遠い山の向こうへと繋がる
七色の虹を
その人は背負っていた
重くないですか
と尋ねると
その人はすこし微笑んでから
紺色を私に手渡し
故郷の虹は六色でした
と寂しそうに呟いた
空 ...
なかないで
よくあることよ
これが あめ なら
そのうち やむわ
わたしは とてもひどいのよ
あたまのなかでなら いくらでもやさしくできるの
どこのだれかもわからないあなたに
あ ...
今夜 ぼくの織り姫にならないかい☆
君はひとりじゃないよ そう言ったあなたは 笑顔でわたしをひとりにしてしまうんだよ
ありがとう 無理やり喉元から 無機質な記号を吐き出した
それじゃあまたね 大きく手を振られ 小さく頷いた
...
今日 気持ちに
濁点がつきました
かぞくも
こいびとも
ともだちも
じぶんも
爆発しそうなかんじょうが
生々しい濁点の上の
現実的な関係です
...
さかさまな夕日のあと
街は裏切るように
鏡の星を浮かべている
環境破壊のキーワードは
未来
それをみんなのまえで
話せる時代だから
悲しみは暇つぶし
焼 ...
庭に張り出した大きな出窓のある亡父の書斎にて
毬栗頭の英次は家政婦の運んだカルピスを飲み、
しかし人類の英知はやがて信仰との境をなくすという
それじゃあ、近代主義者の信じるまっとうな学問はど ...
田舎のバス停は屋根があって、周りには木しかない。
屋根の下には、やっぱり木のベンチあって、
もう虫がぶんぶんしている。
だけど、真夏の蒸し暑い日でも、
空気はひんやりしているから
たとえバス ...
電車の中で 講義室で
君たちはいつも見つめあっている
すまし顔
真顔
ときには変顔で
にらめっこ
かがみよかがみ
おまえなぜ 女たちの視線を独り占めする
いくら耳をすませても
...
友と楽しい一日を過ごし
反対ホームの車窓の内から
ぼくに手を振る面々を
列車が運び去った後
静まり返った
無人のホームの端に立つ
胸のすき間に
沁みる夜風が吹き抜け ...
父が死んだ時 私は少しも悲しまなかった それは幼児期に虐待を受けた
トラウマなのかもしれない
私にとって 父親とは 暴力以外で存在
できなかった
全身が暴力の固まりで
それは私に ...
直角先生の背中を覚えてる
今にも椅子に座りそうな歩き方をしてた
私が勝手に背伸びしたのだよ
行動の意味もわからず
その後を追った
つもりだった
カクカク キカキカ
物静かな先 ...
夜遅く
仕事から帰ると
ぴたりと止まった扇風機が
床に影を伸ばし
{ルビ俯=うつむ}いていた
また会えるからサヨナラと言った
雪の残る街
いつものように見送った僕を
覚えていますか
赤いコートの裾が揺れ
乾いた風に凛と鳴る
あしたもきっと青空だね
ふたり信じていた
...
となりのひとの
新聞
読むでもなく眺めていたら
恋のひやりはっと
って記事が
目に飛び込んできた
おとこのひとに見つめられ
ひやっとして
揺れるわたしに
はっとするってことかな
...
ねぇ
外は
強い雨だね
ねぇ
うちのなかは
こんなにも
静かなのに
なんで
...
水の鈴が鳴っている
鈴のあとを鈴がゆく
葉の上
土の上をゆく
手と手をつなぎ
生まれる音
伝えたくて
仕方ない笑み
呼吸を疑い
息を受け入れ
あきらめと ...
夏が揺れている
真っ暗な部屋の中で
一本のロウソクの火だけが
ゆらゆらと静かに
揺れている
ゆらゆら ゆらゆら
揺れている
なぜかこの小さな光は
夏を表している
夏に咲いた人の魂 ...
バスが停留所を見失って
行方不明になったことをニュースで知った夜
しばらく停留させてほしいと
誰かが私の家を訪れた
誰かと思ったらあなただった
あなたは風呂の小窓から
夜空を走るバスを指さ ...
チューシャは少女のようにはしゃいでいた。午後の陽射しが強いスジャータ村の大きな木の陰で、普段はサドゥなんかがルンギーとして愛用するオレンヂの布を大地に広 ...
自覚するのに長い年月を要した
幼くも美しく純粋だった俺の魂は
お前達によって偽物と摺りかえられた
未だに鼓動を打ち続けているという事は
俺はまだ生き続けているんだろう
傷口が腐って ...
その宝飾品と衣類と化粧の下には
さらに振る舞いと言葉とで巧みに隠蔽された
冷ややかで歪んだ醜い獣
疎外感を恐怖に感じ慄いた女
覚醒し、一瞬で遠退き二度と戻れ無い事を
想像しただ ...
オデュッセイアは開始から最後までが40日間の物語ということであり、全24歌からなる。
ここでは4歌をひとまとまりと考え、6つの部に分けて考えてみるが、これは個人的な思いつきにすぎない。
その6つの ...
探し物
こうず まさみ
1冊の名簿が どうしても見当たらない
その名簿をもとに
宛名書きしようとした矢先のことだ
空いた時間に片付けようと
気負 ...
感嘆符が飛びだして夏
焼き鳥の串をあつめて五線譜
「貴女はご自分に酔っていらっしゃるのです」
思いがけない言葉に顔を上げた
彼は静かに私を見つめて煙草に火をつけた
(どういうこと?)
いぶかしげな眼差しの私に彼はこ ...
夢のつづきは いつも
さむいものを 育てていた
ぼくらが たがいの
希望に なるのだと
むつびあった あの場所から
青
が、みつからなくて
空
は、真っ白で
花
は、青いのないし
どうしようもなくて
がむしゃらに
シャッターをおした。
『…あ』
あった。
青のタオル
青のハンガー
青の ...
青くさんざめく世界に立っている
青くさんざめく世界で歌っている
君に届け 君に届け
君って誰だっけ
なんて思いながら
青くさんざめく世界に立っている
青くさんざめく世界で歌っている ...
六月の香りの入った
お手紙
あなたから
お久しぶりです
から
始まって
麦わら帽子をかぶった
七月の夜に
なぜか さみしかった
その日の
星がひとつだけの夜に
かわい ...
日付順文書リスト
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日付
考察 〈野原にて〉
Tsu-Yo
自由詩
9
07/7/4 2:06
ある曲のイメージ
(1+1)/...
自由詩
1*
07/7/4 2:01
七夕の夜は 織り姫狩り
北大路京介
未詩・独白
4*
07/7/4 1:34
ひとりでいてほしい
楠木理沙
自由詩
4*
07/7/4 0:54
こころ(心)
紺
自由詩
8*
07/7/4 0:45
計算機たたかれて
吉岡ペペロ
自由詩
6
07/7/4 0:39
夏草の葉陰に
atsuch...
自由詩
5*
07/7/4 0:28
田舎の初恋
大小島
自由詩
3
07/7/4 0:21
向かい合う不思議
ルカ
自由詩
0
07/7/4 0:14
蜘蛛の糸
服部 剛
自由詩
2
07/7/4 0:12
父
円谷一
自由詩
7*
07/7/4 0:00
right angles
木葉 揺
自由詩
6
07/7/4 0:00
( 無題 )
服部 剛
自由詩
3
07/7/3 23:53
雪の残る街 〜季節とココロの裏側で〜
Rin K
自由詩
27*
07/7/3 23:23
こ
恋月 ぴの
自由詩
28*
07/7/3 22:48
雨のオトが聴こえる
水平線
自由詩
1*
07/7/3 22:47
ふるえ あがない
木立 悟
自由詩
7
07/7/3 22:44
夏が揺れている
ぽえむ君
自由詩
8*
07/7/3 22:40
停留所
小川 葉
自由詩
4
07/7/3 22:39
熱射病
はらだまさる
自由詩
14*
07/7/3 22:38
Jail Fuck
maynar...
自由詩
1
07/7/3 21:52
not the only
〃
自由詩
0
07/7/3 21:46
ホメロス「オデュッセイア」メモ 0
hon
散文(批評...
3
07/7/3 21:24
探し物
肥前の詩人
自由詩
0
07/7/3 21:08
!!!!!
nm6
自由詩
3
07/7/3 20:41
恋愛遊戯
渡 ひろこ
自由詩
7*
07/7/3 20:33
そろもん(原点の話)
みつべえ
自由詩
6
07/7/3 19:28
日常の青
愛心
携帯写真+...
3*
07/7/3 18:33
青くさんざめく世界
ゆうと
自由詩
2*
07/7/3 18:28
返信
乱太郎
自由詩
35*
07/7/3 17:20
5419
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8.48sec.