プラットフォームのうえで
学生が夕焼けにさよならしてる
桜色の空の真ん中では
ぐるぐるトンビが廻ってる
ぼくは君がくれた
読みかけの詩集を閉じて
琵琶湖と比 ...
「詩人は地上を歩いてる」
なんて思ってる人は大間違いで
かれらは地表の{ルビ一寸=ちょっと}ばかり上で
虹をこしらえている。
カラスは春の雨に打たれて
やがて自分に襲いかかる
恐怖を感じとったのだろうか
カラスの体は白くなっていった
ずっと遠い空を見つめたまま
ほとんど動かない
自分の体の色が変わっていくのを
...
夜が更けるころ動物園の園長は
動物たちに泳ぎ方を教えます
本当は水族館の園長になるのが
動物園の園長の夢でした
一番泳ぎが得意なのはゴリラで
それ以外は身体の大きさに関係なく
だいたい普通 ...
わかんないよね。
なんで一緒にいたんだろーね。
たまたま後ろの席だったから?
2人とも悲しくて凶暴な目をしていたから?
2人ともオタクにもなりきれず、サブカル好きにもなりきれず、雑食で、カテゴ ...
哀しい空想に疲れたら
そろそろ戻りませんか?
易しくはないけど
それでも優しい{ルビ現実=ばしょ}へと
今日こそね
今日こそ、先生と話せるかと思ったけれど
やっぱりダメだった。
きっと私の存在に、気づいてくれなかった。
私は見てるだけ。
先生が
苦しそうに、もがくように踊るのを
ただ見 ...
今日は君が診察に来る日だ
医者である僕が患者なんかに恋していていいのだろうか?
神様は恋愛は自由だ と教えてくれたので いいとしよう
君と僕とは年齢が50も離れている
君から見れば僕 ...
暗闇に置いてきた
僕は脆く
崩れ落ちて
反響に似た響きで
誰かの声が
木霊している
あの街で見掛けた
黄昏時のカフェからの
芳しい香りよりは
(分かりきった事だが)
暗いもの ...
ちり、ちりり、と
細く凍える氷の心音を
耳元に押し当てながら私は
グラス越しの揺れる景色を
手繰るように眺めていた春でした
くわん、と
頭の、奥の
くわんと鳴るところが私の
大きな ...
人は何故故に権利を持ち出す
人は殺すと罪に成るのに
動物は罪に成らない
絞首刑
足元が消えて
身体が躯に変わり果てる
街中で包丁を持ち歩く
煌びやかに輝き
目の ...
何かに怯える様に愛し合う
思考が働かずに自然に求めて
貪り皮膚が剥げてしまいそう
止めどなく吐息が数を増す
小さく刻む口が言葉を囁く
アイシテイル
動かない君の心身
...
いろんなモノ
たくさん
みつけて
きたけれど
ほんのちょっとの
ホントだけ
見つけられたら
それだけで
いいよね
かもめ
そっちは寒いよ
南風が心地良くて
羽を使うのを忘れたかい
かもめ
寒いところは嫌いかい
行ったことないだけだろう
それなりにいいところさ
かもめ
お ...
夫に邪険な扱いをうけた。
いや別に殴られたり蹴られたりしたわけではないのだが、
妻に対してその態度はちょっとあれなんでは、という程度の邪険さ。
だからたいしたことではないのだが、
この間カウン ...
スカートの中を盗撮して捕まって行く人たちが気の毒でならない。
ざくざく咲く夜桜つんざく神社で熱い甘酒を飲む一夜
点滴のようにチビチビ
酌み交わす手合いもなく
転がる堅いスチール空き缶の感触の「カン」鳴る閑寂の中に冴える勘にかかる果敢に感化されれば 敢え ...
さがしものはどこですか?
そんなもの、はじめからありません
待ち合わせは何時ですか?
それは、僕たちがはじめてであった時間、です
ゆるぶりのたまべちを
へとり、へとり
ぬがいては、はるの
わがしにしたててゆく。
子供達は
頭の大きさほどのばくだんを抱え
海辺にたどりつくと
次々とそれを投げ込んだ
ことごとく不発のそれは
波に飲まれ
海はあざ笑った
次はよく破裂するものを持っておいで
...
あんたと話してると
そんな子どもじみた愚痴でも
言っていいんだと
収穫した
これも
コミュニケイションなんだね
お別れしたい
飽きちゃった
だけど
ちょっとだけ
また逢いた ...
あんた死人の臭いがするね
だけどそれほど悪くない
老婆は僕にそう言った
婆さん、きっとあんたと同じ臭いなんだよ
だからどこか安心する
老婆はしわくちゃの顔をもっとくちゃ ...
【100万人のキャンドルライト!】
2003年6月22日、夏至の午後8時から10時の2時間、電灯を
消してロウソクを灯しましょう。それぞれの思いを胸に
秘めながら、暗闇のウェーブを静かに ...
夜空に見える、という
星座ってやつが
点在する星をつないで
こころでみる絵画だった
とは、しらなかったころ
僕は君の名前を
まだしらなかった
君の名前を
まだしらなかったころ 僕は ...
夕方、雨が降っていた。遠くの空は
燃えるように赤かった。その時、僕は
失われつつある詩の中で、電話ボックスに
駆け込み雨宿りをしているか、永遠に続く
右折渋滞の車内にいると思った。
しかし ...
あわせ木材の
硬質な床の
ブーツで歩くと
カツカツというような
壁は白く
地中海の日差しを
思い出させるような
家具は猫足で
懐古趣味宜しく
アンティークな匂いが
ほんのりと漂うよ ...
今日読み始めた日記は、
昨日あなたが書き残したもの。
今日書き残す日記は、
明日あなたが読み始めるもの。
明日、あなたがいなくなるとすれば
明後日、私がいなくなるっていうこと
そし ...
メガネをはずした
わたしの素顔
おとこのひとにはじめて見せた
胸ボタンの間にネクタイを押し込め
腕まくりした。あなたは
同僚を叱咤激励して
そんな。あなたに恋焦がれていた
それで ...
真夜中のブランコが、{ルビ森伊蔵=もりいぞう}をたらふく飲んで、
雨にも負けて、風にも負けて、40℃の風邪を引いた。
タミフルを飲んで、訳の判らないことを言い出したもんだから、その旨友人に相談 ...
信頼は崩れた
愛情は幻想だった
意思は揺らいでいる
熱意は冷めた
己がおぞましく感じる
汚く感じる
今なら自分に
切れ味の良いナイフを突き立てるより
ノコギリで斬りつけ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
湖西線
はらだまさる
自由詩
20*
07/4/8 10:22
魯#3
〃
未詩・独白
4*
07/4/8 10:11
白いカラス
ぽえむ君
自由詩
13*
07/4/8 9:57
童話(朝焼け)
たもつ
自由詩
11
07/4/8 9:57
僕ら、友達だったのかな?
うおくきん
自由詩
1
07/4/8 7:37
帰るべき場所
優飛
自由詩
3*
07/4/8 7:02
先生、スランプ
壺内モモ子
未詩・独白
1*
07/4/8 3:52
プシユヒヨ・アナリユーゼ
はじめ
自由詩
6*
07/4/8 3:48
世界を塗りつぶす
山中 烏流
自由詩
2
07/4/8 3:33
芯
霜天
自由詩
8
07/4/8 2:32
心(しん)
海月
自由詩
2*
07/4/8 2:00
哀(あい)
〃
自由詩
2*
07/4/8 1:58
かけら
和森朱希
自由詩
3
07/4/8 1:31
北国カモメ
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/4/8 1:29
怒っているのです
weed &...
未詩・独白
6*
07/4/8 0:46
ああ…
A-29
未詩・独白
3*
07/4/8 0:44
酔狂詞一夜遊び
人間
自由詩
0
07/4/8 0:42
さて
アイバ シュ...
自由詩
3*
07/4/8 0:38
春薫堂本舗
シリ・カゲル
自由詩
3*
07/4/8 0:35
ばくだん
ふるる
自由詩
20*
07/4/8 0:34
こみゅにけいしょん
蒼木りん
自由詩
2
07/4/8 0:27
死にかけ少年と老婆
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/4/8 0:18
マイノリティ・ウォーキング
角田寿星
自由詩
5*
07/4/8 0:17
水平線の理由
Rin K
自由詩
34*
07/4/7 23:53
Apr.set
プテラノドン
自由詩
7*
07/4/7 23:42
「僕の望む世界」
プル式
自由詩
6*
07/4/7 23:41
線
戒途
自由詩
3
07/4/7 23:33
お
恋月 ぴの
自由詩
29*
07/4/7 23:33
ROCKIN'/ロッキン
ひろっち
自由詩
1*
07/4/7 23:15
欺瞞に満ちた
maynar...
自由詩
0
07/4/7 22:39
5668
5669
5670
5671
5672
5673
5674
5675
5676
5677
5678
5679
5680
5681
5682
5683
5684
5685
5686
5687
5688
5689
5690
5691
5692
5693
5694
5695
5696
5697
5698
5699
5700
5701
5702
5703
5704
5705
5706
5707
5708
加筆訂正:
お
/
恋月 ぴの
[07/4/8 7:22]
タイトル変更しました。
何でも信じるガンキャノン
/
楢山孝介
[07/4/7 23:39]
打てる→撃てる 今頃気付き修正
6.98sec.