第五歌 オデュッセウス、筏を作りカリュプソの島を出る
【人物】
ヘルメス…ゼウスの決定をカリュプソに伝えた
カリュプソ…神々の命令により、愛人オデュッセウスを送り出す
オデュッセウ ...
ヒコーキ雲が
真っ青な空を両断してゆく
途切れては消え 途切れては消え
でもその間に次から次へと生まれてく
まるで私のあなたへの思いのように
紡いでは薄れ 薄れては紡ぎ
どこまで続くとも解 ...
ゼラチンも火薬もレーザー光線もいらぬ彼女の艶やかな笑み
(KILLER QUEEN)
光速のエクスタシーを身に纏い 今はオイラを止めてくれるな
(DON'T STOP ME NOW)
...
ぼくは げんき
きげんがいい ぼく
きみは べんき
べんぴにならない べんき
ぼくは てをふって
だれかを よんでいる
きみは おしりをふいて
だーれだと よんでいる
ぼくが ...
本当は全てわかってる
どうしようもなく
何かにすがって
ひたすら耐えて
もう
自分 ...
ひとりぼっちで
過ごしたい夜が
みずたまり
雨の波紋が
せまいむねのうちで
干渉しあう
ふたりだけで
見つめていたい夜が
みずうみ
交互に投げ入れた小石が
たいがんへ
消える ...
あなたが
星になる
最後の一秒間を
私にください
さわらして、
と
言った
しずかな午後がふる
街角の
記憶
つまさきから
うまれてはいけない、
と
たゆたう
あなたの声が
流線型になる
夕方
のこと
目をさ ...
目を瞑り
微笑んでいたのは
遠い日の残像に似た
脆い、光
壊れないように
そっと、手を触れてみる
優しく息づくそれに
耳をすませた私は
ふと、安らぎを覚えて
多分そ ...
今日は校外学習の日
「学校の中にはないものを
たくさん学んできましょう」
校長先生のあいさつが終わると
バスに乗って決められた場所に
向かっていった
どこをどんなふうに走るのか
ぼくには ...
温かい霧雨は
失われた羊膜の記憶のように
柔らかに
わたし
という意味を
緩やかに包括する
鳴き声のような雨音は
鼓膜に優しいけれど
痛みに疼く左目が
暗転する風景を拒絶している ...
夜毎の囁きも 遠い記憶
触れた手のぬくもりも忘れてしまいそう
あの日と同じタバコのにおい
あの日と同じ雨の音
傘の向こう側
遠い視線を追いかけて
薄い雲の隙間から見 ...
言葉は、時々、海に似ている。ひとのそれへの扱い方が。
何でもかんでも投げ込んだり引っ張り出してみたりした挙句
何かあるや否や「言葉って難しいですね。」
ひとよ、それは言葉のせいなのか。
...
足りないもの
欠けてること
完璧なんて語
ないから
言ったって
答えいつも
ゴメンネだから
ゴメンネ
また掛けたって
人生めちゃくちゃにしちゃう
軽いお詫びの品 ...
霧のポケットから
たよりなくこぼれおちる
飴でできた郵便受けに
新しい手紙が届く
閉ざされた空から降り注ぐ
涙の化石ひとつひとつを
言葉に記すように雲のページは
静かに静かにめくられ ...
頭上に広がる
厚い灰色の雲
突然 切れ間から
青空が見えてきた
それを見て
次の週末に あの交差点で
あなたと別れても
生きていける気がしてきた
...
http://www.deletedimages.com/
撮影に失敗した写真を投稿してもらうサイト
おれも昨日教えてもらったばっかりなんだけど
ミスしちゃって捨てられそうなのと紙一重で感じ ...
するうりするり
溶け込むようにひいらり舞った
{ルビ幾許=いくばく}の後悔とともに
柔らかに受け渡す
{ルビ凪=なぎ}の合い間に
ゆれる{ルビ八足長=はっそくちょう}
舞い上がる
...
濡れた羽が陽に群がり
熱と風をついばんでいる
粒にこぼれ 分かれる光
陽のかたちをひろげゆく
わずかな空と多くの地があり
様々な花に覆われている
重なりとはざまのひとつ ...
・2007-06-27
みみたぶが東海道をつかまつる
石橋を渡ったあとで叩き割る
挨拶が済んだ途端に落とされる
ワカバラじゃないので席を立ちません
青からず赤からずして好 ...
まだ日が沈む前に見える月は
淡く
小さく
夜を待っている
07/07/19
植物と動物との違いを言いなさい
突然、脳内細胞が切れたような声がして
振り向くと生物の先生が切れた顔をする
中間テスト範 ...
07/07/19
ほーい
遠くから声がして
舟が着いた
窓からも見える
桟橋がギシギシ鳴って
前屈みの男たちが上がってくる
...
このまま、落ちてしまおうか。
ふらり、ふらり、と。
飲み込まれて。
このまま、流されてしまおうか。
ゆらり、ゆらり、と。
海の底まで。
ただ甘いだけではなくて
程よい酸味を含んでいる
その醸し出す香は
遠い世界の片隅にいる
気難しい風をも誘い出す
その姿に魅せられたものは
彼女を手に持ち上げる
しかし、摘 ...
流星、止まって、
流星、在りながら、
消えた。
アイデンティティーの崩壊は
僕
君
彼
あれ?
テレビだって
顔だって
敷居だって
膝だって
ぼくのマクラだけど
やっぱりここが1番
・・・それにしても
クビ痛くないの?
( 世界は
( 透けた瓶の内にある
森の小道を裸足で走り
汗をかいたラムネの器の底を手に
真夏の空に傾ける
( 星のころがる、音がする。
{ルビ蝉時雨=せみしぐれ ...
季節をいつも読み違えるものだから
あの人は憎めないとか可愛いとか
言われ続けても
当の本人は必死でもがいている
一粒の種だった
それがあなた
今ようやく根を張るところ ...
一、蝉しぐれ
白い病の影がおりて
夏の命、際立つ
すり硝子の花瓶に
溢れていたはずの笑顔
シーツに残された
僅かな起伏は
生きていた
あなたの
散らばった
レモン色 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ホメロス「オデュッセイア」メモ 5-6
hon
散文(批評...
1*
07/7/20 0:06
ヒコーキ雲
麻生ゆり
自由詩
5*
07/7/19 23:55
うたえ女王様!〜Music on 575(Part4)
AKINON...
短歌
2
07/7/19 23:52
べんき
乱太郎
自由詩
17*
07/7/19 23:35
未来の為に?
蓮未
自由詩
1*
07/7/19 23:32
海よりも、行方を
たりぽん(大...
自由詩
13
07/7/19 23:25
求愛
むむ
自由詩
8
07/7/19 23:09
(きこえて、いますか)
yuri.
自由詩
5*
07/7/19 22:52
のっと、しんぷる
山中 烏流
自由詩
10*
07/7/19 22:38
校外学習
ぽえむ君
自由詩
5*
07/7/19 22:25
embryo
士狼(銀)
自由詩
7*
07/7/19 22:07
しるし
彌月
自由詩
4*
07/7/19 22:01
我に光あれ
小池房枝
自由詩
11*
07/7/19 22:00
命名 魅見
つちやしほ
自由詩
1
07/7/19 21:44
二番目のきみへ
小川 葉
自由詩
7
07/7/19 21:24
週末
森下 流華
自由詩
4*
07/7/19 21:02
Deleted Images
黒川排除 (...
おすすめリ...
5
07/7/19 20:53
青揚羽
ブロッコリー...
自由詩
2
07/7/19 20:06
みどり よびこ Ⅲ
木立 悟
自由詩
6
07/7/19 20:05
雑句(2007-06-27〜2007-07-18)
若原光彦
川柳
10
07/7/19 19:53
待つ月
OLGA
携帯写真+...
3*
07/7/19 19:45
血液から生え出す植物、青。
あおば
自由詩
5*
07/7/19 19:24
血液から生え出す植物、青。
〃
自由詩
3*
07/7/19 19:22
想撮空間「青い底まで。」
狠志
携帯写真+...
4
07/7/19 19:17
苺と蝶と、
秋桜
自由詩
3*
07/7/19 18:55
フラッシュ
ブロッコリー...
自由詩
2
07/7/19 18:29
「ぼくのマクラ」
風音
携帯写真+...
5*
07/7/19 18:20
蝉時雨
服部 剛
自由詩
11*
07/7/19 17:35
血液から生え出す植物、青。
AB(なかほ...
自由詩
4
07/7/19 17:28
夏を弔うための三重奏
佐野権太
自由詩
31*
07/7/19 17:01
5443
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5468
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5470
5471
5472
5473
5474
5475
5476
5477
5478
5479
5480
5481
5482
5483
加筆訂正:
一人ランダム100人斬り3
/
ワタナベ
[07/7/19 17:24]
読みやすくしました よろしければおねがいします。ありがとう。その響き。
6.07sec.