死んだ小猿の死骸を抱きしめている親を見た
朽ちてゆく体を 抱きしめていた。
分かってないんだ。
切ない
切ないよ 泣きたくなる
ブラウン管の中の出来事に目が奪われた
親の目に
...
私は今日始めて子供を生みました
長い長い道のりで初めてでした
想像以上に重く
想像以上に暖かいものでした
私は今日二回目の子供を生みました
とてもとても短い道のりでした
想像以上に軽く ...
汚れた僕の足を
いつも
あたたかくしてくれて
ごめん
べつに素足でもいいのだ
ちょっとぬられたニスがつめたいだけ
でも思ったんだ
孤独に強いことを誇ったって
それがなんになるん ...
みんな出はらっているから
空気は今朝自由だ
今夜まで思い通りだったらいいねって
僕が家のなかうろつき周るから無理だろう
きみが自由なとき
僕は眠っている
僕が自由なとき
きみは死んでしま ...
クライ-夢結う.beeな巣のナースno.クラインin暗い倉、因果の淫火テラスから
射し込むカレイドな光ノ-絶対零度、ロップスのpopス.タール凍ルター流ル℃の泉ニ
虎-n/..思惟∂を慕Ur 禅音 ...
ため息が行ったり来たりエレベーター
クレームを受ける時だけ仏様
ブラインドタッチで過ぎる一日よ
淋しさを集めて速し終電車
一月前
長い間認知症デイサービスに通っていた
雷造さんが88歳で天に召された
だんだん体が動かなくなり
だんだん独り暗い部屋に置かれる時間が多くなり
ある日ベッドで瞳を閉じて横 ...
詩人として
めぐりゆく季節の中で
自然の恵みを享受し
自分の生命を実感する。
詩人として
愛あふれるこの世界で
夢あふれるこの世界で
自分の存在を実感する。
かけがえのないその ...
小さなもののなかに
大きなものがあり
いつも
にじんでいるのでした
午後の空を見つめては
外へ出たがっているのでした
歩けば 涙のようでした
...
夏に金魚を掬った。
冬に金魚は死んだ。
悲しかった。
八本目のアイス棒が庭に立てられた。
剥げかけた朱色の腹を浮かべて水に浮く、浮く。
元から死んだような目はさらに光を失い、失い。
...
ぼくは詩人
自分の気持ちに正直に
なるべくそのままを伝えたい
それはぼくの信念
それはみんなへの信頼
今日もまた
朝の散歩をしていると
登校途中の少年に出会った
うつむ ...
月の光に照らされ
テーブルの上に
ふたつのグラス。
それは神秘の赤。
壮麗にして優美。
ドメーヌの持つ長所を凝縮し
見事な味わいと香りを放つ。
それは気品の赤。
テラスに置かれ ...
笛吹き男が
こちらを向いてにこりと笑う
(愛は劫初のくびき)
青ひげ侯爵が
やさしい言葉を投げ掛ける
(言葉の虚構の投網)
ついでに
市役所勤めの桃太郎が
たまった市民税を督促 ...
母である前に 人です
女である前に 人です
陽子である前に 人です
母という 人です
女という 人です
恵子という 人です
母としての 幸福
女としての 幸福
直美としての 夢 ...
しょっぱいスープにつけられた
エビのようにうずくまって
昨日の再来を待っている
明日なんて一つもいらない
歪んだギターになりたくて
誰かを傷つけたくなくて
歌った端から消えていく
言葉の ...
君は自分に春が来ないと思っているね
恋に破れ
傷付いて
泣いている
僕も自分に春が来ないと思っている
自分に嘘をつき
彷徨い
不安に震える
君の心は
人を思う心は
...
君は頭でっかちな赤と白のブチ。ぶくぶくと
揺れるコカナダモに身を委ね、退屈そうな気
配で天を見上げる目玉に映るのはどこまでも
青い空に気まぐれな白い雲のブチ。
自慢の ...
批評、批判、
こうあるべきだの、こうすべきだの
雑音、ノイズ、
今日も私は私だけの道を進む
前と後ろからの声は雑音、
十六年間、鳴り響く聞き飽きた雑音
...
ひたいにしわができました
しわを自分の歴史とか
可愛がるほど大人になれず
それでもしわはなくならず
自分を愛せと言うような
ひたいのしわを眺めては
しわの無かったひたいより
賢くなったか ...
鬱蒼と茂るポシェットの中身と紐で繋がる
天秤を常に傾ける神だのみ
朝令嬢の笑顔見た窓から銃が引っ込む
信者といた部屋蒸し上がって襖ひらく
虫の色捨て切れず這い回る宿主
シ ...
近くて遠い自分という存在
透明の時間の中では
まったく無力 この自分
体だけでかくなっちまって
アダルトチルドレン
いくつもの春を通り越してきたけど
気がつくのが遅い ...
バニラアイス
一番星
{引用=
クラスのみんなとプラネタリウムを見に行った。
隣に座ったボブがそっと手を握ってきて、星を
...
炭酸水の秘密
それは甘くも無く苦くも無い
人知れず瓶に詰められた溜息
誰かが栓を開けるまで
目にも見えず音も出さず
ただひたすらに待ち続ける
...
太陽のしずく
果てしない海
{引用=
港では妻が夫の帰りを待ちわびていた。
妻は夫のために編んでいる、縄模様の
セータ ...
夢を見ていた
都合の良い夢を
倒れた案山子
そこが滅びた都市の枯畑であろうと
雪積もる冬の崖の上でも
倒れぬ案山子
秋の稲穂は脱穀を終わり
副産物の藁で人型を編みこ ...
拝啓
蓮の花は水の上に生涯を浮かべ
蓮の花は水の下に生涯を落とす
今日も一枚水の下で眠りにつく
地面の上で僕ら人は生涯を生きる
永い眠りにつく時は地面の下
...
てを ふれる
ぬくもりは
すごく かんたん
でも もう
あなたとの ぬくもりは
ふれなくても わかるものへと かわり
はじめは ゆれて ゆれて ないて
しなやかなものへと
...
見知らぬ小鳥が
甲高い声で
空にむかって告げたので
今日は見知らぬ春
葡萄の一粒が、私の中の
行ったこともない場所で
裂けて、流れ出す
見知らぬ季節
もう二度と会わない風が
...
ぼくは詩人
詩を作ることを大切に
人とともに感じることを尊重する
それはぼくの愛情
それはみんなへの友情
今日もまた
朝の散歩をしていると
画家に出会った
目の前の風景 ...
いい歳して地に足つけず
全国チェーン展開の居酒屋に
どっしりと腰を据えて
生ビールとカシスソーダの向かい合わせで
鳥の唐揚げにジャーマンポテトがつきあって
意味のない人生を嘆きながら
すっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
死骸
月
未詩・独白
1
06/3/26 16:22
詩と言う子供を生むこと
海月
自由詩
2*
06/3/26 16:08
スリッパ
ZUZU
自由詩
3
06/3/26 16:02
アナログ
便乗鴎
自由詩
1*
06/3/26 15:38
may.石鹸想
六崎杏介
自由詩
1
06/3/26 14:38
だからこそ「お疲れさま」は美しい
新守山ダダマ
川柳
11
06/3/26 14:24
雷造じいさんへの手紙
服部 剛
未詩・独白
13*
06/3/26 14:13
詩人として
RYO
自由詩
1
06/3/26 14:03
ノート(43Y.3・26)
木立 悟
未詩・独白
0
06/3/26 14:00
金魚
時雨
自由詩
4*
06/3/26 13:53
ぽえむ君−笑顔−
ぽえむ君
自由詩
7*
06/3/26 13:47
ロマネコンティ ’85
RYO
自由詩
1
06/3/26 13:15
私的プロメテウスのアリス的逃走
The Bo...
自由詩
4*
06/3/26 12:10
人
yaka
未詩・独白
4*
06/3/26 11:22
僕の手
ピッピ
自由詩
5
06/3/26 10:33
@春
貴水 水海
自由詩
1
06/3/26 6:53
赤と白のブチ
恋月 ぴの
自由詩
13*
06/3/26 6:33
015 詩的駄文
完食
自由詩
2
06/3/26 5:17
しわ
澤井ハツ
未詩・独白
0
06/3/26 2:45
征服
黒川排除 (...
川柳
3
06/3/26 2:01
寂しがり屋に春舞い降りる
炭本 樹宏
自由詩
1
06/3/26 1:52
夏 に
ふるる
自由詩
5*
06/3/26 1:35
炭酸水
紫音
自由詩
2*
06/3/26 1:35
航海
ふるる
自由詩
9*
06/3/26 1:31
案山子の魂
麒麟
自由詩
4
06/3/26 1:29
花葬
海月
自由詩
3*
06/3/26 1:11
ぬくもり の いと
玉兎
自由詩
1
06/3/26 1:04
見知らぬ、春
たりぽん(大...
自由詩
12
06/3/25 23:31
ぽえむ君−親睦−
ぽえむ君
自由詩
3*
06/3/25 23:12
Maybe
うめバア
自由詩
3
06/3/25 22:48
6288
6289
6290
6291
6292
6293
6294
6295
6296
6297
6298
6299
6300
6301
6302
6303
6304
6305
6306
6307
6308
6309
6310
6311
6312
6313
6314
6315
6316
6317
6318
6319
6320
6321
6322
6323
6324
6325
6326
6327
6328
加筆訂正:
月を見て泣こうよ
/
半知半能
[06/3/26 2:34]
リーディングのために改定。多分もっと変わる
見知らぬ、春
/
たりぽん(大理 奔)
[06/3/26 0:26]
ちょこっと推敲
5.84sec.