身体障害者にも悪どいのはいる
なぜなら、俺たちと同じだからだ
俺たちと同じように
やさしかったり卑怯だったり豊かだったり軽薄だったりするだろう。
時代の風潮だから仕方なかった
あの頃は社会全体がそうだったんだよ
といって戦争に出かけたり
反対意見をいえなかったり
するようにならないぐらいには
自分と世界について知っておきたいし ...
可能な限り開け放された
円い3つの堅牢な
窓枠から誘われて
無力に為る儘
飛ばされ来た庭
果実の花には
漂白のしろ
そして
滑らかに舌に添う
蜜のとろみは
翅をもぐより ...
舌がある
それで君を舐めようか
冷えた舌先が触れるとき
君の肌で
どんな音がするか
固まった
ちいさな
ちいいさな結晶が
溶ける音がするか
こんなすこし暑い季節なら
しゅと
音が ...
サイコロをふって
コマをすすめたら
梅雨入りのため
一回休み
と、出た
しかたなく
ぼくは軒下で
ほかの誰かと相合傘の
あなたの後ろ姿
おとなしく見送った
闇のなかに光の筋、茫洋と。
夜を裂くみたいにして、それは私の眼下を過ぎる。
一条のひかりの筋道は幾多の人をのせて何処かへと向かっているのだ。
あの、凝縮された光のなかに一体どれほどの命があっ ...
蒸し暑い夏場の午後に 蒸し暑い車の中で
君は何故だか一言も喋らない
目はただ前を見つめるばかり 目はこちらを向かない
なんだか寂しさを憶えて なんだか恐ろしさを憶えて
僕はラジオ ...
夜になっても暑さが残る
冷房のない自分の部屋で
ロウソクが一本転がっている
なぜそこにあるのか
何一つとして思い出せない
よくわからないまま
火をつけてみる
小皿に固定して電気を消した
...
彼女は言った
「くらげぷりん」
を食べたい
僕は方々探した
聞いても誰も知らなかった
デパートに行って恥をかいた
ばかにされた
悲しくなって海に行く
堤防から網でくらげをすくっ ...
みんな悲鳴のかたちをしてるから
みんな無視って
君はいう
だもんでコチョコチョ
脇腹をくすぐってみた
バコ!
えー、君の悲鳴は僕の悲鳴に変わりました
めでたくないけどメデタシメデ ...
変革の決意はいつも 必要になったギリギリで
くだらん言葉にまぎれ 唐突に真理を突く
すぐ雑多に流され それは
まぁ 消える 終わる 忘れられる
怖いものは克服したい
冒険心と裏 ...
絶対割れない泥団子だよ
あの山の土と水に
恩と憎しみ混ぜて
ぎゅぎゅと固めるとできるんだ
それを繰り返すこと十年
鉄のボールみたいでしょ
と少年に手渡すと
彼はすぐにコンクリート ...
前を向いて歩こう
すこしずつでいいから
ゆっくり ゆっくりと
でもね たまに立ち止まって
後ろを振り向いてごらん
そこには ほら
あなたにしか見えない
...
埒もない想いに身を委ねてしまうのは
この季節特有の気紛れと
触れて欲しい
昨日までのわたしを脱ぎ捨てた
わたしのこころに
この瞬間に生まれ変わった
わたしの素肌に
季節は夏
...
高尚な講評の歓談を眺めていると
自分の階層が何段か下であるような気がしてくる
それがどれくらい卑屈な自嘲から這い出ているか
大した意味を持ってないのは分っているつもり
朝目覚めさせた雨音は ...
薄い蛍光灯と
白い壁の部屋で
壊れる寸前でいた
強い太陽の光と
自然色の街並みを
瞼で焦がれていた
鍵など掛かっていない
歩けないわけでもない
ただそこにいた
壊れる寸前 ...
ニャニャニャニャニャ
にゃにゃにゃにゃニャーニャ にゃにゃにゃにゃにゃ
にゃにゃにゃにゃ ニャニャニャ にゃにゃにゃ ニャニャニャニャ
雨の日の一日は哀しげ
眩い光が地上に届かない
太陽が恋しい
でも雨は全てを洗い流す
私の心の澱さえも浄化していく
さらさらと
しずしずと
雨もいつしか止んで
見える太陽は一層輝 ...
姿を現した下弦の月は
その身に赤いワインをなみなみ{ルビ湛たた}え
少しずつ傾けながら一滴二滴
色の無い世界が浸るまで
あの子の涙が染まるまで
夜の終わり色を失くした月高く
...
玉手箱の中で
暮らしている子供達と
とても
普通の話しがしたくて
両手を広げて挨拶したら
裏切り者だと、指を指される
そんな((柔らかな陽の中にいて尚
黒い手は母さん ...
街の灯(あかり)は黄昏て 人々はすでに足早に 暗がりの道を歩いていた
その中で私はたった 独りで人ごみの中を 希望すらもたずにたたずんでた
一番星は宵の明星だと沈みかけていく月と太陽が 教 ...
ずっと、将来や自分のために肩肘はってエイコラやってきましたが
結構、自分のためというのはしんどいです
失敗すると、たいていブルーになってしまいますから
これからは、誰かのために良いコピーをと ...
・2007-06-04
日本でガンマンになる覚悟かな
許可なんてあとで貰えば済む話
よく見てろ四番がここでバントだぜ
墓場ですそう言いながら誰か来た
出来るのはアコーステ ...
うしみつどき
中途覚醒して はなびらふる
回廊を あるく
すれちがう 影たちのなかに
わが血族を 見いだすまで
実は今日、既に曲は完成していた。
聞かせてあげる事も出来たのだが今朝見た天気予報によると明日は雪。なんとなく、初めての曲は雪の中でデビューさせたい気がしたのだ。
もし積もったら去年のよ ...
分かりました
と、子ネコは言って
二度と君を捕まえません
と、ネズミに約束したものの
握手しようとした指先から
鋭角の爪が伸びてきます。
分かりました
と、ネズミは言って
二度と君 ...
みんな記憶の再現だ
サービスも
愛も
期待も
あやまちも何もかも
青く割れた
西の方角
夜が割れた
みんな記憶の再現だ
サービスも
...
七月の終わり
七月が終わり
七月の尾張で
あやまちを共有化する
ベクトルの終着
ベクトルの出発
七月の終わり
七月が終わり
七月の尾張で
...
断続的に降る雨からハッカと血の匂いが漂った
あの徒刑の夏から、ハッカと血と雨とは混ざりあっていた
断続的に逃れる排水溝から排水溝へ、ひとの話を信じないぼくと
自分の話を話さないきみと、秒針の ...
飲み干したはずの水は
グラスいっぱいに湧き
混じるように
切なさが膨らんでいく
追いかけている錯覚に惑わされながら
通る道
目の前には車が、車が一台
言い聞かせる胸の内に
光る笑顔 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
差別について
馬野ミキ
散文(批評...
9+
07/6/22 0:43
戦争と個人 詩について
〃
散文(批評...
3
07/6/22 0:41
虫籠
ICE
自由詩
3
07/6/22 0:41
触れること
水町綜助
自由詩
29*
07/6/22 0:10
一回休み
小川 葉
自由詩
6
07/6/22 0:08
光の軌跡
朽木 裕
散文(批評...
3*
07/6/22 0:08
ディスコミュ
影山影司
自由詩
1
07/6/21 23:43
夏のロウソク
ぽえむ君
自由詩
6*
07/6/21 23:41
くらげぷりん
shu
自由詩
6
07/6/21 23:40
悲鳴のかたち
アマル・シャ...
自由詩
7*
07/6/21 23:36
スカイフィッシュ
げ
自由詩
0
07/6/21 23:19
どろだんご
木葉 揺
自由詩
7
07/6/21 23:15
軌跡
鼈甲
自由詩
1*
07/6/21 23:12
え
恋月 ぴの
自由詩
43*
07/6/21 23:02
紫陽花
松本 卓也
自由詩
0
07/6/21 22:45
三連歌
真紅
自由詩
4
07/6/21 22:43
ニャニャーニャ現象
北大路京介
短歌
6+*
07/6/21 22:33
雨
ajisai
自由詩
6*
07/6/21 22:25
月が死んだ理由
朝原 凪人
自由詩
6*
07/6/21 22:08
七匹目の子山羊へ 七匹目の子山羊たちへ
焼石二水
未詩・独白
7*
07/6/21 22:04
一番星
麻生ゆり
自由詩
2+*
07/6/21 21:55
誰かのために何かするということ。
結子
自由詩
7
07/6/21 21:53
雑句(2007-06-04〜2007-06-21)
若原光彦
川柳
8
07/6/21 21:25
そろもん(徘徊の話)
みつべえ
自由詩
2
07/6/21 21:13
小説『Is it no use crying over s ...
宏
散文(批評...
2*
07/6/21 20:29
ライバルの諸相
ブルース瀬戸...
自由詩
6
07/6/21 20:24
記憶の再現
吉岡ペペロ
自由詩
5
07/6/21 20:21
七月のおわり
〃
自由詩
1
07/6/21 20:19
無謬のワルツ
hon
自由詩
2
07/6/21 20:06
セピア
見崎 光
自由詩
4*
07/6/21 19:47
5443
5444
5445
5446
5447
5448
5449
5450
5451
5452
5453
5454
5455
5456
5457
5458
5459
5460
5461
5462
5463
5464
5465
5466
5467
5468
5469
5470
5471
5472
5473
5474
5475
5476
5477
5478
5479
5480
5481
5482
5483
8.71sec.