今日も飛べない僕がいて
群れなす鳥のかげを追う
いつからこんなに遠くなったの
きっと翼があるのなら
そんないいわけ胸に焦がして
雲のむこうに誰が待つ
空の色がゆれて
風にのって流れる ...
はあ
はあ
あともう少しで
準備ができるから
熱く
熱く
熱くしてね
どろどろに溶かして
雨の日のロードスター
失敗は成功の元よ
どんどんダメにして
ゴミ箱に捨ててね
誰にも奪いようのない
あなたという存在がそこにいる。
美しいものを見て心奪われるのは
それがあなたの中にないものだから魅かれるの?
いや、あなたの中の美しさが共鳴してるんだよ。
美しい音を聴 ...
たとえば
カーテン越しの陽だまりに
できるだけぽつんと
たよりなく座ってみる
時計の針の
こちこちという音だけが
胸にひびくように
明るみの中で目をとじる
いつの日かお ...
冬の光が一本の木を撲ち
水のなかの空はむらさきになる
北の方からやってくる雨
無数に分かれ ひろがり
続きつづける水たまりの言葉になっていく
金の雲 金 ...
セックスもせずに
湿った時間を一組の布団の中で過ごす
浅い睡眠を繰り返し
浅い接吻を繰り返す
柔らかい乳房に包まれて
小さくなって眠る
軽々しく愛してる等と言う奴等を片っ端から殺す資格 ...
口の中に
異物
舌の上を転がる
砂糖のなれの果て
赤色三号がひれふすのコウクウ
あまい舌です
あまい臓腑です
そして
ここが一番甘い
指で指し示し ...
どうしても
がまんできないとき
上質なシュガーを
舐めたり
舐められたりしたいの
誰も寂しい思いを
しなくていいように
何気ないことがすごく嬉しくて
幸せで
涙が出そうになった
たった一言の“ありがとう”
うつくしいものを知って
自分もうつくしいものを紡ぎたくなった。
けれど、何が美しくてどれがそうでないのか。
それを識っておかないと
美しいものは紡げないと知った、
そんな日
抱きしめたいンだ
今 君を
言葉では伝えられない
私の気持ちすっかり
伝えてしまいたいから
抱きしめたいンだ
今 君を
言葉にしてしまいたい
でも
言葉にしてしまったら
きっとうまく言えない
言葉にしてしまったら
きっとみんな変わってしまう
何をおそれてるんだろう私
きっと
私の中の過去という魔物
いつか絵本を描きたいと言っていた
そんな些細な夢の事
忘れないで置いていったのかな
カバーの下にたくさんの想い出詰め込んで
優しく包んだオブラート
霞んだ想い出浮き上がる
ひらがなは ...
ぼくはとても大きいので
キングコングとよばれる
大きいといっても
あたまが天にとどく
わけでもなく
だからこそキングコング
キングコングと
からかわれるのだろう
ああ ...
自由につかえる時間がある
という能力
きみという名の七色の光は
まだ内側に混在しながら
そのときを待っている
これから書かれようとしている物語は
いつか ...
痛みを知らない子供がいるのなら
恐らく僕には救えない
救えなくても構わないから、せめて
傷つけることだけしたくないと願った
ただそれは
誰かの理想を押しつけられた
作られた神にではない
...
殺したかった
ぼくはぼくの人生を狂わした
あのいまいましいあいつを
ぼくはこの汚れた手で
あいつを殺す
あの日にあいつはぼくの愛しい人に
どなりつけ喧嘩し
殴 ...
ぼくは旅に出る
キドウアイラクで感情をむき出しで
雲に登りたかった
今もそうだった
でもその記憶はもう
アーティフィシャルインテリジェンスに
破壊されていった
...
午前五時
買ったばかりのブーツでも足がかじかむ
約束にはまだ早いけど待ちたいからあのコを待つんだ
ふたりで今日どこまでもいこうって約束した
午前七時
バスが通勤のサラリーマンを詰め込んで ...
誰もいない街の上を
独りの鳥が飛んでいた
色褪せた黄金の街だった
かつて金色の泥流に埋もれて滅んだ
古代の街のようだった
乾いた巨大な植物のなかから
鳥は光の色 ...
角砂糖がコーヒーカップのなかで
とけていく
時計をみると
もう夕飯の時間だ
歩き続ける
迷い続ける
目に見えない糸が
ぼくをあやつっているよう
ぼ ...
生まれときから楽しいことをめいっぱい求めた
テレビゲームは非生産的な気がして仕方ないから
(いまテレビゲームへの疑念は
詩に向けられている)
八千円のアコースティック・ギターを質屋で買った ...
あなたが
雲雀の落し物を書き記しているとき
あなたが
コーヒーの甘さに悪態をついているとき
わたしは遠ざかる
遠ざかってゆく
あなたが
もつれた糸を我慢強く解きほぐすとき ...
周りの空気の苦々しさに
匿う様に顔を埋めた
(一時的な逃避だと謂われなくても解っているが)
それでも手首の甘い香りに
暫く我を取り戻す
(その甘さが香水からなのか血液に由来するのか分から ...
あなたは 土にならず
離れず 月に なった
継がないはずの 木々の名も
つなげぬからだ わたる鳥も
襖に 閉ざされた 小雪冷え
焚きつけたストーブ その奥
影に ...
絶望さえ透けていく
初夏の陽射しのもと
雲へ手をふり
永遠する未完の涙
生れ立ての傷が
{ルビ鎖状=さじょう}に結晶し
{ルビ手鞠唄=てまりうた}に弾む午後
幼き声の純粋にひそむ響き ...
陽が射してきて
枯れ木が透ける
焼き付いて
焼き付いて
焼き付いて
網膜がちぎれ
ふくらみ
あわただしく駆け込む
木陰の暗室で
白と黒
光のはためきを
視るわ
...
見たことのある大人の
さらりとしたもうお帰りなさいの言葉が
肌の羞恥で
ぽた、
と、密かに融けた夕方5時
ええ
子供はわざと赤
のち、黒でした、その速度を把握でき ...
(何ひとつ書くことはない)
あなたの存在そのものが
詩であり 世界であるからだ
鰐が天井にはりついて僕等を見下ろしている
それもまた
ひとつの世界だ
あなたは僕の父親と同じ歳で ...
仕事帰りにくたびれて
重い足どりで歩いていると
駅ビル内のケーキ屋に
女がひとり
微笑みを浮かべて立っていた
ガラスケース越しに
ふと{ルビ眺=なが}めるささやかな幸福
その{ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つかれたうた
馬場 こうい...
自由詩
4
06/1/16 0:39
ルー
チアーヌ
自由詩
2
06/1/15 23:45
やっち
七尾きよし
自由詩
0*
06/1/15 23:40
Lesson
落合朱美
自由詩
40*
06/1/15 23:30
姿の源 Ⅵ
木立 悟
自由詩
1
06/1/15 22:59
イケフクロウの鳴き声
虹村 凌
自由詩
3*
06/1/15 22:31
飴のソネット
ミゼット
自由詩
0*
06/1/15 21:44
上質なシュガー
チアーヌ
自由詩
6
06/1/15 21:39
ありがとう
朱華
自由詩
2*
06/1/15 21:30
つむぎかた
明空
自由詩
0
06/1/15 21:19
抱きしめたいンだ 今 君を
春日野佐秀
自由詩
4
06/1/15 21:09
過去の魔物
〃
自由詩
2
06/1/15 21:02
えほん
*くろいうさ...
自由詩
1*
06/1/15 21:01
キングコング
TOKI
自由詩
0
06/1/15 20:58
虹色物語序章
七尾きよし
自由詩
1*
06/1/15 20:55
眠りによせて
なるせ
自由詩
4
06/1/15 20:43
グレイブ
こめ
自由詩
0
06/1/15 20:22
アーバニズム
〃
自由詩
1
06/1/15 19:54
二十五時まで待って
ZUZU
自由詩
4
06/1/15 18:35
姿の源 Ⅴ
木立 悟
自由詩
2
06/1/15 17:53
角砂糖
炭本 樹宏
自由詩
0
06/1/15 17:30
Gimme Shelter
便乗鴎
自由詩
2*
06/1/15 16:52
遠ざかる
はなびーる
自由詩
5*
06/1/15 16:20
エゴイスト
亜麻仁蛇
自由詩
1
06/1/15 15:22
射かける しぐさ
砂木
自由詩
11*
06/1/15 15:03
遠雷
こしごえ
自由詩
13*
06/1/15 14:55
サーキットの中を
阿麻
自由詩
4*
06/1/15 13:55
融ける帰路
A道化
自由詩
10*
06/1/15 13:50
鰐と谷川俊太郎
岡部淳太郎
自由詩
5*
06/1/15 13:27
恋の花
服部 剛
自由詩
8*
06/1/15 13:16
6414
6415
6416
6417
6418
6419
6420
6421
6422
6423
6424
6425
6426
6427
6428
6429
6430
6431
6432
6433
6434
6435
6436
6437
6438
6439
6440
6441
6442
6443
6444
6445
6446
6447
6448
6449
6450
6451
6452
6453
6454
加筆訂正:
猫が鳴く
/
かおり
[06/1/15 23:28]
「猫撫で声」は「鳴く」ではなくて、「泣く」か・・・。修正。
Gimme Shelter
/
便乗鴎
[06/1/15 17:07]
誤字訂正
エゴイスト
/
亜麻仁蛇
[06/1/15 15:43]
香水はCHANELのEGOISTEを愛用中です。
6.46sec.