あの日。
あなたと出会った日。
頑張っているあなたの姿を見てときめいたのは、
だだの迷いだったのかな。

あの時。
あなたに声かけた時。
どうしても「お疲れ様」言いたくて引き止めたのは、 ...
深い海の中に
大きな空間が広がっている
そのまんなかに
魚がいる

僕は息をひそめて
それをみる


魚たちが
いつの日か
何か乗り物に乗って
海から出るとき

その乗り物 ...
優しいことば
耳をなでで
風に乗って
君の唇まで飛んでゆけ
アキコの場合も

どんな言葉言っても

すべて受け入れて

よけいに気持ち強くなっていった

おなじものを感じます


あれっていったいなんだろうね

正しいことがどうのこう ...
配られた答案用紙
並んだ難解な問題も
複雑な方程式で
幾つかの整数で回答できる

だというのにわたしは
まだ書けないのでいるのです
用紙の右上区切られた四角の中
使い慣れ ...
一つの仕事を片付けて
わずか数十分のお昼ご飯
さっと席を立って
次の仕事へと戻ってゆく
仕事の段取りを考えている中で
そのご飯についていた土の匂いに
あなたは気づいただろうか

毎日の ...
今日は一日おばぁちゃんの家

不思議と時間がゆっくりと流れている気がする。

いい匂いが台所からしてきた。
私の好きなカレーだ


なぜか気持ちいい。

なぜか静か。

なぜか ...
あたまの中の恐竜は

自由に走りまわれるところを求めて

外へ外へと世界を広げてゆきます






わたしは鼠

恐竜さんの背中に乗って

振り落とされないよう必死な
...
   生成のサウンドを折りたたんでゆく
          たそがれが訪れると
       にぶくなったひかりのなか
   夕刊を斜め読みする紙音だけが囁く
                 ...
雨がふる
傘をさす
そうすることによって
かなしみは埋もれる

コンクリートににじむ
蒼くなる影
雨粒を食べる
奇快な虫たち

かすみゆく視界
君に会っても
気づかないだろう
...
前髪の白きに毛染吹きつけて
女身愛しと笑われもする

蓑虫を二つぶらさげ鉢植の
さつきは強き夕立を受く

草の実を体に着けし犬と吾れは
川辺歩めり秋風の中

雑踏の中のマキシ ...
今夜半過ぎ
関東から東海地方にかけて
優しいものが降り積もるでしょう
と、予報士は言った

翌朝
優しいものは降った様子だったけれど
予報どおりに積もってはいなかった

私たちは ...
好きだった男の背中に爪を立てた次の日

その男の妻が現れて私に平手打ちをした

ちょうど

仕事でミスをして上司にこっぴどく叱られた日

男に慰めてもらおうと男の帰りを待っていた時だっ ...
知っていますか
貴方の想いが
神を離れることがあっても
神の想いが
貴方をはなれることはないことを
ただ
そのことを忘れないで
それだけを知っていれば
それでいい
いつも貴方を見つめ ...
無花果をひとんちの庭でみつけた
とおいむかしを想い出して
わたしたちはそうっと忍び込んだ
―いちじくって杏仁豆腐にあうんだよ
―しぃー。ばか。でぶ。はげ
ちょっとめくれたあなたの柔 ...
私たちは
雨の絵を描いたり
バケツに水をくんだり
シャワーから水を出してみたり
思いつく限りのことをしてみたけれど
先生はそうじゃないと言って
青空のはしっこをつかんで
そっとめくってみ ...
亀を飼うようになってから
やたら「かめ」という文字が
目について
木村カメラ店の「カメ」だけが
クローズアップされて見えたり
喫茶かもめを「かめ」と
読み間違えたり
脳の老化もあいまって ...
湖に沈んだ街

彼らが重ねた空は

あの頃のまま


田んぼに水が張られ

浮かぶ面影の街

彼らの眼には

僕らの影を数えた空が

どう…映るのだろうか
わたしはみぜっと
ひとりのみぜっと
だれもしらないところからきて
みどりのふかくで
いまねむる

わたしのみぜっと
あなたはこっぽら
かわいたしまからあるいておよいで
かみはのびてつ ...
ブランコが
揺れていて
あたたかい
まだ近くの
更衣室に
脱いだ服が
濡れた月に
ただよう
闇のなみ
かきわけて
音だけたよりに
つかまえて
ブランコは
真夜中の
プール
...
バハレイヤと呼ばれる砂漠がある。
そこで一夜を過ごしたとき
花火のような流れ星を見た。

すべてのことに感謝した。
人との出会い。
自分の人生。

満天の星空の下
君は言った。
...
ハイ松の低く自生する
ゴロタ石の 登坂道

岩に付着した わずかな土を糧に
可憐に咲く 薄ピンクの高山植物

見上げれば
万年雪の雪渓

緑の絨毯と白い雪は
自らの領土を主張し
...
だらしないイカ





 春の日曜の昼間、あまりに暇だったので自転車に乗って出かけた。家から続くゆるい下り坂のカーブを車輪の転がるままに任せて下る。晴れていて、潮っぽい風があたたかく髪を ...
雨の中
白いドレスに
身を包み
虹に嫁いだ
梅雨の姫君
ふたりで
なわとびしながら笑い合って
僕たち
何 見てたかな

ふたりで探し当てて
確かめ合って
僕たち
何 見てたかな

フルムーン
満ちるたび
『愛してる』と言って
僕た ...
隣の席で
難解な数学の問題を
すらすらと解く彼が嫌いだった
無能な自分を見ていた
何でこんな複雑なものを
考え込むことなしに
さばいて見せるのだろう
その姿勢がどこか傲慢で
さらに彼を ...
おひるねするのを がまんして

おそとにみずまき。

ねなきゃしんどいのに

おはなにおみず あげるために

じぶんもおみず かぶって

あたま すっきりさせるの。 

おにわとじぶんが しっとりとぬ ...
               こうず まさみ  

一月に入って
やっと 柳の葉が 散りました

出かける前 ふと 庭に視線をむけると
たおやかな 枝に
水晶が 一列に 並んでいました
...
白い光でスキャンされ
忘れていた癌がズキンとする
お母さんの両手から
ポオンと青空に放り投げられた開放感と孤独感
夕暮れの罪悪感
ランドセルの手触り
時が止まったせいで
古い記憶がジワリ ...
 眠っている時 港から船の汽笛が聞こえた 潮の香りが酷い
 白で統一された僕の部屋は洗練さで満ちていて 読みかけのトルストイの「戦争と平和」の文庫本が潮風に吹かれてパラパラとページを捲る 水差しが透 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
花占い緋月 衣瑠香自由詩6*07/6/24 22:12
銀色日朗歩野自由詩507/6/24 22:05
優しいことば楓川スピカ自由詩2*07/6/24 21:54
転送吉岡ペペロ自由詩607/6/24 21:53
まだ書けない朝原 凪人自由詩507/6/24 21:21
ご飯についた土の匂いぽえむ君自由詩5*07/6/24 21:19
おばぁちゃん家叶多自由詩2*07/6/24 21:01
恐竜と鼠相良ゆう自由詩107/6/24 20:40
落日信天翁自由詩507/6/24 20:34
霧に包まれた君の姿ゆうと自由詩4*07/6/24 19:30
23P 「短歌2」よりむさこ短歌5*07/6/24 18:21
坂道たもつ自由詩1607/6/24 18:14
女であるということyoshi自由詩707/6/24 18:10
知っていますかジム・プリマ...自由詩107/6/24 16:34
無花果shu自由詩407/6/24 16:21
先生小川 葉自由詩607/6/24 16:15
かめのヘンリーweed &...未詩・独白2*07/6/24 15:24
見崎 光携帯写真+...2*07/6/24 15:17
無題ミゼット自由詩0*07/6/24 14:49
プール小川 葉自由詩307/6/24 14:33
砂漠raira自由詩207/6/24 13:59
高山にてアハウ自由詩707/6/24 13:56
「だらしないイカ」ソティロ散文(批評...4*07/6/24 12:51
六月の花嫁秋桜短歌4*07/6/24 11:43
フルムーン楓川スピカ自由詩4*07/6/24 11:20
無能な自分ぽえむ君自由詩16*07/6/24 10:52
眠りヒツジ愛心携帯写真+...4*07/6/24 10:46
一本の柳肥前の詩人自由詩007/6/24 10:45
ストロボが教えてくれたこと。結子自由詩407/6/24 10:19
星空円谷一散文(批評...4*07/6/24 9:54

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