思い通りにいかない
緊張の糸は張りっぱなし
無駄な時間に流される
いつも自分を監視してる
窮屈で自由とは程遠い
人と人の繋がり
いい加減うんざりする
どうなるか ...
窓辺でふたりして外を見た
遠く近く水田に空が映って
空も雲もあの水田からこの水田へと
だんだん動いていく
お互いなにを考えてたのかは知らない
でもこの時間がすべて
もう二度と還らない瞬間
やさし ...
満月には
ほんの少し欠けてる月が出てる
あの月を
空から取り外して
粉々に砕けさせたい
その時
月はどんな音を立てるのだろう
砕け散ったかけらはどんな色に光るのだろう
砕け散ったかけらを思いき ...
蒼白な表情を
死体の父は脆く浮かべた
体から湧き出る日常が
沢山の汚いを表現していて
宇宙の屑のように感じた
(からだの なかの
優しい、濁毒が
ピアノ ...
手作りの街並みは
連続的な曲率を忘れてしまっている
その中に欲しいものはなく
わたしは
資格参考書と
一握りの雨粒と
友人にお裾分けしてもらった溜め息の入った
鞄を提げて
求めたい ...
あの丘に建つお菓子の家は
幸福だけでできていた
パステルカラーと甘い匂い
君はいつだって笑っていたね
だから君が
あの家を出るときに見せた
心底悲しそうな顔が忘れられない
あ ...
手の内ではじける
しゃぼんだまに似た空に
遠い影を投影しては
また、見上げている
影送りだなんて
とうに忘れ去られた遊びを
何度も、何度も
繰り返して
空を横切る
...
かぶとの木と呼ばれていた
通学路沿いの
道から少し滑り降りて入る草薮の中の
真ん中がくり抜いたようなくぼみのある木
樹液が蜜のようで 夏にもなると
かぶと虫や ...
指先を弾くビー玉の
揺らす羽音に傾けた顕在
美しさに魅る
誰もが潜在させていく
消せない痕跡の奏で方
雨粒が掬いあげる五線譜を
なぞるように紡ぐ音源
白月の発光が仕上げる響き
潜在の零れた葉のたゆ ...
君がどう感じているのか
教えてくれよ
俺がどう感じているのか
察してくれよ
都合ばかり先行してしまいがちだけど
救済や慰めなんて要らないんだ
ただ単に君がどう思っているか ...
大人になんてなりたくないと
思った時から
ずっと星を探していた
将来への自信と
可能性への期待に満ち溢れて
星は必ず見つかるものと
全ての人に全ての星があると
それが当然だと思っていた
...
夏の朝
白いテラスで
ラジオが唸ってる
はるか頭上の風は
あまり動いてない
雲も眠ってる
テーブルクロスも
キッチンから
また君がドーナツを揚げる音と匂い
揚げたては好きだけ ...
わたしを束ねてください
かなしみに もれなくついてくる ささやかな希望と
私とを束ねてください
わたしが集めたささやかな希望を
あなたの手で束ねてください
...
視覚が寸断されるように
蒸すような味覚を
領域に侵食されて
縦波に揺られていた
不安定な流れでは
確認すら覚えず
認識を失ってしまった
掻き鳴らされる
物打ち跳ねる渦の中で
...
ちいさい声で
すごく大事なことを
いう
おおきい声では
いえないことを
いう
声の芯は
おもいのほか
しっかりしていて
おおきな声が
いくら
邪魔しようとしても
伝わってくる
...
あの夏のサナギの記憶はありますか
(ランドセルに隠した羽根の罪)
「人生が退屈なんだ」とつぶやいた
僕を殴るように 夏が 夏が
しましまの正義を装填した銃を抱 ...
朽ちてしまった
想い、は
2000年になった瞬間に
冷凍庫にしまった
7年経った今
解凍しようと
キッチンに出しておいた
月日が長かったせいか
カチコチに ...
梅雨空がうすめをあけて
こすずめが遊戯を始めても
気の抜けたサイダーの街並みは
相変わらずのさみしがりやです
時折ひびく
...
指先から不可視の(しかし、それは或る者らにとっては銀色に光る)糸
幾つもの繊細なる撓る糸、弛ませ垂らした
撓らせては 垂らした
道という道 道のない道へまで
私は眉間から七変化する糸 ...
お香の代わりに
蚊取り線香を
焚いている
タバコも止めた。
洗濯物を干した
雨が降りそうだ
友人にお前、元気に
なったな。と言われた。
会社から本を貰った。
嬉しかった。
...
12号なんだってさ
笑っちゃうな
くたびれた青空に
黒い日傘をさす
12号なんだってさ
そう言ったときの君の顔
笑っちゃうな
夕暮れでのびた僕の影が
暑さでひっくり返ってる蛙に ...
07/07/20
使えない自動販売機、
起動困難なPCの上の
水を張ったボールに
七味唐辛子を振りかける
水道水にも色が付いて
透明なまま静まり ...
思いっきり泣くと
スッキリするらしい
だが
スッキリする前に疲れてしまう
そんなときはお眠りなさい
涙と共に流した
大切なモノを
夢の世界 ...
金魚鉢のなかで
金魚が白い腹を上にして
浮いている
連日の暑さで
死んだのだろう
食べるための魚は
何とも思わないが
観賞用の魚が死ぬと
なぜか心が痛む
時間があれば
金魚の葬式を ...
ワタナベ [17:18:15]
「EVE」
ワタナベ [17:18:29]
制限時間10分 はじめ
ワタナベ [17:30:21]
はじめに言葉ありき
どこからか鼓膜を振るわせる ...
夕刻が近づき
ネオンサインが灯り出す
歓楽街に仕事を終えたサラリーマンが
群がりだし
熱で火照った空気が放たれる
虚ろな時を友にする俺は
ありもしない物語を語っている
...
スライスされた太陽が
幾重も波に浮かぶ頃
ゼンマイが巻き戻る音にも似た
声をせいいっぱい張りあげながら
たったひとつの空へと
切ない夏 ...
あさ
ゆうやけ色のやさいたちを
こわしてゆくときに
ふと香る 昨夜の
ねむりにおちてゆく、
やわらかい
眩暈
きょうはいつも きのうの続きだから
きのうの夜も
まくらにほ ...
いつかの風が 世界を
ひとめぐりして また
吹きつける おもわず
手でかばって はからずも
傷のありかを おもいだす
柔軟な 広い心で 聴いてみて
すこし解った 宇多田ヒカル
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
無題
山崎 風雅
自由詩
2
07/7/21 1:40
窓辺で
風音
携帯写真+...
4*
07/7/21 0:55
この月は
〃
携帯写真+...
4*
07/7/21 0:28
父の死
ゆるこ
自由詩
8*
07/7/21 0:08
グラデーション
悠詩
自由詩
15*
07/7/21 0:06
幸福な家
衿野果歩
自由詩
3*
07/7/20 23:56
循環
山中 烏流
自由詩
9*
07/7/20 23:55
ノスタルジア・メロウ
砂木
自由詩
13*
07/7/20 23:50
うた
見崎 光
携帯写真+...
4*
07/7/20 23:38
恋文
maynar...
自由詩
2
07/7/20 23:34
星を探していた
ぽえむ君
自由詩
20*
07/7/20 23:21
スイカのスープ
ふるる
自由詩
14*
07/7/20 23:00
わたしを束ねてください
るるりら
自由詩
9
07/7/20 22:52
夜雨
ねなぎ
未詩・独白
0
07/7/20 22:32
きみの領分
美砂
自由詩
6*
07/7/20 22:20
不完全少年
しろいろ
短歌
8*
07/7/20 21:32
食中毒に、
青井 茜
自由詩
9*
07/7/20 21:30
錆ついた音叉
信天翁
自由詩
2
07/7/20 21:24
悟
きりえしふみ
自由詩
4*
07/7/20 21:18
期待され
ペポパンプ
自由詩
5*
07/7/20 21:12
12号
楓川スピカ
自由詩
2*
07/7/20 20:33
ロンボク
あおば
自由詩
7*
07/7/20 19:31
赤子のやうに
秋桜
自由詩
4*
07/7/20 19:22
ふれんど
hiro
自由詩
4*
07/7/20 19:20
即興詩会(飛びいれ!火にいる夏の虫、編)1
ワタナベ
散文(批評...
2*
07/7/20 19:17
街に埋もれて
山崎 風雅
自由詩
7
07/7/20 19:07
せみ
むむ
自由詩
3
07/7/20 19:03
あさのつづき
はな
自由詩
22*
07/7/20 18:54
そろもん(悔恨の話)
みつべえ
自由詩
6
07/7/20 18:47
マイナー好み
佐和
短歌
4
07/7/20 18:29
5441
5442
5443
5444
5445
5446
5447
5448
5449
5450
5451
5452
5453
5454
5455
5456
5457
5458
5459
5460
5461
5462
5463
5464
5465
5466
5467
5468
5469
5470
5471
5472
5473
5474
5475
5476
5477
5478
5479
5480
5481
加筆訂正:
花言葉Ⅳ
/
石瀬琳々
[07/7/20 20:50]
四首目、すこし修正しました。
6.19sec.