休耕田に群生する
セイタカアワダチソウをかきわけるように
一両の気動車が港の方へと走っていく
スズメガの幼虫にかじられた痕のある
サトイモの大きな葉が
その風に揺れている
排水 ...
ほら
聞こえてくるよ
冬の歌が
聞くものすべてに
欣然とした
ソプラノの声が響いている
ほら
見えてくるよ
冬の姿が
見るものすべてに
純然とした
白い帽子が光っている
...
いつも
空を見上げている
形を変えながら
ここではないどこかへと
流れていく雲
その向こうに
あるものを信じている
私の好きな夕焼けは
命の終わりへの
一つ一つの目盛り
...
生きてることに意味なんかないぜ ベイベ♪
どうせ生まれて死んでいくだけだぜ イェイ♪
こういった歌はみんなが知っているだろう?
誰でも一度は自分で作詞作曲して歌ったことがあるだろう?
...
収容所には煙が揺れ昇り
黒い灰が風に舞っていた
坂道を上りきった辺りで
俺は砂利道を駆けていた
工場に向かって
一人の女と街角でぶつかった
奴は俺の顔を睨んで何かを言ったが
俺は ...
街が白く染まる
七色の夢の
浅い眠りから覚めて
冬の厚い雲を望む窓越しに
透明の通り掛かりの人々を眺める
凍てつく朝に
心強くもあるほのかな体温
芳しき香りのする部屋
...
少しでも近くにおりたいんや、と言われたから
何センチくらい?と聞いた
0センチに決まってるやんけ、と君が言うから
キスをした
それはまだふたりが出会って間もないころ
ふたりは夢中にな ...
曇り空ストーブの上で鳴るやかんおはようを言う亀と私と
五時の寒さに肩をすくめて
大通りを横切れば
夜の仕事を終えた星々とすれ違う
妙に明るいコンビニも
昨日と言う名のゴミの山も
見てみぬ振りして早歩き
思い出すのは昨日の失敗
おとと ...
The sunshine is very calm like your eyes in the early morning.
The wind is so tight like your turqu ...
足裏にアルミ冷たき朝日かな
沈黙が懐かしい セミの声
ぼくはここにあるもので満足しようとしている
熱帯のような通り雨の中
出かけようと支度するきみの、
理由を知りたい
...
★そんな毎日
恋情に就き密かに書き綴ったらしい。文章は作者の手を離れると独り立ちをするという、詩も例外ではない。
新しい時間を目の前にしたとき
こどものように泣いてしまったら
そこからど ...
からからと鳴る空人形(カラニンギョウ)
血も、肉も、作り上げられなかったから
冷えた血の塊だけが、内側で響いて
からからと鳴る空人形
心臓も、眼差しも、与えられはしなかった ...
お母さんがぶらんこ
きぃ、とならす
視線を気にして
行儀よく、少しうつむいて
お母さんがぶらんこ
きぃきぃ、ならす
光の匂いに目を細めて
頬に風をあつめて
お母さんが立ち上がる ...
こんこんこん、
こーん。
と、
ルートヴィヒはかく扉を叩く。
はやく冷めますよ。
ブラームスの掛かる部屋で、
クララとお茶を。
いえない恋もあ ...
沈みゆく刻、
夜を想い。
海は光と戯れ、
波を奏でる。
了。
蛾は、何故あの月を目指さないか
あの燦々と煌く夜空の星を愛でないか
愚かか
人の造った軽薄な灯にたかり
一箇所に吹き溜まる
昔、お前らはもっと美し ...
大人の思惑も他所に
餓鬼どもは尻を突き出す
子供は大人によって正しく
育てられなければならない
などと説く者は気づいていない
それは縛り上げるのと同じ事
だけど餓鬼は囲いを破る ...
見、聞き、嗅ぎ、触れ、味わえ
それがおまえの始まりだ
周りにあふれ輝くは
あるがゆえにのみ在るがもの
ならばなにゆえに
かくも美しく輝くのか
それはそれら万物を
見、聞き、嗅 ...
私という名の原石は
ダイヤでもルビーでもない
磨きつづけて光ったところで
それは未だ私でしかないわけで
あなたとの素敵な出会いを
親友は笑顔で試着した
店員の「おにあいです」の一言 ...
ここに居てくれるだけでいいよ
そう云ったキミの暖かい手をふりほどいて
こんなにも遠くまで来てしまった
いったい どこへ行きたかったのか
帰り道もわからない
テネシー州都ナッシュビル
カントリーミュージックの世界首都
グランド・オール・オープリーに群がる
世界中の子供たち
空気の抜けた自転車達が
子供を乗せて
空を飛んで駆けてゆく
ペ ...
玄関に乱雑に置かれた
靴の形や方角を見つめていた
声が掛かってやっと靴を脱ぐ
冷たい床の歩数を数え
贈り物を掴んだ手が他人の様に
中の輪郭を酷く失わせる
飲めないコーヒーを玩びながら
エ ...
汚れてしまったら洗いなおせばいい
破れてしまったら縫い直せばいい
だけど捨ててしまったら
どうする事も出来なくなる
掛け違えたら着直せばいい
シワになったら熱を与えればいい
...
今日からちょうど一週間前
私は死にました
居眠り運転で突っ込んできた
トラックにはねられたのです
ビルの壁面に叩きつけられ
頭蓋骨骨折で即死でした
あまりに一瞬の出来事だったため
何が起 ...
恋時雨
闇夜に浮きし
碧き月かな
不義理なお人ね
言うだけ言って
後はお忘れになるんですもの
本当は全て覚えているくせに
なんて
けったいな方でしょう
...
零す理由さえない涙が
今にも溢れ出しそうだ
寂しさが生んだ衝動が
じわり と胸に広がる
生易しい感情に置き換えて
納得したフリをしても
何一つ分ってやしないのは
他ならぬ僕自身だ ...
キミがボクをスキにならなければ
ボクはキミをスキにならなかった
かも
だから
キミがボクをキライになっても
ボクはキミをキライにはならない
本を読むのが好きなら
スエードの手袋がいいよって
3回目のデートの時に教えてくれた君
手袋はあたたかいのが一番だと思っていた僕
そりゃあ雪だるまを作る時には
撥水のがいい
スキー用 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
帰宅
たもつ
自由詩
17*
06/12/21 14:08
冬をもっとよく感じてごらん
ぽえむ君
自由詩
6*
06/12/21 13:59
Laputa
weed &...
未詩・独白
2*
06/12/21 13:41
ロッケンロール
436
自由詩
1*
06/12/21 12:12
夢にみた女
結城 森士
自由詩
6*
06/12/21 12:03
寒い朝に
山崎 風雅
自由詩
5
06/12/21 11:54
あ、すき(マイナスで)
lazy
自由詩
11*
06/12/21 11:38
静かな友だち
weed &...
短歌
3*
06/12/21 11:35
【五時の寒さに肩をすくめて】(通勤の歌)
つむじまがり
自由詩
3*
06/12/21 11:23
Twilight, twilight
P.B.
自由詩
1
06/12/21 11:22
朝
A-29
俳句
1
06/12/21 10:44
八月、夏の言葉
まれ
自由詩
4*
06/12/21 10:23
三つの詩について(2)ー「そんな毎日」・「遠雷」・「靴下売り ...
生田 稔
散文(批評...
3
06/12/21 9:54
『空人形』
しろいぬ
自由詩
2+*
06/12/21 9:47
お母さんだっても、あいーん
佐野権太
自由詩
20*
06/12/21 9:13
「 音想茶話。 」
PULL.
短歌
7*
06/12/21 8:52
「 波鐘。 」
〃
自由詩
8*
06/12/21 8:40
蛾
190cm
自由詩
6
06/12/21 3:33
育て、糞餓鬼ども
知風
自由詩
2
06/12/21 3:28
眠れ、泥のように
〃
自由詩
1
06/12/21 3:27
少女A
明日殻笑子
自由詩
3*
06/12/21 2:28
行きたい場所
haru
携帯写真+...
8*
06/12/21 1:35
埴輪とクリスマス
あおば
自由詩
5*
06/12/21 1:32
行方
及川三貴
自由詩
3*
06/12/21 1:25
ワイシャツ
1486 1...
自由詩
5*
06/12/21 1:19
まだ生きています
若原光彦
自由詩
4
06/12/21 1:16
恋時雨
なかがわひろ...
自由詩
4*
06/12/21 0:38
飛んでゆけ
松本 卓也
自由詩
0
06/12/21 0:35
不可換
水中原動機
未詩・独白
1
06/12/20 23:57
白い吐息の季節に
ささやま ひ...
自由詩
9*
06/12/20 23:55
5868
5869
5870
5871
5872
5873
5874
5875
5876
5877
5878
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
5895
5896
5897
5898
5899
5900
5901
5902
5903
5904
5905
5906
5907
5908
加筆訂正:
意味はわからなくても
/
シュガー・ソレイユ
[06/12/21 4:33]
すいません・・・カテゴリー間違い。なぜ『短歌』にはいってしまったのか・・・そんなはずないですよね(苦笑)。すいませんでした。
6.31sec.