1月のお題が「雪」と知り、真っ先に思い出したのは、あの写真だった。
推定年齢3歳の冬の写真。
私が、ちいさな両手を見つめて泣いている。
人が見たら意味不明だろう。 ...
とりとめもない、セックスのはなし
セックスは、好きでもないけれど
たぶん、嫌いでもないのよね、と
彼女は昨日見た映画の感想でもいうような口ぶりで
?
あなたとセックスした ...
蛍光灯が俺を串刺した
K市北区にあるショッピングモールで
俺は蛍光灯に串刺されたのだ
落ち着こうとしてうつむき
壁にもたれかかるが
そこは
だだっぴろさで
向こう岸にたどり着くことができ ...
満ちてゆく月に
あなたは何を想いますか?
欠けてゆく月に
あなたは何を見ていますか?
全くの同じ想いは
望んではいないのです
けれど、ただ
どこかしらに感じる切なさや
...
滴が。
朝の、
窓枠を二つに分けるようにして落ちていく。
今も手を伸ばせば壊れてしまいそうな足跡。
遠くなっていく風景写真をいつも隣に置いている。
あの日、行方知れずの人が今も笑いか ...
あなたがいないと生きられない
なんて、けなげぶってみたり。
甘いあまい生クリームを泡立てて劣情したりしています。
毒づいても、甘い痛みと手を離した時のつめたさだけほんものだから、
きっときっと ...
じゃぶ
じゃぶ
じゃぶ
ざー
ざー
ざー
ごしごし
彼女の破片がついた手を洗う
あらうあらう
流してしまおう
気持ちが悪くなる前に
人が手を出せない方は。
綺麗に見えた。
影法師の女の子
どこまで歩いても
水槽の底
影法師の女の子
どこまで旅しても
あたまのなか
影法師の女の子
あなたの足跡は
道にはならず
まどろみの浜辺は
うつ ...
その佇まいは凛として まるで竹のようなしなやかさ
その眉目は三日月の如く まるで雪中の花弁の艶やかさ
その唇は豊かでたおやか まるで水面に映る星光りの様
ふくよかなる腰に腕を回し 引き寄せ ...
つかのまに慣れてしまう
なんて
できないようだ
日は少しずつ延びてゆき
僕等の時代はぼやけてゆく
時折
君の手を引きながら思う
遠くの空の下の世界を
ひとつに繋がっているは ...
拝啓、先生へ
私は今、とても怖いのです
あの頃の私に戻ってしまいそうで
私はとても怖いのです
あの頃の私は
今思えば悲しいくらい
いろいろな物につき動かされて
多く ...
封筒をあけずに
君からの手紙を読む
(もう街は雨雲でおおわれています
(まだ雨は落ちてはこないけれど
(まるで街全体が行方不明になったみたい
そう、風に
誰かの手紙がとばされ(行方 ...
はがきをかってきてください
かわむこうのおみせにたちよって
はがきをいちまいかってきてください
呪文のような声がして
我に返る
誰もいなくなった
午後の大通りには
牛車がのろ ...
さようなら
冬の中では決心も幾分
凛としている
さようならを投函しようと思うのでした
さようならを投函しようと思うのでしたが
ポストの投函口は
市の条例とかで封鎖されてしまい
更には ...
責め合おう
憎しみ合おう
殺し合おう
縛り合おう
それが愛
僕の愛
世界は広すぎる
僕には広すぎる
四畳半で二人きり
そん位が丁度良い
他にはいらん
あんたが欲しい
これといって意味はないけれど
コーヒーカップを買いました
ただ買っただけなので
無駄遣いでしたが
人と話がしたくなりました
これといって意味はないけれど
車で県内を一周しました
ただ ...
光がないと存在できないの?
そんなことはなくて
光のおかげでここにいるの?
そんなことはなくて
誰か気づいて とても寂しいの
生まれてはじめての雪に
子どもは小さな手を伸ばす
白い雪花をつかもうとする
指を開いても花はどこにもない
黒々とした丸い目が
さらに丸くなる
降る雪を
つかんではひらき、ひらいて ...
複雑な感情を うまく説明できないんだ
名前のない衝動や 感覚が幾つも絡み合って
本当は自分でも まったく解ってないんだ
難解なコトバ並べて それらしく それらしく
う ...
どんな たくらみが
わたしを 必要とするのか
無私であるならば
心から よろこんで
裏切られもしよう
「別れよう?」
そう言われた時
正直 実感がなかった
でも
時間が経つにつれて
あなたの言葉が頭の中をぐるぐる回った
涙がぽろぽろでてきて
いっぱい叫んだよ
思いっきり暴れ ...
宝石を散りばめたような闇
この世で一番大きい水溜り
そこには彼らがいることが
絶対であって
世界の暗黙の了解であった
でも
時にはその場から消えたい
と
訴えているのを
私は ...
1.我求む 君の自由と
君の愛 君を狭めて 我を止どめて
2.夜明けまえ コートとブーツで
駆け出して また始まったよ 君を思う日
3.対話から すべて ...
デリートで明日を消しては描き直す
こんなはずじゃないこんなはずじゃない
二度バックスペース押しておとといの馬券を買ったのび太にやける
リターンでちゃんと区切りをつけなくちゃ ...
エジプトに行った。
二週間行った。
世界遺産ピラミッドの佇む地ギザでは。
乗ろうとした駱駝の口が超臭かったから。
気持ちが萎えて結局乗らなかった。
駱駝は怒ったのかツバを飛ばしてきて靴につい ...
ある日のことでした。
空に住む太陽君がふと下を見ると
可愛らしい雪の子が遊んでいました。
ドキン!
太陽君は赤い顔をもっと真赤にして
雲の陰に隠れてしまいました。
「危ない危な ...
風は暗がりから吹く
私の影は滴りつづける
誰も居ない
かつて誰かが居たかもしれない
そのわずかな痕跡も
とうの昔に温度を失い
記憶を失い
頭上には黒い星座たち
ただ脳裏 ...
戦士が魔法を使えないのは
拳に力を注いだからで
肉弾戦における破壊力は
他の者の追随を許さない
魔法使いの力が弱いのは
勉強に時間を費やしたからで
防御力の高い魔物も
強力な呪文で一 ...
赤 青 黄 緑と
流れゆく風景が
私には 見える
葛藤をくりかえしながら
私は資本主義の街角を 曲がる
私も三十を越えて
多少ズルくなった
でも
生きる途中でなくしたもの
得たも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
創書日和「雪」 写真
逢坂桜
散文(批評...
5*
07/1/14 3:02
とりとめもない、セックスのはなし
砦希(ユキ)
自由詩
8
07/1/14 2:28
地縁
太郎冠者
自由詩
3
07/1/14 2:14
重なるこころ。
渡邊永遠
自由詩
1
07/1/14 1:49
あの日、行方知れずの
霜天
自由詩
12
07/1/14 1:47
苺姫(なんて安直な甘美さでしょう)
R
自由詩
2
07/1/14 1:36
手を洗う
水平線
自由詩
2*
07/1/14 1:35
空と大地。
狠志
携帯写真+...
5
07/1/14 1:31
みぎわの夢
曳舟
自由詩
3
07/1/14 1:09
美神
T’s
自由詩
2*
07/1/14 0:30
小春日和
AB(なかほ...
未詩・独白
5
07/1/14 0:19
カイライ
なかがわひろ...
自由詩
3*
07/1/13 23:51
(ノート)
青色銀河団
未詩・独白
3
07/1/13 23:37
あしたのかぜのむこうがわ
あおば
自由詩
21*
07/1/13 23:20
投函
tonpek...
自由詩
11*
07/1/13 23:14
僕の愛
kei99
自由詩
1*
07/1/13 22:10
これといって意味はないけれど
ぽえむ君
自由詩
10*
07/1/13 21:47
影
狗の骨
未詩・独白
0
07/1/13 21:45
創書日和「雪」 初雪
北野つづみ
自由詩
9*
07/1/13 21:04
うっすら
北大路京介
自由詩
9*
07/1/13 20:57
そろもん(友情の話)
みつべえ
自由詩
4
07/1/13 20:53
悲
えりす
自由詩
1*
07/1/13 20:40
眠ル三日月 泳グ魚
緋月 衣瑠香
自由詩
7*
07/1/13 20:25
ほぼ恋愛歌
九谷夏紀
短歌
2
07/1/13 20:15
キーボードにも言いたいことが
歌乱亭カラス
短歌
2*
07/1/13 20:09
旅先にて駱駝の口を臭う。
もののあはれ
散文(批評...
7*
07/1/13 18:31
太陽君と雪の子
愛心
自由詩
2*
07/1/13 18:28
黒い星座
塔野夏子
自由詩
10*
07/1/13 18:20
RPG
1486 1...
自由詩
9*
07/1/13 17:24
街角
渡辺亘
自由詩
1*
07/1/13 17:21
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
5895
5896
5897
5898
5899
5900
5901
5902
5903
5904
5905
5906
5907
5908
5909
5910
5911
5912
5913
5914
5915
5916
5917
5918
5919
5920
加筆訂正:
遠い鐘音
/
服部 剛
[07/1/13 20:17]
最後の数連を書き直しました。
6.29sec.