休日
別れても同じき神の園に住み共に奉仕をつづけてゆかむ
(クリスチャンの友人との別れ)
9千円妻と買いけり一幅の絵黄色いバラの静と咲きけり
たびたびに訪れる西武百貨店われら夫婦の ...
コップに水を満たす
ごくり
夜のなかにひろがる
水域
遠い水を飲みこんでは吐き出す
夢のそとへ
背泳ぎで渡る
水が満ちる
遠くまで水が満ちる
とう ...
長所はね 床上手だと言い続け
何度目になる 童貞の夏
波打ち際にふたり立っていた
足元の砂を波が洗う
掬われるような流れに
チリチリと歯がゆい思いで
―カモメのように
飛べたらええな
とおまえは言う けれど
鳥はいつで ...
馴れ合い
もたれ合い
舐め合い
わたしとあなた
インスタント
安く
手早く
浅く
あなたとわたし
インスタント
好都合
その場しのぎ
元どおり
ふたり
...
君の歌をポケットに忍ばせて故郷を歩き続けるよ
まずは何と言っても学校 現在は新しいグラウンドになっている
夢の中で古い校舎の玄関の鍵を開けて 現実で中に入っていくんだ
空想を広げて 同級 ...
見てるかい
聴いてるかい
ぜんぶ宝石で
ぜんぶゴミ
おまえが{ルビ真実=ホント}で
おれは嘘
だからぜんぶくれ
おれにぜんぶくれよ
そしたらおれが
いかせてやるから
...
ここから先には
いったい何があるのだろう
手にした意志は
どこに向かおうと言うのだろう
顔をお上げ
その目を奪ってあげよう
声をお出し
意味も無く笑ってあげよう
心をお見せ
黒く塗り ...
砂漠の砂でお城を作る少女がいた
お城は少し難しいから
山を一緒に作ろうか
そういうと、少女はにこりと笑って頷いた
私たちは少女の背丈くらいまである山を作って
真反対から穴を掘り ...
エレベーターの扉が開く
僕はそろりそろりと入り込む
ボタンを押す
ボタンが無い
扉が閉まる
エレベーターは動き出す
下がっているようだ
時折上がったりもする
なかな ...
朝になって
公園の湿った土の上に突っ伏していたんじゃないか
雨が上がってむかえる朝のにおいは
ひやりとした黒い土のうえ
収斂していく類のもので
奥に深く潜っていく
噎せ返る速度ににて
...
遮らない丘
ひとつを声に出してみれば
心音
と、一日の間で生れ落ちていくもののような
確かな揺らぎを伴った答えが
僕らの間には流れ込んでいる
広い、広い丘
両手を広げれば満ち足りていくよ ...
あなたが切り離そうとしてるもの
悩むくらいなら
私が愛してあげます
思い出に罪は無いと
信じていたいじゃないですか
いつか私を
そのように切り離したりしないで
そっと信号を発して ...
お互いが見えなくなったら
左胸を合わせて抱き合おう
お互いの背中から
悔いを打ち込んでつなげよう
言えなかった気持ちや言えなかった言葉
流れ出て交じり合う
声なんかいらない
胸打 ...
いいんだよ?
泣いてもいいんだよ?
いいんだよ?
笑ってもいいんだよ?
いいんだよ?
怒ってもいいんだよ?
全て貴方の勝手だよ?
だから
別に貴方が ...
今年最初の
小さな風船
去年の種が
こぼれて伸びて
またふわふわと
揺れている
かなしみを優しさにかくし
くらやみに羽をとざしたあなたに
はやく
夜明けが
おとずれますように
優しい羽を
ひろげてとびたてますように
ころころと
ころがり逃げることばをおいかけて
さかみちをわたしもころがる
わたしとわたしをかたちどるわたしとの境が
あいまいなゆうがた
おさかなもとりも
ちらばりおちるかきの実も
わ ...
愛のかたちってどんなもの?
触れるとやわらかくて 弾力があって
姿をかえていくの?
愛に種類はあるの?
色や 大きさや あたたかさで
区別できるの?
愛ってつかめるの?
とらえど ...
月を眺めた。
ら、きみの顔がそっと浮かんだ。
きみとの繋がりがまだ欲しくて、一方的に電話をかけた。
途中でつい「月が、きれいだよ。」
なんて
言ってしまった。
きみは相変わらず ...
拝啓
やあやあ
初めましての方も
そうでない方も
こんばんは
梅雨特有の
湿り気たっぷりの中
いかがお過ごしですか?
じめじめの空気に
雨の日の
あの優しい ...
夜空を見ても
雲が空を埋め尽してる
そんな空を眺めてたら
雲の隙間から月が
ちらっと覗いてる
まるでかくれんぼをしてる
子供みたいに
刃が
葉のかたちを描く
死と夜は出会う
羽と羽以外のもののあいだにさかいめはなく
常に常に激しく
すべては行き来しつづけている
わずかに曲がるからだの線に
寄 ...
言葉に挑んでみる
言葉の世界は広くて深いので
何もしなければ
言葉に溺れてしまう
バタバタするのではなく
全身を使ってバランスよく
綺麗な姿勢で泳ぐのがいい
言葉に向かってみる
言 ...
放課後の学校は静かで
でもまだどこかにざわめきを隠していて
傾いてきた栗色の光が
少女たちの瞳を
大人びてみせる
窓は少しだけあけておかなければならなくて
そこから
教室じゅうに清新な風 ...
なんでなんでどうして
って言って
夜を剥がしに行く
いつのまにかあたしは幼くて
剥製の群れを連れている
星空の綻びを探しに
ちいさい旗振って歩く
光の川も渡る赤い長靴
無茶ばっ ...
埃くさい
骨組みだけの
濃いひかり
会いたくなった
確かめたくなった
現実にはピンとこない
でもいつも
イメージだけを
感光紙に翻訳しなおす
...
花選び散散迷いて りんどうと
決めて俄かに秋をさみしむ
帰り来し子にぞ言はれて屋上に
上りて見れば満月清し
木犀の匂へる塀に沿ひ行きて
訪ぬる家を過ぎしも知らず
野生美の紫 ...
白い花
バナナのように
焦げて
梔子よ
腐ってゆくのは
それは
常
ではないのだよ
白い花
バナナのように
焦げて
あたしは知ってる
あなたがとても孤独なこと
あたしは知ってる
あなたが笑いたいのに笑えないこと
あたしは知ってる
あなたは実は泣き虫で
ほんとはとても、シャイなこと
あたしは知ってる ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
休日
生田 稔
短歌
2*
07/6/29 8:01
水域
yo-yo
自由詩
9*
07/6/29 6:38
童貞の夏
北大路京介
短歌
4*
07/6/29 6:21
波打ち際
shu
自由詩
11
07/6/29 6:08
インスタント
FUBAR
自由詩
5*
07/6/29 5:36
故郷にて
円谷一
自由詩
4*
07/6/29 5:23
肉
大覚アキラ
自由詩
2*
07/6/29 3:43
悲しみと月とあなた
プル式
自由詩
1*
07/6/29 3:21
砂の彫像
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/6/29 2:17
白い部屋とエレベーター
〃
自由詩
0*
07/6/29 1:57
猫缶
水町綜助
自由詩
18
07/6/29 1:56
駆ける丘
霜天
自由詩
8
07/6/29 1:32
捨てるもの容れ
藤原有絵
自由詩
3
07/6/29 1:30
傷
アマル・シャ...
自由詩
4*
07/6/29 1:04
『人は人』
神楽坂 猶叉
自由詩
0*
07/6/29 0:49
ふうせんかずら
weed &...
携帯写真+...
3*
07/6/29 0:45
優しい羽を…
夕焼け空
自由詩
4*
07/6/29 0:05
ころがる
竹節一二三
自由詩
3
07/6/29 0:03
愛
渡 ひろこ
自由詩
4*
07/6/28 23:48
月を眺めた。
はるこ
未詩・独白
1
07/6/28 23:34
手紙文
秋桜
自由詩
7*
07/6/28 23:29
夜月
OLGA
携帯写真+...
3
07/6/28 23:22
ノート(刃)
木立 悟
自由詩
6
07/6/28 23:19
言葉への挑戦
ぽえむ君
自由詩
8*
07/6/28 23:15
こっくりさん
美砂
自由詩
6*
07/6/28 22:42
なぜなにツアー
moof.
自由詩
2
07/6/28 22:41
色彩の翻訳
吉岡ペペロ
自由詩
7
07/6/28 21:45
26P 「短歌2」より
むさこ
短歌
8*
07/6/28 21:43
梔子よ
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/6/28 21:42
I Know...
moof.
自由詩
2
07/6/28 21:41
5428
5429
5430
5431
5432
5433
5434
5435
5436
5437
5438
5439
5440
5441
5442
5443
5444
5445
5446
5447
5448
5449
5450
5451
5452
5453
5454
5455
5456
5457
5458
5459
5460
5461
5462
5463
5464
5465
5466
5467
5468
7.99sec.