雨が降ると
紫陽花の咲くあの場所を思い出す
カタツムリは今日も
葉っぱに隠れて雨宿りをしているのかな
高校生の頃
雨が降った日には
よく二人で放課後の音楽室で時間をつぶした
君の奏で ...
さっきの言葉を繰り返す
まだまだ全然言い足りない
きのうの言葉を繰り返す
言い過ぎたのはどっちだろ
あの日の言葉を繰り返す
世界は二人のものでした
いま ...
雨はまだ降っている
何があるわけでもないが
窓の外を
ぼんやりと眺めている
雨はまだ降っている
ぼくはまだ眠らない
窓ガラスを打つ雨音が
不思議と体に響いて
ぼくの呼吸と合 ...
誰か来てよ
黙ってても良いから
傍に居てよ
言葉はいらないから
お願い 私に言葉を喋らせないで
お願い 私に笑みを作らせないで
共鳴する誰かと融けあいたいだけ
友達
家族 私心
あなたたちは劇場にいるのに
見ていない いくらかの身銭を切った -3500円- であるのに
激情 執心
焼け付く 水 渇望
大地 風
なにも上演されていない
D ...
胸のボタンを外すとき
あなたの狡猾な指先を思い出す
背後から不器用そうに
それでいて
未来に待ち受けているものを欺くかのように
(それなのに忘れられないのは
部屋の灯りを消しても
情念の ...
キチガイでごめんなさい
頭のネジ取れててごめんなさい
空気読めなくてごめんなさい
直せだと?
直せるかっての
こんな日々が続いてようやく気付いた
「ああ自分は普通じゃない」って
...
生きていること 死ぬことの不思議
さなぎのような体の中に
閉じ込められた私の意識
息を吸うたび膨らむ胸郭
心地よい空気の移動
耳の奥で脈打つ血のうねり
私にしか聞こえない ...
ある日、僕の所に彼女から手紙が来た。
素直で、可愛くて、良い子。
僕の、大好きな子。
僕は封をきると、ゆっくり読んだ
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
いきなりの手 ...
私とあなたが
星砂の浜辺を歩きます
くりかえし
打ち寄せる波は
過去から未来へと
永く続いている
時の呼吸です
波に乗せられて
次々と浜辺に
打ち上げられる
星の形をした砂 ...
白い石畳
その一マスの上で
青い猫は欠伸をする
昼の残月が
揺れる水面を撫でながら
水平線に沈んでいく
足音を拾いながら歩き
日陰のヴェールをかぶりながら
潮風の衣を纏う
影が靴 ...
食人鬼の俺にも
規定通りの「最後のディナー」。
刑務官も、そりゃ悩んだろう。
笑われてもいい、と頼んだのは
シリアルとミルク。
三十年振りに泣いた。
私は一人、円を描き
つま先でリズムを取りながら踊る
夕暮れ時の空は頬染めて
つま先まで 染めあげて
私はは震えを押し隠し
未知の世界に挑むべく
くるりくるりと回り続ける ...
すみません。
すみません。
あなたのお持ちになられている。
切っ先鋭いそのナイフ。
どうぞ私に貸して下さいな。
え。どうしてって?
いやー。あのね。
どう ...
見捨てられた水族館の水槽に沈む闇の中には金魚たちが棲んでいる
羽虫のような音を立てる水銀灯の明かりの底に浮かび上がる
彼岸花
詰まりかけた管が振動音とともに彼らに空気を供給する
...
ほし が でている
こんや は ここで
たおれよう なんの
みかえり も なく
ゆめだけ を みて
『癌と云う/漢字が書けるようになりました』/外科医に向かいて父が笑う
『お父さんの/腎臓を見たよ』と呟いて/遠くを見つめる母の背中
『治るよね?』/テレビを見つめて兄が聞く/誰 ...
シェリル
まぶしいな、区切られない場所は
名前を持つのかどうかも知らないような虫が
指先をつたってきて
それはぼくになにも響かなかったから
そっとしておいた
シ ...
しんしんと雪降る夜の出来事
「雪は天使の舞だ」
窓開けて 雪を見始めたあなたが
ぼそりと言ったんだ
でも 私は寒くて堪らなくて
「早く閉めてよ」
ロマンティックのカケラもなかっ ...
遠き空より舞ひ落つる
雪の光を感ずれば
やはら一ひら手に取りて
心を開く花と見む
近き川より流れ寄る
水の光を眺むれば
しばし一向き佇みて
心鎮むる音とせむ
遠き国より打ち寄す ...
ほら
落陽に絡み付く
銀のキラキラが
笑ってるね
また僕蝶々になる
碧の光の海を
いつまででも
音の無い部屋の
小さな白い少女
テーブルの上に
並べられた
真新し ...
ここにいるから
寂しくなったらいつでも
ここへ
おいで・
ここにいるよ
そう
その小さな
機械の
こっちがわ・
詩集をね、つくるんだ
みんなに渡せるからね
少し黄色い紙ならね
目もちかちかしない
はずさ
知って欲しいからね
僕のことを
これから伸びてゆく詩人だからって
今知ってほしいのは
僕が ...
今なにしてるの?・
友達とバイクのゲーム?・
部活サボって保健室?・
先輩とツーリング?・
どうせ
ひとりでボーッとしてるんでしょ?・
知ってるよ
きみのこと ...
誰よりも高く飛ぼうと
助走つけすぎて
転んでしまった
誰よりも早く走ろうと
フライングして
スタートできなかった
ボクはいつも
不器用なのを隠そうと
嘘ばかりついて
いつ ...
ジョニーの腹違いのいもうと
マリンちゃんは夕べ
バスを待っていた
最終バスだ
零時二十五分
かけおちするのさ
あのどうしようもない男と
天気予報では
急に寒くなって雪だといった ...
フランスにはパン工場がたったひとつしか存在しない
その代わりにどんな街に行っても街の小さなパン屋が近所にあって
朝から並べば誰でもカリカリの焼き立てのバケットが食べられる
日本にはい ...
みいちゃん?
パパだよ
父さんね
人間じゃなくなっちゃったの
分かるかな?
え
それでもいいって
ありがとう
でも
父さんとげだらけで
手はすっごくとがってるの ...
苦しい足を引きずって
今日も歩いて行く
地上の楽園はどこ?
愛は魂を癒してくれる。
一人で想う
一人で起き
一人で笑い
一人で飲む
愛は世の中に
色を付けてくれる
楽しみが ...
曙色の大気に染む甘美なる夢の輪郭
そよぐ小風に香るバニラの匂いとともに
家々のケーキを焼くオーブンから立ちのぼる煙
見渡せば、丘の向こうの不可思議な光・・・・
淡いピンクに赤を混ぜた規則正しい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「雨」
404 no...
自由詩
13*
06/12/14 23:33
こっぱずかしさ四段活用
ポップこくご
自由詩
4*
06/12/14 23:27
雨はまだ降っている
ぽえむ君
自由詩
13*
06/12/14 23:12
淋しさ
さえ
自由詩
7*
06/12/14 23:04
あ、役者より、道化師の唄
まきび
自由詩
3
06/12/14 22:57
悦楽(黒薔薇の微笑 其の二)
恋月 ぴの
自由詩
33*
06/12/14 22:55
そしてキチガイはナイフを持つ
さえ
自由詩
2*
06/12/14 22:55
私は死ねない
月夜野
未詩・独白
15*
06/12/14 22:40
恋文
愛心
自由詩
6*
06/12/14 22:39
星砂
三条麗菜
自由詩
17*
06/12/14 22:36
ベネツィア
ススメ
自由詩
5
06/12/14 22:30
春の夜明けを醒め際の夢に見ながら
吉岡孝次
自由詩
3
06/12/14 21:59
手
茉莉香
自由詩
11*
06/12/14 21:57
ナイフ。
もののあはれ
自由詩
12*
06/12/14 21:52
金魚(或いは彼らは痛みを知らない)
Utakat...
自由詩
1
06/12/14 21:47
そろもん(旅人の話)
みつべえ
自由詩
12
06/12/14 21:46
家族
吉田ぐんじょ...
短歌
16
06/12/14 21:35
シェリル
白雨パル
自由詩
14*
06/12/14 21:05
ちょっとした好き
えりす
未詩・独白
2*
06/12/14 20:59
心走らす空と知る(ぽえむ君と合作)
肉食のすずめ
自由詩
8*
06/12/14 20:47
メタフォル
キメラ
自由詩
6
06/12/14 20:44
・ここにいる・
はち
自由詩
6
06/12/14 20:34
詩集を作るアイデア
イダヅカマコ...
自由詩
16*
06/12/14 20:30
・ネヴァーキブアップ・
はち
自由詩
2
06/12/14 20:23
水やり
水中原動機
自由詩
7
06/12/14 20:12
マリンちゃんは夕べ
しゃしゃり
自由詩
5
06/12/14 20:11
日本の豊かさ
ジム・プリマ...
自由詩
2*
06/12/14 20:02
みいちゃん
なかがわひろ...
自由詩
4*
06/12/14 19:58
今日
ペポパンプ
自由詩
6*
06/12/14 19:35
忘れられた世界
atsuch...
自由詩
9*
06/12/14 19:30
5882
5883
5884
5885
5886
5887
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5890
5891
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5893
5894
5895
5896
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5898
5899
5900
5901
5902
5903
5904
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5907
5908
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5.49sec.