何もかもきれいだったと過去形になってることに気づきつつある だったら少しは信じてみてと
そう思うならと
遠くで声がするんだ
僕を呼ぶ声がするんだ

「ここにいるよ」
声を張り上げて
孤独を引き合う力で、君を呼んで
明日を、呼んで
そうやって今 ...
ひっそりと胸で眠ってたそれは
泣き明かして、幾らか水分を失った体のどこからか
ひとすくいのオアシスを見つけて
いつのまにか根を張っていた
絹に似た根がゆっくり体の中を支配していくのは
しっと ...
占い師に手相を見せたら
あんた来月死ぬよ、と言われた
何か避ける方法はあるかい、聞くと
一万円と答えた

僕は仕方なく一万円を支払うと
あんた大事なものはあるかい、と尋ねられた ...
  宇治橋

夕霧にかすみつ渡る面影に
露けき花の色が重なる―――

  観月橋

しめやかに
欠け満たされぬ夕月の
心を以ってなぞる君の名

   ...
最近言葉が出てこない…
やたら沈んでばかりいる
惰性のみを相棒にして生きている気がする…
あるいは、空虚。
心に穴が空いているのだ
なんとかしてもがいても
あがくだけ無駄になって、
その ...
壊すような音が絶え間なく響いている
そんな夕暮れ時
雨が好きだという彼女の
その視線は常に窓の外に向けられ
屋根の付いた部屋の中 
足元から濡れていくのに気付かない
玄関先に飾られた傘 ...
誰にも教えたくないことこそ
誰かに教えたいのかもしれない
自分では誰にも教えたくないと思っていても
人は何でもないことなのかもしれない

プライバシー
このカタカナな表現が
どこかかっこ ...
ぼくらが

どこから来て

どこへ行くのかというようなことは

とても重要なことだ


ひとは

ひとによって生まれ

ひとであることで死んでゆく

それは

あらゆ ...
ピアノの調律を数式化した教室で
黒板に書かれた文字を
僕たちは理解しようとしない

故郷の水不足を報じる朝日
此方では雨が降るけれど
牛の鞄ではダムにはならなくて
蛍に逢いたいと
彼女 ...
眠れない夜は、本当に、孤独を誘う。
世界に、自分ひとりしかいないのではないか、
あるいは、
世界から、自分ひとり見捨てられたのではないか、
と、錯覚させるから。

だけど、この寂しさひとつ ...
ここから
遠いところへいくためには
まず気持ちをたちあげなくては
たぶん、それが一歩

一歩とは
ほとんどゼロでありながら
なんとすべてに近いことか

オーケストラがはじまる直前のあ ...
うちには猫がおる

生まれてこの方鳴いたことあらへん

名前は太宰。

太宰はいつもいつも
寝てばかりおる

猫いうんは機敏な生き物やと思うとった

せやけど、
太宰はただ大 ...
子等の留守 語る事なく夫と居て
硝子戸たたく雪を見てゐる

入試終え帰りきし子は降る雪の
中にレコード買ふと出で行く

ミニを着て鏡の前に立ちみれば
膝にかくせぬ年と知らさる
...
端座し
呼吸を整え
息を数える 一 二 三・・・・

不動の座禅   鳥の声

意識は研ぎ澄まされ
一呼吸するごとに
『魔境』というイメージの嵐に犯されている

意識の特異点 ざわ ...
はなの
ゆびきりまで
ひとさじ
みつのように
あびているあめや
ひかり
よるのやみ
かぜ
たおりにくる
ゆびさき
葉を

何枚、犠牲にしたなら

満たされるのでしょうか。

いいえ、

認められるのでしょうか。

綴る言葉の陰り、

光合成の出来ない胸中

鳥は何度この葉を持って

...
大地が 少し 揺れた

ここはパリなので
それは夢だと分かった

モノクロのカーテンの幕が
ゆっくりあがるように
日を目覚めさせる そういう揺れだ


意識の向こうに
黒く流れる ...
会議、肉多めを注文した

肉は思ったよりもかなり多めで
どんぶりを完全に覆い尽くしており
中の会議が見えないほど
しかも噛み切れないほど固い

やっと会議までたどりついた頃には
すでに ...
お風呂場にふった雨
バスタブに溜まった銀の雨
消えかけていたばらの芽が
音もたてずに開く とき


窓をすべる雨粒が
不機嫌な猫を起こしてしまって
引っかかれた夏空は
静かに笑って  ...
生まれ変われなくていい
季節が巡らなくてもいい
夜が明けなくたっていい

ただ、貴方の隣で生きることを許されるのなら



(だってきっと、貴方がそれを望むのは私に対してな ...
ここが一番愛情を感じられる一番好きな場所だから  足元が崩れた
 いく先は闇か海原か
 突然の別れ
 まだ実感がわかない

 いつも忙しい携帯電話が
 今夜は泣いている
あまい あまい ユメをみて

にがい にがい 思いをした

それでも 何度も あまい ユメをみる

あまい私に 君はあまい

あまい あまい ユメをみて

いたい いたい 思いをし ...
闇は町を飲み下していく
水性の夜空と
夜行性の水が交わる
境目を覗き見るように
島の火から水平に引いた補助線は
離陸していく
それが星だと気づくと
線は頭上を越えていく指先だった

...
『目覚めなければ良かった』

なんて
ありきたりな言葉を吐かないで

眠りに落ちる瞬間が分からない恐怖に
悩まされる時があるのに

目を閉じて闇を意識し過ぎているんだろう
想像力がな ...
6月の雨だけは、好きになれないと君は言う


灰色の世界
色とりどりの傘が舞う
弾く雨音
きらめくメロディだけが欠けている

人混みの中を駆けていく
足音がやけに響いて
不協和音を ...
曲げないように

曲がらないように

曲げられないように


ぐる ぐるぐる

  ぐるぐる ぐる



まっすぐに

迷わず

ただ、まっすぐに


固定する



腕も


思想も
転ぶのは歩いているから。
痛いのは生きているから。
悩むのは前に進みたいから。
逃げ出したいのは闘っているから。



生きているから、辛いことも悲しいこともあるんです。
けれど ...
あの時すれ違った道から私達は始まっていたのかもしれない
悲しくて泣いて帰った道でもあり
嬉しくて隣に誰かいた道でもある

あなたとの新しい出会いだったのかもしれないと

それはきっと運命な ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
現在進行形weed &...短歌1*07/6/23 0:35
ここと、今日と、明日と、君と雨宮 之人自由詩1*07/6/23 0:26
言い訳ユメアト自由詩107/6/23 0:23
大事なものなかがわひろ...自由詩7*07/6/23 0:22
京都八ツ橋Rin K短歌35+*07/6/23 0:21
スランプ麻生ゆり未詩・独白5+*07/6/23 0:06
雨音自由詩2*07/6/22 23:44
プライバシーぽえむ君自由詩11*07/6/22 23:38
生き物たち吉岡ペペロ自由詩207/6/22 23:27
創書日和「窓」  約束士狼(銀)自由詩14*07/6/22 23:14
眠れない夜麻生ゆり自由詩4*07/6/22 23:12
一歩美砂自由詩4*07/6/22 23:02
猫。百合自由詩207/6/22 22:39
21P 「短歌2」よりむさこ短歌10*07/6/22 22:38
戦略としての禅の不動の境地アハウ自由詩207/6/22 22:29
_花平すり自由詩807/6/22 22:12
数え唄見崎 光携帯写真+...4*07/6/22 21:49
もも うさぎ未詩・独白17*07/6/22 21:36
会議小川 葉自由詩007/6/22 21:02
レイニーアヅサ自由詩14*07/6/22 20:52
切に、東風自由詩007/6/22 20:51
膝の上ポカポカOLGA携帯写真+...4*07/6/22 20:38
携帯電話が泣いている山崎 風雅自由詩207/6/22 20:30
あまい2人riebuu自由詩107/6/22 20:29
夜島へ氷水蒸流自由詩807/6/22 20:24
Space of Input酸素の枷自由詩007/6/22 19:52
6月の雨ゆうと自由詩3*07/6/22 19:34
固定秋桜携帯写真+...6*07/6/22 18:42
To live...Lily o...未詩・独白3*07/6/22 18:11
saya自由詩007/6/22 17:55

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