湖心から湖畔へと
一艘の無人の白いボートが
静々と漂つて来る
寄せくる波に身を委ねて
従順な驢馬のやうに
いつたい何を乗せるつもりなのだらう
あるいは誰を
...
長女{ルビ由=ゆ}{ルビ布=う}子
自由を{ルビ布=ひろ}める子と書いて
由布子
広めるどころか
自分自身 やりたい放題自由にしてる
次女{ルビ和=あ}{ルビ結=ゆ}子
和を結ぶ子と書 ...
夏のころ
あんなに青々としていた土堤が
冬のいま
こんなに茶色く染まっているよ
でも、そんな茶色の中にも所々
緑の草や黄色い花が
見え隠れしている
人生を川の流れにたとえる歌が
...
さらさらはらはらと降りおちてくるような
あなたの手のひら
私はそれに甘えながら
体の奥で静かに溶けてく優しさを感じている
こんなに明るい日差しにすけて
ほこりが優しく舞っている
...
「ねえねえ、聞いて聞いて」
そう言ってくる子どもが
少なくなった
本当は聞いてほしいのに
本当はたくさん言いたいのに
「どうしたの?」
子どもの変化を察して
大人がきっかけをつくって ...
1.草餅か
香りなつかし
農家にて
1999年5月作
2.バフンウニ
食道楽の
母ありて
1998年11 ...
くすんだ街の屋根瓦を舐めまわす冬陽
デビルの酌で酔っ払うプロムナードの枯れ葉
祖母ゆずりの猫背に鞭をいれる空っ風
温厚であってほしい地球に恐るおそるノ ...
吐き出した煙を吸い込む循環
咽せながら肺を燻らす永久の始まり
大気にまみれ
モルの物差しで測られようと
事の重さは変わらない
(愛をくれないか)
退路を断ち切れ
向 ...
僕は何を伝えればよかったんだろうか
過去が未来を壊していくのをずっと見つめて
僕は何を伝えればよかったんだろうか
ただ鳴ってる電話を止める術すら知らない
知りたかったことはそん ...
旅慣れた人の荷物は小さいという。
わたしの鞄はぱんぱんに腫れ上がって重い。
たった一人遅れてやってきた草原で一息つく。
鞄を開くと
女が入っていた。
死んだはずのわたしだった。
やっぱり死 ...
すべてが止めてしまったの
お前を初めに見た瞬間
すべてのものが止めてしまったの。
時間が経ってもそういうものは重要ではなくて私には
私のすべてのものがもう止めてしまったから。
何 ...
新しき季節の感覚詠むべきか
春に入道秋は霞むぞ
月光が南の空を埋めつくし
仄かに白い闇はてし無く
深き夜冷気のような月光は
...
あの頃
俺は無敵だった
虚心ではない
文字通り
俺は無敵だった
怖いものなど
何もなかった
全ては輝いていて
何でもできて
何にでもなれる
そんな気がしていた
馬鹿な自惚れさ
...
ややこしいのは得意じゃないや
僕は自慰行為のためだけの性(セイ)だけでは生きていけない
あなた無しでのセックスはありえない
癒し ...
そういえば最近 アドバルーンを見かけない
昔はアドバルーンをよく見たような…
空にプカプカ浮かんで
色とりどりに 遠くから呼んでいた
“いらっしゃいませ”とか
“本日大売 ...
音はすれども、姿は見えず。
さっきから、衣擦れの音がします。
ここへ、戻っておいで、
わたくしとおんなじ幼い心をもった、
一番透明で
最も賢い
盲目の少女。
音 ...
最近フェレットとか飼いたいオレは
割りにマニアなムーミン好き
ハートつけたってかまわないぜ
ムーミン大好きかっこハートぜ
そんなオレ見て薄ら笑いマイハニー
今日の話題もお仕事&他人の ...
学校帰りに たむろした
自販機前を 覚えてる
学校帰りに 君と見た
夕陽に染まる 淀川も
あの頃に見た 景色たち
知らない間に 変わってた
駅前にある コンビニは
...
先を歩く彼の
黒いコートの背中に猫の抜け毛がたくさんついている
みゃあちゃんの毛まるけだね、と言うと
ちょうど、指で挟まれたグミみたいに笑うから
なんだ ...
夜明けが ネピア
なんちゅぅ白
なんちゅいやらしさ
ネピア
ネピア
きみ
先っぽをちょんちょん拭くことなかれ
...
いつも僕は空回り
いくら努力しても空回り
何度試しても空回り
いくら自分を見つめ直しても空回り
何度挑み続けてもいつも空回り
七転び八起きとゆうが
それ ...
朝になりかけた夜、
わたしは
わたしとあなた以外のすべての存在に(当然そのとき窓の外にいた月や引力にも)
気がつかないのだった
あなたの吐いた
荒れた ...
{引用=映写機の音がする}
彼は 人のいない小さな劇場の
古く湿った 客席に座り
白くぼぉっと光るスクリーンを見つめる
{引用=ただ、かたかたと廻 ...
キサマの言うところの理想が
この世にあり得る事としても
キサマが語るのは耐えられん
キサマのニコチンフィルターは
いつでも嘘で目詰まりしている
オレら凡人 俗悪か下衆の50:50 ...
麻生深月嬢の短歌から連想を受けて作った短歌です。
上が深月嬢の短歌、下が私のです。
PM11:00(じゅういちじ)帰りを待つの右の手とマーブルチョコの黄色除いて
■ほろ酔いでevianボト ...
発達した地下街迷って
ぶつかった人が舌打ち
便利って後ろ暗いものですね
どうやら
モーター音で唸って
遠心力で想いとか振り切られ
僕たちブリキロボット同然で
アンダーグラウン ...
垂直式は増大にしか向かわない
小型化には
電荷が喰らい合い
口を開けて待っている
だから
別に買えと言ってるんじゃ
無いですよ
でもね
今はそっちが
主流なんですよ
最近は ...
{ルビ明日=あした}は来ない
永遠の今日を生きよう
昨日などない
永遠の今日を生きている
来たと思った {ルビ明日=あした}は
来た瞬間に 今日になり
過ぎたと思って いる過去は
...
ひひょう
ひひょうって
おまえきさん
なめとんのか
ひひょう
ひひょうって
おら、きっさーん
おまえが
どこのドイツんか
見下すんじゃねえ。
踏み台にすんじゃね ...
言葉はどこへ帰れるのだろう。
淡い憧れを乗せて放たれる矢の、狙いを定める君の手の、震え。秋が枯れ、冬に着替えると。いつか未来になっていくあの海沿いの(崖の)カーブの緩やかさが、懐かしくて、縋りた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ボート
杉菜 晃
自由詩
15*
06/12/7 13:11
名前からの自由
WILLY
自由詩
3
06/12/7 13:03
土堤
〃
自由詩
4*
06/12/7 12:59
粉砂糖
ロリータ℃。
自由詩
3
06/12/7 12:28
聞いて聞いて
ぽえむ君
自由詩
11*
06/12/7 12:25
春の作品
ペポパンプ
俳句
5*
06/12/7 12:02
エチュード(十)
信天翁
自由詩
2*
06/12/7 11:28
ハードボイルド・ラブ・パンチ
なかがわひろ...
自由詩
2*
06/12/7 10:47
イデア
Kj
自由詩
0
06/12/7 10:07
旅の荷物
渦巻二三五
自由詩
8*
06/12/7 9:51
4. 永遠との出会い, ナラハナ
naranu...
自由詩
0
06/12/7 9:16
月の夜
アハウ
短歌
3*
06/12/7 8:17
高校
kei99
自由詩
0*
06/12/7 7:57
チェーン
しいこ。
自由詩
1
06/12/7 4:37
アドバルーン
〃
自由詩
5
06/12/7 4:36
夜道を裸足で
麻生瑞乃
自由詩
2*
06/12/7 4:31
ムーミン好きなオレ
知風
自由詩
3
06/12/7 4:29
故郷
chica
自由詩
7*
06/12/7 4:08
彼のこと
______...
自由詩
5*
06/12/7 3:40
ものすごく好きだ、好きすぎる
SPINOZ...
自由詩
5*
06/12/7 3:37
ハムスター
Direct...
自由詩
6*
06/12/7 3:36
髪にもぐる指
______...
自由詩
5*
06/12/7 3:07
彼の 人生
もも うさぎ
自由詩
27*
06/12/7 3:04
オレのファイナルアンサー
知風
自由詩
1
06/12/7 2:26
れんそうか2
chica
短歌
4*
06/12/7 2:17
アンダーグラウンド
藤原有絵
自由詩
4
06/12/7 2:02
いんふぉ
ねなぎ
自由詩
1
06/12/7 1:47
永遠の今日
chica
自由詩
5*
06/12/7 1:34
踏み潰された・頭・
麻生瑞乃
自由詩
1
06/12/7 1:16
落涙
霜天
自由詩
4
06/12/7 1:12
5899
5900
5901
5902
5903
5904
5905
5906
5907
5908
5909
5910
5911
5912
5913
5914
5915
5916
5917
5918
5919
5920
5921
5922
5923
5924
5925
5926
5927
5928
5929
5930
5931
5932
5933
5934
5935
5936
5937
5938
5939
加筆訂正:
彼の 人生
/
もも うさぎ
[06/12/7 9:24]
ちま。
彼の 人生
/
もも うさぎ
[06/12/7 3:10]
またちまちま。
彼の 人生
/
もも うさぎ
[06/12/7 3:06]
余白をちまちま。
6.25sec.