兄の背中を見ながら
考えた
大きな体を丸めて
窓際の席でひとり頷きながら
形のいい耳に
壊れかけたヘッドフォン
六法全書をいちページ捲る毎に
くるっとマーカーを回す
デスクトッ ...
あなたの背中を眺めている
遠くから眺めている
手を伸ばしても
もう届かないと判っているから
少し泣きそうだけど
視線だけは逸らせないでいる
うつむいて
靴 ...
グスタフ・クリムト作 『接吻』には、
恋人の頬に背後から口づける男と
その愛撫に恍惚の表情を浮かべて応える
女の姿が描かれています。
他者を愛することのできないわたくしは、
これまで自 ...
赤い糸が見えるなら 黙って斬って
脈が打つままに 起こして狙って
眼鏡はずしたほうが 視界がぼやけて
あのひとのこと 想像しやすいでしょう
誰かの代わりでも あなたがいる ...
こころを耕す
お日様をあびて
雨をよろこんで
実りを願うんじゃなくて
わたしは耕す
わたしを耕す
いいことばかりはなくていい
やさしさはほんのひとつぶでいい
実ったものは
み ...
贈り方を忘れてしまった
これは淋しさの手紙
時代に似合う花を探して
自分に似合う言葉を捜して
似合わない贈り物を作っていた
誰宛に作ったのだろうか
そんな事も思い出せずに
心に枯 ...
あんたに初めて逢った瞬間
こんなあたしでも
『恋』
できるんちゃうかなって
マジで思った
希望が生まれた
あんたに逢えたこと
マジで感謝します
女子校育ちは気がつよくて
と、眉を顰(ひそめ)る父の
たしなめる手にエスコートされ
日曜はショッピングに行く
青白いガラス窓の
温室に咲く花でさえ
その身を愛らしく
あざとく子種を残 ...
ぱっくりと割れた
蛍光灯の光が
あんたの足元に
突入している
あたしは足元に広がる地面を
かきむしり始めた
誠実な犬のように
驚いたあんたは
その場所から動けな ...
おとした
おとを
だれも
ひろって
わらわないから
ひとり
かものように
うかんでいるのは
はとのえさを
からすが
かってにたべるから
さくらは
なにも
ついてないのに
...
君に逢った時から
僕の心には
キラキラした切れ込みが入って来た
『恋』
という名の切れ込みが
☆
そろそろ着陸する
と云うので
五人の宇宙飛行士たちは
めいめい
色鉛筆や携帯電話や文庫本やマニキュアなどをしまい
いやいやながらも手をつないで
着陸に備えた
しかしそれ ...
光を掴もうと 闇の中から手を伸ばす僕
闇を憐れんで 光の中から手を差し伸ばす貴女
そんな目で僕を見るなと貴女の愛を拒んで
それでも貴女の助けを借りなく ...
いったい
どうしたことだろう
むらびと1は
むしをきめこみ
むらびと2には
ぎゃくにみちを
たずねられ
おおさまに
なやんでるけはいは
ひ ...
「金子みすず」という詩人さんを
皆さんご存知だろうか
私はそれほどご存知ではないですが
尊敬している詩人さんです、
彼女の事をはじめて知ったのは五年ぐらいまえで
それでもその詩についてちゃん ...
テラスから見下ろす桟橋叫び声入り江を走る風の足あと
一夜あけたがなにもかわってはいない
太陽は去年とおなじ顔で澄ましているし
北風は相変わらずの怒声で荒れまくっている
そして リビングの装飾もレイアウトも沈んだまま
...
目の前にはたくさんの優しい言葉の数々
綺麗なガラスの花 可愛いぬいぐるみ
そして友達の心のこもった笑顔
髪の毛を切ってみた
少し違う自分が鏡に向かって微笑んで
違う人になれたなら
そう ...
「にゃーにゃー」
「にゃにゃ?」
ご主人さまが
猫語を真似て
話しかけてくるけれど
何を言ってるのか
さっぱり
わかんないニャン
ここはひとつ
狸寝入り
じゃなかった
猫寝入り?
短歌専用スレッドです。原則として一記事に一首。連作は禁止。
本気!浮気? …どちらでも。 ケータイ/パソコン →どちらからでも。
「自由詩」に対する「未詩」のような意味合いで、ちょっと31文字 ...
冬の陽ざしがうれしくて
君は僕に笑いかける
あたたかな冬の光がまぶしくて
君は泣き顔をして横を向く
風が山茶花の花をゆらして
通り過ぎていった
その花に触れるのはおよし
君はそこ ...
峰打ちじゃ
安心せぇ峰打ちジャ
そうじゃ峰打ちじゃ峰打ちじゃ
心配する必要はない峰打ちじゃ
あれもこれも峰打ちじゃ
だからしっかりこころもてぃ
なにもかもが峰打ちじゃ
真剣でさぇないのに ...
焦りをおぼえた場所からは
やさしくきこえる
誘惑のつめ
口笛をなつかしむまでは
曲がり角などこわくはなかった
憂いにまみれた地平には
消せないほのおと
水夫のつばさ
...
穏やかなので
忘れているのでしょう
温もりは
触れなければ伝わらないことを
温かく大事に思うことは
こみ上げてくる愛しさとは
少し
少し
違うと気付いていますか
穏やかに幸 ...
やったームカついた!
俺は今のおまえの言葉にムカついたぜ
おまえごときに馬鹿にされて死ぬほど悔しいぜ
悔しくて悔しくて嬉しいぜ
だってそうだろ?
月並みな表現だけど俺はこの悔しさをバネにする ...
心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました
心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ...
天国のドアなんて、とっくの昔に出ちまったんだ。
忘れてた。
戻りようにも、戻れやしない。
だから、そろそろ他のドアを探さなきゃいけない。
そう思う。
***
キティ ...
流れる青
ゆらりと空
昼過ぎる頃
水面のはためきは穏やかです
さりさりと 小さな冬は降りますが
彼はより一層 自由に空を
空と建物の切れ目
闇間にゆくまで
...
ごらん
きょうも
きらきらと
ゆきがふっている
まどガラス
いちまいをはさんで
そとはさぞさむいだろうに
それがうつくしくかんじられるのは
ぼくがうちがわでながめているからだろう
...
楽しいねと私が言う
あなたはそうかなと答える
ずいぶん長い時間車に乗るのに
私は助手席ですぐに居眠りを始めて
あなたはもう寝るのかと言って
窓の外は曇り空
ご飯だよとあなたが言うか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
兄
士狼(銀)
自由詩
9*
07/1/9 21:01
背中
yoshi
自由詩
4*
07/1/9 20:26
心の在り処
白寿
自由詩
4*
07/1/9 20:24
首輪
北大路京介
自由詩
15*
07/1/9 19:53
こころを耕す
ふぁんバーバ...
自由詩
8*
07/1/9 19:31
花の手紙
流希-Яuk...
自由詩
2
07/1/9 18:59
希望
愛心
携帯写真+...
3*
07/1/9 18:57
アザレア
フユキヱリカ
自由詩
13*
07/1/9 18:52
大きな木の下で
むらさき
自由詩
4*
07/1/9 18:50
落日
ねなぎ
自由詩
1
07/1/9 18:41
僕の心に
愛心
携帯写真+...
2*
07/1/9 18:20
家族制度(又は宇宙旅行)
吉田ぐんじょ...
自由詩
13
07/1/9 18:05
光のなかで
憂
自由詩
0
07/1/9 18:03
RPG
橘のの
自由詩
6
07/1/9 17:05
敗北宣言
茶釜
散文(批評...
1*
07/1/9 17:03
疾風
weed &...
短歌
1*
07/1/9 15:54
幻視の花びら(十九)
信天翁
自由詩
2
07/1/9 15:46
叶うことのない
茉莉香
自由詩
8*
07/1/9 15:23
ぼくはねこ
LEO
携帯写真+...
17+*
07/1/9 15:23
ながしそうめん4軒目
過去ログ倉庫
07/1/9 15:12
やわらかな虹
石瀬琳々
自由詩
22*
07/1/9 14:45
あんしんせぇ
かぜきり
自由詩
13*
07/1/9 14:25
列島
千波 一也
自由詩
13*
07/1/9 13:53
てのひら
さち
自由詩
9*
07/1/9 13:45
大チャンス到来!
新守山ダダマ
自由詩
5
07/1/9 13:00
心の中にいる自分に
ぽえむ君
自由詩
16*
07/1/9 12:20
句読点ガンダーラ
虹村 凌
自由詩
7*
07/1/9 12:03
流れる空面
ふく
携帯写真+...
6*
07/1/9 12:02
きらきらとゆきがふる
ベンジャミン
自由詩
6*
07/1/9 11:57
楽しいね
weed &...
未詩・独白
2*
07/1/9 11:42
5831
5832
5833
5834
5835
5836
5837
5838
5839
5840
5841
5842
5843
5844
5845
5846
5847
5848
5849
5850
5851
5852
5853
5854
5855
5856
5857
5858
5859
5860
5861
5862
5863
5864
5865
5866
5867
5868
5869
5870
5871
加筆訂正:
心の在り処
/
白寿
[07/1/9 20:26]
過去作品に僅かな改訂を加えました。
心の在り処
/
白寿
[07/1/9 20:25]
過去作品に僅かな改訂を加えました。
心の在り処
/
白寿
[07/1/9 20:25]
過去作品に僅かな改訂を加えました。
勝手な手紙
/
ふく
[07/1/9 17:56]
「らぶぽえ参加作品」です
勝手な手紙
/
ふく
[07/1/9 17:55]
自由詩、にカテゴリ変更しました
7.64sec.