お嬢様、今は寒う御座いますが。
雪虫舞う空は御納戸色で御座いますが。
お顔をお上げ為さいませ、
やがては春が来ましょうとも。
お嬢様の指の白いことと申しましたら。
全く蝋燭の様で御座いま ...
ごめんねと言い出せなくて早寝する
水平線が夕日を融かすというので
その仕組みを知りたいと
渡し船を探しに海岸づたいを
西に向かう、それが私たち
綺麗なものばかりを
追いかけてはいけないと
釣り人が忠告したが、僕たちは
綺 ...
灯油の匂いは嫌いじゃない
あの日からまだそれほど
時が過ぎていないと
気付かせてくれる
あの曲は嫌いじゃないさ
癖のある声を思い出す
そしたらちくりとまた心臓に針一本
穴だらけで ...
月の 蜂つぼ
ねかせられた
宿のない小石
そらんじた沈黙
からかうような
漆黒の 隙間
吹き矢に痺れる
鈴の壊れそうな
苦みになく小声
外堀の端に 蝶が あら ...
脱ぎ捨てた靴下のように
二人分の日常が床に転がったまま
今にも歩き出しそうなのは
きっと逃げ始めた体温のせい
鏡越しに いつのまにか
髪が伸びたあいつに舌を出す
時間なんて残酷で
最後の ...
日曜の朝に
壊れた呼び鈴を
連打する音が聞こえた
嫌な予感がしたが
案の定
片手にバナナを一房
買って来ていた
聞くまでも無く
勧められたが
断わる事にした
横で
一 ...
りんご飴、ねぇ買って
と君は舌っ足らずに僕の袖をひいた
正月でもなければ夏祭りもない三月の夜空
りんご飴なんて何処で手に入るの
問うと君は平然として
じゃあ花 ...
風に舞うほのかな匂いは
今もまだ鼻腔に残る
景色は暗くなり
見えないものが光り出す
剣が舞う
盾が割れる
戦士の声
響く
忘れないように泣くでしょう
優しい ...
水素原子と酸素原子だけが
一定の割合で結びついてできた水は
確かに純粋な水であろう
綺麗な水なのかもしれない
では美味しいのか
答えは否であろう
純粋な水ほど美味しくない
ならば ...
自分が肉の一片に成ってしまう夢など
誰が望んでみるものですか
(けれど毎夜、私はふつりふつりと千切れていく)
私以外の誰かが望んでいるとしか思えませんね
この体たらく この ...
恋をしなさい
理性抜きの
はじまる思い
一途な思い
終わる思い
いろいろな思いがあるけれど
今この瞬間を大切にしていこう
時には「過去」を見る
でも「過去」ばかり見ていてはいけない
「今」が見えなくなってしま ...
ネオンカラーをまきちらそう
悪い夢が覚めないのなら
そのあざやかさで視覚を刺して
あの子はバケツいっぱいの蛍光ブルーをぶちまけた
スローモーションで
白い布切れみたいなうすいドレスが
...
それは七色に輝く不思議なタマゴ
何が生まれてくるかは分からない
もしも天使が生まれたとしても
育て方を間違えたなら
悪魔の心が宿るかもしれない
もしも悪魔が生まれたとしても ...
友達になるための資格
友達だって言える基準
そんなの どこにあるんだ?
あの子と友達になりたい
そう思うのは
僕の自由
君の自由
親 先生 誰かに言われたから
「友達」じゃな ...
そこで 私の 鼓膜を 裂く者は 誰か
天を 仰ぎ 誰でもない 言葉を 吐く者は 誰か
私が いる
私が そこにいる
お前ら の 目は 常に 日常を 描写している
奇妙な 色盲の 虜にな ...
愛という名の怪物は
過去の意識
もしくは現在の思考回路
その他諸々を食い潰し
私の脳内に
爪痕の如く働きかける
記憶が曖昧な私は
夢と現実の区別すらできず
相違なる言葉のいずれをも ...
地下鉄の人々
無数の足が階段を昇る音
振動する灰色のアスファルトが剥き出しの壁
銀色の車体の煙草臭い車内
黄色い線の上の電光掲示板に
白くぼんやり浮かぶ駅名が繰り返される
無機質のアナウン ...
寒さに縮こまったその尻尾を
エイトビートでおっ立てたら
部屋でゴム毬追いかけている奴等なんかよそ目に
始めようぜ
春の陽気の中でも
真夏の渇きの中でも忘れはしなかった
狼達のロックンロール ...
疲れた身体を横たえて
ひっそり眠る午後の一時
モノクロームの夢の後
窓辺に花が覗いてた
ここは僕のオアシス
すべての道に繋がる入り口
生きてるという勲章を誇りに
明日 ...
十分ほど歩くと海がある
そこに行くまでに魚屋がある
食べられるための魚が置いてある
あなたはきっと
今でも
魚の目を見れず
逸らして自転車を軽やかに(でも重々しく) ...
お弁当のみどりの葉っぱの
その嘘が好きだ
あなたの
じゃあまたね、に
どこか似ている
タコちゃんウインナーが
好きらしい
そんなあなたの
横顔をじっと見る
あなたに足 ...
名前を 忘れてしまいます
顔はちゃんと 覚えているのに
貰った名刺の 文字の並びと
自分の記憶と にらめっこ
顔も 忘れてしまうのです
遭ってしまったら 笑顔で繕 ...
口に含んだあめ玉色の
建物や生き物が
こちらへおいでと
手招きをして誘うから
さぞ 甘い夢を
見られるのだろうと
振り返りもせず
あの子は
駆けていってしまった
あざやかに
裾 ...
今日の運勢悪かったから
明日とカミサマに
あたしからPEACE!
彼女がいた
いく度も抱きしめた
東京を去った僕は今ここにいる
送られたままの荷物をひも解くと
数ヶ月前の君がいた
僕は深く
深呼吸をする
そうして昔そこに在った
君の体と、口づけ
甘 ...
1 クリームのランプ
ぼくは知っている
貴女は絵本や歌でいうように
いつも地上を
みまもってなどいない と
ぼくは知っている
その美しいクリームの輝きは
夜な夜な こう ...
そばにある貴方の手に
私の愛が
届きますように。
みちてゆく時にかけていくかたち
目もあわせられない圧倒的光量が
静謐な夜をペリペリと剥がすと
空が蒼く、色づいていく
日常の目紛しさに溺れそうになりながら
ビルの谷間を靴の音を響 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人皆若狂
佐々宝砂
自由詩
5*
07/1/15 0:21
ごめんね
ささき
川柳
3*
07/1/15 0:14
野良犬は果実の名など知ることもなく
たりぽん(大...
自由詩
12*
07/1/15 0:00
主張します、貴方の前で
Keico
自由詩
4
07/1/14 23:28
つき の はな 5
砂木
自由詩
8*
07/1/14 23:19
裸足で帰ろっか
Rin.
自由詩
19*
07/1/14 22:38
バナナの使い道
ねなぎ
自由詩
4
07/1/14 22:10
スプラウト
朽木 裕
散文(批評...
2*
07/1/14 22:08
花
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/1/14 21:41
純粋な文章ほど美味しくない
ぽえむ君
自由詩
15*
07/1/14 21:22
肉一片
朽木 裕
自由詩
6*
07/1/14 21:19
君らしく
haru
携帯写真+...
6*
07/1/14 20:27
今
優羽
自由詩
6*
07/1/14 20:02
ネオンカラー
moof.
自由詩
1
07/1/14 19:27
七色のタマゴ
1486 1...
自由詩
8*
07/1/14 19:13
「友達」
eris
自由詩
0
07/1/14 18:32
現存2
奥津 強
自由詩
1
07/1/14 18:18
ロボトミー
本村K
自由詩
4
07/1/14 18:15
流れゆく都市の色
結城 森士
自由詩
4*
07/1/14 18:03
howling
茶釜
自由詩
0
07/1/14 17:48
モノクロームの夢の後
山崎 風雅
自由詩
12
07/1/14 17:21
花は摘むもの
フユナ
自由詩
8
07/1/14 17:15
ピクニック
uminek...
自由詩
7*
07/1/14 16:47
にらめっこ
相良ゆう
自由詩
0*
07/1/14 15:08
愚者
彰
自由詩
5
07/1/14 14:33
明日にPEACE
愛心
携帯写真+...
7*
07/1/14 14:28
残り香に犬は吼える
プル式
自由詩
3*
07/1/14 14:17
お月さまの詩集
秋月 笑
自由詩
3
07/1/14 13:48
小さな祈り
來稚
自由詩
2*
07/1/14 12:07
*昼の月*
かおる
自由詩
11*
07/1/14 11:08
5879
5880
5881
5882
5883
5884
5885
5886
5887
5888
5889
5890
5891
5892
5893
5894
5895
5896
5897
5898
5899
5900
5901
5902
5903
5904
5905
5906
5907
5908
5909
5910
5911
5912
5913
5914
5915
5916
5917
5918
5919
加筆訂正:
howling
/
茶釜
[07/1/14 23:49]
推敲
二つの灯台 デッサン
/
前田ふむふむ
[07/1/14 23:27]
度々、修正、すいませんです。
にらめっこ
/
相良ゆう
[07/1/14 22:50]
少し物足りなかったので加筆しました
ぼくのうたとおもわれるうた
/
エスエル1200
[07/1/14 14:57]
ha
6.18sec.