刻印し
ありふれた永遠を
わたしに見せつける


生は
背中の痛みで
諦めは
...
つまらなひ学校乃休み時間を利用して
日本を沈没させようとした小学生が居たので
おいおいおい其れはチヨツト遣り過ぎだろふと言へば
彼は突然に泣き出し僕はすっかり困ってしまって
煙草をあげたついで ...
抱き締め抱き締められる事でしか表す術のない想いは
貴方がいなければ
ただ この胸を掻き乱すだけ


徒らに空を抱いてみても
あるはずの温もりは其処になく
あるのはただ 孤独だけ

...
気になることの多い人
あの表情がなかなか見えない人
自分の頼りなさを悔やんでは
身の程知らずさにまたやられる

だんだん自分の問題に目がいくと
もう抜けだせなくなるだけ

これじゃこの ...
誰も居なくなった新宿にたった一人新宿の母だけが残った

今日も彼女は小さな椅子と机を出して手相を占おうとする
空き缶と吸い殻と破れたチラシが道を転がり
ネズミもカラスもゴキブリも姿を見せない
...
世界が途切れる最後の日をラブホテルで過ごそうと思った
窓の光も入らない暗い暗い新宿の安ホテルで
外界全てをシャットアウトして過ごそうと思った

風呂に水を張り
白と黒の写真と真っ赤な薔薇を浮 ...
冷えた夜が
低地を這っている
これもまたもうひとつの
忘れられた夜であろうか
――あの人は
  貴重な生を召し上がりました
何ひとつ 言い残すことはなく
混沌の角度で経験は薄まってゆく
...
言葉の鱗粉を唇に引いて
舞う蝶の音域で放たれた音声は
宙にひらひらと軌跡を残し
風に混じりそして散る。
かろうじてあなたの指先に舞い落ちるなら
それはかすかに体温を奪い
意味の残滓を残すだ ...
この世界には悲しみと喜びがあり
調和しては随分と長い生命を引きずり歩く
それなのに真実はいつも
地面にかすかに揺れていた

抜け落ちた心に行き場所は無く
無機質に針を動かすだけ
絶えず響 ...
夏が終わる頃を想い出していた
激しい太陽に
手を伸ばすだけ伸ばし
何もかも疲れきって
もう終わりだと
呟く
9月ごろの

冬は
雨の温度で終わりを知る
目に浮ぶのは
人知れず生き ...
ぼくは何しているか

分からないまま

悪を徹底的に

自己満足的に

この世から抹消させていた

ほらまたあいつらがきた

懲りずにまた地獄絵図がみたいのか

また人を困 ...
君の温もりを確かめる

一番簡単で
一番難しくて
一番大切な方法。

繋ぎたいけど
繋げない

そんなもどかしさも
君と僕を繋ぐ
温もりへの過程
星の瞬きのような街の灯を
高台から見下ろして 綺麗だとつぶやく人々がいる
このひとつひとつの灯の奥には
飾りではない 本当の

それはつつましく
されどしたたかに


幸せや
...
ずるやすみの木で
かみさまを見かけた
なにをしているんですかとたずねたら
ずるやすみをしているのさとこたえた

ぼくも人のことは言えないから
ああそうですかと
おおきな幹にせなかをよりか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
不安151自由詩1*06/1/18 3:05
裁き七尾きよし自由詩0*06/1/18 2:41
風に吹かれてボク自由詩0*06/1/18 2:40
エゴブロック馬場 こうい...自由詩306/1/18 2:18
膝の小鬼くろねこ自由詩306/1/18 2:17
セックスボランティア(R18)宮前のん散文(批評...53+*06/1/18 2:04
手に、手に霜天自由詩306/1/18 1:23
チカテツの日---自由詩806/1/18 1:21
椅子一つ分海月自由詩2*06/1/18 0:29
連音/夜を歩くAB(なかほ...自由詩606/1/18 0:25
真夜中和泉 誠未詩・独白006/1/18 0:20
フラウ バウムクーヘン木葉 揺自由詩8*06/1/18 0:16
夜の詩人便乗鴎自由詩3*06/1/18 0:05
林檎を見ていますふるる散文(批評...6*06/1/17 23:42
失望の宴松本 卓也自由詩1*06/1/17 23:22
ある、まやかしかのこ未詩・独白106/1/17 23:21
球根銀猫自由詩10+*06/1/17 22:49
休み時間に抜け出した虹村 凌自由詩1*06/1/17 22:48
或る夜更けの事凍雲 月歌自由詩0*06/1/17 22:47
笑顔が見たくてエメラルド自由詩106/1/17 22:40
新宿の母虹村 凌自由詩2+*06/1/17 22:18
暗い安ホテルで眠ろうと思った自由詩4*06/1/17 22:11
雨になる前に岡部淳太郎自由詩10*06/1/17 22:03
言葉の鱗粉ななひと自由詩206/1/17 22:02
本村K自由詩2*06/1/17 21:53
曇り蒼木りん未詩・独白306/1/17 21:52
自分が悪だと思う人は読んでくださいこめ自由詩206/1/17 21:49
繋ぐ朱華自由詩3*06/1/17 21:47
生活夜景自由詩206/1/17 21:28
ずるやすみの木ZUZU自由詩1406/1/17 20:57

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加筆訂正:
内なるチカテツ/---[06/1/18 0:08]
5.22sec.