ハルジョオンとヒメジオンは両方とも正しいとはされない呼び方だ。正しくは、ハルジオンとヒメジョオン。ヒメジョオンは、ちいさな女苑の意。女苑は中国産の野草。また、紫苑の一種姫紫苑(ヒメシオン)と区別するた ... 街なかやフェイスタオルの落ちたまま 見知らぬ駅を

見知らぬ時間に

月が夜を

青い海にしている


ひとりでは癒やせぬ

傷をかかえて

うろうろとしている


見知らぬ駅を

見知らぬ時間に
...
その日 あなたの放った絶望が
初めて 少年院へ 向かった

薬を噛んで 拘束具をはずす
それは超能力のようなもので

さすがに信じるか信じないかは自由なんてそんなこと言ってる奴だよ ...
ゆら揺れても もう置き去り
そらやれんね やれん空
諳んじる節にあてがえてったら
苦笑いで進んだらよろし

痛い痛い昔々って
いつまでたっても発つ気はねえ
だって厭さ 演厭さ ...
今日も暑くてじめじめするから
旋風機の下でゴ〜ロゴロ
猫には夏は辛いから
特等席は譲らない
川のむこうにいる君に
小さな僕ができること
ほんの少しでも あるはずだ きっとあるはずだ
だから僕は叫ぶから 君は笑ってもいいから
どうか 声だけ とどきますように

生きてるだけでいいじ ...
明日の予報を お伝えします

明日は森でしょう
明日は森でしょう


明日は森だから
いつもよりたくさん歩こう

明日は森だから
少し深呼吸しよう

明日が森なら
わたしは、 ...
嫌なことなんて
なんにもないのに

静かな悲しみが
満ちてくる
未来なしの今だから

今を生きている私です

まいにちの

ちいさな喜び

見つけることが得意です


過去の泥ぬま怖いです

こんどの手術はお断りです


未来なしの ...
街に見送られて
死んだように運ばれていくバスに
間に合って良かった


天然ガスで走るバス
いざというときには
死んだように運ばれていくのも好都合
このまま
うつらうつら ...
からっぼのグラスに注ぐ赤ワイン街の夜景が微かに浮かぶ もやもやの部屋で
肌をなでる波が
どこからか
どこからも
乱反射して
届いては返す

風のように
耳を目をさらう
探す必要もないみたいに

あなたは届き続けていた
すべらかな感 ...
玄関の椅子に座りて黙すればまた空しさを思いみるなり

鳩の居る庭の紅葉に目を移しわれが空しき鳩なおむなし

雛にえさ与うる鳩の姿にも生きる力を見出さむとしては
灰色の大気に支配されたこの世界は
狂気の如く廻り続ける。

それはまるで
角のない{ルビ賽子=サイコロ}のように。

答えを導き出すこともなく、
宇宙の隅で停止することもなく、
誰かの ...
愚者は言う。
人間は言葉を支配できる、
極めて優れた存在である、と。

忌み{ルビ憚=はばか}る者には{ルビ謗=そし}る言を。
良くかなうものには{ルビ称揚=しょうよう}の言を。

{ル ...
夏至の日に
  キャンドルナイト{ルビ流行=はやり}だし

ニヤリと笑う ロウソク屋の子
遠雷を過ぎると

帰ってきた

黒目がちの

鬢、

振り返る

灰の空に

メイル待つ

戸惑いの時が詰まって
学校のテストで
満点を取った
その夜
お父さんに見せた
夕ご飯を食べながら
お父さんは
「もっとがんばれよ」
「宿題はやっとけよ」
と言ってくれただけだった

次の日の学校のテスト ...
蝶が風を舞う
オレンジの雫
ピアノの囁き
花が咲き乱れ

パキラが育ち
エアコンの下
アイスを食べ
お昼寝の時間

ギターを弾き
ポップを歌い
楽しいひと時
友達から電話
朝日を浴びた
午前のビルは眠る

ホワイトカラーは忙しく
陽のすがすがしい建物を行きかう
日々新しい計画をその通りに実行する

神経情報が生き生きと色彩豊かに
インターフェイスに表示さ ...
 走り去る季節
 振り返ることなく
 
 
 いじらしい子供達がふざけあっている
 それでいい
 問題はない

 梅雨晴れの空には飛行機雲
 空を割っている
 心奪われる
  ...
もうなんだかざわざわして落ち着かない
歪んだ時間の森が襲ってくる
変てこなトゲトゲのある触手のような蔦が
足元から競りあがって絡みつく
おっぱいのような房の垂れた樹が
白い樹液を吐 ...
 6月としては観測史上最高の暑さを記録した。強烈な日差しが瓦屋根に乱反射して、屋根裏でセルロイドの窓がやわらかく溶けかけていた。打ち水されたアスファルトから陽炎が立ち上り、その揺らめきの向うに違法駐車 ... やばくなったとき

窓を割る。

きらきらの破片になった、窓ガラスを拾って、夜空に向かって投げる。



泣かへん



窓がないから
すぐ、星になれる。



そこ ...
水の流れのはじまるところを想像していた
爪でつけた引っかき傷の薄くなって消えていくのを見つめながら
それはスピードについて考えることにとてもよく似ている
夕暮れはいつもゆっくりと訪れたかと思うと ...
いとしいあなたの指
夜風はやさしく撫でる
小船は浮く

あなたは帆になりゆく
街の明かりはまだ
眠らないで見てる

星は咲き乱れ ほら
あなたの髪に降り注ぐ

これからふたりでき ...
       ひとつの想いが
  なぜか こむらがえりする

 紋白蝶と日傘が舞いはじめる
      梅雨のなかやすみ

遠くでうかびあがったなにかが
かげろうとなって近づいてくる
...
桜の小枝にかえります

ほのかに色づいては
失うそぶり、の
はかりごと



お逃げなさい、と
ともる影

うなずく首は
まだみじかくて

黒の
とちゅうで
染 ...
強さの羽根が一本、二本
折れては生えてを繰り返し
今もまだ輝いている

弱さの羽根は思いのほか丈夫で
だけど君には見せられない
わたしは強い女でありたい



もし、本当に
本物 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ハルジョオンとヒメジオン(親指1000字エッセイ)佐々宝砂散文(批評...6+*07/6/20 20:09
日の盛りA-29俳句2*07/6/20 20:07
青い夜吉岡ペペロ自由詩407/6/20 20:05
ペガサス 1那津自由詩607/6/20 19:35
贋作で追う鴎自由詩407/6/20 19:06
猫の特等席OLGA携帯写真+...307/6/20 19:04
アウトサイダー紫翠自由詩4*07/6/20 18:51
祈り長谷伸太自由詩507/6/20 18:34
なんにもないのにweed &...携帯写真+...3*07/6/20 18:26
未来なし吉岡ペペロ自由詩807/6/20 18:19
「バスが毎日やってくる」/「3つのラテン語の祈り」ほか/南 広一自由詩507/6/20 17:58
からっぼ夏川ゆう短歌307/6/20 17:55
呼吸鎖ポッケ自由詩3*07/6/20 17:40
一日を終えんとして生田 稔短歌6*07/6/20 16:59
Dice夢幻自由詩307/6/20 16:39
傲る愚者達自由詩007/6/20 16:28
キャンドルナイト北大路京介短歌7+*07/6/20 16:05
iloha自由詩3*07/6/20 15:46
宿題ぽえむ君自由詩8*07/6/20 15:16
平凡な日々ペポパンプ自由詩6*07/6/20 15:14
レム睡眠アハウ自由詩707/6/20 14:31
寝ぼすけ山崎 風雅自由詩7*07/6/20 14:29
Vaginashu自由詩207/6/20 14:25
6月としては観測史上最高の暑さを記録ヌヌヌ散文(批評...4*07/6/20 13:43
くちゃくちゃ愛心未詩・独白2*07/6/20 13:09
スピードについて大覚アキラ自由詩407/6/20 13:01
ふるる自由詩13*07/6/20 12:58
ひとつの想いが信天翁自由詩307/6/20 11:11
爪飾り千波 一也自由詩12*07/6/20 10:57
空を飛べたら小原あき自由詩23*07/6/20 10:44

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加筆訂正:
あまのがわ/前田ふむふむ[07/6/20 19:37]
いくつか訂正しました。
命令/森下 流華[07/6/20 13:09]
ほんの少し変えました。
5.57sec.