東に その 稲は 埋もれている
私の 髪を 切れ
一束を 稲に 添えろ
やがて 月夜になり
方角は 星どもが 決める事
やけに 質素な 稲が 敬語を 使う
光が 東に 走る
巨大な 水平 ...
おおきなカバンはいらない

なるべくなら
手ぶらが
いい


気の向くままに街を

ゆかいなものに
流れるものに
みじかく綺麗にあいさつをして
気の向くままにときを

...
何もないところから
何かが生まれることはなく
何かがあるから
何かが生まれる

人がいないところから
人が生まれることはなく
人がいるから
人が生まれ
生活が生まれ
工夫が生まれ
...
愛情
温もり
優しさ
の鎖で
束縛したい
お年頃
弟がつり革になって
ぶらさがってる
白い輪っかのところなどは
良いつくりだった
揺れるたびに僕はぎゅっと握り
引っ張られた弟は
それでも痛いとは言わなかった
昔からそういう子だっ ...
宇宙うさぎはばかでかい
宇宙うさぎはくそちいさい

宇宙うさぎがたまごをうんで
宇宙うさぎ子がうまれ
宇宙うさぎ子がたまごをうんで
宇宙うさぎ孫うまれ
宇宙うさぎ孫がたまごをうんで
宇 ...
指導者殺しの裁判の争点は
今や罪ならぬ白か黒か

女の性と男の業か
それとも狂える心の罪か


指導者パートリィは
英雄になりそこねた男だった

二千の騎馬警官の指揮を執り
革命 ...
底の高い靴を軽快に鳴らす、冬の道には不適合
「女の特権よ」なんて、別に羨ましくもないし
赤いマニキュアをきれいに塗って
長い長い爪で次は誰の頬を引っ掻くんでしょうか

見えない見えない見ない ...
彼女の記した聖書には
全ての秘密が書かれています
太陽の秘密
世界の始まり
隣のあの娘の
行いまで

全ての秘密が書かれています

お金や権力を持った人たちは
こぞ ...
死んだ街で私は生まれ
死んだ街で
私は死にました

死んだ街には
たくさんの死んだ人たちが
住んでいました

死んだ人たちは
毎日毎日
仕事に行き
学校に行き ...


きわけくないとして そぞろめかるほとほと、おためごかし、こためごかし
うーむら
ダバドゥパドゥ

のすたれば きまく おもむれか ああ

すこぶるけいとに さもにたりければ
そ ...
春は まだまだ来ないから

ひとりで待つのは
退屈してしまったし

ひとりで眠るのは
とても寒いから


君の体を温めて

私の体を温めて


決して 心ではなく
辛いのは自分だけじゃないって
皆 傷を抱えてるんだって
ちゃんとわかってる

ただ甘えてるだけだってことも
もっと強くならなくちゃいけないことも
ちゃんとわかってる

それでも
立ち ...
灰色の隙間から注ぐ
陽射しに手を翳すたびに
目を細め見やるだけ
温もりだけが降りてくる

北風が強く吹いているから
漏れ落ちた微かな光でさえも
永く待ち焦がれた春のようで

それは小 ...
あのね
ゆきってね
かみさまがふらせる
おしおなんだよ

って
それをいうなら
さとうかと
午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った

ハツコ
はつこ
はつ、子



ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる

向こうはもう見えないよ ...
私が消えたとき 貴方はどうしますか?

ライトにジリジリ照らされて、皮膚が赤くただれ
自分自身、鏡を見ても誰か分からない状態で…
白い布に グルグル巻かれて
目 鼻 口 のとこだけぼっかりあ ...
ドライバーを炙って
ペットボトルの横っ腹に
突き刺す
こぼれない位置
そして
沈まぬ位置

僕はこの世界を
わかると思っていて
繰返し

そのまま
ボールペンで
広げて行く
...
二年前のあした
あの日もたしか、雪が舞っていました
鳴り止まない鈴のように
ただ、こんなふうに

降りはじめに気づいたのが どちらだったか
あなたはいまでも
覚えているでしょ ...
風の中で何かが消えた
それは生きてきた中での何かだった

それは
その時のその場所によって
様々な変化と成長を続け
その日のその情景によって
豊かな感情を創り出した

同時に
風の ...
レジに並ぶ
買いものかごには
陳列棚にいた
やせ衰えた犬が入っている
丸まることもできず
横倒しに細長い
耳を澄ませば微かな息遣いが聞こえ
たぶん生きているのだと思う
レジを抜 ...
あめかぜを ひきうけ
かみなりに うたれ
すべての音を
形而上に 実現して
苦悩が 立っている
私には任務がある、やらなくちゃいけないことがある。
そう、サトリのことは考えちゃいけない。

僕は野球のユニフォーム着て夜の道を歩いている。練習帰り、地下鉄の駅に向かう地下道で、親子連れに出会っ ...
あなたの苦しみは、誰かを助けている。
起こってしまったことは変えられないけど、
その意味を変えることはできる。

壊れそうな夜に、話を聞いてくれた人。
決して否定しなかった人。
...
こわしたいのよ いいかげんないいつけを
ほしくずのスープなんか嘘
もう食べたくないの
ひっくり返そうよ

瞳のキラキラも
目を覚ましたらケロイドになっちゃって
そいつがうたうたうんだ 音 ...
戻ってきた

もうないと思ってた
あんなに人を
愛すると云うこと

戻ってきてくれたんだ
恋心

おかえり
この胸の高鳴り
広がりを天に
透明な輝き 陽光を受けて
例えば台所、テーブルの上
飽きもしないで 口をあけて

満たされるのを待つ
透明感をまとって
海の青 空の青も
細長く切り取って、私は立つ

...
暖冬と言えども やはり冬は寒く
去年の寒さと比較など出来ないのは
記憶力が悪いからでしょうか
「痩せ過ぎ」と医師に言われるほど痩せているからでしょうか

詩を書こうと思うと
長年付き合って ...
兄の背中を見ながら
考えた

大きな体を丸めて
窓際の席でひとり頷きながら
形のいい耳に
壊れかけたヘッドフォン
六法全書をいちページ捲る毎に
くるっとマーカーを回す

デスクトッ ...
あなたの背中を眺めている

遠くから眺めている

手を伸ばしても

もう届かないと判っているから

少し泣きそうだけど

視線だけは逸らせないでいる


うつむいて

靴 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
田園であり 事実ではない奥津 強自由詩2*07/1/10 11:46
スケッチブック千波 一也自由詩13*07/1/10 11:35
その人が生まれるぽえむ君自由詩8*07/1/10 11:28
SMkei99自由詩107/1/10 10:54
車内たもつ自由詩1807/1/10 9:20
*宇宙うさぎのうた*知風自由詩207/1/10 3:57
*貞女カーラの裁判*自由詩207/1/10 3:41
piiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii無知アコ自由詩0*07/1/10 3:24
彼女の聖書なかがわひろ...自由詩7*07/1/10 3:20
死んだ街で自由詩3*07/1/10 2:22
もったら はむ こむクリ自由詩007/1/10 1:47
温もりharu携帯写真+...3*07/1/10 1:45
不幸比べ綿花自由詩307/1/10 1:30
shining松本 卓也自由詩207/1/10 1:11
つぶやき詩廊パートⅠ猫八百自由詩3*07/1/10 1:00
ふるる自由詩17*07/1/10 0:16
最愛心愛自由詩1*07/1/10 0:02
λねなぎ未詩・独白207/1/9 23:55
透けるRin.自由詩16*07/1/9 23:49
風の中で何かが消えたぽえむ君自由詩9*07/1/9 23:10
愛国たもつ自由詩807/1/9 23:09
そろもん(楽聖の話)みつべえ自由詩207/1/9 23:05
サトリのことは考えちゃいけない佐々宝砂散文(批評...4+*07/1/9 23:04
忘れないように。bjorn自由詩1*07/1/9 22:41
ほんとうはmoof. 自由詩307/1/9 22:40
・カムバック・はち自由詩207/1/9 22:25
66、グラス 【ぐらす】雨宮 之人自由詩4*07/1/9 22:23
【百人の助言】つむじまがり自由詩3*07/1/9 22:17
士狼(銀)自由詩9*07/1/9 21:01
背中yoshi自由詩4*07/1/9 20:26

Home 戻る 最新へ 次へ
5830 5831 5832 5833 5834 5835 5836 5837 5838 5839 5840 5841 5842 5843 5844 5845 5846 5847 5848 5849 5850 5851 5852 5853 5854 5855 5856 5857 5858 5859 5860 5861 5862 5863 5864 5865 5866 5867 5868 5869 5870 
加筆訂正:
/ふるる[07/1/10 0:20]
おんも はお外のことです。言いますよね?言わないかな?
66、グラス 【ぐらす】/雨宮 之人[07/1/9 22:24]
2006.12.10初出。推敲版。
心の在り処/白寿[07/1/9 20:26]
過去作品に僅かな改訂を加えました。
7.51sec.