待ち合い室の窓辺には
枯れそうな観葉植物がいて
誰もそれに気付かないまま
誰もがうつむいている
ただ水をあげればいい
枯れそうな観葉植物は
まだ枯れてはいないのだし
渇きをいやせれば
また青々とし ...
「タンポポまるかじりー」というセリフが何の漫画に出てきたのか思い出せなかった日
たとえば夜中にひとり歩くと
暗闇がとてつもなく怖いもののように感じてしまう
野生のチカテツが草むらの影からこちらを ...
あれから幾年月が経ったのだろう
あなたがこの現実にさよならした日から
幾年月が経ったのだろう
思い出すたびこころがいたむ
思い出すたび涙がうかぶ
けどね
思い出すたび思うんだ
あ ...
ずっと抱えていた影は
君の光で消し飛んだ
強烈で鮮烈な光
を
君は持っている
強烈で鮮烈な光
で
新たな影を抱えたあたしは
どうやって歩いていこうか
新しい影は
光をうつしてよ ...
遠いむかしの風景は
なぜだかいま眺めるそれよりも
幾分ちいさくてちっぽけだとさえ言える
それは自分が大きくなったから
だなんて理屈を聞かされても
納得なんてできない
僕が思うには
やっぱりその風景 ...
胎内の命いとおし幸せな君らの目方は51?
手に余るサイズとなった乳房に戸惑いながら自慢する君
母となるその日にそなえ髪を切る君はしっかりたらちねの母
あなたの為に言葉を捜す
あなたが言えない想いを言葉に託す
少しだけ
私の心もそれに乗っけて
台詞になる言葉は私の心
音になる言葉はあなたと私の魂
...
鋭敏な指先が覚えた悪戯は
忌まわの際を心に刻む
それは穢れとなり
禊をしても拭うことは出来ず
さらに深い記憶の中に沈み込む
君思う心の中でさえ現は
...
冬の朝
古い郊外列車に乗って
まだ仄暗いモスクワの駅を発つ
灯りのまばらな町並みを抜け
列車は広い雪の大地を走る
後ろの車両から入ってきたジプシーの子が
スーパーの袋を両手に持ち
...
言葉など、要らない。
凛とした、外気に映える朝に。
高い高いビルとビルの間に真冬でも
青々とした葉っぱをいっぱいにつけた大きな木があって
その木の葉っぱたちは風が吹く度に
小さく身を寄せ合ってクスクスと笑った
僕はその木の前にあ ...
知床
疾風怒涛の波が吹き
今日も浪の花が空を飛ぶ
問わず語りの幻と癒しの大地・・・知床
あれは野犬の群れの一匹だったか
薄寒い晩秋の斜里の街角で
確かに奴はいた
妙に存在感のある ...
日溜まりの青空でダンスを踊る君は
或る日
突然
斑模様の水面となって
5番目のドアを叩き続ける
まるでドラムのように
5番目のドアを叩き続ける
まるで魂の叫びのように
自分が何者な ...
両手いっぱいの雨に
涙がまじっていたら
うけとめる方がいいのか
ふれない方がいいのか
なやみます。
うけとめた涙は
そっとしてほしかったかもしれません。
...
5/27 5:26
from:俺
Sub:俺へ
─────────────
屋台いきたいな、あと立ち食
いソバとか、浅草の場外馬券
売場のまわり、おっさんのイ
ンフレが起きてる立飲み居酒
屋で昼間っか ...
渋谷の町で何をためらうのか野良犬がひとり
歩道橋の前で階段を見上げている
さもエスカレーターかのように
タイミングをはかって
揺れている
俺はそれを見ながらネギ焼きで焼酎を飲んでいる
...
仮面つけ惹かれた恋は外したら冷めてしまうか試してみたい
肩書きや体裁なんていらないよ必要なのは存在すること
部屋の隅メイクボックスに隠された仮面をつける今日は誰用
偽りか本物なのか試 ...
わたしは存生するが故に
眼を側める
80デシベルの空の為に
耳を欹てる
ノスタルジックな夕焼けがこんなにも扇情的なのに
しかしわたしはやけに無情である。
馥郁たるこの地に眠 ...
太陽は私の心を照らし
元気をくれる
雨は私の心に{ルビ靄=もや}をかけ
寂しさをくれる
川は私の心を潤し
不安を連れさらっていく
雪は私の心の鎖を外し
故郷へ ...
風通し悪い部屋
北窓の部屋
たばこで煙ってる部屋
ぼくが途方にくれてる部屋
新しいベッドがきた
寝心地はいい
なんでも人や物のせいにすることは止めた
時間をま ...
百星霜 未来に生きる人々は
この開拓をいかに想うか
この身体 明日をも知らぬ命ゆえ
わずかな草も惜しむことなく
さわらせてよう
というので
さわらせてやったら泣いた
どっちかっつーとそういうのが感じるほうです。
といったら
にやっと笑う
おー
てめーぶっころすといって
しばらくばしばしぶ ...
ぼくの周りには怪獣がたくさんいる
おそらくぼくも怪獣なんだろう
波長の合う者同士が足並みをそろえる
寝ぼけ{ルビ眼=まなこ}でモニターをにらめっこ
節操を知らない近所のおばさんは ...
ピッチャー第一球投げましたら
虫捕り網で捕まえて
ボール掴んで三塁側に走る
とみせかけて
ベンチめがけてボール投げる
そして
人差し指と中指立てて
そうだ
Vサインだ
それが出来 ...
初めてデートした日の事 覚えてる
電車の窓から 花火が見えて
君は幸せそうに 笑っていたね
僕が君の小さな手を 包み込んでも
逢いたい夜に
聞く 君の声は
僕の中に 染み込んで
...
唇が着くか着かないかくらい
斜め右から見るあなたの顔が好き
嫌なのは嘘ともつかない
稚拙な言い訳をする瞳の大きさ
背中を掻く時のあなたの顔は
母を困らす時の父の顔にそっくり
最 ...
わかってもらいたかった
全部じゃなく
ほんの少しであっても
重なる部分が欲しかった
大事にされたかった
荒れ狂う世界が
胸に巣食っていても
受け止めてくれるあなたが欲 ...
やりたくなくてもやってしまう
動きたくなくても動いてしまう
戦いたくなくても戦ってしまう
憎みたくも無いのに憎んでしまう
殺したくも無いのに殺してしまう
償いたくても償い ...
あなたはときどきふとんにくるまっては
失ったら気持ちがいいものについてばかり妄想する
図星?
連絡通路には窓がある
この下を、通る線には空がある
小さな窓枠から顔だけを出して
呼吸、をするためだけに
はめ込まれた絵を、まずはどけることから始めて
アフター、通り過ぎても
落とした ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白い待ち合い室で
ベンジャミン
自由詩
5*
06/1/11 12:13
内なるチカテツ
---
自由詩
4
06/1/11 12:00
あなたはここにいる
きっこ
自由詩
2
06/1/11 11:18
影
〃
自由詩
1
06/1/11 11:11
遠景≦近景
436
携帯写真+...
2*
06/1/11 10:50
祝福
比呂正紀
短歌
5*
06/1/11 10:45
言魂
月邑 涙香
自由詩
2
06/1/11 10:42
悪戯
〃
自由詩
0
06/1/11 10:40
月の郊外列車にゆられて
馬場 こうい...
自由詩
3
06/1/11 9:52
氷点下の温もり
※
携帯写真+...
1
06/1/11 8:39
クスクス
松本 涼
自由詩
12*
06/1/11 8:05
知床
北原春秋
自由詩
2
06/1/11 7:26
5番目のドア
恋月 ぴの
自由詩
15*
06/1/11 7:09
涙が泣くと
まほし
自由詩
12*
06/1/11 6:56
無題
---
未詩・独白
2
06/1/11 5:29
ディキシーの幽霊
〃
自由詩
6*
06/1/11 5:17
仮面舞踏会
花水木
短歌
1*
06/1/11 3:39
センス
室生
自由詩
2
06/1/11 2:58
自然と心
雪の風
自由詩
3*
06/1/11 2:55
ヘルプミーしてえなぁ
炭本 樹宏
自由詩
9
06/1/11 2:50
チェーホフに
馬場 こうい...
短歌
1
06/1/11 2:12
おっぱい
モリマサ公
自由詩
10*
06/1/11 2:03
明日は何がぼくを誘う
炭本 樹宏
自由詩
4
06/1/11 1:46
ハードボイルドバッティングコーチ
馬場 こうい...
自由詩
2
06/1/11 1:39
fragile
小倉 夢可
自由詩
0
06/1/11 1:22
好み
maumi
自由詩
3*
06/1/11 1:20
伝わること無き 未練
李音
自由詩
0
06/1/11 1:18
本能の為に
電子ノ猫人
自由詩
0
06/1/11 1:03
あなたが思っているよりも僕はあなたを知っている
ミキ・オキタ
自由詩
0*
06/1/11 1:03
連絡通路
霜天
自由詩
6
06/1/11 0:47
6423
6424
6425
6426
6427
6428
6429
6430
6431
6432
6433
6434
6435
6436
6437
6438
6439
6440
6441
6442
6443
6444
6445
6446
6447
6448
6449
6450
6451
6452
6453
6454
6455
6456
6457
6458
6459
6460
6461
6462
6463
加筆訂正:
神依存症
/
span
[06/1/11 6:34]
タイトルとあと少し変えたのでした。今。
7.39sec.