私は時々
雑踏の中へと
足を運びます

人々の声と
足音と
それらのざわめきから
あなたのささやきが
生まれてくるようで

太陽の熱で
大地から水蒸気が昇り
その粒は集まって雲 ...
星を見つめれば
今までの自分が
とても弱く見えてしまうけど
それは自分の心が広くなったから

海を見つめれば
今までの自分が
とても狭く見えてしまうけど
それは自分の心が深くなったから ...
ダイエットコークを飲む。
お茶だとなんだか味気ないから。

ダイエットコークを飲む。
炭酸と甘い味でシュワっとしたいから。

ダイエットコークを飲む。
普通のコーラはカロリーが気になるか ...
ブドウです。
世界一を目指しています。
何の世界一といってブドウの世界一です。
最もブドウでありたい。
そう思います。
一房としてではなく
一粒として
世界に君臨したいと思います。

...
子供の頃
僕の住んでいる街に薄汚い工業都市だったけど
老舗のデパートが一軒だけあって
母に連れられて買い物をした後で
いつも階段の下の小さなフロアーにある
赤い看板のスタンドに立ち寄るのが
...
泣いていたわけじゃない
でも泣いていると思われた

両腕に抱えきれない
沢山の華に潰された

泣いていないと否定をしても
心に生まれた
小波に揺れる
私の横顔は
濡れていた
...
月があまり高くに上ってしまって
僕らを照らしてくれないので

24時間営業のコンビニやら
ひっきりなしに通る自動車のヘッドライトやら
消し忘れられた風情の街路灯やら
そういうもので夜を過ご ...
横たわる 美しいひと


真っ白な肌には よく赤が映えるね


苦しみを,今終えたの?


生きることに疲れたのかな





一番愛しくて 一番憎かった


僕の ...
お日様にたっぷり干した
ふかふかのお布団くらいの
ホットケーキを焼いて
十匹の虎が走り回ったくらいの
たっぷりのバターをのっけて
お風呂に張ったくらいの
たっぷりのはちみつをかけて
いち ...
目の前にするとき
まるで舞台上で スポットライトで
照らされているように 私たちは
鍵なんて探して ポケットをまさぐって

見上げれば月が明るくって
まるで孤独で 砂漠のただ中にいるみたい ...
甘い甘い
フォークソングが流れて

いづこへ行く
青い車
ブルーカー

地獄の国は
もう通り過ぎた
お花畑つづく

一緒に乗ってきたハエも
超のんき

鼻歌も軽やか
涙を ...
マンションのゴミ捨て場で
逆さまになって袋に入れられ
君は私にタスケテと言った

色あせたドレスと破れた帽子
ビーズのブレスレットが悲しかった

何日かたって
明日はまた燃えないゴミの日
泣いて ...
それはなにもない

深い溝の底に ひとり

夜の国の兵士が闇色の

滾々と注がれてゆく若さの中で

ぽつんと座っていました

小さく切り取られた夜空を見上げると

この夜の三日 ...
あなたと出会えた事
ささやかで当り前の
時と共に薄らぐかも
しれないそんな奇跡

想いを抑えられず あなたを傷つける
その感情を持余し 涙が溢れてしまう

でも きっと
心が翼を広げ ...
コンビニのレジから
僕らのタクシーがあふれ出すから
春はまた息苦しい

行き先も告げずに乗ると
君の家を通過して
犬小屋の屋根を壊してしまう

料金を体温で支払う
少しのおつ ...
久々にハラピンの所へ行くと
焚き火をしている
煙がもくもくと空に消えていく

声をかけると
慌てて後ろに隠したものがある
あれはまさか
原稿用紙

ふざけんなよ
俺はハラピンを怒鳴 ...
月のしずかを詠むほどに

月を
寡黙に封じ込む


 聴きそびれていたかも知れない
 のに

 細い肩には雲をのせ
 風をたよりに
 風さえも
 去り


物云わ ...
あなたの幸いを思う
あなたの幸いを思う
空虚な夜に 空虚なため息が
指輪の上に

あなたの幸いを思う
あなたの幸いを思う
あなたの髪を撫でるために
列車にとび乗った記憶を ...
水道の蛇口を軽く捻ると
中から水がポタポタ流れ出てくる
「それは涙だ」
と誰かが呟いた
言われなくても分かっている
これは涙だ

それは音を立てて溜まっていく
洗面器の上の鏡に男が映っ ...
なぁ、明日に行きたいんだけど。

どうしたら良い?

いつまで経っても、今日なんだ。

明日なんて、ホントはないんじゃないの?

ユメでも見させて、明日はユメのまま。

明日は、明 ...
ココロ揺れた。

コロコロ揺れた。

何に揺れた?

青空、揺れた。

珈琲、揺れた。

月も揺れた。

星も揺れた。

ココロ揺れた。

コロコロ揺れた。

揺れ ...
ジョギングするために公園に行くと、駐車場にパトカーが三台停まってゐた。
ピンク色の小さな軽自動車を、ぐるりと取り囲むやうにして停まってゐる。
盗難車でも見つかったのか知ら。

時刻は午前六時。 ...
予定のない週末には雨が降らない
世の中では始終血の雨が降っている
どしゃどしゃと

希望のない終末では涙も流せない
君の中では終始あの日が繰り返される
かたかたかたと

予定のない週末 ...
{引用=






月の夜に
後ろから囁く
危うい光

 地獄にも
 天国にも
 行きそびれたね




傷の深さに降りる
水晶の測量器
 闇の奥で光るクリ ...
こぐまの尾、
ちかり、ちか、り

天空いっぱい夜は溢れて
地上で凍った吐息は
瞬く銀に吸い込まれる

星灯りの舗道に
靴音を響かせ
きみの声を思い出すと
辿る道程は冬の密度が融 ...
ふいにまた一羽の鳥が飛び立ちて
    束の間の夢心をよぎる


街角でつがいの鳥の歌を聞く
    アナタナシデハ/アナタナシデモ


啼くな鳥涙ながすなうつむくな
    唇かん ...
定年後 
趣味で油絵を始めた親父が 
キャンバスに向かい 
一枚の絵を描き直している

 さっ さっ 

と音をたてると 
窓辺から
午後の日が射すこの部屋に 
絵具の匂いが満ちて ...
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう

ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う

ひとひらひ ...
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている

「せいかつのために詩を書いてるんだ」

試しに読ませてもらうと

{引用=「星」  作 ハラピン

星をひとつぶ食べた ...
あきらめました
あなたのことはもう
あきらめました
あなたのために燃やす炎は
もうどこにもないのです

私の前には荒涼とした冬野が
どこまでも広がっているばかり
ここにはあなたの影も
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ささやき三条麗菜自由詩17*07/1/12 23:41
君を見つめればぽえむ君自由詩11*07/1/12 23:13
まわし者ではありません。もののあはれ自由詩9*07/1/12 23:00
ブドウ・メンタリティブルース瀬戸...自由詩5+*07/1/12 22:46
もう一度だけだべてみたいあのホットケーキージム・プリマ...自由詩8*07/1/12 22:36
T’s自由詩1*07/1/12 22:15
暗い夜A.おじや自由詩407/1/12 22:13
自由詩107/1/12 22:10
ホットケーキにはちみついっぱいふぁんバーバ...自由詩14*07/1/12 21:42
67、扉 【とびら】雨宮 之人自由詩5*07/1/12 21:41
ターンバック一絵自由詩107/1/12 21:25
幸せのかたちweed &...携帯写真+...1*07/1/12 21:22
三日月の詩相馬四弦自由詩2*07/1/12 21:09
誘われT’s自由詩2*07/1/12 20:34
制度(タクシー)たもつ自由詩1907/1/12 20:11
馬鹿やろうふるる自由詩18*07/1/12 19:21
月歌千波 一也自由詩28*07/1/12 18:57
泪で光が滲む前にけんご自由詩207/1/12 18:39
洗面所の出来事結城 森士自由詩10*07/1/12 18:38
日々。狠志自由詩107/1/12 18:30
ココロコロコロ。自由詩407/1/12 18:25
ジョギング三州生桑未詩・独白007/1/12 18:23
エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ436自由詩4*07/1/12 16:56
夜の雫まどろむ海月自由詩9*07/1/12 16:22
冬の夢かたり銀猫自由詩21*07/1/12 15:52
五羽の鳥石瀬琳々短歌20*07/1/12 15:00
窓辺の花服部 剛自由詩14*07/1/12 14:57
ひとひらひとひらとぽえむ君自由詩14*07/1/12 13:44
せいかつのためにふるる自由詩18*07/1/12 12:28
冬野未有花自由詩16*07/1/12 12:06

Home 戻る 最新へ 次へ
5883 5884 5885 5886 5887 5888 5889 5890 5891 5892 5893 5894 5895 5896 5897 5898 5899 5900 5901 5902 5903 5904 5905 5906 5907 5908 5909 5910 5911 5912 5913 5914 5915 5916 5917 5918 5919 5920 5921 5922 5923 
加筆訂正:
67、扉 【とびら】/雨宮 之人[07/1/12 21:42]
2006.12.20初出。少しだけ改変。
あんしんせぇ/かぜきり[07/1/12 20:19]
もが抜けてたのでいれました。
6.72sec.