ここ最近の寒さに慣れ
僕の街では冬の華を
見ることないままに
この時期を終えてしまう

テレビでは{ルビ冬華=ふゆばな}のニュース
まだ僕の街には咲かない
一粒の種でも分けて欲しい
そ ...
目をそらさないでください
鼓動が波つくる海の底から
危うい腰を{ルビ掬=すく}い上げて
一つの生きものになりましょう
吐息の泡を追って見上げる
金色の空はもう蔑まない

聞き漏らさないで ...
いつもの時間に
スーパーのプラスチックの袋を
振り回しながら
その女の子はやってくる

道路に落ちた吸い殻を
熱心に拾い集めていく

この寒空の下に
しかも素手で
そして左 ...
夢で泣いてる人を抱き締めた
泣かないで
泣かないで

其れはとても晴れた夢で
抱き締めれば 優しくなれた
泣いてたのは私だったから
夢の視線は誰かの心
抱き締めてくれたのは
誰?
...
なんか…



あなたへの想いが

頭のてっぺんからつま先までじゃ入りきらなくて

体中の穴という穴から抜け出して



部屋の中をうにょうにょうごめいてる…



も ...
昨日、ゆるせないことを話すひとがいた

その瞳は私に向かってまっすぐ
しかしその瞳の奥にぎらりと光る諸刃の刃
それは許せない事の全てを 私にぶつける眼だった
それは許せない事の全てを 私にも ...
心は消さない

バックしてそのままで

ずっとこのままでいたけど

一体どこまでバックしていくのかな

12345676890

この数字が頭から離れない

朝はこないまま
...
あたたかい空気…しあわせな部屋

あなた 
じぶんの係累捨てて   
来い   
ここまですぐに来て

お互いの愛情を試すための
小さい小さい 遊びなんか
馬鹿げたことよ
そうなの ...
誰もが自分を特別だと思って
誰もが自分を主役だと思って
誰もが自分を一番だと思って
そうして夢を見て生きている

細い細い紐を幾重にも編み込んで
服と呼ばれるものを作って着てる
動物の死 ...
驚くほどのことはない
わたしは、空中に髪をほどき
視線を結着させている
あこがれは、あこがれ

先天的な太陽は、この時
肺の浮沈までも漂白して
果ての分裂を結晶化している
わたしは、今 ...
困ったようなその笑みで
私を見るのはもう止めにしてほしい

その微笑を私はもう
まっすぐに見ることは出来ないんだ

逸らした瞳には
少しの罪悪感とたくさんの圧迫感

君の純粋でないよ ...
例えばこの世界に きみとぼくしかいないとして

そしたらぼくは すべての愛をきみに捧げるけど

きみは違うんだね 多分そういうことなんだよね
「あぁ、十分承知しているさ、
 自分に感性も才能も無い事くらい
 けれど、若さに負かせて、勝利を味わいたいぐらい
 皆、思っている事だろう。」

陰踏みしていた黄昏時
僕は、自分が亡くなっ ...
紅い夕日燃えた
だから最後に聞かせて・・・
橙々に乗っかって紫が喪心を与えると云うの
・・・其処は{ルビ愛爛怒=アイランド}
季節の風を憂鬱に
貴方色の憂鬱を
{ルビ冷哭=れいこく}に悲鳴 ...
そこがそうなってて
あれがああなってて
これがこうなってて
数えればきりがない

自分の欲しいもの
その理想全部をかなえるもの
この世界で見つけるのは雲を掴むような話

大海を渡れる ...
無理難題を あげて
彼女が 仏門に 入るという
魔女だったのに

三味線を 奏でる 指が
笑っているのだ
だが それは 数年前の事
私に 指は 生活と 音だけのもの

仏を 愛した  ...
にほんごではなそ
にほんごだいすき
そのにほんごでせかいをはりたおしてみろよ
ちいさなおまえ
おまえにはにほんごがある
でもねほんとは
しなんかうんこみたいなものだし
おんなのこにはきら ...
世界地図の富士山あたりにひとつ穴をあけて
そこから乳首を出してごらん
大きい世界と小さい世界は紙一重だと分かるはずだ
俺は巨大な山を乳首ひとつで担うけれど
決して俺は巨大ではないのだから

まだ外に ...
「あげる」 
キミはそう言って僕に両手を差し出した
けれどその掌には何も載っていない
僕はキミの顔と掌に交互に目をやった

「いらないの、」
微笑みながら両手を差し出したまま
キミはその ...
私は何も無いものを持っている


全て捨てさってしまった日から
いったいどれだけの月日が流れただろう
空っぽになることで満たされたのは
きっと悲しみだったはずなのに

いつの間にか
笑うことができるよ ...
あの人は
自信と大の仲良し
あの人は
自信と少し疎遠

言っていました
自信は人を輝かせる
例えそれが
根拠の無いものだとしても

自信が持てず
自虐発言の虜となるのは
自分で ...
彼は過去の雨に当たらぬようにと

いまさら傘をさす奴だ

「それじゃあ過去の雨になど

辿り着けやしない」と言うと

傘にタイムマシンと油性ペンで大きく書いた

彼はどこかへ飛び立 ...
だぁれかさんが
だぁれかさんと
歩いていった
獣道
腕を切られて
足打たれ
腕を切られて
頬ぶたれ

だぁれかさんが
だぁれかさんと
仲良く並んだ
大岩に
腰掛け
ほおばる ...
片道切符だ
行き先が書いてない
好きなところを書いていいと言われるが
字が少しにじんだだけでも
ありとあらゆる名前の駅があるので
へんなところで下ろされてしまう
わざとらしく台風が日本列島 ...
冷たさで冷たさを感じ取る
寒い方へ寄り添うようにして、いつも隣に座る


よく晴れた、長い日に

 羽織る、春を待つ衣装を
 席を詰めてくれる人に
 するり、寄り添うようにする君へ
...
平和の島
カニバリズムの島
人を喰うことを
習慣としながらも
平和だった島
南の海に浮かぶ
緑豊かな島

ある時 ...
それは水面下の氷のように
暗く重く
そして冷たく。
拒み鎖されている。
先輩が威勢良く{ルビ梯子=はしご}を駆け上がり
天井近くの狭い{ルビ頂=いただき}に腹を乗せ
{ルビ扇子=せんす}を指に挟んだ両手・両足を広げて

「 {ルビ鷹=たか}・・・! 」 

と ...
手のひらを組んで祈りのかたちなら無人の廃虚に風だけが舞う


街中にひかりあふれてもう星は絵本のなかでまたたくばかり


羽根はもう風にさらわれ剥き出しの骨をひろげるだけの桜木


...
紫陽花の頃
手をつないで買った気早な花火に
火を点すことは結局なかった


意地をはる間に夏は去り
空は遠のき
てのひらはかじかむ









(恋は続 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
君の街海月自由詩2*06/1/13 18:16
夜明けかや自由詩4*06/1/13 17:57
*まど*かおる自由詩5*06/1/13 17:37
夢の記憶*くろいうさ...自由詩106/1/13 17:17
大人の恋Honest...自由詩1*06/1/13 17:05
朱い飛沫と君の鋸あまくちペル...未詩・独白2*06/1/13 17:05
スモークこめ自由詩006/1/13 15:59
捨てて阿麻自由詩4*06/1/13 15:34
We are sadness和泉 誠自由詩006/1/13 15:12
偽りなき髪こしごえ自由詩10*06/1/13 14:46
ことは自由詩3*06/1/13 14:10
多分、そういうこと。Honest...自由詩2*06/1/13 12:25
地に薬缶。麗魅自由詩106/1/13 10:44
金星の色(ゆろひ)自由詩006/1/13 10:43
We are happiness和泉 誠自由詩006/1/13 10:15
魔女が 仏門に 入るとき奥津 強自由詩5*06/1/13 10:06
7さいのおれへ---自由詩406/1/13 7:41
無題未詩・独白306/1/13 7:19
キミの掌のAKiHiC...未詩・独白206/1/13 5:26
I have nothingベンジャミン自由詩4*06/1/13 4:48
Dear・・・FUBAR自由詩1*06/1/13 4:20
時雨GENDOU自由詩006/1/13 3:05
渓流行北村 守通自由詩306/1/13 2:49
ゆくえミキ・オキタ自由詩2*06/1/13 2:21
花の一枚、空の一筋、約束までの一秒霜天自由詩306/1/13 2:08
エロマンガ島遊羽自由詩8*06/1/13 1:39
明空自由詩006/1/13 0:39
穴の中 〜冬眠の詩〜服部 剛自由詩9*06/1/13 0:37
遭難本木はじめ短歌806/1/13 0:31
水花火コトリ自由詩6*06/1/13 0:27

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加筆訂正:
手おくれ/阿麻[06/1/13 2:58]
改題その他
穴の中 〜冬眠の詩〜/服部 剛[06/1/13 1:59]
誤字があり訂正しました。
9.1sec.