冬の香り、
雪の気配。
いったい君は
何を隠そうとしているの
隠そうとすればするほど
よけいにそこだけ目立ってしまう
そこに空がある
今にも吸い取られてしまいそうな
大きくて濃く
そして深いこの空の中から
風の音が聴こえる
そこに花がある
今にも崩れ壊れてしまいそうな
小さくて淡く
そして可憐なこ ...
枯れ木にも電飾の賑わいで、
世の中はまったく クリスマスの容貌、
クリスマスの前の夜には、
おんなのこは いちごのようにあいらしく
はねのようにやさしくきかざり、
誰かの腕に あらねば ...
カンの良い人間は気付いただろう!
俺の人生に何が起こったかをヲヲヲヲヲォォォッッッッ!
フハフハフハハハハハハハハ!
馴染む!緊急事態は実によく馴染むぞッ!
最高に「ハイ」ってヤツだァァッッー ...
器の底に僅かに残る水を
飲む頃に 雨の平原
遮るもののない近さに
後ろを振り返る
遠い山々から
無秩序な強風が
長い旅を続け
軽いものを巻き上げた
道の跡に午後の
どこか沈んだ退色
...
「民は国なり、国は民なり」。人のために国家はある。民の利益は「個」のレベルでは互いに衝突する場面があり、そこではじめて最終調整力(強制力付き)としての「公」が要請される。つまり、まず「個」があって、 ...
「手紙〜僕の字は汚い〜」
封を切らずとも知っていた「内容」
メールで送っても構わない「実情」
君はいつも卑怯だ
僕が字が苦手な事くらい知っていたはずなのに
わざと手紙を送っ ...
呼び続ければ何が来る?
ただただ歩けば何がある?
無意味なんて恐怖さ
因果応報も恐怖さ
何事にも無意味と意味がある
意味があれば其の裏が怖い
無意味なら味気が無 ...
失ってから知る大切な物
後引く現実に戻れ無い心
先は見えず転びそうになっても後ろ歩き
過去は戻ってこない
やり直しの効く事なんかあるわけ無い
そんなこと、知っていたはずだった ...
苦労なんて、
無料配布のものだけで
結構です
ラブ&ピーーーーース
爪先のうた あぁ、いちごの時計は止まる
逆走疾走喪失酩酊
カラフルな映像いっぱいの見えるモノって一体?
北斗七星でも探す
ちっさいちっさい、あのちっさい星は残念なが ...
― それ、なんて髪型?
と問われたオレは答えた。
― ケントデリ・カット。
イエース
華麗に無反応
なんだちくしょうこの小僧
オレがオッサンとでも言いたげか
...
廃墟の街に雨が降る
昨日の繁栄は窓の外
地下室の中で雨宿り
嫌気性のキノコを探せ
廃墟の街は晴れ渡り
輝く青空に白の月骸
人無き路に風が降り
無機質がリンと鳴る
廃墟の ...
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
私は叫ぶ
鼓膜
破れ
る
程に
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
喚く
叫ぶ
声が
嗄れ
る
程に
...
開けたてのコーヒー
はさみを入れたての袋に鼻を近づける
胸いっぱいに吸い込むと肺が心地いい香りに満たされた
いつもより少しだけ多めにフィルターに粉をそそぐ
いつもより少しだけ熱 ...
さらさらと零れていったわ
貴方
あんなに細かくちゃ
骨も拾えない
きっと
暖かな夢を見ていたのでしょうと
私
自分を甘やかす
凍えて死んだ
少女が擦った
マッチ棒の先
夢 ...
好きと言えたらいい
人も、自分も、現実もみんな
息を吸うように
息を吐くように
好きと
理想論ばかり捏ねても
この世界はきっと
誰も愛してはくれないだろう ...
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに
のに
祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ...
むしゃ
と
くしゃ
同性なのに
仲が良すぎる
怪しい
二人の関係をつまびらかにせよと
愛の国から幸福村の村長さんが
区長さんに言付けた一枚の命令書
ほうほうのてい
弾劾された正 ...
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
愛してる
愛してる
あいしてる
陳家な言葉だと、笑わないで
そんな事、誰にだって言えると
逃げてしまわないで
あなたならわかるかもしれない
...
身長、体重、性格、なにもかも違う人間ではあるけれど
人間が好きな人間でいたいね
文化、歴史、背景、なかなか分かり合えない人間ではあるけれど
人間が好き ...
思い出のなきがらを
脳髄からひっぱり出したくて
頭を掻き毟っても、
何度も剥がしたかさぶたが
消えない痕になるように
コピーされて
劣化しても
残っていく
濡れた睫毛は乾かない ...
サイドミラー、雨に濡れて。
綺麗に写らない、世界と僕。
拭くことできなくて、走り続ける。
雨がやむまで、晴れるまで。
ちょっと、走ろうか。
自分の名前を
忘れてしまいそうになる
遠いとおい旅路なのです
だけれども
決して忘れない
名前もあるのです
あの月と星をいただく塔の上で
そらに吸い込まれる
ただひとつの呼び名のよ ...
顔をそむけて
知らん顔
けれど二人は
似たものどうし
紙ヒコーキの飛距離はそんな大したものじゃないから
紙ロケットをつくった
そんなに難しいものじゃない
簡単につくれるもの
だって紙だから
ロケットは宇宙へと飛んでゆく
宇宙旅行ができるん ...
おはよう
明日の光を浴びる観覧車
地軸の傾きに反応したゴンドラが
少うしだけゆがんで
カラ、
ラ、
カラリ
まわりはじめると
冷たい大気に
隠されていた痛みが染み込んでゆく
...
落合朱美詩集『思惟』(詩遊会出版部)
手にとってみると、紅い表紙に、バラの花だろうか白い線のイラストが大きく配置されている。ルナクさんの絵。詩集の紅い色と、著者名の「朱」という色が呼応しているよ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
実は雨。
狠志
携帯写真+...
2
06/12/17 11:18
秘密
weed &...
携帯写真+...
1*
06/12/17 11:01
風の命が聴こえる
ぽえむ君
自由詩
9*
06/12/17 10:56
ささやかに、たくらみ
六一介
自由詩
2
06/12/17 9:29
これが俺の生きる道
虹村 凌
散文(批評...
2*
06/12/17 9:11
雨舞踏
及川三貴
自由詩
2*
06/12/17 8:46
人のために国がある
「ま」の字
散文(批評...
1
06/12/17 8:35
「手紙〜僕の字は汚い〜」 &「手紙〜君の字も汚い〜」
Taka★H...
自由詩
0
06/12/17 8:32
「恐怖」
〃
自由詩
0
06/12/17 8:29
「欠けた心」
〃
自由詩
1
06/12/17 8:28
つぶやき
FUBAR
未詩・独白
2*
06/12/17 4:46
walk walk metro min.
無知アコ
自由詩
2*
06/12/17 3:46
リメンバー・ダニエル
知風
自由詩
2
06/12/17 3:17
望郷
あおば
自由詩
9*
06/12/17 3:12
叫ぶ
abyss.
自由詩
1
06/12/17 2:27
コーヒー
赤と青
自由詩
2
06/12/17 2:05
さらさら
さき
自由詩
9
06/12/17 1:57
『呼吸するように』
しろいぬ
自由詩
2*
06/12/17 1:52
なみだのつぼみ
Rin K
自由詩
34*
06/12/17 1:50
報告書
あおば
自由詩
2*
06/12/17 1:32
太陽は昨日より早く沈んで、君はマフラーを巻き直してまた明日と ...
K+A
自由詩
6*
06/12/17 1:28
あいしてる
ことは
自由詩
3*
06/12/17 1:16
『人間が好きな人間でいたいね』
しろいぬ
自由詩
7*
06/12/17 0:41
なきがら
ユメアト
自由詩
3
06/12/17 0:13
走る。
狠志
携帯写真+...
1
06/12/17 0:06
誓い
たりぽん(大...
自由詩
18*
06/12/17 0:02
仲たがい
weed &...
携帯写真+...
1*
06/12/16 23:44
創書日和「紙」
イズミナツキ
自由詩
8*
06/12/16 23:23
ゴンドラ
iloha
自由詩
5*
06/12/16 23:15
落合朱美さんの詩集『思惟』(詩遊会出版部)の感想 を書いてみ ...
光冨郁也
散文(批評...
9*
06/12/16 22:56
5877
5878
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
5895
5896
5897
5898
5899
5900
5901
5902
5903
5904
5905
5906
5907
5908
5909
5910
5911
5912
5913
5914
5915
5916
5917
加筆訂正:
O¥ a mok 改
/
人間
[06/12/17 10:57]
改造
『はなうた、吐息、包んだサナギ』
/
しめじ
[06/12/17 10:37]
()を追加
冬薔薇
/
LEO
[06/12/17 0:17]
一部訂正しましたm(__)m
5.61sec.