あの頃楽しかったよね
ねぇ、覚えてる?
背中で細い声がする
踏み切り渡っちまった俺は
怖くなって耳を塞いで逃げ出した
あんたのこと好きなの
大好きなの
目の前で告白される
現実のこ ...
漠然と自問自答が煮詰まれば頭がなぞるチェーンステッチ
ひとりでは出せない答え 明け方に鳥はどうして西へゆくのか
ほっぺたをシーツにつけて休日の速度について考えている
卵黄でよごれた皿に訊いてみる「今夜あなたは帰ってくるの」
遠回りしたとふ君の背に延びる一本道は凛とすずしげ
それぞれの身体と中身が並んでて同じ夕日を見つめて黙る
こんな俺の歌を聴いてくれるのか?
下手くそでありきたりでつまらない
そんな歌をさ?
俺に出来るのはせいぜい
感じたことをそのまま歌にするくらい
こんな歌でいいのか?
裸の心と言えば ...
21世紀には
誰もが宇宙旅行を楽しんでるって
そう思っていた
前衛彫刻のような高層ビルが
エアチューブで結ばれていて
みんなそこを飛ぶように移動しててさ
リニアモーターカーが
東京と ...
こんなに悲しい こんなに苦しい
外は木枯らし吹き
暗いまなざしで街を歩けば
コートの襟に雨が入る
「雨に歌えば」若いころ観た映画
失敗したなぁ
そう、中年期は不幸な幸福
食べるに困りはし ...
悲しみや憎しみは引き伸ばされ
やがてhorizonとなり
緩和された振りをして張り付いていた
線の上は殺意であった
線の下は深く、愛であった
二度と巡ることのないよう
horizo ...
苦しい胸のうちを
苦しいと気づかぬように
自分まで騙し空を見る
あの日の雲は
どこへいったかな
奇跡は一人でも努力した時に起こる
恋は一人きりで努力しても実らない
お得意の被害者妄想のせいで
君からのメールが来ない
たったそれだけの理由で勝手に大爆発
こんな感じでいくつも恋を台 ...
女性を虜にする素敵な呪文があるらしい
早速おいらはぐぐってみたよ
ぐぐる
ぐぐれば
ぐぐるとき
港区六本木に素敵なオアシスがあるらしい
早速おいらはぐぐってみたよ
ぐぐる
ぐぐれば
...
わたしが
うまれてから
なみだを
このてで
ふくまで
ちちははは
どれほど
こころを
ぬらした
ことだろう
いきていく
...
薄馬鹿下朗だっきゃ工場さ勤めで長げくて、数年前から屠殺係についでらっきゃさ。
レバー上げれば格子さ固定されでら豚運ばれで、
レバー下げれば豚の首っこ飛ぶ。
一日中椅子さ座ってさ。
塗装し直 ...
同居人が茶を飲みたいというので
ほうじ茶をあける
煎った匂いと
もっさり感に打たれ
枯葉の思考と
つぶやくぼくを
蓑虫に仮託して
小枝や枯葉を身一杯まとい
門にぶら下がって
押し黙っ ...
暴力は
暴力でしか
止めることはできない
ならば
おれたちは
ただ黙ってオルガンを
奏でようじゃないか
殴れらても
蹴られても
銃口を突きつけられても
ただひたすら
黙ったま ...
その人が、燃えていった
毎日よりも人は集まっていた
いなくなったというよりも
手放した、と言いたかった
彼らは笑う声で
透明な空を細い道にして
順番に順番に、昇っていった
花が、咲いてい ...
ぎちぎぎりちぎちちり
湖水が夜半に凍ってゆくよりもゆっくりと
圧縮する
大木を一冊の辞書にする工場よりも残酷に
圧縮する
ちぎちちりぎちぎぎり
なんとなまっちろい頸
この白いもの ...
青い壁は膨らみ私は身動きがとれない
東側の大きな窓は下向きになる
広場に立ち並び仰ぐひとびと
ぎーよんぎよんと振り子のように
揺れている世界
上下に左右に動きたわんでゆく風景
危う ...
夜ふと目をさましたら
胸におおきな風穴があいていました
最近苦しい恋をした覚えはないので
これは病気に違いないとおもったのです
翌朝ユリノキ通りの魔女の家にゆきました
ヤブって評判だけど ...
真夜中、ロボットは
痛めたうでをかばいながら
他のおもちゃの手当てをする
文句を言いたそうな
他のおもちゃをなだめるように
タイヤのとれたスーパーカー
支えの折れた宝箱
首だけになったお人形
...
優しくはない
でも突き放すのでもなくほほを撫でる
一月の夜風は
軽い気持ちで靴音のメロディを運んで行く
もうすぐオリオン座回廊だよとささやいて
見上げる先で
いつもオリオンは ...
霜焼けが悪化して膨張して奇妙な色になった
自分のものとも思えない足を投げ出した
だけども履き慣れた靴を履き潰しても
元々地に着いているのかいないのかよくわからないで
「何処かに行こうとしている ...
背の小さい自分には
満員電車の中で君を守る事は
出来ません
どんなに腕を突っ張ても
どんなに足下を踏ん張っても
小さく非力な自分には
君を守る事が出来ません
背の小さい自分に ...
それぞれの足は違う方向に向いているけれど
大きな流れはある方向に向かっていて
逆らう事も
ほんの水しぶき程度に過ぎず
それは本当に大き過ぎて
例えば神様が大き過ぎて
私たちには ...
ホームに慣れすぎた鳩
繋いだ手は確かにふたりだけど
人間でいえばひとりぶんだ
音に成ることを知らず逝かれた言葉は
喉の奥で熱くなったのち
換気扇から抜けていった
せめて、と思い私は
吸い ...
行き交う人々を横目で見て
何時も通りの家路を辿る
煙草の煙が妙な存在感を示す
それはその人よりも強く
自己を主張
気づいたらもう消えていた
塗り潰したキャンバス
それはこの場所を ...
雪だるまの背中に続く足跡に「おうちに帰ろう」白猫が鳴く
去る音がしんしんと行く雪道のはなせない手のさすらう体温
欠けていく月に答えを見失う車窓にゆれる横顔抱いて
午前三時 ...
わわくとは衣がほつれるという意味のようで
ろらんとは人の名のような電波航法のような
いずれにせよタイトルの意味が分からない
分からない場合は食事をしてからニュースを見て
あさっての方角に ...
あてはめてみて、はまらなかったら向きをかえてみればいい
そしたら意外にはまるものだよ
理想と現実が違ったら、見方をかえてみればいい
そしたら意外に理想に近づくから
君と僕が違う ...
エアコンの温風だけでがまんするあなたがなでてくれないときは
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Dear myself
腰抜け若鶏
自由詩
1*
06/1/27 15:11
こたえ
一代 歩
短歌
8+*
06/1/27 14:49
シーツと卵黄
〃
短歌
3+*
06/1/27 14:46
凛とした夕日
〃
短歌
1+*
06/1/27 14:44
俺を認めてくれる人へ
腰抜け若鶏
未詩・独白
4*
06/1/27 14:05
未来世紀豚汁
大覚アキラ
自由詩
5*
06/1/27 14:05
不幸のような幸福
ラピス
自由詩
2+*
06/1/27 14:00
線を隔て
a.u.i.
自由詩
1
06/1/27 13:03
空
さくらほ
自由詩
4+*
06/1/27 11:10
現実見ながら恋してる
腰抜け若鶏
未詩・独白
1*
06/1/27 10:36
ぐぐってどーよ
恋月 ぴの
自由詩
7+*
06/1/27 8:14
きねんび
まほし
自由詩
22*
06/1/27 6:53
アルビノのウスバカゲロウ
人間
自由詩
9
06/1/27 5:08
ほうじ茶
太郎冠者
自由詩
4*
06/1/27 4:29
暴力とオルガン
大覚アキラ
自由詩
4
06/1/27 2:52
昇華
霜天
自由詩
9
06/1/27 2:19
いろくづのなみだ
佐々宝砂
自由詩
3
06/1/27 2:13
青い切符
〃
自由詩
4
06/1/27 1:54
青猫の意見
〃
自由詩
6
06/1/27 1:46
真夜中のロボット
ベンジャミン
自由詩
6*
06/1/27 1:41
一月の夜
イオ
未詩・独白
4*
06/1/27 1:29
とんでもなく
Mélodi...
自由詩
1
06/1/27 0:59
出来ません
ala
自由詩
4
06/1/27 0:45
終点を見定めない始点があってもイイ
mac
自由詩
0
06/1/27 0:14
花束を
a.u.i.
自由詩
5
06/1/26 23:46
読んだ人が題名を付ける詩
海月
自由詩
1*
06/1/26 23:22
体温
ナオ
短歌
5*
06/1/26 23:21
わわく ろらん
あおば
自由詩
3*
06/1/26 23:11
世界はジグソーパズル
兎乃 しずる
自由詩
1
06/1/26 23:10
キャバリア
つぶ
短歌
2
06/1/26 23:03
6391
6392
6393
6394
6395
6396
6397
6398
6399
6400
6401
6402
6403
6404
6405
6406
6407
6408
6409
6410
6411
6412
6413
6414
6415
6416
6417
6418
6419
6420
6421
6422
6423
6424
6425
6426
6427
6428
6429
6430
6431
加筆訂正:
ぐぐってどーよ
/
恋月 ぴの
[06/1/27 11:01]
呪文がひとつ抜けていました
金金金(キムキムキム)
/
馬野ミキ
[06/1/27 1:13]
1/27修正
読んだ人が題名を付ける詩
/
海月
[06/1/26 23:28]
少し変えてしまいましたが・・・
6.23sec.