街を車で
走っていた時だ




コンクリートの
道端を

ひとりの浮浪者が
歩いていた


...
人生って巨大迷路に似ていると思わない?
沢山の道が有って、行き止まりが有って引き返したり、別の道に行ったり。 
なかなか出口に行けないね。
人生もいろんな道が有って、進んだり、戻ったり
...
黒く巨きな鳩が
鴉の頭を踏みつけていた


鴉は言った
おまえのやりたいことをやれよ


鳩は
そうした


鏡に映らない羽が
わたしの横をすぎていった

...
そこから手を出してごらん といわれるのです

中に枕を入れるのが日課でした

試しに足をだしたことはあります、触れたのは空のようでした

入れ違いになったのは

私の笑顔をいつも保 ...
:まぶかにぼうしをかぶって

銅が錆びた沼を過ぎて青樺に串刺す寝起きの‘薬漬けヨハン’を蚊帳に閉じ込める
そして忘れる
すなおに
きびすを返して爛熟したアバタのバッタを拾って喰う獏で籤引きを ...
チクタク チクタク
時を刻む音
玉葱を刻むようにかな

過ぎた昔も
まだ見ぬ未来も
チクタク チクタク
刻んでしまおう

でも人間は
案外にお間抜けだから
切り損ねたネギのように ...
行ったことのない所ばかりの
詳しい地図には飽きたから
パチンコ屋のチラシの裏に
勝手な地図を描く

縮尺や図法なんて知らない
知ってる場所を適当に
描き出してみるのだ

   小学校 ...
ステッカーでべたべたに汚れた地下の、
非合法の
秘密の
非日常で飾った
そんなライヴハウス

そのパンク・バンドは
いつもは虚無主義だとか
厭世主義、
退廃主義、悪魔主義
無政府主 ...
暗がりの中で一滴水を垂らす
砂が命を吸い上げ源が潤う
暗潮に透過光 眩く

かけがえのない命の満ち引きは
今 満月の力を借りて海に帰らんとする
握りしめてこの世に生まれしお子は
全ての災 ...
自動販売機の前に立って

財布に入っていた小銭に

手をつけて

暖かいコーヒーを買って

それを飲みながら

またこの冬の道を

歩いていた

暇人は行くあてもなく

...
訪れた場所は

かずえきれない

弱いぼくは

暗闇の中で

背伸びして

自分の存在を証明を

認めてもらおうとしていた

ぼくのフロッピーディスクには

なにもなく ...
背伸びして

金網の奥のは

なにがあるかなって除いてみた

そこにいたのは僕と同じ

背伸びしてこっちを誰か見ていたけれど

モザイクが掛かっている

イヤホンで聴いていた
...
歌声っていいよね
ときにからだを風が吹き抜けるように
重い比喩から僕らを自由にしてくれる
面白い話は ないけど
そういうたわいのなさが
回線を伝わって
耳に降るシャワーになる

もう一 ...
焦って一番大事な所で
感情を爆発させた
あわてん坊な君

さあ聞いてやろうじゃない
そんな勝気な態度だったから
なおさら格好悪くて

でもその瞬間ゾクっとしたんだ
あ、この子は可愛い ...
たとえば
昼の商店街を
そろそろと歩いていれば
思いもかけない
ありふれた日常が
ふと新鮮に映ることがある

八百屋のみかんが売れ残っている
床屋は暇そうに新聞を読む
居酒屋は閉まっ ...
小さな小さな一粒の
真っ赤な果実

これは甘いのかな?
それとも苦くて食べられない?

魔法をかけて
たっぷり熟せばもしかしたら

ちょっとだけドキドキするもの見つけた
ちょっとだ ...
子供の頃
粗大ごみ置き場があったんだ
いまは粗大ごみをすてるのにお金をはらわないといけなくなってるけど
あの頃は金など払わずなんでもぶち込んでた

粗大ごみ置き場はぼくらの基地でもあった
...
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた


「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ...
たった18時間の間に

これだけのひとが

やわ雪を踏んでいる

世界って、きちんと動いてるんだなあ
君の瞳は100億光年先にある
見えない
世界は世界だった
宇宙は宇宙だった
テレビを消すと静寂に包まれた
電気を消すと暗闇に包まれた
息の根を止めると無に包まれた
僕は世界 ...
大好きと 気軽に言うな このやろう

知っている キミの大好き ご挨拶

ときめくな 私の心が 恥ずかしい

ふと気付く 私もみんなに 言っていた

大好きの 反面教師 せつないね
人の多い交差点
一人佇む僕の影に
誰かがふと足を踏み入れる
それはまるで
心の中に入り込むように
さりげなくも図々しいもので
だからこそ思う事は
それが例えば誰かじゃなくて
僕の望む君 ...
庭先に咲いた美しい花達
それらをすべて切り取った少女は、今日生まれ育った家を飛び出す。

両手いっぱいの花束を抱えて…


母親への愛憎
父親への憎悪
流れる血への嫌悪
嫌悪、
...
どうしてあなたがいるのですか

どうして私に光を射すのですか

どうして木陰の、あなたの隣の席を
私にくれるのですか

どうして希望を与えてくれるのですか

どうして星を教えてくれる ...
絶対という言葉は
私の宇宙外のものでした

私の宇宙ができる前は
人は人を人と気付かず
踏み潰していて

私の宇宙の隣では
人は人を人と認めながら
争っていて

そして

私 ...
今の僕には何一つ確かなものなんてなくて
誰かの一言で壊れてしまうかもしれないものばかり

そんな危なっかしい自分のくせに
僕は何でもできるんだ、かかってこいだとか
身の程知らずもいい所

...
『新着メール一件』

やっと来た返信メール

少し時間をあけて私も返信

そこには少しのイヂワルを込めて

そこには沢山のダイスキを込めて
形あるものが欲しいくせに
それが跡になって残るのが嫌で

現実ってそういうものだよ
みんなは優しく教えてくれるのに
僕は納得できないで
それってわがまま以外の何者でもないのに

正しい ...
真夜中
雪の解ける音で
目が覚めた

窓を開けると
まだ小さな
『春』が
窓枠に腰掛けて
せっせと雪を食べていた


時々
喉に詰まらせて
せき込むので
背中をさすりな ...
       封じ込めたい
       想いだけでは
       精製できない
       透明な水結晶

純粋でない核        宇宙との狭間
命を拒む冷気        気圏 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【 僕と浮浪者 】豊嶋祐匠未詩・独白1*06/1/22 16:03
迷路くろ自由詩1*06/1/22 14:25
ノート(午後と鏡)木立 悟未詩・独白206/1/22 14:08
カンガルーポケットかぜきり自由詩006/1/22 14:05
猥雑デイト人間自由詩106/1/22 14:02
チクタク チクタクアマル・シャ...自由詩506/1/22 13:29
地図に有限は生まれたりぽん(大...自由詩506/1/22 13:26
スタンド・バイ・ミー便乗鴎自由詩2*06/1/22 12:17
理りmaumi自由詩2*06/1/22 10:39
隣にいるかもねこめ自由詩106/1/22 10:35
サイクル自由詩206/1/22 10:35
自由詩306/1/22 10:34
二箇所に電話吉岡孝次自由詩106/1/22 9:29
可愛い人和泉 誠自由詩106/1/22 9:21
散歩馬場 こうい...自由詩406/1/22 7:06
小さな果実和泉 誠自由詩1*06/1/22 3:24
物欲だけの愛の無い欠片よだかいちぞ...未詩・独白706/1/22 3:17
金(キム)馬野ミキ自由詩90+*06/1/22 3:12
雪路仲本いすら携帯写真+...206/1/22 2:50
月刊花束りょーーーー...自由詩006/1/22 2:47
大好きセール江戸川柳006/1/22 2:28
佞言松本 卓也自由詩2*06/1/22 2:17
花ビラが続く道ナイトー自由詩106/1/22 1:38
この春ANN自由詩106/1/22 1:33
私の宇宙江戸自由詩006/1/22 1:32
眠れない夜・3和泉 誠未詩・独白006/1/22 1:30
Re:朱華自由詩2*06/1/22 1:27
眠れない夜・2和泉 誠未詩・独白006/1/22 0:50
冬の味覚蒸発王自由詩506/1/22 0:47
結晶という方法たりぽん(大...自由詩6*06/1/22 0:27

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