マンホールの上でベーコンが焼ける暑い日

屋根瓦の上に産み落とされたあなたのアイデアは

半熟からウェルダンになって

天へと昇っていったのよ

ねぇちょっとおかしいと思わない

...
桜はまだ蕾を閉じたまま
残雪があちこちに
でも
あなたの詩が届く
あなたの笑顔が見える

ここは
もう春満開
潮の闇
せまり来る

夜の底は
白く輝く
繭があるから

微笑みの絶えない
静かな 沈んだ 夜

離脱した 魂は
深海に 浮遊して

消えては 灯り
微笑みは 光

沈 ...
声を聞かせて




何も言えず

全てが見えなくなる前に





あなたが見ている


感じているものが



すべてじゃないと

早く気付き


...
明 日 手 放 す 夜 空 に
日 々 を そ っ と 焼 く
手 を 伝 う と 失 く し
放 そ う と 思 う 望 み
す っ と 思 う 平 遠 の
夜 と 失 う 平 和 写 ...
忙しい



『忙』

という字は

『心』の丸みが『亡』くなって

かたい棒になったよう



忙しいときほど

亡くしちゃいけないよね

まるい心 ...
ハロー、ハロー、聞こえますか?

ここは地球です

あなたの星から地球は見えますか?

いつかみたいにまだ青い星ですか?


ハロー、ハロー、聞こえますか?

ここは地球だと ...
半月ほどウクレレにはまっていたけど、ひさびさにギターを持ってみて愕然。

なんか知らない巨大な木製品を抱えたみたいな強烈な違和感。コードも上手く抑えられないし。

あんだけ慣れ親しんだギターな ...
お前の家はゆるやかな
川のほとりに建っていて
細い路地だけが道である
川はかすかに早春の泥の緑を湛えている

その路地をお前は確かに歩き
お前の大きな背中にはいつも日が差している

お ...
いちいち

わかりもしない奴らが

貧しい脳ひけらかして

必死なって暇つぶししている


世界のそんな側面は

けっきょく今のオレ

練習しなければなあ


いちいち ...
川面に浮かべた林檎を手にすくい
また沈めながら
「きれいだ」
「きれいだ」
それだけを呟いて
繰り返し林檎を見つめるあなたは
この月の光と照らし出された波を
どう眺める ...
風もなくて―
今日もぼくは、陽気にツバメをとばしていた
迷宮での日々に
地平線の向こうに逃げて行くお日様を
瞳の陰に隠す


よくあること
 
凸凹道で現れる子悪魔

よくあること

風がそよぎ 髪を弄ぶ天使


失ったものと湧 ...
でてきた腹にいらいらしながら

いらいらしながら

ガムを噛みながら

目が疲れているから

ひとを運だけで轢かずにすんだ


ガランタ

まじない

その暗号

か ...
『カメレオン』
 
公園の桜さえ
庭のチューリップでさえ
冬を乗り越え
色つくのに
 
ずるがしこい
 
カメレオン
 
人という名の
カメレオン
どたどたどた
兵隊さんがやってきた
パンパンパン
お祭りだ
わはは わはは と
人殺す
キャッキャッキャッ と
騒ぎ立て
カシャカシャカシャ と
撮影会
ボンボンボン と
魚が降 ...
  


正距カトラリー。ダイニングまでがあまりに遠い。  
右目を庇いながら脚を交える。椅子の位置は知っていた。 
跫音と確かな意識で歩測している、という感覚に慣れたころ 
今度 ...
ねぇ 今君は何を見てる?

同じ月、見上げてるのかな…。

でも なぜだろう。

窓から見える月は

寂しそうに独り光ってるんだ。

泣いてくれた君を

僕は忘れる事なんてでき ...
『カメレオン』
 
公園の桜さえ
庭のチューリップでさえ
冬を乗り越え
色つくのに
 
ずるがしこい
 
カメレオン
 
人という名の
カメレオン
全身が侵されていく
あなた色に染まる

濡れて、蝕まれていく



あたしは真っ白なパン
その一言でダムは決壊した
思い出もキスも濁流に流された
親指は最後の決断に踏み切れず
携帯とにらめっこしたままだった

眠れない夜が蓄積すれば
ワガママは理性を押しのけてくる
...
ぼくの作り話
きみは泣きながら
うん、うん、って頷くから
なんだか可愛くて
宝物のオルゴールをあげた
 
十年前に流行った
あの名曲が
今を迷いながら流れているのを
ぼくら ふたり
...
シャボンのロケット ピンク色ミサイル
 ミント味のキャンディー 華やかなシーズン

気分はソニック あざやかなビーチパラソル
気分はソニック さわやかにKiss Me  Do You Thin ...
長い間 
独りの囚人は
牢獄の
冷たい石の床上で 
両腕を垂らし 
立ち尽くしていた 

弱い我が身を守ろうと 
幾人もの人を 
闇の底へ 
蹴落として来た 

背後の窓から  ...
   於錦帯橋

天に伸び届けし思い花をつけいつぞや散りても枝は結びつ
「夏の夜空を真っ赤に染める、空襲のような花火の轟音に、怯えるフリをして、
二時間目になると学校を早退して、ひとりで戦争に行ったアノ娘の白いうでにしがみつきたい... 」


深夜、テレビを ...
ハロー
いま、ぼくのそばにいる、コトバ、は
みどりいろをしています。
ハロー
もう、ハル、なんですから
きっとすべてがうまくいきます。
ぼくの、てのひらで、
コトバ、は、硝煙、の匂いに
...
のぼる、のぼる。

風船。

ふわっと、すっと。

見上げる子供。

怒る母親。

子供は泣く。

風船を手放したのは。

息苦しそうだったから。

『バイバイ』は、
...
わたしはうさぎになって
寂しさを抱いて、眠った
よく晴れた朝を迎えて
腫れぼったい瞼に苦笑いを零す
鏡に映る姿は
うさぎというより
醜い何かで
涙が眼球を傷つけていく
ことん、と音がし ...
終わっちまうんだよ
俺たち
灰になって
煙に、なって

空に紛れて
大気に混じったら
あの子の肺の中へも行けるだろうか
もちろんその子が、まだ生きていればの話だけどね

なんだか限 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おかしな日オズ自由詩407/4/8 20:39
春満開乱太郎未詩・独白11*07/4/8 20:21
一人 一つの闇アハウ自由詩9*07/4/8 19:47
希望を、幸福を蓮未自由詩2*07/4/8 19:39
日々を焼く日々自由詩18*07/4/8 19:32
まるいこころむむ自由詩107/4/8 18:58
ハロー、ハロー、蒼依自由詩1007/4/8 18:13
ウクレレにはまった人間がひさびさにギターをもった瞬間に感じる ...A-29未詩・独白1*07/4/8 18:10
和子について黒田康之自由詩4*07/4/8 17:51
いらいらするのは吉岡ペペロ自由詩107/4/8 17:50
月のように川面のように九谷夏紀自由詩7*07/4/8 17:43
プテラノドン自由詩5*07/4/8 17:41
桜色に染まる頃山崎 風雅自由詩307/4/8 17:37
ガランタ吉岡ペペロ自由詩307/4/8 15:54
カメレオン柴田柴助自由詩107/4/8 15:27
祭りkei99自由詩107/4/8 15:25
リプロダクトふう自由詩607/4/8 15:23
・DEAR・はち自由詩407/4/8 15:11
カメレオン柴田柴助自由詩007/4/8 15:07
・カビ・はち自由詩307/4/8 14:57
金属は湿っている1486 1...自由詩5*07/4/8 13:55
幻想曲倉持 雛自由詩607/4/8 13:44
ロリポップ 100北大路京介自由詩4*07/4/8 12:51
囚人服部 剛未詩・独白8*07/4/8 12:34
出逢いの桜 秋扇短歌107/4/8 12:18
じつは人間じゃありません3自由詩4*07/4/8 11:54
『ハロー、ハル』川村 透自由詩19*07/4/8 11:53
風船。狠志自由詩407/4/8 11:52
士狼(銀)自由詩13*07/4/8 11:45
94、限りある 【かぎりある】雨宮 之人自由詩3*07/4/8 11:14

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加筆訂正:
春のひかり/前田ふむふむ[07/4/8 20:37]
大幅に加筆修正しました。
そうありたいだけ/蒼穹[07/4/8 16:39]
修正はしないって実は決めてたけど、しちゃいます。修正前のにポイントくれた人すいません。でも前の部分はそのままですので。
魯#3/はらだまさる[07/4/8 11:23]
若干修正。
94、限りある 【かぎりある】/雨宮 之人[07/4/8 11:15]
20070311初出。少し改変
6.75sec.