家に帰ると門が壊れていた
妻と娘が代わりに立っていた
家の中では妻の短大時代の
同級生だった山本さんがいて
食事の準備をしていた
十年ぶりですね、と言って笑った
煮物の味見をしてあげた
...
花の咲いた間だけ
とげに触れぬように
見張るように透明なコップに
移し変えたのは
空の下で枯れるすべての事から
逃げるためですか
守るためですか
とげよりもおそろしい指で
...
何も見えなくていい
だから
闇色の世界に連れて行って
偽善で塗り固められた笑顔も
狂い咲く愛の花も
想いで出来た幻想も
全て壊れて
消えて
無くなってしまえばいい
貴女の ...
わたしの妻は冷たい。
どれぐらい冷たいのかというと、
夜中に妻の躯の冷たさで、
飛び起きてしまうほどである。
そんなとき妻に触れていたわたしの部分は、
軽い凍 ...
心の中で瞬く星
誰でも一つは持っている
晴れたり曇ったりで
見え隠れするけれど
ちゃんと心の中で煌いている
心が闇に包まれ不安になった時
その星は姿を現し仄かに光る
心の中の ...
鋭いペンでメモすることを怠けて
けさ見た夢を 忘れてしまった
と この 夢を忘れたことも 忘れてしまわないように
いま 空色のペンで書いている
けさ見た夢だけでなく もっと色々なことを忘れ ...
仏陀に教えを説く
「そらそうだよ
あんちゃん
そんなことやったってなんにもなりゃしないさ
腹が減るだけよ
腹が減って、な
そのうち痛くなってくるんだよな
腹が、な
も ...
もっともっと
描きこみたい
もっともっと
近づきたい
どこまで行くかな。
どこに行きたい?
外してあげようか。
僕たちみたいに。
下弦の月
空に星
静かに見上げる
この窓の憂鬱に
暗闇は満ちる潮
夕焼けは あの約束
長い沈黙
昼から 読み続けた 本
見上げれば 夕闇 押し寄せ
スタンドに灯
...
ねえお金をちょうだいよ
あのヴェルサスのワンピースが欲しいのよ
私をもっと綺麗に飾り立ててくれそうでしょう
ねえもっとお金が欲しいのよ
この肌を美しく保つためには
あの高価なコスメティックス ...
それはかなしいことだけれど
わたしたちは
ひとつになんかなれません
べつべつのからだのなかに
べつべつのかなしみがあるの
それはかなしいことだけれど
わたしたちは
いたみをわかちあえ ...
一瞬で恋に落ちたりこの歳までときめき知らず生きて来し吾が
海を見にゆこう
大きな風車が回っている
いくつもいくつも回ってる
海は光っている
風も光っている
山の神社に守られて
音はあるけど
音がない
そこから陽が放たれる
海を見にゆ ...
うなだれた湯船に乗って対岸へと渡ると
おもむろに湯を三度かぶり
最初はシャンプーと決めてある
目をいつまで開けていられるかという挑戦をいまだ続けつつ
怒られた記憶を引き出そうとして ...
今日も この 時やってきて
僕は両手 を失ったので
家にかえった
次に耳 を失ったので
僕は夕食の シチューとサラダを食べた
そして両足を 失ったので
僕は ベッ ...
この硬い道には
菜の花など咲かない
けれど
その種までもないと
ほんとうにここにないと
誰が言えよう
それが
ありきたりに書かれた詩だけのことと
誰が言えよう
...
ぐらりと揺れたのは
景色じゃなくて私だった
見知らぬ若者に少し体重を預けバランスをとる
助けてはくれないが積極的に拒みもしない
そんな時代だ
電車を降りて足早に地下道を歩く
私の前には ...
ここしばらく世間を騒がせている、厚生労働大臣の発言。
今日、日曜日で、週のまとめとしての報道の中、いままでの発言もあった。
何様だ、この男は。
子供を出産でき ...
前回の投稿からの続きです。57?77の?を次の歌の頭に持ってきています。
淋しげな人と思われ告白で「君を迎えにきた」と言われた
告白で告発するわ 告白のときに初めて気付 ...
美術の時間に先生が言った
「自由に空を描きましょう」
周りのみんなは水色を選んだけど
僕はオレンジで塗りつぶした
捻くれているわけじゃなくて
夕方の空が一番好きだから
...
白い空模様なんかからっぽになった心みたい
どうしょもないこの脱力感は何処から来たの
ぼーっと見上げる空模様は少しずつ移り変わる
何気ない一言もなんか新鮮な感じがして
太陽も青空も見えない雲 ...
青い月の下で
唇が切れると
錆びた味は生温く
舌先に現実とゆめとの
境目をおしえて
わたしが誰であったか
あなたが誰であったかを
思い出させる
青い月の下で
繰り返されるくち ...
たった一言の失言のせいで
創りあげたい美しい国の
議会はまた空転を続けている
かつての集団就職の金の卵たちが
機械化の波に押され
三高神話に駆逐され
猫もしゃくしも
大学と言 ...
ひとりの人間の哀しみに
わたしは立ち入ることができない
十日前に夫を亡くした同僚の
目の前を覆う暗闇に
指一本たりとも
わたしはふれることができない
( 背後から追い立て ...
目覚めると
駅のホームの端に立つ街灯の下で
粉雪はさらさら吹雪いておりました
次の駅の街灯の下で
雪は舞い踊っているようでした
その次の駅の街灯の下で
雪はまばらに降っ ...
今、発車前の夜行列車のなかで
この手紙を書いています。上野駅
は昔から無数の人々が様々な想い
を抱いて上京する駅なので、昔と
変わらぬ空気が今も残っている気
がします。
先程、少 ...
ドル箱という箱を見たことがないのですが、
それは米国製の米櫃でしょうか。
「おとといきやがれ!。」
ということは、
先日お伺いした時には、
もう了 ...
晴れた空の下で街を歩く
不意に湧き上がる恐れに
心に湧き起こる闇の水は
あの迷路に迷い込み
感じたもどかしさを
思いおこさせるのだ
周りは全て歪んだ鏡
己の姿も全てが歪む
...
1999年11月6日
空っ風の中で
紋次郎は立ち止まる
家に寄ろうか
いや、止めとこう
妹も生きては居るまい
帰ったって何もありゃしない
家の跡が4隅 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
門
たもつ
自由詩
13
07/2/4 20:55
きっと いつまでも
砂木
自由詩
20*
07/2/4 20:42
狂い
愛心
自由詩
3*
07/2/4 20:20
「 つめたくて。 」
PULL.
自由詩
10*
07/2/4 20:17
星
ajisai
自由詩
3*
07/2/4 19:48
どこかのあなたへの手紙
ゼロスケ
自由詩
3*
07/2/4 19:46
仏陀に教えを説く
ふくだわらま...
自由詩
1
07/2/4 19:17
雑草その後
weed &...
携帯写真+...
1*
07/2/4 19:04
見えない鎖。
狠志
携帯写真+...
2
07/2/4 19:03
時間に
アハウ
自由詩
4*
07/2/4 18:48
お金をちょうだい
九谷夏紀
自由詩
5*
07/2/4 17:50
それはかなしいことだけれど
ふぁんバーバ...
自由詩
12*
07/2/4 17:48
病棟の恋(2)
愛穂
短歌
4
07/2/4 17:25
海を見にゆこう
ぽえむ君
自由詩
8*
07/2/4 16:52
対岸の人
七味とうがら...
自由詩
6*
07/2/4 16:03
闇の中
ひとし
自由詩
1
07/2/4 14:16
菜の花など咲かない
フユナ
未詩・独白
5
07/2/4 14:06
低体温
さくらほ
自由詩
15*
07/2/4 12:55
この国で「生きていく」とは(随筆)
逢坂桜
散文(批評...
4+*
07/2/4 11:51
頭にきちゃいました②
歌乱亭カラス
短歌
0
07/2/4 11:24
塗り絵
1486 1...
自由詩
11*
07/2/4 11:22
空模様
霧咲剣侍
自由詩
0
07/2/4 11:08
青い貝殻
銀猫
自由詩
26*
07/2/4 10:24
*ひめさまへ*
かおる
自由詩
19*
07/2/4 9:40
冬の車窓 〜二〜
服部 剛
自由詩
12*
07/2/4 9:11
冬の車窓 〜一〜
〃
未詩・独白
10
07/2/4 8:43
手紙 〜四つ葉のクローバー〜
〃
自由詩
12*
07/2/4 8:25
「 はてなくん。 」
PULL.
自由詩
14*
07/2/4 8:05
Dear チャーリー
T’s
自由詩
2*
07/2/4 7:12
赤城山
あおば
自由詩
8*
07/2/4 6:47
5835
5836
5837
5838
5839
5840
5841
5842
5843
5844
5845
5846
5847
5848
5849
5850
5851
5852
5853
5854
5855
5856
5857
5858
5859
5860
5861
5862
5863
5864
5865
5866
5867
5868
5869
5870
5871
5872
5873
5874
5875
7.97sec.