カラメル岬に家を建てて住んでいる
からまる君のもとに
こんがり山からとんがり君が逃げ出してきた
住んでいた山が焼けてしまったのだと
黒焦げになってもう帰れないのだと訴えてきた
からまる君 ...
ずっとずっと遠くへ行きたい
冷たい風をきって
おもいきり走りたい
私に絡まる憂鬱をふりきって
ずっとずっと遠くまで
涙も乾くくらいに速く
白い息をはきながら
...
夏が来る
とりどりの宝石が波うつような
きらめきとあざやかさを纏って夏が来る
いつもはただのフェイクとしか思えない
この生命にもすべての感情にも
夏だけは流し込んでくれる――本当だと思え ...
暑くなる世界に嫉妬して
独りアスファルトに
水かけごっこ
あんあんあんなんて
地面から聞こえてくるのは
僕の性欲のせい
(あんあんあん)
きゃっきゃ騒ぐ人間どもと
短い命の ...
消えかける
蝋燭の火に
あわてる
誰も来ない日
菓子だけが
華やいでいる
もういいから
そう誰かに告げられたかのように
途切れている
数十年に一度 ...
硝子模様の烏たち、
梨の
ない木の ハンバーグ、
ソース
おいしいねのほっぺた
は
人間のほっぺた
食べた
食べられた
木の根っこ 掘れ掘れ
レコォドの針がぐるぐると巡回する
たちまちこの部屋に横溢する
とめどない狂おしい優しい旋律
作者不明の名曲だ
長い瞬きの後で
果てしない音の海に
ダイヴする
息もできない
雨のよう ...
「絶対俺が言ってる事が正しいだろ!」
「いやいや!俺の方が正しい!」
「俺だ!」
「いや俺だ!」
この腐った世界で
正しいものなどあるのだろうか
人それ ...
夏の朝
とうもろこし畑の中に溶けてみた
一直線に並んだ黄緑の
甘い匂いが夏だった
気づけば夏の中に溶けていた
黄色の穂先から見上げる青空は
水を見ているようだった
土から湧き出る水蒸気が ...
3.
1415926535
8979323846
2643383279…
君を永遠に取り囲む僕になる。
いつまで続くの
この闇は
時々光が差し込み
闇はあけたと
両手を開いたら
その手はまた
闇へと引きずられ
繰り返す
闇と光と闇と光と ...
コンコンチキチン
コンチキチン
コンコンチキチン
コンチキチン
祇園祭が始まるよ
祇園祭が始まるよ
祇園囃子の音がすりゃ
京都の夏も本番さ
コンコンチキチン
コンチキチン ...
星を見た
いつもと違う場所から見た
自分んちの方向を見た
明るくって夜なのに昼間みたい
でも
私は毎晩、あそこから見える星をキレイって
眺めているんだなぁ
都 ...
厚い雲におおわれたお空は
明るかった
毎日見てるお空
この明るいお空は
街の灯りじゃなくて
お月さまの明るさ
私はどんなことがあっても
この宇宙の光と共に
...
君に嘘をつきました
「ごめんなさい」といえば
君は許してくれるでしょうか
幼い頃
零れ落ちた光が包み込んだ
そんな真昼のことでした
懐かしい匂い
あの時 突然 雨が降りましたね
...
悲しみはいつも 雨の音に降る
空がとおく濁り あわいきらめきが陰る
強く打たれだす風 街路樹が狂うように
どんなに想っても 届かない 思いがある
悲しみはいつも とおい空に降る
荒れ ...
この森を見つけてどれ位になるだろう 僕は今26歳だ
死者の懐かしい匂いがする 絶えず葉を擦り合わせている森の奥から漂ってくる 決して入ってはならない 暗闇に食べられてしまうから
泥まみれの骨 ...
やがて
そう やがて…
そうなるように やがて…… (フッと行くのだ!)
やがて!
やがて(美しく! 永久に醜く儚く散り去れ!)
そうし ...
静寂が
哭いている、部屋の
隅っこで
うずくまっている
返らない電波を
無意識に、待ち望みながら
瞼を引っ張る睡魔と
戦う
汚れを知らぬ
白い壁に包まれて
私は寝 ...
超越理論 偶像崇拝
そりゃわかりやすいもの
からくりはあるのにね
ハイハット アンダー アーツ ビート
暴徒 渡世 合掌 合掌
幾手止まる 肉喰って
弾むよ 農家の死人
...
その砂の一粒一粒が積もり積もって
砂の海となって世界を沈める
手のひらの上の砂は
指の先からさらさらと
音も無く滑り堕ちてゆく
舞い上がる砂埃は風に攫われて
最果ての地へと流されて ...
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る
トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足
陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ...
母が晩御飯を作るのが面倒くさいというので
私が代わりに作ることになった
冷蔵庫を見ても
調味料くらいしかなかったので
母に、材料になるかい?と聞いたら
とても面倒くさそうに頷いた ...
AからBまでは3?
?
BからCまでは5?
?
ならば
?
AからCまでは何?
?
なんて
?
そんな事言わないで
?
回り道も悪くないさ
?
少しだけ
?
そう少しだ ...
聞いてくれ
素直になれない大馬鹿野郎の話を
馬鹿だといって笑ってくれてかまわない
だけど聞いてくれ
素直にならずにやってくのは
案外肩が凝るみたいだ
腹筋も内股の筋肉も痛くて仕方無い
そ ...
鍵爪のような細い三日月の夜
ある人妻は魔王メフィストと約束を交わしました
禁断の恋の成就を願い
その代わりにメフィストの言うがまま
魂を売ることにしたのです
ただ一つだけ月の出ない闇 ...
体に雨があたり続けると
冷えていく寒さに
体内に取り込めば力となる水の
私とは相容れない歩みを知る
宿り木のような両手の指を暖め
握りしめる手の甲を濡らす雨と
向かい合っている体内を巡 ...
俺の君へ
すごく強い俺がいて すごく弱い俺がいて
すごく恐い俺がいて すごく優しい俺がいて
すごく甘い俺がいて すごく辛い俺がいて
すごく明るい俺がいて すごく暗い俺がいて
...
少女は死んだ
私も死んだ
そして、生き返った
どちらか分らない
女の子が
いつからだったのだろう
二つに分かれたのは
あのいつまでも遊んだ町
リサイクルされている
絶え間ない ...
place [pleis] 1場所 2空間 3雰囲気
それは電車のドアの横
1人で寄りかかっているのが心落ちつくの
流れゆく景色を眺めるのも
物思いにふけっても
どちらも悪くない
私の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カラメル岬にて
楢山孝介
自由詩
6*
07/7/1 12:25
run life
riebuu
自由詩
1
07/7/1 11:53
夏と私
塔野夏子
自由詩
8*
07/7/1 11:42
サマーサンデーロンリネス
ゆうさく
自由詩
2*
07/7/1 11:26
6・17 昼
木立 悟
自由詩
10
07/7/1 11:15
あんぜんピン
ネクタイ
自由詩
0
07/7/1 10:58
レコォド
おるふぇ
自由詩
8
07/7/1 10:49
『正しいもの』
神楽坂 猶叉
自由詩
1*
07/7/1 10:24
とうもろこし畑
ぽえむ君
自由詩
22*
07/7/1 10:05
円周率
桜井小春
自由詩
6
07/7/1 8:28
ひらひら
美由
自由詩
4*
07/7/1 8:03
吉符入り 〜祇園祭が始まるよ
北大路京介
自由詩
11+*
07/7/1 8:00
お空と大地と
美由
自由詩
2*
07/7/1 7:47
〃
〃
自由詩
1*
07/7/1 7:38
ウソのホント
hash
自由詩
0
07/7/1 6:38
悲しみはいつも
いすず
自由詩
3
07/7/1 6:13
26歳の森
円谷一
散文(批評...
6*
07/7/1 5:27
海へ
doon
自由詩
0
07/7/1 3:22
じしつ
山中 烏流
自由詩
7
07/7/1 3:13
工藤君
げ
自由詩
0
07/7/1 2:32
砂
相良ゆう
自由詩
1*
07/7/1 1:54
白昼夢
Rin K
短歌
13*
07/7/1 1:04
あやつりママ
なかがわひろ...
自由詩
0*
07/7/1 0:54
回り道の方程式
芦名
自由詩
0
07/7/1 0:47
五時のチャイムがなる頃に
虹村 凌
自由詩
1*
07/7/1 0:43
月夜の逢瀬
渡 ひろこ
自由詩
7*
07/7/1 0:35
水の唄
砂木
自由詩
11*
07/7/1 0:27
俺の君へ
北大路京介
自由詩
14*
07/7/1 0:19
引き返した逃道
零椅
未詩・独白
1*
07/7/1 0:04
My Best Place
麻生ゆり
自由詩
8*
07/6/30 23:43
5424
5425
5426
5427
5428
5429
5430
5431
5432
5433
5434
5435
5436
5437
5438
5439
5440
5441
5442
5443
5444
5445
5446
5447
5448
5449
5450
5451
5452
5453
5454
5455
5456
5457
5458
5459
5460
5461
5462
5463
5464
5.83sec.