冬
人は無口で
私もその一人でした
白く吐かれた息を寂しがり
いつか隣り合った部屋の人間を思い出す作業はゆっくりと
指先から染み入って出てゆき
そして世界へとかわるのでした ...
この先が見たくて
ここを越えて新しい
世界や自分が見たくて
俺はオナニーを中断して詩を書くこともある
俺は野性的だと言われるが きみたちにそんな理性はあるまい
意味のない繰り返しなら 俺はごめん
人類や歴史共と さよならしたらどこに行こうか?
続けるの ...
寒い、
寒い、
灰色の海の底にいるようだ
そう、
あの日本海に沈む
手に入らないのなら
私が消えて、
傷跡をのこしてやりたい
少しでも
記憶に残る ...
正義は必ず勝つんだよ
何故か分かる?
勝った奴が正義だからだよ
スポーツ界だってそう
モラルだの品格だの
もっともらしい理屈を並べても
敗者は忘れ去られる運命
綺麗事じゃ生きられ ...
現場のスポニチでミス日本を見る
現場は男だらけで価値が無いので新聞のそういった記事にも敏感に興奮してしまう
ああ俺もミスコンを開いてみたい
難しい顔をしながらもっともらしい事を言って
審査員席 ...
もてない男が集まって
深夜のファミレスで話した
しみじみとふかぶかと話し込んだ
夜も更けて
やっぱりぼくらはもてないままだった
『もてないことのかなしみは
近代的な発明にすぎない』
...
わたしはことばがきらいです
おもったことをいえないからです
つたわらないからです
すき、あいしてる、たいせつ
ぜんぶまやかしのようでした
すぐにしゅうせいできるからです
...
周りは華やいでいた
皆 手に手に幸福を抱いていた
陽は僕らの真上から降り注いでいた
子供が鳥の影をおいかけていた
行く当てもないままに
負けじと腹の底から笑っていた
しがな ...
この星にそっと訪れた凪
瓦礫の山にたたずむ凪
手をかざすと
世界は生まれ変わる
開いてる籠から
出られないでいる
足りないフリして
求め続けてる
優しい誘惑
一度堕ちたとき
すべてが怖くて
ドアをそっと閉めた
分かりやすく
愛して欲しい
複雑に
...
キスではかれる感情なんて
たかが知れてるけど
もっとあなたの事知りたいから
とびっきりの笑顔で
オネダリスルノ
?ねぇ ちゅ〜して??
鉛いろの雲がやっと抜けてくれた
散策のモノトニーなプロムナードに
形ばかりの冬陽がむらがる
突然 あえぐようなヘリのうなり
(新春の初フライトか)
おもわず猫背を反らし首を上向け ...
はっきりするな
頭よ覚醒するな
パルスよ走るな
封印するんじゃない
忘却するんじゃない
隠匿するんだ
確信犯として
みんなが知っている
一番ばれない嘘のつきかた
それは嘘 ...
端的に云うと「死にたい」、自分嫌いも程々にしろと思うが年々酷くなり好きになれそうな気配は皆無、時間を巻き戻すことは出来ないことで、どうして私はいつもこうなんだろって嘆く 嘆く 嘆く なのに性懲りもなく ...
#71
ありきたりな憂鬱に
絶望なんていうおおげさな名前をつけて
誰も見たことがないペットみたいに
かわいがって育ててんだろ
そんなのどこでも売ってるぜ
#72
...
論外なことをいつまでも
くどくどと説くのはやめるべきだ
自由になるならないは自分の心持ち次第
雄弁に語っても何もならないのは承知だろ
内なる力を発揮するなら今しかないのさ
期待されるされない ...
雪原の風たぐり舞う銀髪にあるはずもない笑みを見ていた
くりかえし光の行方追いつづけ雪の背骨を駆けてゆく子ら
道に棲む{ルビ静寂=しじま}に映る水の笑 ...
生まれてくることなんて知らなかった・・・
こんな所に生まれるなんて。
今が辛いわけじゃない。
今が嫌なわけじゃない。
ただ・・・ボクは自分で決めたかった。
...
高いところで窓ガラスが割れる音を聞いたよ
風の悲鳴だけが音もなくいつまでも聴こえていたというよ
公園のコーヒーカップが朝からぐるぐると廻っていたよ
なくした誰かの思い出だけがそれ ...
冬
白い風が吹く
冷たいがゆえに
人は温もりを感じ
人に温もりを伝える
春
緑の風が吹く
新しいがゆえに
人は命の尊さを感じ
人に命の尊さを伝える
夏
青い風が吹く
活 ...
今 君と離れている
遠く離れている
君の名前を呼んでも君の笑顔が浮かぶだけなのに
君の名前を呼んでみる
君の口から君の名前を聞くのに長くかかった気がする
僕がはじめて呼んだ君の ...
詩と詩論
〔序〕
27のとき詩人になりたいと思い立った。その頃小説も短歌も翻訳もやっていたが、最もなりたかったのが詩を書く人であつた。詩を熱心に読むことが好きだつたせいでもあろう。
大学へ ...
世の中の99.99%は
勘違いで構成されている
だからあまり考えすぎないで
残った0.01%ほどだけ
真実が含まれているのです
それを見つけるのは不幸なことでしょう
世 ...
先輩から、「ユンケル皇帝液」をもらった。金色である。
今週、追い込みだろ?あ、はい、トホホって感じで。じゃあ、これ。差し入れ。
もらったガラスの小ビンは、やたら甘くて、苦かった。子供の頃のシ ...
蒼く染まった心が ね
時々紅く点滅して ね
泣きじゃくる
幼い子供のように
わけもなく
夜の帳の中で ね
あなたが抱きしめてくれて ね
点滅した赤が ね
ゆっくり蒼に戻 ...
一日中、果実遊びをして
手がスベスベと、そして匂う
帰り道は昔話のようなカラスが鳴いて、
石を投げつけてやった
ふと見ると小指に葡萄がひとつ
まだ刺さっていて
それは黒真珠のようでした ...
揚げ物で
飛び跳ねる 油
あなたの
爪 切り
結構
いい勝負
わがままを一つ
手のひらにのせて水の中
ゆらゆらとしずむ白い服
昔々恐竜がまだ元気だった頃
昔々地球がまだ温かかった頃
涙を一つ
手のひらにのせて水の中
ふわふわと ...
名も知らない川がありました
少女は毎日その川を見つめ
自分がいつか下流まで歩くことを夢見て
自分の部屋の南側にある小さな窓から
毎日川を見つめていました
川はいつもとうとうと流れ
美し ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Winter
瑠音
自由詩
3
07/1/23 20:32
勇気
OLGA
携帯写真+...
10*
07/1/23 20:15
イメージ
馬野ミキ
散文(批評...
12
07/1/23 19:52
消えてゆくなら鉤爪で
実夜
自由詩
0*
07/1/23 19:33
挑戦状
1486 1...
自由詩
7+*
07/1/23 19:20
雑工日記
馬野ミキ
散文(批評...
6
07/1/23 19:13
もてない
しゃしゃり
自由詩
12+
07/1/23 18:38
ことば+α
李恵
自由詩
6+*
07/1/23 17:48
Halcyon Days
Haruka...
自由詩
2
07/1/23 17:37
ナギ
〃
自由詩
0
07/1/23 17:31
宙滞
ANN
自由詩
6*
07/1/23 17:08
Kiss Me
優飛
自由詩
3*
07/1/23 16:26
新春(五)
信天翁
自由詩
4
07/1/23 16:14
口から虚
436
自由詩
2*
07/1/23 16:00
「決して眠れない夜のメランコリックな散文」
朽木 裕
散文(批評...
2*
07/1/23 15:22
フラグメンツ(リプライズ) #71〜80
大覚アキラ
自由詩
15*
07/1/23 14:30
69
vi
自由詩
2*
07/1/23 14:24
冬業
木立 悟
短歌
19
07/1/23 13:43
死んで逝くなら・・・
レオ
自由詩
2*
07/1/23 13:21
Re:Re:Re
ツ
自由詩
6+*
07/1/23 13:12
四季の風が吹く
ぽえむ君
自由詩
8*
07/1/23 12:48
@名前
貴水 水海
自由詩
3
07/1/23 11:03
詩と詩論(その一)
生田 稔
散文(批評...
15*
07/1/23 10:54
純現実
436
自由詩
1*
07/1/23 10:40
魔方陣の午後
uminek...
自由詩
4*
07/1/23 10:18
夜蒼幻想
彌月
自由詩
10*
07/1/23 8:37
良日
ヨルノテガム
自由詩
1*
07/1/23 6:28
生平
FUBAR
自由詩
4*
07/1/23 4:43
無題
多久蘭乱
自由詩
3*
07/1/23 4:34
流れ行く川のほとりに
茉莉香
自由詩
2
07/1/23 4:07
5861
5862
5863
5864
5865
5866
5867
5868
5869
5870
5871
5872
5873
5874
5875
5876
5877
5878
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
5895
5896
5897
5898
5899
5900
5901
加筆訂正:
おやすみなさい
/
九谷夏紀
[07/1/23 8:27]
「あなたと」をふたつ省く。印象はかわらないので修正させてもらいました。
5.87sec.