道を割る五つの草の上に
頭と両手と両脚を乗せ
冷える音を見ている間に
夜はふたつすぎてゆく


色の名を持つけだものが来て
建物を貫き 声を曲げ
闇のなかの虹
寒さの粒を ...
僕等はもう
交差する事なんてない
そう知った朝
僕は魔法使いになった
悲しい色を
幸せな色を
世界中に伝えられる
人の心を捕まえて
揺さぶる
まだ力は弱くて
世界中には届かない
...
紅葉の木鳩去りゆきて淋しげに風にゆらるを座りて見る

山峡の湖水の絵を見て妻と共これを買いたる頃をおもほゆ

本棚の隅を占めいる「ユダヤ戦記」ヨセフスの著苦しみに満つ
もしもし もしもし ――
もしも、もしも、しもしも、しもしも、

A:林檎ジュースのような苦しみかい?
B:冷やさなくていいよ常温で
A:甘い方の苦しみかい? 飲んじゃえよ
B:飲 ...
午前4時
ほの白く ほの青い 四角い窓から
まちの寝息が
明かりの粒子が 舞い込んでくる
街灯は 夏の虫を誘って
ゆれるように強く

黒い瞳に ひとつずつ
真珠を入れて
まばたきもせ ...
虹を架けるのが仕事です

泣き疲れた 寂しげな空に
虹を架けるのが仕事です

七色の橋を 不思議な橋を
雨に濡れても 笑えるような

虹を架けるのが仕事です

あなたが雨に遭ったなら
虹を架けてあげま ...
受け付けの 色白美女に 会いたくて
毎日通う 脚のリハビリ




リハビリの
 マシンの声が 「がんばって」
    あげたいけれど あがらない足




リハビリ ...
人で溢れる駅前の交差点
無造作に張られた映画のポスター
二人で決めたいつもの待ち合わせ場所


先に着いた僕が君を待つのもいつものこと
時計の針のもどかしさ
いつまで経ってもなれない ...
詩を書くのが大好きな僕は
 真夜中だって夢中になって書いちゃうよ
 君を創るのは僕だからね
 君の街の酒屋でペンと紙で作曲するように詩を書いていれば
 君が中央の机の上で踊り出す
 人々 ...
こんなことがあってね
あんなことがあってね
生活がどうにもならなくてね
愛した人と別れてね

こんなことができなくてね
あんなことが叶わなくて
考えに来たんだ ...
揺れる 火

アロマランプを焚きながら
君の残り香探す矛盾
キャスターに火をつけて

愛は炎に似てる
揺れて 揺れて 最後に消える

何度でも火をつけるよ
手元のライターは準備万端
君への思 ...
JAROって何じゃろ?
これは切実な問題だ

すこぶる切実な問題だ

私はこのしょーもないシャレと30年間格闘してきた
JAROって何じゃろ?
答えはわかっている わかりきっている
問 ...
ホセ・アルカディオ・ブエンディアは階段を駆け上がり
手まねきをするティムにうらめしそうな視線を投げかけると
おきあがりこぼしのようなものが斜めに並んだ柄のハンカチで額を拭った

ドン・サクセフ ...
降りしきる 
スコールみたいな哀しみを 
突き抜けてゆく 
Poetry

暴力の間に 
道を切り開く 
見えない力の 
Poetry

愛欲の沼に溺れ 
腐った{ルビ屑=くず} ...
凶と出よ地上百メートルの長箱

指紋消して他人の庭を跳ね歩く

港の突端あるいは渦巻くプランクトン

農夫立つ雨後の田舎に真っ黒に

近眼にクリーム自ずから尖る

シャツの下に死ぬ ...
今夜だけでも構わない。

一夜だけでも夢を見させて。



それが仮令・・・

只の嘘でも、まやかしでも。
一輪の花が咲いている。

この子は私、頑張る私。

風に吹かれても人に踏まれても、
それでもめぜずに咲き続けようとする。


この子は私、
頑張っている・・・私。
黒い道路に出来た汚い水溜まり。

ふと見下ろすと、そこには今にも死にそうな薄幸顔の女。
こちらを見つめて恨めしそうに口を歪めている。
私は耐えられなくなって顔を踏みつけた。

後には本当に ...
仕事の後に
友のライブを見ようと駆けつけた 
ライブハウスがある
渋谷・ホテル街 

時折ぬるい夜風が吹いて 
{ルビ娼婦=しょうふ}の亡霊が通り過ぎ 
地を這う{ルビ鼠=ねずみ}が路地 ...
結局ここまで21人の女の子と付き合い同じだけ別れた
俺は気にいった赤ワインを何本か手にしていた
皆、個性的でチャーミングだった
どの子も自分の人生を目一杯に楽しんでいるように見えた
残念 ...
ガタン、ゴトン
朝の満員電車の中で
整然と並んだ大人の人たちが
揺られています

吊り革につかまっている人たちが
各々の吊り革を
舐め回すようにじっくりと
見ています
...
同じ空の下で
月に向かって涙を流し
あなたを思うのはこんな時ばかりでした

結局何も私の中で整理出来なくて
ただ今を精一杯見つめることしか出来ない

これからの道は私が眠りに着くまで ...
街が飛び跳ねた
私は哀愁を食べている

リストカットで
飛び出した赤い血は
普通すぎてつまらない

当たり前の世界で
処女である地球が汚される
青色の血が羨ましい
だってお洒落だも ...
とむらいの儀式には
いろいろあるらしい

風に流したり
星に浮かべたり

鳥についばまれる
それも自然だ

骨を
石に混ぜて焼く
というのもあるらしい



鈴にして欲し ...
いとう [22:59:00]
看板=合評しますよー(飛び入れ!2004縮小版)
いとう [22:59:03]
はいはい。
相田 九龍 [22:59:14]
うす!2003もまだ遣り足りま ...
私は虚無の世界へと溺れて逝った 
見渡せど 荒廃した第弐の街
罪の果実は黒ばみ
噛めば 砂の味覚を感じ
成す可き事の無き時間枠を彷徨ふ 

こんな私は幸福なので在ろうか?
否、きつと こ ...
一人で田舎道を歩く
夏の夕暮れ

人がいた
農家のおばあちゃんだった
ぼくを見て
こんにちはと丁寧に挨拶をしてきた

人がいた
畑から帰ってくるおじさんだった
日に焼けた顔が
ど ...
もう日も落ちて
辺りは真っ暗なのに
ずーーっと
一人でがんばってる
いつもは無視して通るけど
たまには立ち止まっても
いいよね
テストの当日。
学校に到着。
教室に入る。
元気よく挨拶を交わす。

普段の学校生活では昨夜のテレビの話などで盛り上がる。
しかし、今はテスト当日である。
会話に上るのは


テス ...
透明な膜に包まれた妖精が夜明けを待たずに凍りついた
氷の目をもつ少女は干からびていく妖精を片手で握りつぶした
孵化を待っていたつがいの妖精が朝露の涙を流して飛び回る
少女はそれを用意に捕まえ飲み ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜はふたつ木立 悟自由詩407/6/27 9:40
瑠璃色の魔法プル式自由詩1*07/6/27 9:34
鳩去りゆきて生田 稔短歌607/6/27 8:19
もしもし 苦しみヨルノテガム自由詩4*07/6/27 7:32
午前4時・真珠たちばなまこ...自由詩19*07/6/27 7:19
虹職人北大路京介携帯写真+...6*07/6/27 7:10
リハビリ短歌8*07/6/27 6:35
ラブソング雨宮優希自由詩8*07/6/27 5:57
CHE.R.RY(不完全版)円谷一自由詩5*07/6/27 5:27
そんな世界水在らあらあ自由詩32*07/6/27 4:28
瑠音携帯写真+...107/6/27 3:43
しょーもないこと新守山ダダマ自由詩1107/6/27 3:06
外資系証券会社直通エレベーター付近に見る光景不老産兄弟自由詩207/6/27 2:41
eden服部 剛自由詩8*07/6/27 2:06
クトヌエアルカージ黒川排除 (...川柳10*07/6/27 1:33
悪夢ユキムラ自由詩007/6/27 1:08
自由詩407/6/27 1:06
歪む自由詩007/6/27 1:04
ミラーボールの夜 服部 剛自由詩5*07/6/27 0:57
妄想世界朗読旅行・ニース〜フランス編(南フランス鉄道)馬野ミキ自由詩907/6/27 0:41
電車なかがわひろ...自由詩3*07/6/27 0:35
うさぎsaya自由詩107/6/27 0:27
ゆうぐれかなたゆうさく自由詩007/6/27 0:24
鈴 葬uminek...自由詩15*07/6/27 0:22
於会議室A 合評(2004年度作品)ワタナベ散文(批評...107/6/27 0:10
第弐ノ街命鈴自由詩107/6/26 23:36
田舎道ぽえむ君自由詩7*07/6/26 23:17
おつかれさまOLGA携帯写真+...207/6/26 23:16
恒例秋桜散文(批評...3*07/6/26 23:07
氷が降る日暗闇れもん自由詩007/6/26 23:04

Home 戻る 最新へ 次へ
5432 5433 5434 5435 5436 5437 5438 5439 5440 5441 5442 5443 5444 5445 5446 5447 5448 5449 5450 5451 5452 5453 5454 5455 5456 5457 5458 5459 5460 5461 5462 5463 5464 5465 5466 5467 5468 5469 5470 5471 5472 
加筆訂正:
eden/服部 剛[07/6/27 7:04]
節々を推敲しました。 
9.23sec.