暗闇を覗けば
{ルビ真黒=まくろ}を掬い
囚われて
堕ちる
暗い
{ルビ闇=すきま}
黒い
{ルビ闇糸=あんし}に
捕らわれ
逃げられず
果てなく惑う
夜を彩る
冷えた暗闇
切り裂く声で
鳴いていた
ナイチンゲール
ナイチンゲール
朝には居ない
夜に鳴く鳥
蒼き夜空に裸体の桜
瞬く星に影だけ揺らす
オリオンの傾きが
その時を告げるまで
その腕に
無数の蕾を抱いて
むすんだくちびる
静かに眠る
くちづけは
春一番に
キスして欲しい
そっと手を握り合って
この落ちた涙が
地面に落ちるよりも早く
抱きしめて欲しい
街並に融けていく僕を見失わないで欲しい
どれだけ離れていても
ど ...
楽しい宴は夜がふけて始まり
欠けた月が昇ると
あなたは僕を残し
去っていった
残った酒を飲みながら
あなたの形をした
蛍光灯に映る煙を眺めながら
言葉の返ってこな ...
このままここで死んでしまいたいと
元気な体で願ってみたり
ハピネスという薬が売られている
誰もが 誰もこんなもの買わないだろうな と想っていた
そう口にしていた
だけどあなたの袖についてるものはなんだ
あなたのポケットから 零れているものはなんだ ...
そのそらのすきまから
つよくて
おおきい
かいぶつがでてきて
このせかいをこわしてくれるんだ
凍らせないで下さい
言葉が凍ると
刺さったところが
痛むのです
暖めないで下さい
言葉を暖めると
流れるものが目を覆い
あなたの顔が
見えなくなります
流さないで下さい
言 ...
さよなら
とんがった優しさが
ふっている
まぶしいと言う
ブラインドの角度をさだめて
すきまから泳ぎだす朝
深く愛したものなど まだ
なかったけれど
よごれた壁の上に
...
ポットから注がれる
最後の一滴には
葉の命ともいうべき
紅の色と美味しさが
たっぷりと入っている
君から注がれる
最愛の言葉には
葉の命ともいうべき
囁きの吐息と秘めた想いが
た ...
今まで何やってたかだって?
必死だったんだよ生きる事にさ
歌ってる暇なんかなかった
笑ってる暇なんかなかったんだよ
みんなが女にモテたい一心で
コードの指使い練習してる間に
俺は明日の ...
襤褸 襤褸
襤褸 襤
らんる らんる
らんる らん
楽しげに
悲しげに
ひるがえる
独りきりの子が ...
流れる景色見つめながら
帰りのバスの中
頭の中にからみついた糸を解こうと
指先を器用に動かしてみるけど
ますますこんがらかってしまって
俺はついに全部を放棄した
それより新しい事を考え ...
北風吹く街角で
キミと待ち合わせ
きつく結んだマフラーも
真冬の空気をすいこんで
きらめく星座の下で
ときめく話をしませんか
銀河の川の流れる下で
やさしい気 ...
朝ごはんは
きちんと食べるのがすきです
時間があれば、ですけれど
“きらいじゃない”なんて
もう聞きたくありません
いつまでも待ってるなんて勘違いです
私は気がみじかいので
もらえる ...
行方もない風たちを
帆にはらませて
もう帰らない船の
船笛の消えていく先
短い呪文
アストロラーべ
二人の旅路を
羊皮紙に書き出しても
深海の底に
沈む姿があって
透明な海藻に ...
私は悪い奴です
悪い奴はただ一人で悪い奴です
悪い奴はいつも自分だけが悪いのです
他の悪い奴のことをとやかく言うつもりはありません
「俺も悪いがあいつも悪い」だなんて言う奴は
悪い奴の風上に ...
孵らぬ卵というものの中に
潜んでいるのだという
それは乾いた泥の中で干からびる
雨を待つ
お前がその雛だというなら
私が今度孕んで産もうか
遠い北海で
赤く実を吐きながら ...
心の少年兵よ
きみは今も
新興住宅地の上を翔(かけ)ているのだろうか
月光を浴びながら
忘却に立ち向かっているのだろうか
確かめたくて窓から首を出せば
電柱で立て膝 笑っているはずだ
( ...
伸びる緑のおとをきいた。
ひだりからみぎへ、
ひっかき傷の。
もしそうならば、
それでもそれは、
ちっとも不思議じゃない。
これできみがすっかりわかる。
和音を逢引きに、
リズムの裾で ...
いつのまにか消えてた 着信リレキ
消えないように 消えないように
大切にしてたはずなのに
こうして君との想い出も
すこしずつ消えていくのかな
辛かったことばかりではなかったけれど
そ ...
子供頃よく夢に出てきた町
そこは名前もない住民はほんの少し
僕だけのパラレルワールド
ぼくはそこであの人にあった
美しい人でなんかテレビに出て来そうなくらい
美しかったこ ...
空から音も無く降る雪の
つもる速度のいじらしい熱
ちょっとまえの流星は
乾燥した鋭い声で失礼のないように
(絶望はできない。
と軌跡をのこし消えていった
このとき雪はしゃららららん
...
げ つ よ う び
い や だ な あ
か よ う び
つ か れ た
す い よ う び
は や く お わ れ
も く よ う び
も う ち ょ っ ...
猫みたいだ、って言うから
猫みたくしてるのに
空に見える猫の引っ掻いた爪痕まで 届きそうにないの
指は折ればただの飾りになるわ
言葉は書き残さなければ詰らぬ伝記にすらなれない ...
多分詩人と公言することで回りの常識人から奇人変人にまで
くすくすくすくすと笑われているのでしょう。
いつまでも夢を見続ける少女の一種か何かと思われているのではないでしょうか。
詩人。ポエマー。
...
極彩色の夢をみた
その翌日
小糠雨の降った夕方に
虹が二本
横断歩道に直立する僕の前に居る
君に問うた
「あの虹は、君のかい?」
金輪際会うことはない君だからこそ
いま ...
今日もまた夢の続きを見ようと
ベットに潜り込み夢の世界に言った
けどそこはいつもとは違かった
周りを見ても行き交う人は居なく
誰もいないゴーストタウンとなっていた
ぼ ...
非世界から吐き出された器としての私性
一滴の光でさえも顔料にして
熟したひだの内側へと塗り込んでゆく
ゆらめく環としての仮性植物
突起した肉からしたたる千草色の液
私は世界のあらゆる空に押し ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
すきま
朱華
自由詩
1*
06/1/28 21:08
ナイチンゲール
ala
自由詩
1
06/1/28 20:30
眠りの森の‥
LEO
自由詩
9*
06/1/28 20:23
憂空
Kj
未詩・独白
1
06/1/28 20:13
酒がきれた あなたもいない
炭本 樹宏
自由詩
3
06/1/28 19:40
校門前にて
fuchsi...
携帯写真+...
2*
06/1/28 19:01
帰路
便乗鴎
自由詩
3
06/1/28 18:59
そうなったらどうしようか
fuchsi...
携帯写真+...
3*
06/1/28 18:51
届けたいのです
maumi
未詩・独白
3*
06/1/28 18:27
ひこうき雲
はな
未詩・独白
14
06/1/28 18:22
君とミルクティーな関係
maumi
自由詩
6*
06/1/28 18:20
あの流れ星に追いつけ
腰抜け若鶏
未詩・独白
2*
06/1/28 18:18
ノート(37Y・10.27)
木立 悟
未詩・独白
1*
06/1/28 18:12
今更ギターを買った
腰抜け若鶏
未詩・独白
1*
06/1/28 18:09
北風吹く街角で
炭本 樹宏
自由詩
1*
06/1/28 16:42
ONE
和歌こゆみ
自由詩
1*
06/1/28 16:25
とりたちの星座盤をまわして
たりぽん(大...
自由詩
14*
06/1/28 16:18
わるいやつら
新守山ダダマ
自由詩
5
06/1/28 16:07
たまご
ミゼット
自由詩
3*
06/1/28 16:05
Wednesday Night
吉岡孝次
自由詩
1*
06/1/28 14:57
青からみどりへ、映る。
ミクタギラッ...
自由詩
1+
06/1/28 14:46
着信リレキ
ことは
自由詩
1*
06/1/28 14:26
僕が見た夢の中の世界、皆さんはどんな夢を見る?「完成バージョ ...
こめ
自由詩
2+*
06/1/28 13:35
楓(かえで)
こしごえ
自由詩
10*
06/1/28 11:50
いっしゅうかん
fuchsi...
自由詩
3
06/1/28 11:34
AM2:55
a.u.i.
自由詩
3
06/1/28 11:16
詩人?ポエマー?ポエット?
稀有
散文(批評...
1
06/1/28 11:06
虹日
436
自由詩
1*
06/1/28 10:55
僕が見た夢の中の世界、皆さんはどんな夢を見る?
こめ
自由詩
3
06/1/28 10:45
壁
葉leaf
自由詩
7*
06/1/28 10:44
6388
6389
6390
6391
6392
6393
6394
6395
6396
6397
6398
6399
6400
6401
6402
6403
6404
6405
6406
6407
6408
6409
6410
6411
6412
6413
6414
6415
6416
6417
6418
6419
6420
6421
6422
6423
6424
6425
6426
6427
6428
加筆訂正:
ぐぐってどーよ
/
恋月 ぴの
[06/1/28 19:54]
銀猫さんよりアドバイス頂戴しました♪
帰路
/
便乗鴎
[06/1/28 19:34]
一連目行変更
楓(かえで)
/
こしごえ
[06/1/28 17:20]
すみません。2連「といったように〜」を「といったふうに〜」に変更しました。
5.31sec.