閉ざした匣に詰めた
たくさんの不幸せ
心の隅に転がって 呼んでる
呼んでる
「パンドラ」
其の衝動
全ての災厄の底の底 そこに希望があるの?
呼び声のする ...
女にふられたので、
涅槃へ行って死のうと思った。
年も明けたのだから、
もうこのパターンはやめたかった。
だけど俺は、
もうやめようと決めたことを、
やめられたためしがない。
俺はそんな ...
クラクションを鳴らされたんで
あははと笑って通り過ぎた
通り過ぎた後で怖くなって
部屋に帰ってから外に出られない
友達に話をしようかと思うけれど
「相手のことを考えた結果、カレンダーが日 ...
暗鬱とした暗い部屋に
一人ぼっち
とどのつまり
忘れ置かれた
私自身
青タンつくって
黒いマスカラ涙流して
あなたからも置いて行かれた
白い壁紙
食卓に活けられた、かわいらしい花も
もは ...
聖なる夜に 僕らは激しく求め合うのさ
解放を叫んで 子宮を求めて過激に絡み合うのさ
自由を叫んで 聖人も 徳高き大人も 冒してしまえ!
この窮屈な闇を 叡智な核兵器で破壊 ...
私が信じる道を行けば
ローマであなたに
逢えるかもしれません
あの名高い階段で
映画と同じように
アイスクリームを手に
あなたを待っています
べスパに乗って
あなたが颯爽とやっ ...
冷たい川の真ん中で、僕は両足を浸しながらたっている。
そういう時の僕は、冷たい冷たいと思いながら、それでも足の感覚が無くなる位まで、じっと川の真ん中で立っている。
薄っ暗い、木の陰を抜けて差す ...
空が
ごうごうと鳴いていて鳴りやまない
空には隙間のない
厚い雲が低くどこまでも続いていて
あの山の頂上まで隠してる
霧かな
靄さえ雲の手助けをして
私と雲との距離をさらに遠ざけ
同時 ...
言い訳にしか聞こえないだろうから
伝えるだけ伝えるよ
空があんまりにも白くて
まるで呼吸が出来なかったんだ
一人になってみてさ
初めて解ったんだよ
馬鹿だね今更ってさ
聞きたいんだよ ...
あの日
君が来てから
僕はこの街が好きになった
どこよりも好きになった
君がいるからだよ
そうじゃないんです
気持ちはうれしいんですが
そうじゃないんです
うなずいてはいますが
そうじゃないんです
ずばりと解決策をしめしてくれますが
そうじゃ ...
ポエムを殺す為に僕等は生まれて来たのだ
街は平和なふりをしているけれど
見捨てられた裏通りから
ギラギラした眼つきで見張ってるんだ
言葉はいつだって駄目なものだけど
それをもっと駄目にす ...
人に弱さを見せられない宿命
人に涙を見せられない宿命
人に頼れない宿命
そんな宿命に駆られない私は
本当にラッキーだと思う
わかんないけど。
食べていい?
今は
モノが壊れ修理に出せば
直されるのではなく
取り替えられる
しかも悪い部分だけが
取り替えられるのではなく
まとまり全体ごと
抜き取られてしまう
使える部分の方が多いというのに
...
「ロビン・グッドフェローを探せ」
悪を憎む男
ロビン・グッドフェローを探せ
晩秋の森の奥深くに隠れている
弓の使い手を探せ
見えない未来とさかさまな世の中
逆転の力学を背負って迷っ ...
例えばさ このコーヒーが世界だったとしようじゃないか
コーヒーには なにを混ぜる?
なにを混ぜる?
お砂糖
ミルク
シロップ
そんな感じ
混ぜたらコーヒーはど ...
毎週末、私は長期入院してゐる祖母を見舞ふ。
今朝の祖母は、あまり調子が良くない様子で、口数も少なかった。
私は、いつものやうに、ポータブルトイレの処理をしたり、入れ歯を磨いたり。
一通り世話 ...
あぁ、そうか
僕は僕だったんですね
気付いてしまいました
つまり僕は今まで
僕を演じていただけで
なんていうのか
僕自身が勝手に
ありもしないドラマを
でっちあげて
{ルビ存 ...
何度も塗りかさねた
漆の重箱をデリケートにひらいて
広がるのは非日常の香り
静謐であるもラグジュアリー
つみかさねた格式で
心の隅まで満たされる
そんな ...
衛星カメラに映し出されたのは
列島を取り囲む工事現場の赤色灯。
そのせいあってか、今夜はとても静かです。
うららかな朝、もぎたてのフルーツを片手に
ひとひらのハムを齧りながら、この文章を書いています
新幹線が猛スピードで目の前を通過しては走って来る
のを縁側にポツネンと腰掛けて、ぼんやり一日中ながめ ...
それを描くためには、鉛筆では華奢すぎる。
骨はどうだろう?プラトンは幼少期、
クレヨンのかわりに指を、死んだ死刑囚の
指を与えられた。彼は作品を完成させるまで
幾度となく指と会話した。わたし ...
【ア段】
愛していると仰るの
買われましたと言い返す
去り行く今夜違う背中
たちんぼの我を見つめよ
泣き言啼き声なんでも出せる
はめられるのかはめ ...
外見ばかりで判断しないでほしい
こんな僕たちだって
日々を頑張って生きてるのだから
故郷には昨年体を壊したお袋を残し
単身乗り込んできた大都会
のまれるほどの交差点のなか
ふいに思うは何時かの木の香り ...
僕が応援したところで
あなたの人生は
変えられないでしょう
でも・・・
もしもあなた人生を
あなたの可能性を
ちょっとでも
変えられるよう ...
街灯で出来た僕の影を、後ろから出てきた新しい僕の影が追いかけ、でもけして追い越すことが出来ないでいるのを見ながら、僕はオレンジ色の夜道を歩いていた。
家までの道のりを歩いてきてここまで何分くらいの時 ...
野も町もかなしく震えるので、
ろうそくの火のような、
さびしさを灯し、
生きものは尖っていく、
のだと思う
夜通し続いた嵐が過ぎ去った、朝、
生きものたちは、
消え入りそうに、ほ ...
真夜中は部屋の小さな隙間からやってくる
なにも味方につけずに足音もさせずに入ってくるくせに
誰の目にも留まるようにわざとらしく大きく泣いて見せたり
吐息を漏らしたりしてここに大きな存在がい ...
幸せは、
と書きはじめようとして
私はそこで言葉に詰まって開き直る
敢えて語るほどのこともない 私は幸せである
自分の心が決める
とは誰が言った言葉だったか
それはなんだか
壁にかか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『匣』
しろいぬ
自由詩
1
07/1/21 17:33
涅槃へ行って死のう
しゃしゃり
自由詩
9
07/1/21 17:24
G
ミゼット
自由詩
3*
07/1/21 17:16
過呼吸
しいこ。
携帯写真+...
5*
07/1/21 17:10
精なる行為
南 翔
自由詩
3*
07/1/21 16:33
ローマへの道
三条麗菜
自由詩
8*
07/1/21 16:08
日曜日の過ごしかた
緑茶塵
散文(批評...
2*
07/1/21 15:51
雲
九谷夏紀
自由詩
2
07/1/21 15:47
波間に魚が見えました。
プル式
自由詩
3*
07/1/21 15:26
街
愛心
携帯写真+...
7*
07/1/21 14:06
親身
ポップこくご
自由詩
8*
07/1/21 14:02
禮禍四十四口径皆殺賛歌
虹村 凌
自由詩
4*
07/1/21 13:51
ヒーローじゃない宿命
野薔薇
自由詩
2+*
07/1/21 12:48
また逢える時が来るのかどうか
uminek...
携帯写真+...
7*
07/1/21 11:54
もしも心が破れたら
ぽえむ君
自由詩
10*
07/1/21 11:50
Nobember Tales.
芳賀梨花子
自由詩
9*
07/1/21 10:57
こーひーわーるど
朱桜天 遊雨
自由詩
3
07/1/21 8:50
祖母の肛門に指を突っ込んだ日
三州生桑
未詩・独白
4*
07/1/21 8:18
エキストラ
優飛
自由詩
4*
07/1/21 5:51
スニフ
明日殻笑子
自由詩
5*
07/1/21 3:42
イリュミ・ネーション
プテラノドン
自由詩
5*
07/1/21 3:10
南極通信2
ツ
自由詩
1*
07/1/21 3:06
「real」
プテラノドン
自由詩
5*
07/1/21 2:48
かしらもじ
なかがわひろ...
自由詩
5*
07/1/21 2:41
ナマケモノの帰省ラッシュ
イヴ
自由詩
0*
07/1/21 2:36
おおきなかべをこえるとき
ユーヘッセ
自由詩
3*
07/1/21 1:58
落し物
水町綜助
散文(批評...
3*
07/1/21 1:55
生きものって尖ってく感じがする
青色銀河団
自由詩
4
07/1/21 1:44
訪問される
楠木菊花
自由詩
4*
07/1/21 1:41
69、幸せ 【しあわせ】
雨宮 之人
自由詩
4*
07/1/21 1:40
5866
5867
5868
5869
5870
5871
5872
5873
5874
5875
5876
5877
5878
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
5895
5896
5897
5898
5899
5900
5901
5902
5903
5904
5905
5906
加筆訂正:
Rotten girls
/
吉岡孝次
[07/1/21 13:58]
「血の塊」改題
最終電車
/
松本 涼
[07/1/21 11:45]
チョットなおしました。
69、幸せ 【しあわせ】
/
雨宮 之人
[07/1/21 1:41]
2007.01.07初出。少しだけ改変。
5.81sec.