こぐまの尾、
ちかり、ちか、り
天空いっぱい夜は溢れて
地上で凍った吐息は
瞬く銀に吸い込まれる
星灯りの舗道に
靴音を響かせ
きみの声を思い出すと
辿る道程は冬の密度が融 ...
ふいにまた一羽の鳥が飛び立ちて
束の間の夢心をよぎる
街角でつがいの鳥の歌を聞く
アナタナシデハ/アナタナシデモ
啼くな鳥涙ながすなうつむくな
唇かん ...
定年後
趣味で油絵を始めた親父が
キャンバスに向かい
一枚の絵を描き直している
さっ さっ
と音をたてると
窓辺から
午後の日が射すこの部屋に
絵具の匂いが満ちて ...
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう
ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う
ひとひらひ ...
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている
「せいかつのために詩を書いてるんだ」
試しに読ませてもらうと
{引用=「星」 作 ハラピン
星をひとつぶ食べた ...
あきらめました
あなたのことはもう
あきらめました
あなたのために燃やす炎は
もうどこにもないのです
私の前には荒涼とした冬野が
どこまでも広がっているばかり
ここにはあなたの影も
...
バイバイ
さようなら
過去は過去
思い出は思い出
今を見ましょう僕
バイバイ
さようなら
君のセンチな感情は
僕にはとっても良く分かる
悲しすぎて
辛すぎて
明るい歌しか歌え ...
君と別れて半年が経ちました。その間に何度も謝って、やり直そうと言ってきたけど、君には新しく良い人が出来たようだね。そこで、ここ何日間いろいろな葛藤があったけど、もう僕は諦めました。君のことじゃないよ? ...
二十三年間生きてきたのに
おめでとうのひとつも
満足に言えない
そのことについて
頬杖をついて考える
一人で
室内で吐く息は白い
ストーブは足元ばかりを熱くする
家 ...
百の{ルビ眼=まなこ}で見ることができたら
きっともっと自分の可能性に
気づくことができるのだろう
千の眼で{ルビ視=み}ることができたら
きっともっと{ルビ他人=ひと}の ...
おそろいのストラップには思い出がありすぎおもい はずしたいのに
親指の先から愛を打ちこんであの親指の返信をまつ
10×5cmほどの携帯が鳴れば行けるさ 100km先も
...
いつかの海の声を聞いた気がする
静かな青だった気がする
誰も何も言わなかった気がする
遠くを見ていた気がする
時々
切れて
繋がっていた気がする
空は境いが解 ...
解放だ!
我が 世界中の 土民の 家に
植樹せよ
解放だ!
私らの 掌は 小さい
余りにも 小さいので
上に 気付かない
孤独の 一次元上は 死ではないか?
植樹せよ
我が 世界中の ...
むかしむかしの
おおむかし
このあたりはジョーリングという
若い貴族のおおきな私園であった
ジョーリングにはヨニドナという
美しい妻があった
ふたりは清き心と身を持つ
神 ...
偽りを欲した時、私はまだ幼くて
月夜の美しさも、怖ろしく感じていたのでした
しかし幼いとはとても都合のよいことで
私はそれゆえに今よりも遥かに
残酷でいられたのでした
偽り ...
文学的ハードコアにとって一番高級な遊びは
もう死んでしまった文人の墓を詣でることさ
じいちゃんばあちゃんと同じように自分のルーツだった沈黙を見すえるのさ
「ニッポンゴ」はたった100年前に古文と ...
苦節六年程度の事であるが舌で鼻をほじる練習をしている。
厳しい道程ではあったのだが左穴はこなせる様になった。
しかし右穴が手強いのは顔面が左右対称ではない為か。
どうしても核心に迫る程にじり寄る ...
ぼくのモンスターにふれていいよ
きみのくちぶえはすてきだから
いいおともだちになれそうだ
ほら、この毛並みとか、どう?
なかなかいいでしょ
とくべつだからね
ひみつだからね
しず ...
砂時計の砂が
音も無く落ちる様に
あたしと貴方の関係も
サラサラと
終わりに向かっていたのですね
始めから見えていた終りから目を逸らし
心地よい関係に甘えていたんです
それでも ...
お金はもちろん大切です
だけど一番じゃありません
お金じゃ愛は買えません(多分)
愛はもちろん大切です
だけど一番じゃありません
友達がいないと寂しくなります
友達はもちろん大切で ...
「あたしたちは赤いリンゴ。」
キミはいきなり僕に言うから
頭の中は?だらけ。
それを見たキミはフフフと笑って
「リンゴの赤はドキドキの赤。中身の白は何色にも染まれる白。
...
貴方はさも当然であるかの様に
肩を抱き
手を握り
頬を寄せ
耳元で囁き
足を絡ませる
あたしの身体は熱を持ち
溶け出すかの様な錯覚に陥る
反比例するかの如く
あたしの思考は冴 ...
オリオン座の三ツ星が優しく見守る黒の時間
二つの影はまだ動かない
冬の暖かな風が吹き
いたずらっぽく僕を小突くのだ
決して交わることの無かった平行線が
偶然絡まって一本の糸になる
...
勿体無い悔し涙と
勿体無いほどの楽しい笑顔
与えてくれた全ての人に
「ありがとう。」
成り行きが世界を壊すの
嫌い恐い尊い
ずっと一緒にいるものだと思ってた
のに
私の一言で壊れるの
グララグラリ
ジェンガみたいな軟体動物
自惚れてたんだ
貴方はすべ ...
きっと何処かにある自分の分身
結構近くに居る自分の分身
人とのかかわり
僕と君との印象(イメージ)
それ一つ一つが僕の分身
ウザ〜イ僕、優しい僕、アホ〜な僕。
いろ ...
道は暗く街頭に照らされたまま
そのうち街頭も見えなくなってきた
暗闇の中一人で歩く
光が星の光だけ
薄い光があたりを照らす
星の微光の中
音も何も聞 ...
いつもと変わらず
街は人に溢れてて
真夜中なのに笑い声が聞えてくる
視線を少し落としてみれば
潰れて寝てる若者達
気分が悪そうな人がいたと思えば
気分が悪い物を垂れ流してた
...
彼は胸に大きな傷を負っていた。それは裂け目のように、胸から臍まで。
「二年前に、事故でね」と彼は微笑んだ。「大きな手術だった」
私がその傷に触れようとすると、彼は強く拒んだ。「何故?」と訊くと、「 ...
「おじょうさん、金魚すくいをやってみないかい。とれてもとれなくてもサービスするよ」
金魚すくい屋のおじさんに声をかけられた。
「いいえ、うちには水槽がありませんから飼えません」
「そうか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の夢かたり
銀猫
自由詩
21*
07/1/12 15:52
五羽の鳥
石瀬琳々
短歌
20*
07/1/12 15:00
窓辺の花
服部 剛
自由詩
14*
07/1/12 14:57
ひとひらひとひらと
ぽえむ君
自由詩
14*
07/1/12 13:44
せいかつのために
ふるる
自由詩
18*
07/1/12 12:28
冬野
未有花
自由詩
16*
07/1/12 12:06
明るい詩
kei99
自由詩
3
07/1/12 11:54
元彼女への正直な気持ち
〃
散文(批評...
1*
07/1/12 11:28
おめでとうの仕方
吉田ぐんじょ...
自由詩
24
07/1/12 11:12
眼
相良ゆう
自由詩
6*
07/1/12 9:13
電波にのって
歌乱亭カラス
短歌
5*
07/1/12 7:57
小春日和
ねなぎ
未詩・独白
1
07/1/12 6:30
柚子の木
奥津 強
自由詩
1*
07/1/12 6:27
*ドナとジョーの薔薇の園*
知風
自由詩
3
07/1/12 4:45
偽夜
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/1/12 3:06
文学的ハードコアによる正しい娯楽の提案
イダヅカマコ...
自由詩
2*
07/1/12 2:36
饒舌に鳴く冬の夜。
もののあはれ
自由詩
6+*
07/1/12 1:38
ぼくのひみつ
moof.
自由詩
4
07/1/12 1:30
砂時計
綿花
自由詩
1
07/1/12 1:13
プライスレス
1486 1...
自由詩
6+*
07/1/12 1:10
リンゴ
來稚
自由詩
2*
07/1/12 1:08
日常の中で
綿花
自由詩
1
07/1/12 1:07
合い言葉
徒歩5分
自由詩
1
07/1/12 0:58
ありがとう。
來稚
未詩・独白
2*
07/1/12 0:54
crazy of you to do that
李恵
未詩・独白
2*
07/1/12 0:48
「心の栄養」
Taka★H...
自由詩
1
07/1/12 0:43
「深い森の歌 」
〃
自由詩
1
07/1/12 0:41
「120円の温もり」
〃
自由詩
0
07/1/12 0:38
【500文字の本棚】軽(自動車)
ピッピ
散文(批評...
5
07/1/12 0:14
みかん味の金魚
壺内モモ子
未詩・独白
5+
07/1/12 0:04
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
5895
5896
5897
5898
5899
5900
5901
5902
5903
5904
5905
5906
5907
5908
5909
5910
5911
5912
5913
5914
5915
5916
5917
5918
5919
5920
5921
5922
5923
5924
6.31sec.