目覚めては眠り 又目覚めては 又、眠る
そうこうしている内、
綿菓子のような あるいは
タバコの煙のような
白い糸くずの堆積したもの
が私を包み込んで
やがて襲い掛る恐怖が重圧と化し
体 ...
手すり
よく冷えているので
天からの雪
形のままに
地面
よく冷えているので
やがては雪
透き通った氷の柱に
どこに
人語を介する
なにが
人語を解する
中谷ダイア ...
鐘楼に棲みたい(と不動産屋で2時間くらい喚いて迷惑がられたい
鐘を打ち鳴らしてあの急行を止めたい
どんな目にあっても構わない
バケツいっぱいの濃縮クチナシ青色素を被って私は更に自由
私から ...
嘘つきだったのは
きみじゃなくて
君がいるだけで
なんて言った
ぼくのほうで
燃え付き落ちる隕石は
決して願いはかなえない
知ってて願った
...
熟れたリンゴを一口パクリと、甘い味にしばし酔いしれる。
相も変わらず君は一人で、窓の外だけ眺めてる。
病院では静かにと、看護婦さんは僕に言ったけど、
意外と騒々しい人々の声を聞きながら、僕は ...
あなたが本当に好きだとか
あなたを本当に愛してるだとか
あなたを本当に求めているだとか
そんな問いに
僕の心は答えてくれない
けれどたった一つだけ
はっきりと答えてくれる
あ ...
「タンバリンをね
買おうと思っているのよ
できれば
きれいな色がいいわ
菜の花色の黄色とか
桃の花のようなピンクとか
ターンターンって
飛び跳ねるような音が鳴ってね
パリョーン ...
紅茶はいつもレモンティーと決まっていた
口にしたときに広がるさわやかな香りと
甘く喉を落ちていく感触は
たまらなく最高だ
バランスが大切だと思う
融合と調和は違う ...
友人はこんな話をしました。
「俺は古いタイプの人間だからネットの世界は
現実とは全然別の世界だって分けてしまいたいんだよね。
現実で疲れたらネットの世界では別の自分になって骨を休める。
...
時計の針ッて僕らみたいだね。
おおきい方が僕で
小さいのがキミ
追いかけたり、追いかけられたり
ケンカして、なかなか重ならない。
でもね、
針の中心はいつ重なってるんだ ...
自分が不正直であるかのように
投函したポストに手をはさまれても
心ここにあらず
無理やり服を着せられてる
かわいそうな犬が
その俺に憐憫の目を送ってきても
心ここ ...
「影絵はわたし
それはわたしの影」
二体の像に支配されて
イコンの外に出られない
むかし二人のひとがいて
街の女と里の老婆が交わって
生まれた虫が、糸を吐く
紡いだ糸が川にな ...
昔は違った
いつでもどこでも自分が正しいと思ってた
だから、みんなから「お前は人の話を聞かない」と言われてた
今は違う
本当に自分のしようとする事が正しいのか分からない
だから、みんなか ...
罪を犯すと
耳が聞こえなくなる
いや正確に言うと正しく聞こえなくなる
誉め言葉もイヤミに聞こえ
相手の伝えたいことが歪んで聞こえる
罪を犯すと
目が見えなくなる
...
真夜中の毛布に隠れ
短い振動が
密かにわたしを呼ぶ
七十センチ横では
きみの見知らぬ連れ合いが
高らかに寝息で嘘を吐いている
幸福の整理券を
並んで手に入れたものの
本当は少し ...
白い息
飛んでいってよ 彼の元
{引用=『愛してる』}って
言葉を連れて
いつもなら 飛び乗る急行 帰り道 今日はちょっぴり 寄り道気分
帰り道 セロファンみたいに 透明に 橙に染まる 私と道路
背くことも従うことも
いつか見た夢喰いが製る幻影
と 去就の門を依頼したのだ
止まる思考は廃墟のビルになり
留まる思考は看護士だけの病院に
固まる体は魔術師のいないカラクリの箱
弱 ...
栞の挟まる先に
色んな世界が広がり
お客として見るも 主人として見るも
それは自由だ
時には竜のその背に乗り
山の頂にて戦いを広げ
時には別れ間際に涙して
雨に打たれながら助けを呼ぶ ...
侘しき詩を綴る余り凸凹の失き親指で割るホウセンカ
ハンバーガー焼きし可憐なる手首に惑いて住むらむ赤き蛭は
手繰り寄せ海へ空へと浮かぶ君に急ぎ、過ぎて
置いてけぼり
もの言わぬ声に語 ...
なくしたものと
もういない人とが
ありえないシーソーで
つりあってる
そんな救いのない話しか
思い出せない
と証言台で男は述べたが
語尾はすでに
空気と区別がつかなかった
街のい ...
第一章 〜白刃一閃〜
白く見えるそれは刀
閃くそれは太刀筋
息をも殺す間合い
覚悟の笹葉の揺れ
ぶれる波紋
太刀の音に混ざる鈍き音
何も知らない虫は笹に乗り
水に映 ...
僕が
だれかの人生の
登場人物なら
脇役がいい
ほんのワンシーン
たった一言だけ
出番がある
そんな
脇役がいい
それが
憎めない
悪役ならば
なおのこといい
怨みなさい。
怨んで、
お仕舞いなさい。
構いません。
そうして、
すべて。
お終いになさい。
右手で鉛筆を握れば
白紙に数多の糸が行き交う
複雑で繊細な
心の世界が姿を現す
左手で消しゴムを握ると
もつれた糸が消えてゆく
過ちも涙さえも
左手がくずに変える
右手に鉛筆を ...
願い事が叶うなら
世界中の人となんの垣根をもたず
仲良くして
友達になれたらいいなぁ
国や人種や性別や環境に関係なく
年や顔や学歴や過去の過ちなんかに関係なく
まず玄 ...
第一話 マコと憂鬱
冷たい風が通り過ぎる。生い茂った背の高い雑草たちがサァーと一斉に乾いた音を立てる。一本頃合のよさそうな古くて大きな木を見つけて、マコはだらしなくそれによっかかっていた。
「 ...
あんた僕に言い過ぎた、ななんて
顔して爪囓ってるケド
平気、謙黙家だよ僕
平気、建設的に
あんたみたいなのには成りたくないって
思ったからさ ピース
煙もくもく
空の口から落ち葉の臭い
...
みすぼらしい着物を着た子が
{ルビ弦=つる}のない弓を持ち
灰と緑の風を見ている
夜の池に浮かんでは消える
銀と金のかたちを見ている
かがやく葉を持ち
誰かが森を歩いて ...
膨大な世界に私は飲み込まれるだけで
大切な人の為に私は今日も呼吸を続けてみる
それだけで156cmの素晴らしい世界は出来上がる
どこかのちいさな終焉は今日も見落とされる
どこかのちいさ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
快晴の空の下で
阿麻
自由詩
5*
06/1/19 22:49
「ポエムだというなら分かる」
小池房枝
自由詩
7*
06/1/19 22:44
Ichigaya-Susquatch
人間
自由詩
1
06/1/19 22:16
ながれ星
やから
自由詩
4*
06/1/19 22:06
病院
時雨
自由詩
2
06/1/19 21:38
たった一つ、確かな事
和泉 誠
自由詩
3*
06/1/19 21:35
踊り子タンバリン
初代ドリンク...
自由詩
9+*
06/1/19 21:35
紅茶
美雨
自由詩
3
06/1/19 21:23
未来のこの国
和泉 誠
未詩・独白
0*
06/1/19 21:19
時計
くろ
自由詩
1*
06/1/19 21:04
心ここにあらず
jei
自由詩
4*
06/1/19 20:54
しるし
ミゼット
自由詩
1*
06/1/19 20:51
僕の心は一体どこに
和泉 誠
未詩・独白
0
06/1/19 20:50
歪んでしまう
炭本 樹宏
自由詩
9
06/1/19 20:42
ある告白
銀猫
自由詩
13*
06/1/19 20:25
冬の独り言
凍雲 月歌
短歌
1*
06/1/19 20:18
帰り道
〃
短歌
0
06/1/19 20:16
去就の門
maumi
自由詩
2*
06/1/19 20:12
栞のテーマ
〃
未詩・独白
1*
06/1/19 19:37
比喩秤り
第二次テーブ...
短歌
1
06/1/19 19:35
ハミング
たもつ
自由詩
11
06/1/19 19:29
血 闘
maumi
自由詩
0*
06/1/19 19:27
_
馬場 こうい...
未詩・独白
1
06/1/19 19:12
「 おしまい。 」
PULL.
自由詩
3*
06/1/19 19:06
鉛筆と消しゴム
ラプンツエル
自由詩
10*
06/1/19 19:05
願い事が叶うなら…
炭本 樹宏
自由詩
4*
06/1/19 18:13
弱虫魔法使い
和泉 誠
未詩・独白
0*
06/1/19 17:51
9BalL
第二次テーブ...
自由詩
0
06/1/19 17:44
いのち見る者
木立 悟
自由詩
3
06/1/19 17:20
素晴らしい世界
無知アコ
自由詩
0
06/1/19 17:13
6405
6406
6407
6408
6409
6410
6411
6412
6413
6414
6415
6416
6417
6418
6419
6420
6421
6422
6423
6424
6425
6426
6427
6428
6429
6430
6431
6432
6433
6434
6435
6436
6437
6438
6439
6440
6441
6442
6443
6444
6445
7.95sec.